JP2555571Y2 - ピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ - Google Patents
ピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディInfo
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- JP2555571Y2 JP2555571Y2 JP1992059861U JP5986192U JP2555571Y2 JP 2555571 Y2 JP2555571 Y2 JP 2555571Y2 JP 1992059861 U JP1992059861 U JP 1992059861U JP 5986192 U JP5986192 U JP 5986192U JP 2555571 Y2 JP2555571 Y2 JP 2555571Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャリパボディをスラ
イドピンを介してスライドさせて制動作用を行うピンス
ラィド型の車両用ディスクブレーキのキャリパボディに
関する。
イドピンを介してスライドさせて制動作用を行うピンス
ラィド型の車両用ディスクブレーキのキャリパボディに
関する。
【0002】
【従来の技術】ピンスライド型の車両用ディスクブレー
キとして、例えば特開昭52−72065号公報に示さ
れるように、シリンダ孔を有した作用部と、反力爪を有
した反作用部とを、ブリッジ部で連結してキャリパボデ
ィを形成すると共に、前記反力 爪の外面には、ブリッジ
部の外面にディスクロータ軸方向に平行に形成された3
条の補強用リブから反力爪の先端方向に向かう3条の補
強用リブを平行に形成して、ブリッジ部及び反力爪の剛
性向上を図っている。
キとして、例えば特開昭52−72065号公報に示さ
れるように、シリンダ孔を有した作用部と、反力爪を有
した反作用部とを、ブリッジ部で連結してキャリパボデ
ィを形成すると共に、前記反力 爪の外面には、ブリッジ
部の外面にディスクロータ軸方向に平行に形成された3
条の補強用リブから反力爪の先端方向に向かう3条の補
強用リブを平行に形成して、ブリッジ部及び反力爪の剛
性向上を図っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
反力爪の3条の補強用リブは、ディスクロータの回転方
向に対してそれぞれが異なる角度となるため、各補強用
リブが反力爪を補強する強度が異なり、制動時に反力爪
にねじれが発生することがあった。このため、反力爪に
補強用リブを形成したわりには反力爪の剛性を充分に高
めることができず、反作用部側の摩擦パッドに偏摩耗を
生じる虞があった。
反力爪の3条の補強用リブは、ディスクロータの回転方
向に対してそれぞれが異なる角度となるため、各補強用
リブが反力爪を補強する強度が異なり、制動時に反力爪
にねじれが発生することがあった。このため、反力爪に
補強用リブを形成したわりには反力爪の剛性を充分に高
めることができず、反作用部側の摩擦パッドに偏摩耗を
生じる虞があった。
【0004】そこで、本考案は、反力爪に形成するリブ
の補強強度を均一にし、制動時の反力爪のねじれを抑制
して、反力爪の剛性を高めると共に、摩擦パッドの偏摩
耗を防止できるピンスライド型車両用ディスクブレーキ
のキャリパボディを提供することを目的としている。
の補強強度を均一にし、制動時の反力爪のねじれを抑制
して、反力爪の剛性を高めると共に、摩擦パッドの偏摩
耗を防止できるピンスライド型車両用ディスクブレーキ
のキャリパボディを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の第1の構成では、ディスクロータを挟んで
配設する、シリンダ孔を有した作用部と、反力爪を有し
た反作用部とを、内側にディスクロータを収容するロー
タ溝を有したブリッジ部で、前記ディスクロータの外周
を跨いで連結し、前記反力爪の外面に3条以上の補強用
リブを形成したピンスライド型車両用ディスクブレーキ
