JP2555494Y2 - ペーパタオルなどのエンボス加工装置 - Google Patents

ペーパタオルなどのエンボス加工装置

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JP2555494Y2
JP2555494Y2 JP909592U JP909592U JP2555494Y2 JP 2555494 Y2 JP2555494 Y2 JP 2555494Y2 JP 909592 U JP909592 U JP 909592U JP 909592 U JP909592 U JP 909592U JP 2555494 Y2 JP2555494 Y2 JP 2555494Y2
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JP
Japan
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roll
rolls
embossing
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elastic
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JP909592U
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Inventor
善作 平塚
Original Assignee
株式会社丸善
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばペーパタオルや
ティッシュペーパにエンボス加工を施す装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、ペーパタオルなどには、エ
ンボス加工を施し、吸水性を高め、布地のように接触感
覚を向上させている。そのため、従来からペーパタオル
やティッシュペーパなどのエンボス加工装置としては、
次のものが知られている。
【0003】第1は、当接する一対のロールからなり、
一方のロールは、表面がゴムや紙などの弾性質のもので
あり、他方のロールの表面は、金属など硬質のものであ
り、その表面にエンボス加工用の突起を突設したものと
からなるものであり、第2は、一対の金属ローラからな
るもので、この金属ローラの両方の表面には、全面的に
エンボス加工用の突起が形成してあるもので、この突起
が相互に衝突しないように、相互の突起が突起間の間隙
内に侵入可能なようになっている。第3は、第1の装置
の改良型で、一対の弾性質のロールと金属ロールとを2
組組み合せてなるもので、前段階の一対の弾性ローラと
金属ローラにより、第1の例と同様なエンボス加工を施
し、後段では、突部が形成されている面に凹部を、凹部
が形成されている面には、突部を形成することにより、
両面共に同一デザインにエンボス加工するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記の第1例
では、ペーパタオルの一面、つまり弾性ロールに接触す
る面には、エンボスの突部のみ形成され、他面、つまり
金属ローラに接触する面には凹部のみが形成されること
になる。そのため、表裏のデザインが明確に相違してい
るためデザイン的に不満が強く、また接触感が異なり、
吸水性においてもタオルの面によって相違する。そのた
め両面の全面をエンボス加工するのに第3の装置が提案
されているが、一対の弾性質部材ロールと硬質ロールと
が2組必要なので、装置自体が大型化すると共にランニ
ングコストの増大にもなる。
【0005】また第2の例のように、1対の金属ロール
からなる装置の場合は、1対の金属ロールの全面に、他
方と噛み合うような位置関係に突部を形成しなければな
らないため、この加工精度が極めて高く要求され、切削
加工、腐食加工のいずれにしても、そのロールの製作費
が膨大なものになり、さらに金属ローラ相互の間で形成
される凹部には穴が生じることが多い。
【0006】そこで本考案の目的は、ペーパタオルやテ
ッシュペーパの両面に、同一デザインのエンボス加工す
る装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴は、ロール
の表面を弾性質部とエンボス加工用突起を施した硬質部
分とを一定幅で交互に配設し、このようなロールの一方
が弾性質部が他方の硬質部に対接させたところにある。
【0008】
【実施例】以下図面を参照して、本考案の実施例を説明
する。
【0009】図1、図2において、実質的に同一形状の
1対のロール1,2が、上下に対接してあり、上ロール
1はロール軸3を中心に一方方向(図1では時計回り)
に回転し、下ロール2はロール軸4を中心に反時計回り
に回転するようになっており、一枚または複数枚を重ね
合せたペーパタオルTを狭圧通過させて、エンボス加工
を施すものである。
【0010】そこで本考案に係るロール1,2の構成に
ついて説明する。
【0011】図1、図3に示すように、ロール1の表面
は、ゴムなどの弾性質部10…と金属のような硬質部1
1とを一定幅で交互に配設してあるもので、この硬質部
の表面には、エンボス加工用突起11aが全面的に突設
してある。ロール2の表面形状は、ロール1と実質的に
同一のものであって、このロールにも弾性質部20…と
硬質部21…とを一定幅で交互に配設してあるもので、
この硬質部の表面には、エンボス加工用突起21aが全
面的に突設してある。
【0012】そして両ロール1,2の相互の位置関係
は、一方のロール1の弾性質部10が他方のロール2の
硬質部21に対接し、他方のロール2の弾性質部20が
他方のロール1の硬質部11に対接するようになってい
る。
【0013】そしてペーパタオルTをエンボス加工する
時には、このペーパタオルを両ロール1,2間を狭圧通
過させると、このペーパタオルの全面に凸部Taと凹部
Tbとがストライプ状に連続して形成されることにな
る。ペーパタオルTの凹部Tbと凸部Taを拡大して説
明すると、図4のように、このペーパタオルの両面に交
互に複数の凹部4aと凸部4bとがストライプ状に連続
して形成しているのである。
【0014】なお、凹凸部Ta、Tbの形状は、円錐状
や角錐状など適宜選択する。また、ロール1,2の硬質
部11,21の突起11a,21aの配列は、平行、千
鳥状など様々な配列が可能である。
【0015】
【考案の効果】本考案は、ペーパタオルやテッシュペー
パなどの両面を、同一デザインのエンボス加工すること
ができ、さらに従来の装置に比較して装置を小型化で格
安に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図である。
【図2】図1の一部拡大断面図である。
【図3】平面図である。
【図4】ペーパタオルの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 ロール 10 弾性質部 11 硬質部 11a エンボス加工用突起 2 ロール 20 弾性質部 21 硬質部 21a エンボス加工用突起 T ペーパタオル Ta 凸部 Tb 凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当接する一対のロールからなり、 上記両方のロールの表面に、それぞれ弾性質部と硬質部
    とをその軸方向に交互に所定幅をもって配置し、 上記硬質部には、突起を突設し、 上記一対のロールは、一方のロールの弾性質部が他方の
    ロールの硬質部に当接する位置関係にあることを特徴と
    するペーパタオルなどのエンボス加工装置。
JP909592U 1992-01-31 1992-01-31 ペーパタオルなどのエンボス加工装置 Expired - Lifetime JP2555494Y2 (ja)

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JPH0560830U JPH0560830U (ja) 1993-08-10
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JP5237250B2 (ja) * 2009-12-14 2013-07-17 王子ネピア株式会社 衛生用紙の折り畳み加工装置
JP2016182777A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 株式会社沖データ カス剥離装置及びラベル印刷システム

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