JP2556645Y2 - 谷樋の取り付け構造 - Google Patents

谷樋の取り付け構造

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JP2556645Y2
JP2556645Y2 JP9924791U JP9924791U JP2556645Y2 JP 2556645 Y2 JP2556645 Y2 JP 2556645Y2 JP 9924791 U JP9924791 U JP 9924791U JP 9924791 U JP9924791 U JP 9924791U JP 2556645 Y2 JP2556645 Y2 JP 2556645Y2
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JP
Japan
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gutter
valley
valley gutter
mounting structure
trough
Prior art date
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JP9924791U
Other languages
English (en)
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JPH0547160U (ja
Inventor
利夫 吉村
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Central Japan Railway Co
Original Assignee
Central Japan Railway Co
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Publication date
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Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、両側の屋根の谷間に形
成される谷樋受けに谷樋を取り付けるための谷樋の取り
付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、駅のホーム等においては、図3に
示す様に、屋根101と屋根102の谷間に谷樋受け1
03を形成し、ここに谷樋105を取り付けて雨水を排
水する構成が採用されていた。ここで、谷樋105の取
り付け構造としては、その左右の側壁107,108の
上端を屋根101,102の下に挟み込むことによって
固定する構成が採用されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このため、老朽化した
谷樋105を取り替えるには、ボルト111,112を
外して屋根101,102を剥さなければならず、工数
がかかるという問題があった。このことは、最初に谷樋
105を取り付ける場合にも同様の問題となっていた。
【0004】そこで、本考案は、簡単に取り付け取り外
しの可能な谷樋の取り付け構造を提供することを目的と
して完成された。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】かかる目的を達
成するため、本考案の谷樋の取り付け構造は、両側の屋
根の谷間に形成される谷樋受けに谷樋を取り付けるため
の谷樋の取り付け構造において、複数の樋部材を側壁を
接触させて幅方向に並べることで谷樋本体を構成すると
共に、該樋部材の接触する側壁同士は、谷樋受けに一端
を固着した線,帯又はシート状の固着部材を挟み込んで
接合されることを特徴とする。
【0006】この谷樋の取り付け構造によれば、谷樋は
複数個の樋部材を接触させて接合することで構成される
が、その接合の際に固着部材を挟み込んで接合する構成
を採用したから、固着部材によって谷樋受けに固着され
ることになる。従って、従来の様に屋根で挟んでおかな
くてよい。また、この様な取り付け構造とすることによ
り、かしめ部分を切除すれば、固着部材による固着が解
かれ、谷樋を分解して取り出すことができる。この際、
屋根を剥す必要がない。また、谷樋本体は複数の樋部材
により構成されるから、谷樋受けの上まで屋根の下端が
覆い被さっていても簡単に取り付け取り外しができる。
【0007】
【実施例】次に、本考案を一層明らかにするために、好
適な実施例を図面と共に説明する。実施例においては、
図1に示す様に、屋根1と屋根2の谷間に谷樋受け3を
形成し、この谷樋受け3に二つの樋部材5,6を並べて
挿入すると共に、谷樋受け3の中央部分で両樋部材5,
6の側壁5a,6aをはぜ掛けして接合し、谷樋10を
構成している。このとき、谷樋10は、図示(A),
(B),(C)の順番に取り付けられる。その手順を説