のキャリパボディにおいて、前記補強用リブを、前記ロ
ータ溝を形成する円弧の接線にそれぞれ直交する放射状
に形成すると共に、ディスク回入側端及びディスク回出
側端の2条の補強用リブを、他の補強用リブよりも幅広
に形成したことを特徴としている。
め、本考案の第1の構成では、ディスクロータを挟んで
配設する、シリンダ孔を有した作用部と、反力爪を有し
た反作用部とを、内側にディスクロータを収容するロー
タ溝を有したブリッジ部で、前記ディスクロータの外周
を跨いで連結し、前記反力爪の外面に3条以上の補強用
リブを形成したピンスライド型車両用ディスクブレーキ
のキャリパボディにおいて、前記補強用リブを、前記ロ
ータ溝を形成する円弧の接線にそれぞれ直交する放射状
に形成すると共に、ディスク回入側端及びディスク回出
側端の2条の補強用リブを、他の補強用リブよりも幅広
に形成したことを特徴としている。
【0006】また、第2の構成では、ディスクロータを
挟んで配設する、シリンダ孔を有した作用部と、反力爪
を有した反作用部とを、内側にディスクロータを収容す
るロータ溝を有したブリッジ部で、前記ディスクロータ
の外周を跨いで連結し、前記 反力爪の外面に3条以上の
補強用リブを形成したピンスライド型車両用ディスクブ
レーキのキャリパボディにおいて、前記補強用リブを、
前記ロータ溝を形成する円弧の接線にそれぞれ直交する
放射状に形成すると共に、前記補強用リブを、ディスク
半径方向外側に向かって厚肉に形成したことを特徴とし
ている。
挟んで配設する、シリンダ孔を有した作用部と、反力爪
を有した反作用部とを、内側にディスクロータを収容す
るロータ溝を有したブリッジ部で、前記ディスクロータ
の外周を跨いで連結し、前記 反力爪の外面に3条以上の
補強用リブを形成したピンスライド型車両用ディスクブ
レーキのキャリパボディにおいて、前記補強用リブを、
前記ロータ溝を形成する円弧の接線にそれぞれ直交する
放射状に形成すると共に、前記補強用リブを、ディスク
半径方向外側に向かって厚肉に形成したことを特徴とし
ている。
【0007】
【作用】上記の第1の構成では、3条以上の補強用リブ
を、前記ロータ溝を形成する円弧の接線にそれぞれ直交
する放射状に形成したことにより、ディスクロータの回
転方向に対してそれぞれの補強用リブが直交するので、
各補強用リブが反力爪を補強する強度を均一にすること
ができると共に、ディスク回出側端及びディスク回入側
端の2条の補強用リブを、他の補強用リブよりも幅広に
形成したことにより、制動トルクが大きく掛かる反力爪
のディスク回入側及びディスク回出側の両端部が一層補
強される。
を、前記ロータ溝を形成する円弧の接線にそれぞれ直交
する放射状に形成したことにより、ディスクロータの回
転方向に対してそれぞれの補強用リブが直交するので、
各補強用リブが反力爪を補強する強度を均一にすること
ができると共に、ディスク回出側端及びディスク回入側
端の2条の補強用リブを、他の補強用リブよりも幅広に
形成したことにより、制動トルクが大きく掛かる反力爪
のディスク回入側及びディスク回出側の両端部が一層補
強される。
【0008】また、第2の構成では、各補強用リブが反
力爪を補強する強度を均一にすることができると共に、
前記補強用リブを、ディスク半径方向外側に向かって厚
肉に形成したことにより、ディスク半径方向内側よりも
制動トルクが大きく掛かる反力爪のディスク半径方向外
側が一層補強される。
力爪を補強する強度を均一にすることができると共に、
前記補強用リブを、ディスク半径方向外側に向かって厚
肉に形成したことにより、ディスク半径方向内側よりも
制動トルクが大きく掛かる反力爪のディスク半径方向外
側が一層補強される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の各実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0010】図1乃至図4は本考案の第1実施例を示す
もので、ディスクブレーキ1は、ディスクロータ2の一
側方で車体に固設されるブラケット3に、キャリパボデ
ィ4が、スライドピン6,5を介してディスク軸方向に
