JP2556499Y2 - 容器キャップ - Google Patents

容器キャップ

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JP2556499Y2
JP2556499Y2 JP1990129066U JP12906690U JP2556499Y2 JP 2556499 Y2 JP2556499 Y2 JP 2556499Y2 JP 1990129066 U JP1990129066 U JP 1990129066U JP 12906690 U JP12906690 U JP 12906690U JP 2556499 Y2 JP2556499 Y2 JP 2556499Y2
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container
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彰 西上
哲三 中村
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器キャップに関する。
〔従来の技術〕
例えば漂白剤のように、湿気を吸収したり温度が上昇
したりすること等に起因してガスを自然発生する物質
(以下「ガス発生物質」という。)を容器に入れておく
と容器内に外気が入り込んでガス発生物質からガスが発
生し、容器の内圧が高まって、栓が外れたり、容器を破
損したりしてしまう虞れがある。そこで、内圧を外気に
十分放散できるようにした容器にガス発生物質を入れて
おくことが考えられるが、このような容器にあってはガ
ス発生物質自体も容器から流出し易い。
これに対処するために、例えば実開昭58−133697号公
報、実開昭57−85451号公報、実開昭58−14852号公報等
で開示されている容器には、栓に穴をあけこの穴に液体
は通さないが気体は通す素材からなる膜(以下「通液不
可気体透過性膜」という。)を被せて膜付きの栓とし、
容器にガス発生物質を入れて上記栓をすることによっ
て、ガス抜きが自然にできるばかりか内容物の流出をも
防止できるようにした容器を示している。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このような容器にあっては、キャップや栓
が、しっかりと締められていないとそれに起因してでき
た隙間から内容物が漏れてしまう虞れがある。このた
め、キャップや栓は、しっかり諦められていなければな
らず、そのためには、強い諦め力を要する。
本考案の課題は、通液不可気体透過性膜が適用されて
いる栓付きの容器において、それ程強く諦めなくてもし
っかり諦めたと同様に容器内に内容物が漏れてしまわな
いようにすることができる新規な容器キャップを提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、本考案の容器キャップ
は、容器本体の口頭部に螺着する周壁とその周壁の上部
を覆う天板とからなる外装内に前記口頭部を覆う中栓を
有し、この中栓には閉蓋時に容器本体側に突出する有底
筒状体を設け、この有底筒状体に前記容器本体の内圧を
外気と通じさせるための空気孔を開口し、この空気孔を
通液不可気体透過性材料からなる膜で覆い、前記天板に
はその内面に閉蓋時に前記中栓を前記口頭部側へ押圧し
且つ空気路を備えた突起を設けた。
〔作用〕
本発明にあっては、中栓の有底筒状体周壁に容器本体
の内圧を外気と通じさせるための空気孔を開口し、この
空気孔を通液不可気体透過性材料からなる膜で覆ってい
るので、容器の内圧が変動すると、半透膜、空気孔を通
じて内気・外気が出入りする。また、天板にはその内面
に閉蓋時に前記中栓を前記口頭部側へ押圧するリング状
突起を設けたので、容器キャップを諦め付けると、リン
グ状突起によって中栓には前記口頭部側へ集中的に力が
加わって、中栓が口頭部と密接するようになる。このた
め、容器キャップをそれ程強く諦めなくてもしっかり諦
めたと同様に容器内の内容物が漏れてしまわないように
することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を説明する。
第1図、第2図に示すように、容器キャップ1は、容
器本体30の口筒部31に螺着すべき筒状の周壁2とその周
壁2の上部を覆う天板3とからなる外装4を備えてい
る。
周壁2の内周面には容器本体30の口筒部31に螺合する
ネジ溝を有し、内周部の天板3近くには天板3に対して
平行にかつそれに接近して環状突起5を設けてある。天
板3の下面には天板3に同心円にリング状のスペーサ小
突起6を設けてある。リング状のスペーサ小突起6に
は、中心点を挟んで対向する位置に上下方向の切込みを
入れて空気路7を形成し、2つの半円体に分割してあ
る。
