JP2556558B2 - ファーストイン・ファーストアウトメモリ - Google Patents

ファーストイン・ファーストアウトメモリ

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JP2556558B2
JP2556558B2 JP63225966A JP22596688A JP2556558B2 JP 2556558 B2 JP2556558 B2 JP 2556558B2 JP 63225966 A JP63225966 A JP 63225966A JP 22596688 A JP22596688 A JP 22596688A JP 2556558 B2 JP2556558 B2 JP 2556558B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ランダムアクセスメモリ(以下、RAMとい
う)を用いてデータの先入れ先出しを行うファーストイ
ン・ファーストアウトメモリ(以下、FIFOメモリとい
う)、特に最終メモリアドレスの次に第1メモリアドレ
スが再び選択されるようにしたエンドレス型のFIFOメモ
リに関するものである。
(従来の技術) FIFOメモリは、電話器等に使用されており、特開昭62
−229594号公報等に記載されているようなシフトレジス
タを用いたものと、RAMを用いたものとがある。
従来のRAMを用いたFIFOメモリの電話器への適用例
を、第2図に示す。
第2図の電話器は、キーボード1及び受話器2を有
し、そのキーボード1にはキーデコーダ3、データバス
4、FIFOメモリ5、及びパルスジェネレータ6を介し
て、電話回線に接続されるダイヤルパルス用の出力端子
7が接続されている。また、受話器2にはタイミングジ
ェネレータ8が接続され、そのタイミングジェネレータ
8がキーデコーダ3、FIFOメモリ5及びパルスジェネレ
ータ6に接続されている。
以上の構成において、受話器2を取上げると、オンフ
ックリセット信号S2が低レベル(以下、“L"という)と
なり、タイミングジェネレータ8のリセット状態が解除
される。キーボード1を押下すると、キーデコーダ3に
よりどのキーが入力されたかが判断され、そのキーに対
応するディジタルなコード信号がFIFOメモリ5に書込ま
れる。FIFOメモリ5に書込まれたデータは、パルスジェ
ネレータ6に転送され、そのパルスジェネレータ6か
ら、入力されたデータに対応したパルスが出力端子7を
通して電話回線へ出力される。これらの動作の時間制御
は、タイミングジェネレータ8により行われる。
第3図は、第2図中のFIFOメモリの一構成例を示すブ
ロック図である。
このFIFOメモリは、データバス4に接続されたRAM10
を有し、そのRAM10の入力側には、アドレスセレクタ11
を介して書込み用カウンタ(以下、Wカウンタという)
12及び読出し用カウンタ(以下、Rカウンタという)13
の各出力側が接続されている。Wカウンタ12及びRカウ
ンタ13の出力側には、制御回路20が接続されている。こ
の制御回路20は、Wカウンタ12及びRカウンタ13の出力
側に接続された一致検出回路21と、Wカウンタ12の出力
側に接続されたデータ・フリップフロップ回路(以下、
D−FFという)22とを備え、その一致検出回路21の出力
側にD−FF23が接続されている。
チップセレクト信号CS及び書込み信号WTはRAM10に入
力され、同じく、アドレス切換え信号ASはアドレスセレ
クタ11に、クロック信号φ12,φ13,φ23はWカウンタ1
2、Rカウンタ13及びD−FF23に、オンフックリセット
信号S2はD−FF22,23、Wカウンタ12、及びRカウンタ1
3にそれぞれ入力され、さらにD−FF22,23からRAM書込
み禁止信号WDEとRAM読出し禁止信号RDEがそれぞれ出力
される。
第4図は、第2図及び第3図のタイミングチャートで
あり、この図を参照しつつ第2図及び第3図の動作を説
明する。
受話器2を置いたオンフック状態では、オンフックリ
セット信号S2が高レベル(以下、“H"という)であるた
め、Wカウンタ12及びRカウンタ13の出力コードが“0"
となり、D−FF22の出力端子Q、つまりRAM書込み禁止
信号WDEが“L"にリセットされてRAM書込み禁止解除状態
になると共に、D−FF23の出力端子Q、つまりRAM読出
し禁止信号RDEが“H"にセットされてRAM読出し禁止状態
となっている。Wカウンタ12及びRカウンタ13の出力コ
ードがともに“0"であるため、一致検出回路21の出力が
“H"となり、これがD−FF23のデータ入力端子Dに与え
られる。ここで、アドレス切換え信号ASが“L"である
と、アドレスセレクタ11はWカウンタ12の出力をRAM10
のアドレス入力に伝達する。書込み信号WTが“L"の時、
RAM10は読出し状態(リード状態)となるが、チップセ
レクト信号CSが“L"であると、そのRAM10のデータ出力
がディスエーブル状態(データ出力禁止状態)となる。
次に、受話器2を取り上げたオフフック状態では、オ
ンフックリセット信号S2が“L"となり、Wカウンタ12、
Rカウンタ13、及びD−FF22,23のリセットが解除され
るが、これらの各出力は前の状態が保持される。ここ