移動可能に支持されている。
もので、ディスクブレーキ1は、ディスクロータ2の一
側方で車体に固設されるブラケット3に、キャリパボデ
ィ4が、スライドピン6,5を介してディスク軸方向に
移動可能に支持されている。
【0011】上記キャリパボディ4は、ブリッジ部4c
からディスクロータ2の両側部に分断された作用部側ピ
ース4aと反作用部側ピース4bとからなる2ピース分
割型で、両ピース4a,4bは、ディスクロータ2の外
側で接合面を突合わせ、5本の連結ボルト6によって一
体に連結されている。
からディスクロータ2の両側部に分断された作用部側ピ
ース4aと反作用部側ピース4bとからなる2ピース分
割型で、両ピース4a,4bは、ディスクロータ2の外
側で接合面を突合わせ、5本の連結ボルト6によって一
体に連結されている。
【0012】作用部側ピース4aには、シリンダ孔4d
と、一対の取付け腕4e,4eとが一体に設けられ、シ
リンダ孔4dにはピストン7が内挿されている。前記取
付け腕4e,4eには、スライドピン5,5が突設さ
れ、該スライドピン5,5をブラケット3に形成したキ
ャリパ支持腕3a,3aへ挿通してキャリパボディ4を
ディスク軸方向に移動可能に支持する。
と、一対の取付け腕4e,4eとが一体に設けられ、シ
リンダ孔4dにはピストン7が内挿されている。前記取
付け腕4e,4eには、スライドピン5,5が突設さ
れ、該スライドピン5,5をブラケット3に形成したキ
ャリパ支持腕3a,3aへ挿通してキャリパボディ4を
ディスク軸方向に移動可能に支持する。
【0013】反作用部側ピース4bには、前記ブリッジ
部4cの全体と反力爪4fとが一体に形成され、ブリッ
ジ部4cの内側には、ディスクロータ2の外周面と略同
一の曲率を有する円弧状のロータ溝4gが形成されてい
る。前記ブリッジ部4cの外面には、ディスク軸に平行
な7条の補強用リブ4h,4iが形成され、ディスク回
入側端及びディスク回出側端の2条の補強用リブ4h,
4hを、両補強用リブ4h,4hの間の5条の補強用リ
ブ4iよりも幅広に形成している。
部4cの全体と反力爪4fとが一体に形成され、ブリッ
ジ部4cの内側には、ディスクロータ2の外周面と略同
一の曲率を有する円弧状のロータ溝4gが形成されてい
る。前記ブリッジ部4cの外面には、ディスク軸に平行
な7条の補強用リブ4h,4iが形成され、ディスク回
入側端及びディスク回出側端の2条の補強用リブ4h,
4hを、両補強用リブ4h,4hの間の5条の補強用リ
ブ4iよりも幅広に形成している。
【0014】反力爪4fの外面には、ブリッジ部4cの
補強用リブ4h,4iに連続する7条の補強用リブ4
j,4kが、それぞれ前記ロータ溝4gを形成する円弧
の接線に直交する放射状に形成されている。また、これ
らの補強用リブ4j,4kは、ブリッジ部4cの補強用
リブ4h,4i同様、ディスク回入側端及びディスク回
出側端の2条の補強用リブ4j,4jが、両補強用リブ
4j,4jの間の5条の補強用リブ4kよりも幅広に形
成されている。
補強用リブ4h,4iに連続する7条の補強用リブ4
j,4kが、それぞれ前記ロータ溝4gを形成する円弧
の接線に直交する放射状に形成されている。また、これ
らの補強用リブ4j,4kは、ブリッジ部4cの補強用
リブ4h,4i同様、ディスク回入側端及びディスク回
出側端の2条の補強用リブ4j,4jが、両補強用リブ
4j,4jの間の5条の補強用リブ4kよりも幅広に形
成されている。
【0015】両ピース4a,4bの間には、一対の摩擦
パッド8,8が、ディスクロータ2を挟んで対向配置さ
れ、これら摩擦パッド8,8は、上述のピストン7と反
力爪4fとの押動によって、ディスクロータ2の側面へ
押圧される。
パッド8,8が、ディスクロータ2を挟んで対向配置さ
れ、これら摩擦パッド8,8は、上述のピストン7と反
力爪4fとの押動によって、ディスクロータ2の側面へ
押圧される。
【0016】このように形成されたディスクブレーキ1
では、作動液が供給されると、ピストン7がシリンダ孔
4dを前進して、一方の摩擦パッド8をディスクロータ
2の一側面に押圧し、次にこの反作用によってキャリパ
