JP2555846Y2 - 排水枡 - Google Patents

排水枡

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JP2555846Y2
JP2555846Y2 JP1265692U JP1265692U JP2555846Y2 JP 2555846 Y2 JP2555846 Y2 JP 2555846Y2 JP 1265692 U JP1265692 U JP 1265692U JP 1265692 U JP1265692 U JP 1265692U JP 2555846 Y2 JP2555846 Y2 JP 2555846Y2
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groove
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inspection
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JP1265692U
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八郎 石川
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は雨水枡や汚水枡等の排水
枡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の排水枡として種々な構造が知られ
ているが、その代表的な三方継手を使用する下水枡につ
いて説明する。この三方継手を使用する下水枡は、特開
昭63−122836号公報に記載あるように、上流側
受口と下流側受口と上側受口とからなる三方継手の上流
側受口および下流側受口にそれぞれ上流側管体および下
流側管体を取り付け、上側受口に点検筒を取り付け、こ
の点検筒の上端の点検口に蓋が取り付けられている。
又、点検筒と三方継手とが一体になった排水枡もある。
【0003】これ等が塩化ビニル樹脂等の合成樹脂で製
造されたり、コンクリートで製造されたりしている。そ
して、これ等の排水枡は施工された後に、上流側受口や
下流側受口に塵埃や汚物が付着して詰まることがあるの
で、時々、蓋を外して、内部を点検し、詰まっていた
ら、この点検口から掃除具を挿入して、掃除をするもの
である。このように排水枡は度々蓋を開閉するものであ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このように排
水枡では内部を点検したり掃除する度に、蓋を開閉する
が、従来の蓋の周縁部の下面には断面四角状の突起が設
けられ、点検口の縁壁上端面には断面四角状の溝が設け
られていて、この点検口の断面四角状の溝の中に蓋の断
面四角状の突起が挿入されているから、蓋を開けると
き、断面四角状の突起を断面四角状の溝から出すには、
蓋をほぼ真上に引き上げる必要があるが、この蓋は重い
から、点検口から蓋を真上に引き上げて取り外すのに苦
労していた。
【0005】もし、蓋を真上に引き上げられないと、断
面四角状の突起が断面四角状の溝の側壁に衝突し、突起
が破損することがある。又、蓋を閉めるときにも、この
蓋の突起が丁度点検口に設けられた溝に入るようにする
必要があり、不便であった。そこで、本考案の目的は蓋
が簡単に開閉できる排水枡を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題を解決
し、上記目的を達成するためになしたものであって、上
流側受口と下流側受口(または挿口)と上側受口とが設
けられた枡本体と、この上側受口に接続された点検筒の
上端に受枠を介して取り付けられた蓋とからなる排水枡
において、前記蓋の周縁部の下面には断面半円形状の突
起が設けられ、前記受枠の縁壁上端面には蓋の突起が挿
入される断面半円形状の溝が設けられているものであ
る。
【0007】本考案の枡本体や蓋はどんな材料で製造さ
れていてもよい。例えば、塩化ビニル樹脂やガラス繊維
で強化した熱硬化性樹脂等の如き合成樹脂で製造されて
もよいし、鉄等の金属で製造されてもよいし、コンクリ
ートの如き無機材料で製造されてもよい。
【0008】
【作用】本考案においては、蓋の周縁部の下面には断面
半円形状の突起が設けられ、受枠の縁壁上端面には蓋の
突起が挿入される断面半円形状の溝が設けられているか
ら、この蓋の突起が受枠の溝に挿入されて、蓋が点検口
に取り付けられる。そして、この蓋を開けるときには、
従来と同じように蓋を真上に引き上げてもよいが、本考
案排水枡では真上でなく、蓋を水平または斜め上方に動
かしても蓋が開けられるのである。
【0009】即ち、蓋を水平または斜め上方に動かす
と、蓋の突起が半円形の溝表面に沿って動く。このよう
に蓋の突起が半円形の溝表面に沿って動くと、蓋と受枠
との間に隙間が生ずる。従って、この隙間を持ち上げる
ことにより、簡単に、蓋を開けることができる。
【0010】又、蓋を閉めるときには、従来と同じよう
に蓋の突起が丁度受枠の溝に入るようにしてもよいが、
本考案排水枡では蓋の突起が受枠の溝より少しずれても
支障なく蓋を取り付けることができるのである。即ち、
蓋の突起が受枠の溝より少し外れて蓋を置くと、蓋の突
起は受枠の溝の半円形の表面に沿って動き、自然に、蓋
が所定の位置に挿入されるのである。このように、本考
案の蓋は極めて簡単に開閉できる。
【0011】
【実施例】次に、本考案の実施例を説明する。図1〜4
は本考案排水枡を三方継手からなる下水枡に適用した一
実施例を示すもので、図1は完成した下水枡の一部切欠
側面図、図2は図1に示す下水枡の蓋部分の上面図、図
3は図2のX−X線で切断した断面図、図4は図2のY
−Y線で切断した断面図である。
【0012】図1〜4において、Aは塩化ビニル樹脂製
の下水枡本体であり、この下水枡本体Aは三方継手1と
点検筒2とからなる。三方継手1には上流側受口11と
下流側受口12と上側受口13とが設けられている。
尚、下流側受口12は挿口であってもよい。点検筒2は
三方継手1の上側受口13に接続されている。この点検
筒2の上端には、点検口22を有する受枠21の下端が
接続されている。この受枠21の縁壁の上端面には断面
半円形状の溝3が設けられ、又、内周面には環状の溝4
0、41が設けられている。溝40は断面が半円形状で
あり、後述の蓋5の挿入筒52の外周面に設けられた突