で、キーボード1のキーが押下されると、キーデコーダ
3より、そのキーのコード信号がバス4を通してFIFOメ
モリ5中のRAM10のデータ入力端子に入力される。これ
と同時に、チップセレクト信号CSと書込み信号WTが“H"
になると、RAM10のアドレス“0"にキーデコーダ3の出
力が書込まれることになる。チップセレクト信号CS及び
読込み信号WTが“L"になる時に、アドレス切換え信号AS
が“H"となり、クロック信号φ12がWカウンタ12に入力
されると、このWカウンタ12はそのカウント値が1つ進
んで“1"となり、一致検出回路21の出力が“L"となる。
RAM10のアドレスは、アドレスセレクタ11によりRカウ
ンタ13の出力が選択されるので、“0"となる。
アドレス切換え信号ASが“L"になると同時に、クロッ
ク信号φ23がD−FF23のクロック端子に入力されると、
アドレスセレクタ11がWカウンタ12の出力を選択してそ
れをRAM10に与えるため、このRAM10のアドレスは再び
“1"となる。この時までにキー入力がなければ、チップ
セレクト信号CS及び書込み信号WTが“L"となり、RAM10
のアドレスには何も書込まれない。クロック信号φ23の
入力により、D−FF23は一致検出回路21の出力“L"を読
込んで、RAM読出し信号REDを“L"とする。この“L"によ
り、タイミングジェネレータ8は、次のアドレス切換え
信号ASが“H"となる時に、チップセレクト信号CSも“H"
にする。この時、アドレスセレクタ11によりRカウンタ
13の出力が選択されてRAMアドレスが“0"となり、RAM10
が読出し状態(リード状態)となっているので、このRA
M10はアドレス“0"に書込まれたキーコード信号をデー
タバス4を介してパルスジェネレータ6へ出力する。す
ると、パルスジェネレータ6は所定のダイヤルパルスを
出力端子7を通して電話回線へ出力する。
例えば、ダイヤルパルスの伝送レートを10pps(10H
z)とすると、押下される数字「1」〜「9」,「0」
のキーに対して「1」キーでは1パルス、「2」キーで
は2パルス、以下同様に「0」キーでは10パルス出力と
なる。また、連続的にキーが押下されても、出力桁間ポ
ーズ時間(インターデジットポーズ)が約800ms程度で
あり、最小出力時間の「1」キーで約900ms(=0.9
秒)、逆に最大出力時間の「0」キーで約1.8秒の時間
が必要となる。キー入力の数字にもよるが、普通のキー
入力であれば、通常1秒以上となり、入力されるキー押
下の周期に比べ、出力されるダイヤルパルスの周期が遅
く、FIFOメモリとして動作する。
ダイヤルパルスの最大出力を32桁(ビット)とする
と、RAM10のアドレス数は32、Wカウンタ12及びRカウ
ンタ13は5桁カウンタとなる。また、Wカウンタ12の最
上位桁(以下、MSBという)の後縁で“H"を読込むD−F
F22は、この出力端子Qからキー入力禁止信号WDEを出力
し、33桁以上のキー入力に禁止をかける。従って、32桁
まで約1秒でキー入力すると、次式より、32秒で入力は
終り、出力が平均約43秒で終了することになる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成のFIFOメモリでは、次のよう
な課題があった。
従来のFIFOメモリでは、ダイヤルパルスの最大出力
(例えば、32桁)に応じてその容量が決まるため、32桁
以上の出力を得ることは不可能である。仮に、32桁以上
の出力を得ようとすれば、RAM10、アドレスセレクタ1
1、Wカウンタ12、及びRカウンタ13を拡張しなければ
ならない。例えば、64桁では、RAM10の容量を2倍に
し、アドレスセレクタ11、Wカウンタ12及びRカウンタ
13を1桁拡張することが必要になる。そのため、このFI
FOメモリを集積回路(以下、ICという)化する場合に
は、チップ面積が増大する上に、ICの良品、不良品判定
時間の増大等によってICがコスト高になるという問題が
あった。
また、32桁以上の出力が必要となるのは、遠距離電話
の場合だけであり、それほど頻繁に使用することは無
い。従って、一般の近距離電話では32桁以下で十分であ
り、使用頻度の少い遠距離電話のために、RAM10等の容
量を大きくすることは、コスト高になって得策ではな
い。そこで、32桁までのメモリ容量として遠距離電話を
使用不可能にするか、あるいはコスト高になるが、メモ
リ容量を増やして64桁までのダイヤルを可能にする等の
方法をとらざるを得ず、不利不便であった。
本発明は、前記従来技術を持っていた課題として、メ
モリ容量が固定であるため、この容量を越えたデータの
書込みが行えない点、及びメモリ容量を増やすと、チッ
プ面積が増大すると共にコスト高になる点について解決
したFIFOメモリを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、第1の発明は、RAMと、
前記RAMの書込みアドレスと読出しアドレスとをそれぞ
れ指定する第1,第2のカウンタと、第1と第2の電位レ
ベルを持つアドレス切換え信号に応じて前記第1,第2の
カウンタの出力を選択的に前記RAMへ供給するアドレス
セレクタと、前記第1,第2のカウンタの出力に基づき、