ボディ4がスライドピン5を介して移動し、反力爪4f
が他方の摩擦パッド8をディスクロータ2の他側面に押
圧して制動作用が行われる。
では、作動液が供給されると、ピストン7がシリンダ孔
4dを前進して、一方の摩擦パッド8をディスクロータ
2の一側面に押圧し、次にこの反作用によってキャリパ
ボディ4がスライドピン5を介して移動し、反力爪4f
が他方の摩擦パッド8をディスクロータ2の他側面に押
圧して制動作用が行われる。
【0017】この時に、反力爪4fに形成された補強用
リブ4j,4kが、ロータ溝4gを形成する円弧の接線
に直交する放射状に形成されていることにより、ディス
クロータ2の回転方向に対してそれぞれの補強用リブ4
j,4kが直交するので、各補強用リブ4j,4kの反
力爪4fを補強する強度が反力爪4fに均一に作用し、
反力爪4fにねじれを発生させることなくその剛性を高
めることができ、反作用部側の摩擦パッド8が偏摩耗す
る虞がない。
リブ4j,4kが、ロータ溝4gを形成する円弧の接線
に直交する放射状に形成されていることにより、ディス
クロータ2の回転方向に対してそれぞれの補強用リブ4
j,4kが直交するので、各補強用リブ4j,4kの反
力爪4fを補強する強度が反力爪4fに均一に作用し、
反力爪4fにねじれを発生させることなくその剛性を高
めることができ、反作用部側の摩擦パッド8が偏摩耗す
る虞がない。
【0018】また、ディスク回出側端及びディスク回入
側端の2条の補強用リブ4j,4jを、中間の5条の補
強用リブ4kよりも幅広に形成したことにより、制動ト
ルクが大きく掛かる反力爪4fのディスク回入側及びデ
ィスク回出側の両端部が一層補強され、確実に反力爪4
fのねじれを防止すると共にその剛性を高めることがで
きる。
側端の2条の補強用リブ4j,4jを、中間の5条の補
強用リブ4kよりも幅広に形成したことにより、制動ト
ルクが大きく掛かる反力爪4fのディスク回入側及びデ
ィスク回出側の両端部が一層補強され、確実に反力爪4
fのねじれを防止すると共にその剛性を高めることがで
きる。
【0019】図5及び図6は本考案の第2実施例を示す
もので、反力爪4fの外面には、7条の補強用リブ4
m,4nが、ロータ溝4gを形成する円弧の接線に直交
する放射状に形成されている。これら補強リブ4m,4
nは、ディスク半径方向外側に向かって、その厚さ方向
及び幅方向に漸次厚肉に形成されている。また、ディス
ク回入側端及びディスク回出側端の2条の補強用リブ4
m,4mは、両補強用リブ4m,4mの間の5条の補強
用リブ4nよりも幅広に形成されている。
もので、反力爪4fの外面には、7条の補強用リブ4
m,4nが、ロータ溝4gを形成する円弧の接線に直交
する放射状に形成されている。これら補強リブ4m,4
nは、ディスク半径方向外側に向かって、その厚さ方向
及び幅方向に漸次厚肉に形成されている。また、ディス
ク回入側端及びディスク回出側端の2条の補強用リブ4
m,4mは、両補強用リブ4m,4mの間の5条の補強
用リブ4nよりも幅広に形成されている。
【0020】このように、前記補強用リブ4m,4n
を、ディスク半径方向外側に向かって漸次厚肉に形成し
たことにより、ディスク半径方向内側よりも制動トルク
が大きく掛かる反力爪のディスク半径方向外側が補強さ
れるので、確実に反力爪4fのねじれを防止すると共に
その剛性を高めることができる。
を、ディスク半径方向外側に向かって漸次厚肉に形成し
たことにより、ディスク半径方向内側よりも制動トルク
が大きく掛かる反力爪のディスク半径方向外側が補強さ
れるので、確実に反力爪4fのねじれを防止すると共に
その剛性を高めることができる。
【0021】尚、補強用リブを、ディスク半径方向外側
に向かって厚肉に形成する場合は、補強用リブの厚さ方
向及び幅方向の両方を肉厚に形成するものに限らず、そ
のどちらか一方を厚肉に形成するだけでも充分である。
に向かって厚肉に形成する場合は、補強用リブの厚さ方
向及び幅方向の両方を肉厚に形成するものに限らず、そ
のどちらか一方を厚肉に形成するだけでも充分である。
【0022】
【考案の効果】以上のように、第1の考案では、反力爪