天板3と周壁2とが囲む外装4の内側には、容器本体
30の口筒部31を閉塞する中栓8を設けてある。
中栓8は、口筒部31の周縁部分を閉塞する円形の閉塞
板9を有している。閉塞板9は円形の外周縁から外方向
に八方に突起部10を突き出し、その突起部10を介して環
状突起5を係止している。この閉塞板9の上面にはスペ
ーサ小突起6の下端が当接し、閉塞板9と天板3との関
係は平行である。閉塞板9の下面で外周円近くには、閉
蓋時に口筒部31の上端の内周に当接し、閉蓋の安定性を
保持する環状突起11が下方向に突設している。閉塞板9
の中心部分は円形にくり抜かれている。閉塞板9のくり
抜き部分周縁からは閉塞時に容器本体30の方向に突出す
る有底筒状体12を垂下している。有底筒状体12の周壁に
は空気流通孔13を開口してあり、その空気流通孔13を覆
って筒状の半透膜14を有底筒状体12の周壁に装着してい
る。
なお、この半透膜14には、気体の通過は可能で水など
の液体の通過は遮断するような特性を有する膜を用い
る。これによって、湿気の侵入を嫌う化学物質を貯蔵す
る容器内に湿気の侵入が阻止される。具体的にはゴアッ
テックス(商品名)などが好ましい。
気体は半透膜14を通過できる。この半透膜14が覆って
いる空気流通孔13は、天板3と閉塞板9との間隙を抜
け、空気路7から閉塞板9と周壁2と、突起部10に囲ま
れた部分を通り、周壁2のネジ溝に抜けて外気に通じて
いる。
このような容器キャップ1はさらし粉のような、水分
を吸湿して塩素ガスや次亜塩素酸ガスなどの気体を放出
する性質のある物質の保管容器用の容器キャップとして
有効である。また、天板3にはその内面に閉蓋時に中栓
8を口頭部31側へ押圧するリング状のスペーサ小突起6
を設けたので、容器キャップ1を諦め付けると、スペー
サ小突起6によって中栓8には口頭部31側へ集中的に力
が加わって、中栓8が口頭部31と密接するようになる。
このため、容器キャップ1をそれ程強く諦めなくてもし
っかり諦めたと同様に容器内の内容物が漏れてしまわな
いようにできる。
製造に際しては、空気流通孔13を開口した有底の筒状
体12と閉塞板9とを一体化し、有底の筒状体12に半透膜
14を設けて中栓8を形成した後、その中栓8と外装4と
を組み合わせれば本願の容器キャップ1の形成は可能で
ある。機械的な外力に比較的弱い半透膜も大量生産ライ
ンの中で容易に取扱が可能となり、全体の製造も容易に
なるという効果がある。
〔考案の効果〕
本考案は上記のような構成でなるから、容器本体から
外部への内容物の流出はなく、容器本体内外への空気の
流通性は確保されている。また、天板にはその内面に閉
蓋時に前記中栓を前記口頭部側へ押圧するリング状突起
を設けたので、容器キャップを諦め付けると、リング状
突起によって中栓には前記口頭部側へ集中的に力が加わ
って、中栓が口頭部と密接すようになる。このため、容
器キャップをそれ程強く諦めなくてもしっかり諦めたと
同様に容器内の内容物が漏れてしまわないようにするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の半断面図、第2図は実施例の分解図で
ある。 1……容器キャップ、2……周壁 3……天板、4……外装 6……突起、7……空気路 8……中栓、12……有底筒状体 13……空気孔、14……膜 30……容器本体、31……口筒部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体の口頭部に螺着する周壁とその周
    壁の上部を覆う天板とからなる外装内に前記口頭部を覆
    う中栓を有し、この中栓には閉蓋時に容器本体側に突出
    する有底筒状体を設け、この有底筒状体に前記容器本体
    の内圧を外気と通じさせるための空気孔を開口し、この
    空気孔を通液不可気体透過性材料からなる膜で覆い、前
    記天板にはその内面に閉蓋時に前記中栓を前記口頭部側
    へ押圧し且つ空気路を備えた突起を設けたことを特徴と
    する容器キャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5614852U (ja) * 1979-07-10 1981-02-07
JPS5785451U (ja) * 1980-11-15 1982-05-26
JPS59175048U (ja) * 1983-05-11 1984-11-22 小松ゼノア株式会社 タンクのキヤツプ
JPH01110151U (ja) * 1988-01-19 1989-07-25
US4858776A (en) * 1988-11-03 1989-08-22 Nalge Company Bottle closure assembly

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