前記RAMに対する読出し制御用の第1の制御信号及び書
込み制御用の第2の制御信号を生成する制御回路とを、
備えたFIFOメモリにおいて、前記制御回路を次のように
構成している。
即ち、前記制御回路は、前記第1,第2のカウンタの出
力の不一致状態を検出する不一致検出回路と、前記不一
致検出回路の出力をそれぞれ入力する第1,第2の論理ゲ
ートと、前記アドレス切換え信号の第2の電位レベルか
ら第1の電位レベルへの遷移に同期して前記第1の論理
ゲートの出力を読込み、前記第1の制御信号を出力する
と共にその第1の制御信号を前記第2の論理ゲートに入
力する第1のD−FFと、前記アドレス切換え信号の第1
の電位レベルから第2の電位レベルへの遷移に同期して
前記第2の論理ゲートの出力を読込み、前記第2の制御
信号を出力すると共にその第2の制御信号を前記第1の
論理ゲートに入力する第2のD−FFとから、構成されて
いる。
第2の発明では、RAMと、前記RAMの書込みアドレスと
読出しアドレスとをそれぞれ指定する第1,第2のカウン
タと、第1と第2の電位レベルを持つアドレス切換え信
号に応じて前記第1,第2のカウンタの出力を選択的に前
記RAMへ供給するアドレスセレクタと、前記第1,第2の
カウンタの出力に基づき、前記RAMに対する読出し制御
用の第1の制御信号及び書込み制御用の第2の制御信号
を生成する制御回路とを、備えたFIFOメモリにおいて、
前記制御回路を次のように構成している。
即ち、前記制御回路は、前記第1,第2のカウンタの出
力の不一致状態を検出する不一致検出回路と、前記不一
致検出回路の出力をそれぞれ入力する第1,第2の論理ゲ
ートと、前記アドレス切換え信号の第2の電位レベルか
ら第1の電位レベルへの遷移に同期して入力される第1
のクロック信号に同期して前記第1の論理ゲートの出力
を読込み、前記第1の制御信号を出力すると共にその第
1の制御信号を前記第2の論理ゲートに入力する第1の
D−FFと、前記アドレス切換え信号の第1の電位レベル
から第2の電位レベルへの遷移に同期して入力される第
2のクロック信号に同期して前記第2の論理ゲートの出
力を読込み、前記第2の制御信号を出力すると共にその
第2の制御信号を前記第1の論理ゲートに入力する第2
のD−FFとから、構成されている。
(作 用) 第1及び第2の発明によれば、以上のようにFIFOメモ
リを構成したので、不一致検出回路は第1と第2のカウ
ンタの不一致状態を検出し、この第1と第2のカウンタ
の出力が不一致の期間、第1,第2の論理ゲートを通して
第1,第2のD−FFへ読込み用のデータを供給する。第1,
第2のD−FFは、相互に規制し合って第1,第2の論理ゲ
ートからのデータを所定のタイミングで読込み、第1,第
2の制御信号をそれぞれ出力する。
これにより、RAM容量を越えてデータ書込みが行われ
ても、このデータ書込み中に読出されたデータ数に対応
した数のデータ書込みを実行していき、エンドレス機能
を発揮する。従って、前記課題を解決できるのである。
(実施例) 第1図は、本発明の第1の実施例を示すもので、例え
ば、第2図に示すような電話器に設けられるFIFOメモリ
の構成ブロック図である。
このFIFOメモリは、データバス4に接続されたRAM30
を有し、このRAM30のアドレス入力端子には、例えば出
力端子A1〜A5を有するアドレスセレクタ31を介して、RA
M書込み指定用のWカウンタ(第1のカウンタ)32の出
力端子O11〜O15、及びRAM読出し指定用のRカウンタ
(第2のカウンタ)33の出力端子O21〜O25がそれぞれ接
続されている。RAM30は、アドレスセレクタ31の出力で
指定されたアドレスに対してデータの書込み及び読出し
を行うメモリであり、書込み信号WTの“H"で書込み状
態、“L"で読出し状態、チップセレクト信号CSの“H"で
データ出力がイネーブル状態(可能状態)、“L"でデー
タ出力がディスエーブル状態となる。アドレスセレクタ
31は、RAM30の書込みモード時または読出しモード時に
おいて、アドレス切換え信号ASの“L"(第2の電位レベ
ル)により、Wカウンタ32の出力をRAM30へ伝達し、信
号ASの“H"(第1の電位レベル)により、Rカウンタ33
の出力をRAM30へ伝達する機能を有している。Wカウン
タ32及びRカウンタ33は、受話器2から出力されるオン
フックリセット信号S2の“H"でリセットされ、クロック
信号φ32,φ33によりカウントアップする機能を有して
いる。
このWカウンタ32の出力端子O11〜O15及びRカウンタ
33の出力端子O21〜O25には、RAM30の書込み及び読出し
を制御するための制御回路40が接続されている。制御回
路40は、Wカウンタ32及びRカウンタ33の出力端子O11
〜O15,O21〜O25に接続された不一致検出回路41を有し、
この不一致検出回路41の出力側には、第1,第2のオアゲ
ート(第1,第2の論理ゲート)42,43を介して第1,第2
のD−FF44,45が接続されている。不一致検出回路41
は、Wカウンタ32の出力とRカウンタ33の出力との不一
致状態を検出するもので、両出力の一致/不一致状態を
検出する一致検出回路41aと、この回路41aの出力を反転
するインバータ41bとで構成されている。第1のオアゲ
