JP2556288Y2 - 置き敷き床材 - Google Patents

置き敷き床材

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JP2556288Y2 JP10234291U JP10234291U JP2556288Y2 JP 2556288 Y2 JP2556288 Y2 JP 2556288Y2 JP 10234291 U JP10234291 U JP 10234291U JP 10234291 U JP10234291 U JP 10234291U JP 2556288 Y2 JP2556288 Y2 JP 2556288Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、葦草その他各種の上張
材で被覆された屋内用の置き敷き床材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】建築用床材として、タイル感覚で敷設で
き、好みに応じて敷き替えできる置き敷き床材が好適に
利用されている。このような置き敷き床材は、インシュ
レーションボードやクッション材を合わせた床材本体を
葦草等の各種上張材で被覆して構成されているものが主
流であり、上張材は床材本体に対して例えば図8〜10
に示されるような方法で固定されている。
【0003】図8に示されるものは、床材本体(20)の裏
面に陥凹部を設け、この陥凹部に嵌合部材(30)を嵌合さ
せるときに上張材(3)の端部(31)を巻込んで固定する構
造のものであるが、構造が複雑になると共に部材数が増
え作製工程が煩雑となる上、敷設時や敷設後の使用時に
上張材(3)の端部(31)が外れやすいという欠点がある。
図9に示されるものは、床材本体(20)に対して上張材
(3)の端部(31)を糸(40)等で縫い付けて固定するもので
あるが、この縫い付けに手間がかかる上、床材本体(20)
がインシュレーションボード等の脆い材質の場合、縫い
付け工程で床材本体(20)を破壊しやすいという欠点があ
る。図10に示されるものは、上張材(3)の巻込み端部
を床材本体(20)の裏面に単に伸縮しない粘着テープ(50)
で貼り付けただけのものであり、簡単ではあるがすぐに
剥がれやすいという欠点がある。
【0004】上記従来の固定構造(例えば図10のもの
を例にとる)では、敷設された後のこの上を図11に示
すように歩行すると、歩行に伴って同図の矢印方向の力
が上張材(3)に働くことになるが、これによってこの方
向の巻込み端部付近では、上張材(3)が押し出されるこ
ととなる(図12参照)。一方その反対側では引っ張り
力が生じており、反対側の巻込み端部付近では、上張材
は引っ張られることになる(図13参照)。このような
状況下では上張材(3)の剥がれや劣化は激しくなり、耐
久性に乏しいものともなっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記事情に鑑
みて為されたものであり、上張材の床材本体への固定が
簡単でかつ取扱時や使用時に剥がれにくく、耐久性のあ
る構造の置き敷き床材を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かくして本願考案によれ
ば、『床材本体(2)と、該床材本体(2)を被覆する上張材
(3)と、該上張材(3)端部を上記床材本体(2)に固定する
テープ材(4)とからなり、上記床材本体(2)は、その裏面
(21)の少なくとも1組の対辺部に、上記上張材(3)端部
巻込み用の切欠部(24)が形成されると共に、上記テープ
材(4)は、上張材固定用の粘着層(41)、クッション性基
材層(42)及び滑止め層(43)からなる積層体で構成された
ことを特徴とする置き敷き床材(1)』が提供される。
【0007】本考案に用いられる床材本体(2)は、敷設
状態の裏面において、少なくとも1組の対辺部に、後述
する上張材(3)の端部(31)巻込み用の1組の切欠部(24)
(24)が設けられる。各切欠部(24)の床材本体(2)の厚み
方向の深さは、上張材(3)の巻込み端部(31)の裏面と床
材本体裏面(21)とが略面一となるように設けられること
が好ましい。床材本体(2)は、少なくとも床材としての
剛性・耐圧性等を有する当該分野で公知のものを芯材(2
2)として用いることができ、例えばインシュレーション
ボード、合板等が好ましいものとして挙げられる。また
床材本体(2)には、上記芯材(22)に任意にクッション材
(23)を積層したものであってもよい。このクッション材
(23)としては例えば発泡ポリエチレン等が挙げられる
【0008】本考案に用いられる上張材(3)も、当該分
野で公知のものをそのまま用いることができ、葦草等で
