JP2555644Y2 - 旋回式建設機械車輌のフロントバンパ構造 - Google Patents

旋回式建設機械車輌のフロントバンパ構造

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JP2555644Y2
JP2555644Y2 JP1991027127U JP2712791U JP2555644Y2 JP 2555644 Y2 JP2555644 Y2 JP 2555644Y2 JP 1991027127 U JP1991027127 U JP 1991027127U JP 2712791 U JP2712791 U JP 2712791U JP 2555644 Y2 JP2555644 Y2 JP 2555644Y2
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JP
Japan
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bumper
front bumper
bumper structure
construction machinery
vehicle
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JP1991027127U
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JPH04117056U (ja
Inventor
公男 柳下
邦友 清水
Original Assignee
新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧ショベル、クロー
ラクレーン等に代表される旋回式建設機械車輌の上部旋
回体にバンパが備えられるフロントバンパ構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に油圧ショベル、クローラクレーン
等の旋回式建設機械車輌は、前方に作業装置・器具を備
えた上部旋回体がクローラ等よりなる下部走行体とは別
個に旋回する構造となっている。このため、旋回の際に
上部旋回体を保護するべく、そのフロント先端にもバン
パが取り着けられている。
【0003】例えば、図2は油圧ショベルの構成を示す
側面図であるが、このような油圧ショベルの場合、上部
旋回体3下部のスウィングフレーム4のフロント先端に
フロントバンパ2が取り着けられる。
【0004】ところで、このようなフロントバンパ2の
取着けは、その前方に掘削積込作業を担うブーム等から
なるフロント構造体5(作業器具であるショベルを含
む)が設けられているため、他の箇所と比較して簡易な
構造となっており、従来は図3に示すように単に前記ス
ウィングフレーム4に溶接される構造となっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、土木建
設作業の内容によってはフロントバンパ2が損傷するこ
とも多く、このような場合のフロントバンパ2の補修・
補強は新たな部材を再度溶接するしかないという問題が
あった。
【0006】また、取着方法が溶接によるものであった
ためフロントバンパ2の材質・形状にも制限が多く、作
業条件に最適なバンパを取り着けることに限界があるこ
とに加えてキャブ6や車輌全体等のデザインに合わせに
くいという問題もあった。
【0007】更に、作業条件によっては、車輌フロント
部により多くのライト、ワイパ等を備えることが望まし
い場合があり、これらの付属部品を備えたフロントバン
パ2がオプションとして自在に交換できれば、作業条件
の適否に関係無く車輌の適用範囲が広がることに加え、
それらの部材の新たな設置スペースが確保しうることに
なる。しかし、フロントバンパ2が溶接によって固着さ
れているためそのようなことも不可能であった。
【0008】本考案は、従来の以上のような問題に鑑み
創案されたもので、フロントバンパが簡単に交換できま
たそれにより車輌自体が種々の作業条件に適応しうる旋
回式建設機械車輌のフロントバンパ構造を提供しようと
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本考案に係る
旋回式建設機械車輌のフロントバンパ構造は、上部旋回
体のフロント先端にバンパが取り着けられる旋回式建設
機械車輌のフロントバンパ構造において、スウィングフ
レーム前端面に、バンパ後端部を当接し、該当接部を取
り外し自在な締結器具を用いて締着させたことをその基
本的特徴とするものである。
【0010】ここで旋回式建設機械車輌とは、上述し
た、前方に作業装置・器具を備えたフロント構造体を有
する上部旋回体がクローラ等よりなる下部走行体とは別
個に旋回するような構成の建設機械車輌をいい、例えば
図2に示すような油圧ショベルやクローラクレーンのよ
うなものをいう。
【0011】
【作用】本考案では、スウィングフレーム前端面に、バ
ンパ後端部を当接し、該当接部を取り外し自在な締結器
具を用いることで、バンパをスウィングフレームに締着
させているので、バンパが障害物に衝突して、仮にその
前方が変形した場合でも、締着部は変形しにくい。した
がって、そのような場合は、締結器具を外してフロント
