JPH0144561Y2 - - Google Patents

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JPH0144561Y2
JPH0144561Y2 JP10753184U JP10753184U JPH0144561Y2 JP H0144561 Y2 JPH0144561 Y2 JP H0144561Y2 JP 10753184 U JP10753184 U JP 10753184U JP 10753184 U JP10753184 U JP 10753184U JP H0144561 Y2 JPH0144561 Y2 JP H0144561Y2
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JP
Japan
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thin plate
concrete
road
polymer
concrete layer
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JP10753184U
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JPS6123301U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はあらかじめ製造したポリマー含浸コ
ンクリートからなる薄板の片面にコンクリート層
を一体に設けた道路用舗装材に関するものであ
る。
周知のように道路面はコンクリート、アスフア
ルトなどにより舗装処理してある。しかしコンク
リートやアスフアルトは磨減抵抗が小さいので、
路面が磨り減つて車両の通行に支障を期したり、
車線の区分線、横断歩道表示などの路面表示が消
失することがある。特に冬期の積雪時においては
各車輌が車輪にチエーンを巻いて走行するが、積
雪していないトンネル内や、積雪すると直ちに除
雪する踏切を、チエーンを巻いたまゝの自動車が
走行すると、これらの路面が著しく磨り減るの
で、莫大な費用と時間とを掛けて表面補修をしな
ければならない。
また補修工事時には車道の片側又は両方の通行
を止めるので、交通渋滞が発生する。
本考案は上記に鑑み提案されたもので、あらか
じめ製造したポリマー含浸コンクリート板からな
る薄板の片面にコンクリート層を一体状に設け、
上記薄板の表面を路面として使用するようにした
ことを特徴とする道路用舗装材に関するものであ
る。
以下に本考案を図面の実施例により説明する
と、本考案に係る道路用舗装材1はポリマー含浸
コンクリートからなる薄板2と、該薄板2の片面
に一体状に設けるコンクリート層3とからなる。
第1図及び第2図の実施例に示す道路用舗装材1
は、あらかじめ製造したポリマー含浸コンクリー
トの薄板2の片面に連結用鉄筋4を植設し、鉄筋
4が植設されている薄板2の片面に普通コンクリ
ート3を打設して養生硬化させた合成ブロツクで
ある。
ポリマー含浸コンクリートは、コンクリート板
の微細空隙部を脱水、脱気して重合性モノマーを
含浸し、加熱または放射線照射により重合性モノ
マーを重合させ、重合したポリマーとコンクリー
ト成分とを一体化させたもので、普通コンクリー
トと比較すると圧縮、曲げ、引張りなどの諸強度
が著しく増大し、また水密性、耐薬品性、耐凍結
融解性、耐摩耗性等の物理的特性が著しく向上す
る。上記した重合性モノマーとしては、例えばメ
タクリル酸メチルに触媒としてアゾビスイソブチ
ルニトリルを添加したもの、又はスチレンに架橋
剤、シランカツプリング剤、上記触媒などを必要
に応じて添加したもの、などを利用できる。
上記のようにしてなる舗装材1を、舗装下地面
(図示せず)の表面に、コンクリート層3が密接
するように敷設すると、薄板2の表面が路面にな
る。したがつて路面はポリマー含浸コンクリート
面であるから磨減抵抗が著しく大きくなり、車輪
にチエーンを巻いた自動車が走行しても損傷する
ことが少ない。
上記実施例では、薄板2に鉄筋4を植設してコ
ンクリート層3との接合強度を高めた場合を示し
た。しかし薄板の片面に微細な凹凸を形成した
り、骨材を撤き付けたり、金属網材を添設した
り、或いは金属繊維を吹き付けて、薄板2とコン
クリート層3との接合強度を高めるようにしても
よい。また薄板2の舗装面側に細かい凹凸や浅く
て細い溝を複数形成し、自動車の滑り止め効果を
もたらせるようにしてもよい。
第4図は本考案の他の実施例であつて、踏切路
面aに利用した場合を示す。周知のように踏切路
面aは適宜間隔で木材bや敷石(図示せず)があ
るので、その上面にコンクリート層3を現場打ち
し、このコンクリート層3が硬化する前に上面に
ポリマー含浸コンクリートからなる薄板2を敷設
し、この薄板2の上面とレールcの上面とを同一
高さにするようにしたものである。この実施例で
はコンクリート層3が現場打ちコンクリートであ
るから、このコンクリート層の表面に複数枚のポ
リマー含浸コンクリートからなる薄板を一体状に
設けてある。なおこの実施例においても、薄板に
鉄筋を植設したり、微細な凹凸を形成して薄板と
コンクリート層との接合強度を高めてもよい。
以上要するに本考案の道路用舗装材はポリマー
含浸コンクリートからなる薄板の片面にコンクリ
ート層を一体状に設け、上記薄板の表面を路面と
して使用するようにしたものである。したがつて
路面は磨減抵抗が著しく大きく、たとえ車輪にチ
エーンを巻いた自動車が走行しても磨り減りが少
くて、路面の表示が消滅しないので、補修工事が
ほとんど必要ないし、走行する自動車の安全を図
ることができる。またポリマー含浸コンクリート
は表面が適当なすべり抵抗が有するので急ブレー
キ時のすべり止めになるとともに、季節変化によ
り生じる温度差の伸縮や乾燥収縮がコンクリート
層とほとんど等しいので、コンクリート層から剥
離することがなく、長期間の使用に耐え得る有効
な路面を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので第1図は斜
視図、第2図は一部を欠截した側面図、第3図は
路面とした場合の概略図、第4図は他の実施例の
概略斜視図である。 1……舗装材、2……薄板、3……コンクリー
ト層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. あらかじめ製造したポリマー含浸コンクリート
    からなる薄板の片面にコンクリート層を一体状に
    設け、上記薄板の表面を路面として使用するよう
    にしたことを特徴とする道路用舗装材。
JP10753184U 1984-07-18 1984-07-18 道路用舗装材 Granted JPS6123301U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10753184U JPS6123301U (ja) 1984-07-18 1984-07-18 道路用舗装材

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JP10753184U JPS6123301U (ja) 1984-07-18 1984-07-18 道路用舗装材

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Publication Number Publication Date
JPS6123301U JPS6123301U (ja) 1986-02-12
JPH0144561Y2 true JPH0144561Y2 (ja) 1989-12-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018193756A (ja) * 2017-05-17 2018-12-06 株式会社ガイアート コンクリート版およびコンクリート版の製造方法。

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JPS6123301U (ja) 1986-02-12

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