起が係止するためのものである。又、溝41にはシール
用のOリングが装着されている。
【0013】5は塩化ビニル樹脂製の蓋であり、この蓋
5周縁部の下面には断面半円形状の突起51が設けられ
ていて、この突起51は受枠21の溝3に挿入できる形
状になっている。又、蓋5の周縁には凹部55が3ケ所
設けられていて、この凹部55にネジ回しや篦等の棒状
体を入れ、図4に示すように、受枠21の上端縁を支点
にして棒状体を回転させて、蓋5を斜め上方に押し上げ
ることができるようになっている。
【0014】又、蓋5の下面には挿入筒52が設けられ
ている。挿入筒52の所定位置には複数(例えば3個)
の突起53が設けられ、そして、この挿入筒52を受枠
21の点検口22に挿入し、複数の突起53を受枠21
の溝40に係止させることにより、蓋5が動かないよう
に取り付けることができるようになっている。7は塩化
ビニル樹脂製の上流側の管体であり、この上流側の管体
7は三方継手1の上流側受口11に接続されている。
【0015】8は塩化ビニル樹脂製の下流側の管体であ
り、この下流側の管体8は三方継手1の下流側受口12
に接続されている。次に、この下水枡の施工方法および
使用方法について説明する。道路を掘り、三方継手1を
据え付け、この三方継手1の上流側受口11と、下流側
受口12とにそれぞれ、上流側の管体7および下流側の
管体8を接着剤で取り付ける。
【0016】次に、三方継手1の上側受口13に、点検
筒2の下端部を、接着剤で取り付ける。そして、点検筒
2の上端に受枠21の下端を接着剤で取り付ける。蓋5
の挿入筒52を受枠21の点検口22に入れて、受枠2
1に蓋5を取り付ける。すると、挿入筒52が点検筒2
に挿入され、蓋5の周縁部の下面に設けられた断面半円
形の突起51が断面半円形の溝3に挿入される。蓋を取
り付ける際、断面半円形の突起51が断面半円形の溝3
に丁度嵌まる位置になく、若干ずれて蓋5が受枠21の
点検口22に挿入されても、突起51と溝3の表面が半
円形状の湾曲面であるから、突起51が溝3の湾曲面に
沿って滑り下りて、自然に、突起51が溝3の中に収ま
るものである。
【0017】このように、本実施例では、蓋5の位置が
若干ずれても蓋5を支障なく取り付けることができるか
ら、蓋5を簡単に取り付けることができる。しかる後、
道路または敷地を埋め戻す。このようにして施工した下
水枡を検査するには、蓋5を開けて、三方継手1の中を
覗き込んで、三方継手1の上流側受口11や下流側受口
12に塵埃や汚物が詰まっているかどうかを検査する。
そして、下水枡の上流側受口11や下流側受口12等に
塵埃や汚物が詰まっていると、点検筒2から掃除道具を
差し込んで、掃除をする。
【0018】この下水枡Aを検査したり、掃除するため
に蓋5を開けるが、このときの状態を更に詳細に説明す
ると、図4に示すように、ネジ回しの先端を凹部55に
差し込み、受枠21の縁壁を支点にして、ネジ回しの根
元を下方に下げて回転させ、蓋5を押し上げる。する
と、蓋5が水平または斜め上方に動き、蓋5の周縁下面
に設けられた断面半円形の突起51が点検筒2の端面に
設けられた断面半円形の溝3に沿って移動し、蓋5と点
検筒2との間に隙間が生ずる。この隙間に手の指を差し
込んで、蓋5を開けることができる。
【0019】このように、本実施例では従来のように蓋
5を真上に引き上げる必要がないから、蓋5を簡単に取
り外すことができるので便利である。
【0020】
【考案の効果】本考案排水枡では、蓋を開けるときに、
従来と同じように蓋を真上に引き上げてもよいが、蓋を
水平または斜め上方に動かしても開けることができるの
で便利である。又、蓋を閉めるときに、従来と同じよう
に蓋の突起が受枠の溝に入るようにしてもよいが、蓋の
位置が若干ずれても支障なく蓋をすることができるので
便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案排水枡を三方継手からなる下水枡
に適用した一実施例を示すもので、完成した下水枡の一
部切欠側面図である。
【図2】図2は図1に示す下水枡の蓋の部分の上面図で
ある。
【図3】図3は図2のX−X線で切断した断面図であ
る。
【図4】図4は図2のY−Y線で切断した断面図であ
る。
【符号の説明】
A 下水枡本体 1 三方継手 11 上流側受口 12 下流側受口 13 上側受口 2 点検筒 21 受枠 22 点検口 3 溝 4 Oリング 5 蓋 51 突起 7 上流側の管体 8 下流側の管体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側受口と下流側受口(または挿口)
    と上側受口とが設けられた枡本体と、この上側受口に接
    続された点検筒の上端に受枠を介して取り付けられた蓋
    とからなる排水枡において、前記蓋の周縁部の下面には
    断面半円形状の突起が設けられ、前記受枠の縁壁上端面
    には蓋の突起が挿入される断面半円形状の溝が設けられ
    ていることを特徴とする排水枡。
JP1265692U 1992-03-13 1992-03-13 排水枡 Expired - Lifetime JP2555846Y2 (ja)

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JP1265692U JP2555846Y2 (ja) 1992-03-13 1992-03-13 排水枡

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JP1265692U JP2555846Y2 (ja) 1992-03-13 1992-03-13 排水枡

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JPH0573091U JPH0573091U (ja) 1993-10-05
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JPH09158119A (ja) * 1995-12-04 1997-06-17 Junichi Hirata 曲面接合による建築土木構造

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JPH0573091U (ja) 1993-10-05

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