作られた通常の上張材の他、合成樹脂や合成紙等により
作られたものであってもよい。
【0009】本考案に用いられるテープ材(4)は、上張
材(3)固定用の粘着層(41)、クッション性基材層(42)及
び滑止め層(43)からなる積層体で構成されるものであ
る。上記粘着層(41)には、粘着テープ・接着テープに用
いられる粘着剤や接着剤がそのまま用いられる。上記ク
ッション性基材層(42)としては、上張材(3)にかかる引
っ張り応力を効果的に吸収しうるものであればいずれの
ものであってもよく、例えば発泡樹脂層や合成ゴム層が
挙げられ、好ましくは発泡ポリエチレン樹脂層が挙げら
れるが、これに限定されない。滑止め層(43)は、床下地
材との摩擦係数が大きい材質で構成されるものであれば
いずれのものであってもよく、例えばポリ塩化ビニル樹
脂や合成ゴム等が挙げられる。また該滑止め層(43)は、
平面シート状のままのものや、イボ状または線状の突起
を有する凹凸面状に形成されるものであってもよい。さ
らに、この滑止め層(43)は、上記クッション性基材層(4
2)と一体形成されていてもよく、別体として構成されて
いてもよい。
【0010】上記床材本体(2)の切欠部(24)への、上記
上張材(3)の巻込み端部(31)の収納については、該端部
(31)の先端と切欠部(24)の奥壁(25)とは若干間隔を明け
るようになされることが最も好ましい。
【0011】
【作用】本願考案によれば、床材本体(2)に上張材(3)を
被覆し、その端部(31)を、床材本体(2)裏面(21)の少な
くとも対辺部に形成されている切欠部(24)に巻込み、該
巻込み端部(31)と床材本体裏面(21)とを、テープ材(4)
の粘着層(41)にて固定するので、上張材(3)の巻込み端
部(31)の裏面と床材本体裏面(21)とは略面一になると共
に、床材本体(2)と上張材(3)の巻込み端部(31)の上面と
は接着されていないので、テープ材(4)のクッション性
基材層(42)の伸縮に応じて、切欠部(24)内で上張材(3)
の巻込み端部(31)が若干移動できることとなる。従っ
て、以上のように構成される置き敷き床材(1)の敷設状
態においては、下地層(5)との間はテープ材(4)の滑止め
層(43)によって横滑りや位置ズレが押さえられることと
なり、歩行等により上張材(3)にかかる引っ張り力や押
し出し力は、テープ材(4)のクッション性基材層(42)に
より吸収され、この吸収の際に生ずるクッション性基材
層(42)の弾性変形に応じて切欠部(24)内で上張材(3)の
巻込み端部(31)が若干移動するので、上張材(3)にかか
る応力が緩和されることとなる。
【0012】
【実施例】以下、本考案を図示実施例に従って詳述する
が、これによって本考案が限定されるものではない。 実施例1 図1は本考案の置き敷き床材の一例の要部断面概略図で
ある。同図において、置き敷き床材(1)は、床材本体(2)
と、この上面及び周囲側面を被覆して該床材本体(2)裏
面に巻込まれて固定される紙織物からなる上張材(3)
と、この上張材(3)を上記床材本体(2)の裏面(21)で固定
するテープ材(4)とから主として構成されている。
【0013】上記床材本体(2)は下層がインシュレーシ
ョンボードからなる芯材(22)で上層が発泡ポリエチレン
樹脂からなるクッション材(23)との積層体で構成されて
おり、インシュレーションボード心材(22)の裏面(21)に
おける1組の対辺部(但し同図には片側のものしか示さ
れていない)には、切欠部(24)が形成されている。この
切欠部(24)のインシュレーションボード芯材(22)の厚み
方向の深さは、上張材(3)の厚みと略同等に形成されて
いる。上記切欠部(24)には、上張材(3)の巻込み端部(3
1)が収納されており、この端部(31)裏面とインシュレー
ションボード芯材(22)の裏面(21)とは略面一状態となっ
ており、この状態の両者の裏面はテープ材(4)にて接着
・固定されている。但し、切欠部(24)への上張材(3)の
収納については、上張材(3)の巻込み端部(31)先端と、
切欠部(24)の奥壁(25)とは若干の間隔を隔てるようにさ
れている。
【0014】上記テープ材(4)は、図2に示すように、
上層が粘着層(41)、中間層がクッション性基材層(42)、
下層が滑止め層(43)からなる積層体で構成されているも
のである。上記粘着層(41)には、例えばアクリル系粘着
剤やゴム系粘着剤が好適に用いられ、上記クッション性
基材層(42)には、例えば発泡ポリエチレン樹脂が好適に
用いられ、上記滑止め層(43)には、合成ゴムが好適に用
いられる。なお同図の場合は、クッション性基材層(42)
と滑止め層(43)とが別体構成されているものであるが、
図3に示すように、クッション性基材層と滑止め層とが
例えばポリ塩化ビニル樹脂(44)で一体形成されると共