ート(以下、ORゲートという)42は、インバータ41bの
出力と第2のD−FF45の反転出力端子との論理和をと
るゲート、第2のORゲート43は、インバータ41bの出力
と第1のD−FF44の反転出力端子との論理和をとるゲ
ートである。第1のD−FF44は、リセット端子Rに入力
されるオンフックリセット信号S2の“H"によりリセット
され、クロック信号(第1のクロック信号)φ44に同期
して第1のORゲート42の出力をデータ入力端子Dに取込
み、反転出力端子から、RAM読出し禁止信号(第1の
制御信号)RDEを出力する回路である。また第2のD−F
F45は、セット端子Sに入力されるオンフックリセット
信号S2の“H"によりセットされ、クロック信号(第2の
クロック信号)φ45に同期して第2のORゲート43の出力
をデータ入力端子Dに取込み、反転出力端子から、RA
M書込み禁止信号(第2の制御信号)WDEを出力する回路
である。
第5図は、第1図のアドレスセレクタ31の構成例を示
す回路図である。
このアドレスセレクタ31は、1個のインバータ50と5
個のアンド(以下、ANDという)−ORゲート51〜55によ
り構成されている。アドレス切換え信号ASが“L"の時、
インバータ50で反転された“H"により、AND−ORゲート5
1〜55はWカウンタ32の出力端子O11〜O15の信号を選択
して出力端子A1〜A5に出力する。アドレス切換え信号AS
が“H"の時、AND−ORゲート51〜55はRカウンタ33の出
力端子O21〜O25の信号を選択して出力端子A1〜A5に出力
するようになっている。
第6図は、第1図のWカウンタ32の構成例を示す回路
図である。
このWカウンタ32は、5個の分周型フリップフロップ
回路(以下、T−FFという)61〜65からなるリップルキ
ャリ方式のアップカウンタであり、クロック信号φ32の
後縁で動作し、各リセット端子Rに入力されるオンフッ
クリセット信号S2の“H"で全てのT−FF61〜65にリセッ
トがかかる構成になっている。第1図のRカウンタ33
も、この第6図のような回路で構成されている。
第7図は、第1図の不一致検出回路41の構成例を示す
回路図である。
この不一致検出回路41のうち、一致検出回路41aは、
5個の排他的論理和ゲート(以下、EORゲートという)7
1〜75と、1個の5入力ノアゲート(以下、NORゲートと
いう)76とで構成され、Wカウンタ32の出力端子O11〜O
15のコード信号と、Rカウンタ33の出力端子O21〜O25の
コード信号とが不一致の時のみ、NORゲート76の出力が
“L"となり、それがインバータ41bで反転されて“H"と
なる。
以上のように構成されるFIFOメモリの(1)基本動
作、(2)1回のキー入力時の動作、(3)連続的なキ
ー入力時の動作、(4)高速キー入力時の動作1、
(5)高速キー入力時の動作2について、以下説明す
る。
(1)基本動作 受話器2を置いたオンフック状態では、オンフックリ
セット信号S2が“H"で、Wカウンタ32及びRカウンタ33
はともにリセットされてこの出力コードが“0"である。
また、第1のD−FF44はこの反転出力端子、つまりRA
M読出し禁止信号RDEが“H"にリセットされてキー入力許
可状態(RAM書込み許可状態)となり、さらに第2のD
−FF45はこの反転出力端子、つまりRAM書込み禁止信
号WDEが“L"にセットされてRAM読出し禁止状態となって
いる。
Wカウンタ32及びRカウンタ33の両出力が“0"である
ため、不一致検出回路41の出力が“L"となり、これがOR
ゲート42,43に出力される。D−FF45の反転出力端子
が“l"であるため、ORゲート42の出力が“L"となり、こ
れがD−FF44のデータ入力端子Dに与えられる。また、
D−FF44の反転出力端子が“H"であるため、ORゲート
43の出力が“H"となり、これがD−FF45のデータ入力端
子Dに与えられる。
アドレス切換え信号ASが“L"の場合、アドレスセレク
タ31はWカウンタ32の出力をRAM30のアドレス入力へ伝
達する。RAM30では、書込み信号WTの“L"で読出し状態
となるが、チップセレクト信号CSが“L"であるため、デ
ータ出力がディスエーブル状態(ハイインピーダンス状
態)となっている。
次に、受話器2を取上げたオフフック状態では、オン
フックリセット信号S2が“L"となり、Wカウンタ32、R
カウンタ33及びD−FF44のリセット状態と、D−FF45の
セット状態とが解除されるが、これらの各回路の出力は
前の状態を保持している。
(2)1回のキー入力時の動作 第8図のタイミングチャートを参照しつつ、キー入力
が1回の場合の動作を説明する。
キーボード1のキーが入力されると、キーデコーダ3
より、そのキーのコード信号がデータバス4を通してFI
FOメモリ中のRAM30のデータ入力端子に伝達される。こ
の時、チップセレクト信号CSと書込み信号WTが“H"にな
ると、RAM30のアドレス“0"にキーデコーダ3の出力が
書込まれる。チップセレクト信号CSが“L"になる時、ク
ロック信号φ32がWカウンタ32に入力されると、このW
カウンタ32はカウント値が1つ進んで“1"となる。その
ため、不一致検出回路41の出力は“H"となり、D−FF4