の外面に形成された3条以上の補強用リブが、ロータ溝
を形成する円弧の接線に直交する放射状に形成されてい
ることにより、ディスクロータの回転方向に対してそれ
ぞれの補強用リブが直交するので、各補強用リブの反力
爪を補強する強度が反力爪に均一に作用し、反力爪にね
じれを発生させることなくその剛性を高めることがで
き、反作用部側の摩擦パッドが偏摩耗する虞がない。し
かも、ディスク回出側端及びディスク回入側端の2条の
補強用リブを、他の補強用リブよりも幅広に形成したこ
とにより、制動トルクが大きく掛かる反力爪のディスク
回入側及びディスク回出側の両端部が一層補強されるの
で、より確実に反力爪のねじれを防止すると共にその剛
性を高めることができる。
の外面に形成された3条以上の補強用リブが、ロータ溝
を形成する円弧の接線に直交する放射状に形成されてい
ることにより、ディスクロータの回転方向に対してそれ
ぞれの補強用リブが直交するので、各補強用リブの反力
爪を補強する強度が反力爪に均一に作用し、反力爪にね
じれを発生させることなくその剛性を高めることがで
き、反作用部側の摩擦パッドが偏摩耗する虞がない。し
かも、ディスク回出側端及びディスク回入側端の2条の
補強用リブを、他の補強用リブよりも幅広に形成したこ
とにより、制動トルクが大きく掛かる反力爪のディスク
回入側及びディスク回出側の両端部が一層補強されるの
で、より確実に反力爪のねじれを防止すると共にその剛
性を高めることができる。
【0023】また、第2の考案では、反力爪の外面に形
成された3条以上の補強用リブが、ロータ溝を形成する
円弧の接線に直交する放射状に形成されていることによ
り、ディスクロータの回転方向に対してそれぞれの補強
用リブが直交するので、各補強用リブの反力爪を補強す
る強度が反力爪に均一に作用し、反力爪にねじれを発生
させることなくその剛性を高めることができ、反作用部
側の摩擦パッドが偏摩耗する虞がない。しかも、各補強
用リブを、ディスク半径方向外側に向かって厚肉に形成
したことにより、ディスク半径方向内側よりも制動トル
クが大きく掛かる反力爪のディスク半径方向外側が一層
補強されるので、より確実に反力爪のねじれを防止する
と共にその剛性を高めることができる。
成された3条以上の補強用リブが、ロータ溝を形成する
円弧の接線に直交する放射状に形成されていることによ
り、ディスクロータの回転方向に対してそれぞれの補強
用リブが直交するので、各補強用リブの反力爪を補強す
る強度が反力爪に均一に作用し、反力爪にねじれを発生
させることなくその剛性を高めることができ、反作用部
側の摩擦パッドが偏摩耗する虞がない。しかも、各補強
用リブを、ディスク半径方向外側に向かって厚肉に形成
したことにより、ディスク半径方向内側よりも制動トル
クが大きく掛かる反力爪のディスク半径方向外側が一層
補強されるので、より確実に反力爪のねじれを防止する
と共にその剛性を高めることができる。
【図1】 本考案の第1実施例を示すディスクブレーキ
の背面図
の背面図
【図2】 同じく一部断面平面図
【図3】 図4のIII−III断面図
【図4】 本考案の第1実施例を示すディスクブレーキ
の正面図
の正面図
【図5】 本考案の第2実施例を示すディスクブレーキ
の背面図
の背面図
【図6】 図5のVI−VI断面図
1…ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…ブラ
ケット、4…キャリパボディ、4a…作用部側ピース、
4b…反作用部側ピース、4c…ブリッジ部、4d…シ
リンダ孔、4f…反力爪、4g…ロータ溝、4h,4i
…ブリッジ部4cに形成した補強用リブ、4j,4k,
4m,4n…反力爪4fに形成した補強用リブ、8…摩
擦パッド
ケット、4…キャリパボディ、4a…作用部側ピース、
4b…反作用部側ピース、4c…ブリッジ部、4d…シ
リンダ孔、4f…反力爪、4g…ロータ溝、4h,4i
…ブリッジ部4cに形成した補強用リブ、4j,4k,
4m,4n…反力爪4fに形成した補強用リブ、8…摩
擦パッド
Claims (2)
- 【請求項1】 ディスクロータを挟んで配設する、シリ
ンダ孔を有した作用部と、反力爪を有した反作用部と