明すると、まず最初に、一方の樋部材6を屋根2の下に
入り込ませて谷樋受け3内に装着し、次に谷樋受け3の
中央に下端を固着した緊結用銅線11を持ち上げて、先
ほど装着した樋部材6の接合側の側壁6aに沿わせると
共に、他方の樋部材5を谷樋受け3内に装着する。そし
て最後に、両樋部材5,6の隣接する側壁5a,6aの
間に緊結用銅線11を挟んだままではぜ掛けを行う。こ
の様に、実施例においては、二つの樋部材5,6を側壁
5a,6aを接触させて幅方向に並べることで谷樋10
を構成すると共に、該樋部材5,6の接触する側壁5
a,6a同士は、谷樋受け3に一端を固着した緊結用銅
線11を挟み込んではぜ掛けにより接合される谷樋の取
り付け構造が採用されている。従って、谷樋10は、緊
結用銅線11を介して谷樋受け3と固着された形にな
る。なお、はぜ掛けしない側の側壁5b,6bは屋根
1,2の下側に入り込んでいるので上から押さえられた
形にもなっており、突風に煽られても、がたついたり外
れたりすることがない。また、この様に二つの樋部材
5,6から谷樋10を構成するので、図2に示す様に、
それぞれの樋部材5,6の所定位置には、それぞれ雨水
落し口13,14を設けている。
【0008】この谷樋10を取り外すに当たっては、は
ぜ掛け部分を切除すれば、それぞれの樋部材5,6は互
いに、また谷樋受け3に対してもフリーとなって、一つ
ずつ簡単に取り出すことができる。図3に示した様な駅
ホームの屋根の谷樋の取り付け作業に要する人員を考え
た場合、従来の取り付け構造における場合は屋根を剥す
ことが必要となることから、列車見張り員・誘導員等を
含めて約18名の作業員を要した。これに対し、本実施
例によれば屋根を剥す必要がないことから、わずか2名
程度でも足りることとなった。
【0009】材料費的には、実施例の取り付け構造の方
が高くなるものの、この取り付け作業の容易さから、か
えって総費用を見た場合には実施例の方が安くなること
も試算された。人件費の方が材料費よりも上昇が早いこ
とからして、費用的なメリットも今後益々増大すること
が明かである。
【0010】ちなみに、出願人の管理する駅ホームの
内、「名古屋建築区」と呼称する管内の谷樋の総延長
9,826.7mについて全部の取り替えを行った場合
について見積したところ、実施例の取り付け構造を採用
することによって、実に金額にして37,341,46
0円減と、従来の取り付け構造による場合に比べて11
%の経費節約となることが試算された。即ち、本実施例
によれば、上述した谷樋の取り付け構造による技術的な
作用・効果の顕著性は、かかる大きな経済的効果として
も確認することができるのである。
【0011】以上本考案の実施例を説明したが、本考案
はこれら実施例に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲内で種々なる態様にて実現することがで
きることはいうまでもない。例えば、三つ以上の樋部材
を幅方向に並べて接合することで谷樋本体を構成するこ
ととしてもよいし、銅線の如く線状のものに限らず帯状
やシート状のもので谷樋受けと固着することとしても構
わない。
【0012】
【考案の効果】以上説明した様に、本考案の谷樋の取り
付け構造によれば、谷樋の取り付け取り外しが極めて簡
単となり、作業に要する人員を大幅に減らすことがで
き、工数の大幅節減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の谷樋の取り付け構造を示す説明図で
ある。
【図2】 実施例の谷樋の排水に関する構造を示す説明
図である。
【図3】 従来例の谷樋の取り付け構造を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1,2・・・屋根、3・・・谷樋受け、5,6・・・樋
部材5,6、5a,6a・・・側壁、10・・・谷樋、
11・・・緊結用銅線、13,14・・・落し口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側の屋根の谷間に形成される谷樋受け
    に谷樋を取り付けるための谷樋の取り付け構造におい
    て、複数の樋部材を側壁を接触させて幅方向に並べるこ
    とで谷樋本体を構成すると共に、該樋部材の接触する側
    壁同士は、谷樋受けに一端を固着した線,帯又はシート
    状の固着部材を挟み込んで接合されることを特徴とする
    谷樋の取り付け構造。
JP9924791U 1991-12-02 1991-12-02 谷樋の取り付け構造 Expired - Lifetime JP2556645Y2 (ja)

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JPH0547160U JPH0547160U (ja) 1993-06-22
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