4,45の各データ入力端子Dが“H"となる。
アドレス切換え信号ASが“H"となると、アドレスセレ
クタ31はRカウンタ33の出力をRAM30のアドレス入力に
伝達する。この時、クロック信号φ45がD−FF45に入力
されると、このD−FF45はデータ入力端子Dの“H"を読
込み、反転出力端子より“L"のRAM書込み禁止信号WDE
を出力するため、キー入力は受付け状態のままである。
アドレス切換え信号ASが“L"になると、RAM30のアド
レスはWカウンタ出力の“1"に変わる。この時、クロッ
ク信号φ44がD−FF44に入力されると、このD−FF44は
データ入力端子Dの“H"を読込んで反転出力端子より
“L"のRAM読出し禁止信号RDEを出力する。RAM読出し禁
止信号RDEが“L"になっても、アドレス切換え信号ASが
“L"(書込みモード)のため、RAM30は読出し状態とは
ならない。次に、アドレス切換え信号ASが“H"になる時
に、クロック信号φ45がD−FF45に入力されると、この
D−FF45は“H"を読込んで、反転出力端子より“L"の
RAM書込み禁止信号WDEを出力する。この際、RAM30のア
ドレスはRカウンタ出力の“0"となっている。
ここで、パルスジェネレータ6が動作終了状態(ビジ
ー信号BYが“L")であれば、RAM読出し禁止信号RDEが
“L"で、RAM30が読出しモード(アドレス切換え信号AS
が“H")となっているので、チップセレクト信号CSが
“H"となり、RAM30はアドレス“0"に書込まれたコード
信号をデータバス4を介してパルスジェレータ6へ出力
する。パルスジェネレータ6は、入力されたコード信号
に対応したダイヤルパルスを出力端子7に出力する。こ
の間、パルスジェネレータ6は動作状態(ビジー信号BY
が“H")となってRAM30の読出し状態に禁止をかける。
さて、チップセレクト信号CSが“L"となる時、Rカウ
ンタ33にクロック信号φ33が入力されると、そのRカウ
ンタ33の出力は“0"から“1"となり、RAMアドレスが
“1"となる。また、RAM30はデータバス4への出力を停
止する。Rカウンタ33の出力が“1"になると、不一致検
出回路41の出力は“L"となり、各ORゲート42,43の出力
が“L"になる。
アドレス切換え信号ASが“L"になる時、クロック信号
φ44がD−FF44に入力されると、このD−FF44はORゲー
ト42の出力の“L"を読込んで、反転出力端子より“H"
のRAM読出し禁止信号RDEを出力する。
以後、キー入力がなければ、クロック信号φ44,φ45
が第8図のように入力されるだけで、D−FF44,45や、
Wカウンタ32及びRカウンタ33の状態は保持される。
(3)連続的なキー入力時の動作 連続的にキー入力が行われた場合、入力されたキーに
対応するコード信号がRAM30に書込まれ、その都度書込
みアドレスを指示するWカウンタ32が1つづつカウント
アップし、パルスジェネレータ6がダイヤルパルス出力
を実行した後、ビジー信号BYが“L"となり、Rカウンタ
33で指示されるアドレスのデータをRAM30より読出し、
このコード信号に対応するダイヤルパルスを出力してい
く。
また、パルスジェネレータ6がRAM30よりデータを書
込む毎に、Rカウンタ33は1つづつカウントアップし、
Wカウンタ32の内容とRカウンタ33の内容とが一致する
まで、前記の動作が繰返される。
(4)高速キー入力時の動作1 例えば、キー入力が高速(例えば、1秒や0.5秒程
度)で行われた場合、ダイヤルパルスが10ppsでは、何
桁まで入力できるかを求めてみる。
ダイヤルパルスはキー入力が数字「1」の時に最短の
約0.9秒、数字「0」の時に最長の約1.8秒である。キー
入力の局番にもよるが、平均値は約1.3秒程度となる。
例えば、RAM容量が32桁、Wカウンタ32とRカウンタ3
3が5桁カウンタの場合、入力するキーの周期が1秒の
時のタイミングチャートを第9図に、入力するキーの周
期が0.5秒の時のタイミングチャートを第10図にそれぞ
れ示す。
第9図において、キー入力が1秒(1Hz)の時には、
キー入力が123桁(Wカウンタ32は122)まで入力可能で
ある。実際には、5桁カウンタのため、3回巡回し、カ
ウント値としては“26"である。この間、ダイヤルパル
ス出力も91桁(Rカウンタ33は“90")まで出力されて
いる。実際には、5桁カウンタのため、2回巡回し、カ
ウンタ値としては“26"となる。Wカウンタ32のカウン
ト値“27"の状態で、RAM30に新しいデータを書込むと、
次に、Rカウンタ値“27"でRAM30よりデータを読出して
ダイヤルパルスを出力するので、誤動作を起こしてしま
う。従って、キー入力に禁止をかけ、また、RAM30への
書込みに禁止をかける必要がある。この詳細な説明は後
述するが、一応、キー入力を1秒で実行した場合には、
約123桁のキー入力が可能であることがわかる。
第10図に示すように、キー入力がさらに速く、0.5秒
(2Hz)の時には、51桁(Wカウンタ32は“50")まで入
力可能である。実際には、5桁カウンタであるため、1
回巡回し、カウント値としては“18"である。この間、
ダイヤルパルスも19桁(Rカウンタ33は“18")まで出