バンパを上部旋回体から取り外し、また新しいバンパと
交換することが容易に行える。また、締結器具によるス
ウィングフレームへの締着によりフロントバンパを取り
着けるので、そのバンパの材質・形状は、作業条件・内
容等に応じて自由に選択できる。車輌全体のデザインに
合わせてバンパの形状を選択することももちろん可能と
なる。更に、フロント部に必要なライト、ワイパ等を備
えたバンパをオプションとして揃えることもでき、それ
らの部材の新たな設置場所が確保できると同時に、苛酷
な条件の作業の際にはそのオプションバンパを用いて種
々の作業の便を図ることも可能となる。
【0012】
【実施例】本考案の具体的実施例を図面に基づき説明す
る。
【0013】図1は、前掲図2に示した油圧ショベルに
適用された本考案の一実施例を示すもので、上部旋回体
における要部の断面図である。同図において、1は締結
具、2はフロントバンパ、3は上部旋回体、4はスウィ
ングフレームを各示し、スウィングフレーム4は上部旋
回体3の最下部に位置している。
【0014】同図に示すように、本実施例では、スウィ
ングフレーム4前端面に、フロントバンパ1後端部を当
接し、その当接部を取り外し自在な締結器具1を用いて
締着させることで、フロントバンパ2がスウィングフレ
ーム4前端部に取り着けられている。
【0015】締結具1は、本実施例ではボルトおよびナ
ットが用いられているが、取り外し自在な締結具であれ
ばもちろん他のものでも良い。
【0016】フロントバンパ2は、材質・形状ともに自
由なものが用いられるが、本実施例ではその材質として
プラスチック樹脂製(高分子ポリエチレン、FRP等)
のものが用いられる。また形状は、その上部の上部旋回
体3の表面がやや丸みがかっていることに合わせて、フ
ロントバンパ2の表面も丸みがかったものを用いてい
る。なお、本実施例では特に示していないが、フロント
バンパ2にライトやワイパ等を設置すれば苛酷な作業条
件の際により有用になり、またライトやワイパ等の設置
スペースの確保にもつながる。
【0017】以上のようなフロントバンパ構造の油圧シ
ョベルを現場作業で使用した場合に、フロントバンパ2
が損傷してきた際は締結具1であるボルトとナットとを
外せばフロントバンパ2はスウィングフレーム4前端部
から容易に取り外せることができる。特に締着部がフロ
ントバンパ2後端部なので、フロントバンパ2が障害物
に衝突してその前方が変形した場合でも、締着部は変形
しにくく、新しいバンパ2と交換することが容易にでき
る。また、フロントバンパ2が損傷しない場合であって
も、作業条件等に応じてそれに最適な材質・形状のもの
を選択することもできるものとなっている。特に本実施
例では、フロントバンパ2の材質として低コストであら
ゆる形状を成形加工しうるプラスチック樹脂を用いてい
るので、機能的にもデザイン的にも最適な形状のものが
より容易に選択できるものとなっている。
【0018】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案に係るフロ
ントバンパ構造によれば、フロントバンパが簡単に交換
でき、また種々の材質、形状等のバンパが取り着け可能
であるからその選択により車輌自体が様々な作業条件に
適応しうるという優れた効果を奏する。付言すれば、車
輌本体のデザインにバンパのデザインを自由に合わせる
ことも可能となり、車輌全体のデザインを統一的なもの
にすることができるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルに適用された本考案の一実施例を
示すもので、上部旋回体における要部の断面図である。
【図2】油圧ショベルの構成を示す側面図である。
【図3】従来の油圧ショベルにおけるフロントバンパ構
造を示すもので、上部旋回体における要部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 締結具 2 フロントバンパ 3 上部旋回体 4 スウィングフレーム 5 フロント構造体 6 キャブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体のフロント先端にバンパが取
    り着けられる旋回式建設機械車輌のフロントバンパ構造
    において、スウィングフレーム前端面に、バンパ後端部
    を当接し、該当接部を取り外し自在な締結器具を用いて
    締着させたことを特徴とする旋回式建設機械車輌のフロ
    ントバンパ構造。
JP1991027127U 1991-03-29 1991-03-29 旋回式建設機械車輌のフロントバンパ構造 Expired - Lifetime JP2555644Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH04117056U JPH04117056U (ja) 1992-10-20
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JPH0534283Y2 (ja) * 1987-01-28 1993-08-31

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