に、滑止め層となる表面はイボ状の突起(45)による凹凸
面に形成されていてもよく、また図4に示すように、ク
ッション性基材層と滑止め層とが例えば発泡ポリエチレ
ン樹脂(46)で一体形成されると共に、滑止め層となる表
面は平らな面に形成されていてもよい。
【0015】上記のように構成された置き敷き床材(1)
の作用について説明する。まず上記置き敷き床材(1)を
床下地層(5)上に敷設した状態では、床下地層(5)にはテ
ープ材(4)の滑止め層(43)が接することとなり、床材本
体(2)の裏面(21)にはテープ材(4)の粘着層(41)が接着し
ていることとなる。従って、置き敷き床材(1)は、床下
地層(5)との間に生ずる大きな摩擦力と、床材本体(2)と
テープ材(4)との間に働く接着力により、床下地層(5)の
所定の位置に固定されやすくなり、該床材(1)自身の横
方向へのズレは防止されることになる。
【0016】次に、例えば図5に示すように該床材(1)
上を歩行する場合を考えると、この歩行により生ずる図
中の矢印方向(→)への押出しに伴い上張材(3)に圧縮
力が働く。このとき図6に示すように、切欠部(24)に収
納されている上張材(3)の巻込み端部(31)と床材本体(2)
とは直接に接着されていなく、またこの巻込み端部(31)
と直接に接着されているテープ材(4)の粘着層はクッシ
ョン性基材層に積層されているので、このクッション性
基材層の弾性変形により上記圧縮力を吸収し、これに伴
って上記切欠部(24)内で上張材(3)の巻込み端部(31)が
若干内部に入り込むことを許容できることとなる。一
方、上記置き敷き床材(1)の反対側では歩行による伸展
力が上張材(3)に働くが、このときも上記と同様である
ので、図7に示すように、テープ材(4)のクッション性
基材層にて伸展力を吸収し、これに伴って切欠部(24)内
で上張材(3)の巻込み端部(31)が伸展に応じて若干移動
することを許容できることとなる。以上により、歩行に
伴って上張材(3)に生ずる伸展力は、テープ材(4)にて吸
収されるので、上張材(3)には無理な力がかからなくな
る。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、床材本体の切欠部内に
上張材の巻込み端部を収納しているので、上張材巻込み
端部と床材本体裏面とは略面一となり、梱包や敷設等の
各種取り扱いの際、該巻込み端部を引っ掛けることによ
る上張材の剥がれは減少できることとなる。また、テー
プ材により上張材の止め付けと滑止めがを同時に施すこ
とができ、作業性が良好であると共に、コストダウンが
図れる。置き敷き床材を所定位置に固定できると共に、
歩行時に伴う上張材の圧縮・伸展はテープ材にて吸収さ
れ、切欠部内で上張材の若干の移動が許容されるので、
無理な伸縮力が上張材にかからず、剥がれや劣化を防止
する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の置き敷き床材の一例の要部断面概略図
【図2】図1に用いられるテープ材の一例の断面概略図
【図3】テープ材の他の例の断面概略図
【図4】テープ材のさらに他の例の断面概略図
【図5】図1の置き敷き床材に歩行により生ずる応力の
方向を説明する概略構成図
【図6】上張材に圧縮力が働いたときの巻込み端部の状
態を説明する概略構成図
【図7】上張材に伸展力が働いたときの巻込み端部の状
態を説明する概略構成図
【図8】従来例の置き敷き床材の要部断面概略図
【図9】従来例の他の例の要部断面概略図
【図10】従来例のさらに他の例の要部断面概略図
【図11】従来例の置き敷き床材における図5相当図
【図12】従来例における図6相当図
【図13】従来例における図7相当図
【符号の説明】
(1)…置き敷き床材 (2)…床材本
体 (3)…上張材 (4)…テープ
材 (5)…床下地層 (21)…裏面 (22)…インシュレーションボード芯材 (23)…クッシ
ョン剤 (24)…切欠部 (25)…奥壁 (31)…巻込み端部 (41)…粘着層 (42)…クッション性基材層 (43)…滑止め
層 (45)…突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床材本体と、該床材本体を被覆す
    る上張材と、該上張材端部を上記床材本体に固定するテ
    ープ材とからなり、 上記床材本体は、その裏面の少なくとも1組の対辺部
    に、上記上張材端部巻込み用の切欠部が形成されると共
    に、上記テープ材は、上張材固定用の粘着層、クッショ
    ン性基材層及び滑止め層からなる積層体で構成されたこ
    とを特徴とする置き敷き床材。
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