力されている。この状態で、Wカウンタ値“19"に新し
いデータを書込むと、次に、Rカウンタ値“19"よりデ
ータを読出してダイヤルパルスを出力するので、誤動作
を起こしてしまう。従って、キー入力に禁止をかけ、ま
たRAM30への書込みに禁止をかける必要がある。この詳
細な説明は後述するが、一応、キー入力を0.5秒で実行
した場合、約51桁のキー入力が可能である。
(5)高速キー入力時の動作2 キー入力(RAM書込み)が高速(例えば、0.5秒)で実
行され、ダイヤルパルス(RAM読出し)が低速(例え
ば、1.35秒)で実行された時、RAM容量が32桁、Wカウ
ンタ32とRカウンタ33が5桁の場合には、RAM30の書込
みに誤動作を起こすため、このRAM30の書込みに禁止を
かける必要がある。この禁止動作を、第11図のタイミン
グチャートをもとに説明する。
例えば、Wカウンタ32はカウント値“17"(一巡して
見掛上は“49")、Rカウンタ33はカウント値“18"(見
掛上も“18")になっているとする。この状態では、不
一致検出回路41の出力は、Wカウンタ32とRカウンタ33
の出力値が異なるので、“H"である。D−FFからは“L"
のRAM読出し禁止信号RDEが出力されると共に、D−FF45
からは“L"のRAM書込み禁止信号WDEが出力されている。
アドレス切換え信号ASが“L"(書込みモード)である
と、RAMアドレスは“17"(“49")となり、この時、キ
ー入力があると、キーデコーダ3よりデータバス4を通
してキー入力に対応したコード信号がRAM30に伝達され
る。書込み信号WTが“H"、チップセレクト信号CSが“H"
になると、RAM30はデータバス4上のコード信号をアド
レス“17"(“49")に書込む。そして、チップセレクト
信号CSが“L"になる時、クロック信号φ32がWカウンタ
32に入力されると、このWカウンタ32はカウント値が
“18"(見掛上は“50")となり、不一致検出回路41の出
力が“L"となる。
アドレス切換え信号ASが“H"(読出し動作)になる
と、RAMアドレスはRカウンタ出力の“18"となる。この
時、クロック信号φ45がD−FF45に入力されると、この
D−FF45は“L"を読込み、“H"のRAM書込み禁止信号WDE
を出力する。また、書込み信号WTが“L"になる。この
時、パルスジェネレータ6がダイヤルパルス出力中(ビ
ジー信号BYが“H")であると、RAM読出し禁止信号RDEが
“L"でも、チップセレクト信号CSが“H"とはならず、RA
M30はデータバス4にデータを出力しない(ディスエー
ブル状態)。
アドレス切換え信号ASが“L"(書込みモード)になる
時、クロック信号φ44がD−FF44に入力されると、この
D−FF44は“H"を読込み、“L"のRAM読出し禁止信号RDE
を出力する。
以下、パルスジェネレータ6がダイヤルパルス出力終
了(ビジー信号BYが“0")まで、同じ動作を繰返す。ま
た、この間はRAM書込み禁止信号WDEが“H"のため、キー
入力や、RAM書込みに禁止がかかる。即ち、書込み信号W
Tが“H"にならない。
パルスジェネレータ6のダイヤルパルス出力が終了す
ると、ビジー信号BYが“L"となり、アドレス切換え信号
ASが“H"(読出しモード)になる。この時、チップセレ
クト信号CSも“H"になる。RAMアドレスはRカウンタ出
力の“18"であり、このアドレス“18"に書込まれたデー
タがデータバス4へ出力される。パルスジェネレータ6
がデータバス4上の信号を読込むと、再びビジー信号BY
が“H"となって次の読出しモード(アドレス切換え信号
ASが“H")から、RAM30の読出しに禁止をかける。
チップセレクト信号CSが“L"になる時、クロック信号
φ33がRカウンタ33に入力されると、このRカウンタ33
のカウント値が“19"となり、不一致検出回路41の出力
は“H"となる。アドレス切換え信号ASが“L"(書込みモ
ード)になる時、クロック信号φ44がD−FF44に入力さ
れると、このD−FF44は“H"を読込んで“L"のRAM読出
し禁止信号RDEを出力する。
アドレス切換え信号ASが“L"の書込みモードでは、W
カウンタ32の値“18"(見掛上は“50")がRAMアドレス
に伝達されるが、RAM書込み禁止信号WDEが“H"のため、
キー入力や、RAM30へのデータ書込みに禁止がかかって
いる。アドレス切換え信号ASが“H"になる読出しモード
時に、クロック信号φ45がD−FF45に入力されると、こ
のD−FF45は“H"を読込んで“L"のRAM書込み禁止信号W
DEを出力する。これにより、キー入力禁止や、RAM30へ
のデータ書込み禁止が解除される。
以後、キー入力が無ければ、Wカウンタ32とRカウン
タ33の内容が一致するまで(キー入力された51桁全てが
出力されるまで)、RAM30よりデータのパルスジェネレ
ータ6へ読出されてダイヤルパルスが出力される。
以上のように、この第1の実施例では、次のような利
点を有している。
従来の第3図の回路に、インバータ41bとORゲート42,
43のみを追加することにより、RAM容量を越えてデータ
書込みが行われても、データ書込み中に、読出されたデ
ータ数分、再書込みが誤動作無く実行できるエンドレス