を、内側にディスクロータを収容するロータ溝を有した
ブリッジ部で、前記ディスクロータの外周を跨いで連結
し、前記反力爪の外面に3条以上の補強用リブを形成し
たピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボ
ディにおいて、前記補強用リブを、前記ロータ溝を形成
する円弧の接線にそれぞれ直交する放射状に形成すると
共に、ディスク回入側端及びディスク回出側端の2条の
補強用リブを、他の補強用リブよりも幅広に形成したこ
とを特徴とするピンスライド型車両用ディスクブレーキ
のキャリパボディ。 - 【請求項2】 ディスクロータを挟んで配設する、シリ
ンダ孔を有した作用部と、反力爪を有した反作用部と
を、内側にディスクロータを収容するロータ溝を有した
ブリッジ部で、前記ディスクロータの外周を跨いで連結
し、前記反力爪の外面に3条以上の補強用リブを形成し
たピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボ
ディにおいて、前記補強用リブを、前記ロータ溝を形成
する円弧の接線にそれぞれ直交する放射状に形成すると
共に、前記補強用リブを、ディスク半径方向外側に向か
って厚肉に形成したことを特徴とするピンスライド型車
両用ディスクブレーキのキャリパボディ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992059861U JP2555571Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | ピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992059861U JP2555571Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | ピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622634U JPH0622634U (ja) | 1994-03-25 |
JP2555571Y2 true JP2555571Y2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=13125387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992059861U Expired - Fee Related JP2555571Y2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | ピンスライド型車両用ディスクブレーキのキャリパボディ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555571Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020025566A (ko) * | 2000-09-29 | 2002-04-04 | 이계안 | 자동차용 디스크브레이크의 캘리퍼 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61148893A (ja) * | 1984-12-22 | 1986-07-07 | Seiko Epson Corp | 半導体レ−ザ |
DE3933395A1 (de) * | 1989-10-06 | 1991-04-18 | Teves Gmbh Alfred | Teilbelag-scheibenbremse |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP1992059861U patent/JP2555571Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0622634U (ja) | 1994-03-25 |
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