機能付きのFIFOメモリを提供できる。そのため、ICチッ
プ面積の増加とコスト高を招くことなく、見掛上のメモ
リ容量を増加できる。従って、本実施例を例えば電話用
ICに使用すると、メモリ容量を増やすことなく、使用頻
度の少い、局番の長い、長距離電話も使用可能であり、
また使用頻度の多い、局番の少ない、短距離電話では、
無駄なくメモリが使用できるので、このメモリの有効利
用が図れる。
第12図は、本発明の第2の実施例を示すFIFOメモリの
構成ブロック図であり、第1図中の要素と同一の要素に
は同一の符号が付されている。
このFIFOメモリでは、第1図のクロック信号φ44,φ4
5を省略し、アドレス切換え信号ASを用いて第1,第2の
D−FF44,45に対するクロック動作を行っている。この
際、第1のD−FF44は、第1図のD−FFと同様にクロッ
クの後縁で動作するが、第2のD−FF45では、クロック
にアドレス切換え信号ASを用いているため、第1図のD
−FFと異なり、クロックの前縁で動作する回路構成にす
る必要がある。
このFIFOメモリでは、第8図に対応する第13図のタイ
ミングチャート、及び第11図に対応する第14図のタイミ
ングチャートに示すように、第1図のFIFOメモリと同様
の動作を行う。そのため、第1の実施例と同様の利点を
有するばかりか、クロック信号φ44,φ45の省略によ
り、信号系が簡単になる。
第15図は、第1,第2の実施例のFIFOメモリに接続され
たタイミングジェネレータ8における要部の構成例を示
す回路図である。
このタイミングジェネレータ8は、アドレス切換え信
号ASと、これに同期して“H"でRAM書込み可能状態とな
るRAMイネーブル信号ENとを生成する回路の他に、イン
バータ80,81,82,83、D−FF84,85,86、ANDゲート87,88,
89、及びORゲート90からなる回路を備えている。
このタイミングジェネレータ8の動作を、第16図を参
照しつつ説明する。なお、第16図は、アドレス切換え信
号ASとRAMイネーブル信号ENのタイミングチャートであ
る。
キー入力されると、キーデコーダ3の出力が“H"とな
り、D−FF85,86により、アドレス切換え信号ASの前縁
で微分される。この微分信号と、アドレス切換え信号AS
の“L"がインバータ82で反転された“H"と、RAM書込み
禁止信号WDEがインバータ83で反転された信号とから、A
NDゲート88によって書込み信号WTを生成する。この読込
み信号WTは、ORゲート90を通してRAMイネーブル信号EN
と共にANDゲート89に入力され、このANDゲート89によっ
てチップセレクト信号CSとなる。RAMイネーブル信号EN
は、RAM30のアドレス切換えの前後で、チップセレクト
信号CSを“L"にすることにより、そのRAM30のアドレス
不定による誤動作を回避する機能を有している。
RAM読出しでは、パルスジェネレータ6のビジー信号B
Yが“L"の時、これがインバータ80で“H"に反転されて
D−FF84をリセットするので、このD−FF84の反転出力
端子が“H"となる。RAM読出し禁止信号RDEの“H"は、
インバータ81により反転されて“L"となる。D−FF84の
出力“H"と、アドレス切換え信号ASと、インバータ81の
出力“L"とにより、ANDゲート87の出力が“L"となり、O
Rゲート90及びANDゲート89を通してチップセレクト信号
CSが“L"になる。
RAM読出し禁止信号RDEがアドレス切換え信号ASの後縁
で“L"になると、次にそのアドレス切換え信号ASが“H"
の区間、ANDゲート87の出力が“H"となる。この“H"がO
Rゲート90を通してRAMイネーブル信号ENと共にANDゲー
ト89に入力され、このANDゲート89からチップセレクト
信号CSが出力される。チップセレクト信号CSが“H"の時
に、パルスジェネレータ6はRAM30よりデータを読込ん
で、ビジー信号BYが“H"となり、D−FF84のリセットが
解除される。
アドレス切換え信号ASが“L"になる時、RAM読出し禁
止信号RDEが“H"となり、これがインバータ81で反転さ
れてANDゲート87の出力が“L"となるが、同時にD−FF8
4はアドレス切換え信号ASの後縁で“H"を読込み、反転
出力端子より“L"を出力するので、この“L"によって
もチップセレクト信号CSに禁止がかかる。従って、パル
スジェネレータ6が動作中(ビジー信号BYが“H")で
も、RAM読出し禁止状態でも、RAM30は読出し状態とはな
らない。
なお、本発明は図示の実施例に限定されず、第1図及
び第12図のアドレスセレクタ31、Wカウンタ32とRカウ
ンタ33、不一致検出回路41、及び第2図のタイミングジ
ェネレータ8をそれぞれ第5図、第6図、第7図及び第
15図以外の回路で構成したり、あるいはFIFOメモリを電
話器以外の装置に使用する等、種々の変形が可能であ
る。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、第1及び第2の発明によ
れば、最終メモリアドレスの第2のメモリアドレスが再
び選択されるエンドレス構成にしたので、RAM容量を越
えてデータ書込みが行われても、このデータ書込み中
に、読出されたデータ数分、再書込みが誤動作なく、的
確に行える。従って、ICチップ面積やコストを増加させ
ることなく、見掛上のメモリ容量を増やせる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示すFIFOメモリの構成
ブロック図、第2図は従来のFIFOメモリを有する電話器
の構成図、第3図は第2図のFIFOメモリの構成ブロック
図、第4図は第2図及び第3図のタイミングチャート、
第5図は第1図のアドレスセレクタの回路図、第6図は
第1図のWカウンタの回路図、第7図は第1図の不一致
検出回路の回路図、第8図は第1図のタイミングチャー
ト、第9図及び第10図は第1図のキー入力時のタイミン
グチャート、第11図は第1図のRAM書込み禁止のタイミ
ングチャート、第12図は本発明の第2の実施例を示すFI
FOメモリの構成ブロック図、第13図は第12図のタイミン
グチャート、第14図は第12図のRAM書込み禁止のタイミ
ングチャート、第15図は第1図及び第12図のFIFOメモリ
に接続されたタイミングジェネレータの要部回路図、第
16図は第15図のASとENのタイミングチャードである。 5……FIFOメモリ、30……RAM、31……アドレスセレク
タ、32……Wカウンタ、33……Rカウンタ、40……制御
回路、41……不一致検出回路、42,43……第1,第2のOR
ゲート、44,45……第1,第2のD−FF、AS……アドレス
切換え信号、CS……チップセレクト信号、RDE……RAM読
出し禁止信号、S2……オンフックリセット信号、WDE…
…RAM書込み禁止信号、WT……書込み信号、φ32,φ33,
φ44,φ45……クロック信号。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランダムアクセスメモリと、前記ランダム
    アクセスメモリの書込みアドレスと読出しアドレスとを
    それぞれ指定する第1,第2のカウンタと、第1と第2の
    電位レベルを持つアドレス切換え信号に応じて前記第1,
    第2のカウンタの出力を選択的に前記ランダムアクセス
    メモリへ供給するアドレスセレクタと、前記第1,第2の
    カウンタの出力に基づき、前記ランダムアクセスメモリ
    に対する読出し制御用の第1の制御信号及び書込み制御
    用の第2の制御信号を生成する制御回路とを備えたファ
    ーストイン・ファーストアウトメモリにおいて、 前記制御回路は、 前記第1,第2のカウンタの出力の不一致状態を検出する
    不一致検出回路と、 前記不一致検出回路の出力をそれぞれ入力する第1,第2
    の論理ゲートと、 前記アドレス切換え信号の第2の電位レベルから第1の
    電位レベルへの遷移に同期して前記第1の論理ゲートの
    出力を読込み、前記第1の制御信号を出力すると共にそ
    の第1の制御信号を前記第2の論理ゲートに入力する第
    1のデータ・フリップフロップ回路と、 前記アドレス切換え信号の第1の電位レベルから第2の
    電位レベルへの遷移に同期して前記第2の論理ゲートの
    出力を読込み、前記第2の制御信号を出力すると共にそ
    の第2の制御信号を前記第1の論理ゲートに入力する第
    2のデータ・フリップフロップ回路とから構成されるこ
    とを特徴とするファーストイン・ファーストアウトメモ
    リ。
  2. 【請求項2】ランダムアクセスメモリと、前記ランダム
    アクセスメモリの書込みアドレスと読出しアドレスとを
    それぞれ指定する第1,第2のカウンタと、第1と第2の
    電位レベルを持つアドレス切換え信号に応じて前記第1,
    第2のカウンタの出力を選択的に前記ランダムアクセス
    メモリへ供給するアドレスセレクタと、前記第1,第2の
    カウンタの出力に基づき、前記ランダムアクセスメモリ
    に対する読出し制御用の第1の制御信号及び書込み制御
    用の第2の制御信号を生成する制御回路とを備えたファ
    ーストイン・ファーストアウトメモリにおいて、 前記制御回路は、 前記第1,第2のカウンタの出力の不一致状態を検出する
    不一致検出回路と、 前記不一致検出回路の出力をそれぞれ入力する第1,第2
    の論理ゲートと、 前記アドレス切換え信号の第2の電位レベルから第1の
    電位レベルへの遷移に同期して入力される第1のクロッ
    ク信号に同期して前記第1の論理ゲートの出力を読込
    み、前記第1の制御信号を出力すると共にその第1の制
    御信号を前記第2の論理ゲートに入力する第1のデータ
    ・フリップフロップ回路と、 前記アドレス切換え信号の第1の電位レベルから第2の
    電位レベルへの遷移に同期して入力される第2のクロッ
    ク信号に同期して前記第2の論理ゲートの出力を読込
    み、前記第2の制御信号を出力すると共にその第2の制
    御信号を前記第1の論理ゲートに入力する第2のデータ
    ・フリップフロップ回路とから構成されることを特徴と
    するファーストイン・ファーストアウトメモリ。
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