JP2555203Y2 - い草苗揃え機の傾斜搬送ベルト - Google Patents

い草苗揃え機の傾斜搬送ベルト

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JP2555203Y2
JP2555203Y2 JP1991100476U JP10047691U JP2555203Y2 JP 2555203 Y2 JP2555203 Y2 JP 2555203Y2 JP 1991100476 U JP1991100476 U JP 1991100476U JP 10047691 U JP10047691 U JP 10047691U JP 2555203 Y2 JP2555203 Y2 JP 2555203Y2
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JP
Japan
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seedlings
conveyor belt
supply port
machine
seedling
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JP1991100476U
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JPH0548612U (ja
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邦夫 土井
尚勝 伊藤
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、い草苗の根下部及び茎
先を切断して苗長さを揃えるためのい草苗揃え機の改善
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からい草苗を移植機により機械的に
植え付けるために、い草苗を一定長さに切断する苗揃え
機は公知となっているのである。該い草苗揃え機の搬送
ベルトが水平方向となっており、苗を水平に搬送する構
造であったのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この場合、作業者が椅
子に腰掛けた状態の楽な姿勢で苗を供給口に供給する作
業が可能な高さとするためには、図8の如く、供給口高
さZが約100cmとなり、機械が大型化してしまう。
一方、機械を小型化した場合には、図9の如くに、作業
者が腰をかがめた状態で苗を供給口に送り込む作業を行
わなければならないので、苦痛を伴うのである。
【0004】そして、搬送ベルトが水平方向である場合
において、供給口の高さと機械の大きさ以外に問題とな
る点は、図10に示す如く、搬送ベルト3’,4’間を
搬送される苗の根が、該苗の全長方向には伸びず、下方
に垂れ下がってしまって、根の切断が不確実になってし
まい、奥壁へ苗を突き合わせる具合によっては所定の長
さに根を切断することかできなかったりしていたのであ
る。なお、図10において5’,6’は切断刃である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、以上のような
不具合を解決する為に次のような手段を用いるものであ
る。い草苗の根の下端及び茎先を切断して苗長さを揃え
るい草苗揃え機を、フレーム本体Bと揃え機ユニットA
により構成し、該フレーム本体Bに対して揃え機ユニッ
トAを上下調節可能とすることにより、苗供給口1の高
さを変更可能にし、更に、該フレーム本体Bに対して揃
え機ユニットAを傾斜した状態で取り付け、揃え機ユニ
ットAの部分に設けた上部搬送ベルト3と株搬送ベルト
4を、搬送中の苗が茎先を向く側を水平方向より上方に
一定角度傾斜させ、前記供給口1に苗を案内する供給ガ
イド2も、水平方向より上方に一定角度傾斜させたもの
である。
【0006】
【作用】次に、上記手段を用いることによる作用につい
て説明する。苗の供給においては、手元の茎先の高さ
は、作業のし易い高さになっており、供給口の高さは手
元よりも低い位置となるので、機械の小型化を可能とし
ている。また、搬送ベルトが傾斜しており、根側が茎先
側よりも低い状態で搬送されるため、切断の際に、根が
茎先に対して下に垂れる角度が小さいので、切断が確実
性を増し、切断した茎先も切り揃えた後の苗にあまり付
着することなく落下するのである。
【0007】
【実施例】次に、添付の図面に示した実施例を説明す
る。図1は本考案のい草苗揃え機の左側面図、図2は同
じく右側面図、図3は同じく正面図、図4は上部搬送ベ
ルト3の側面図、図5は同じく平面図、図6は下部搬送
ベルト4の側面図、図7は同じく平面図である。
【0008】い草苗揃え機は、フレーム本体B上に揃え
機ユニットAを搭載したものである。図1乃至図3に示
される如く、い草は根を本機の後面側に、茎先を前面側
にした状態にて、本機左側の供給口1より挿入され、上
部搬送ベルト3及び下部搬送ベルト4より成る搬送ベル
トによって挟持されて、本機内を図2における左側より
右側に搬送され、搬送途中で茎先を切断刃5・6にて、
根の下端を切断刃・56にて切断され、そして本機右側
の搬出口7より搬出される。該供給口1及び搬出口7の
周囲には、それぞれ供給ガイド2及び搬出ガイド8を取
り付けている。このような本機の構造であって、供給口
1、搬送ベルト3,4、及び搬出口7は、図1に示す如
く、本機前面側を後面側より上方にX°傾斜させている
ものである。
【0009】ここで、フレーム本体Bの構成について説
明すると、下面四隅にキャスター輪9・9・・を取り付
けており、逆U字型の外脚部10・10下端に台四隅に
立設する内脚部11・11・・・を挿入する形に脚部を
構成し、外脚部10・10間には本機搭載用の本機支持
部材13を取り付けている。そして、脚部において、外
脚部10の所定位置に係止ピン孔を設け、内脚部11に
複数の係止ピン孔11aを設けて、係止ピン12にて任
意位置に係止するものであって、該係止ピン孔11aの
選択により脚部の高さを変更し、搭載した揃え機ユニッ
トAの供給口高さYを調節することができるのである。
【0010】本機の搬送ベルト等の傾斜角度X、及び供
給口高さYは、本機の苗揃えの効率と作業の容易性を考
慮して決定しなければならない。そこで、苗の搬送角度
と根の切れ具合、及び茎先の自然落下具合の関係が最も
適当な位置とするために、苗の搬送角度とは、即ち、苗
の茎先側の水平方向に対する角度を意味するものであ
り、根が確実に切断されるためには、該角度が、苗の茎
先と根が一直線状となる90°の時が最も確実であり、
該角度が0°に、即ち、茎先が水平面に近づくほど、根
が茎先に対して下に垂れ下がってしまうので、切りにく
くなる。しかし一方、切断した後の茎先は、該角度が0
°で茎先が水平状である時には、茎先が切断後の苗にか
かることなく分離して落下するのであり、該角度が90
°に近づくほど、落下した茎先が切断後の苗にかかって
しまって具合が悪くなるのである。したがって、苗の搬
送角度、即ち、搬送ベルト等の傾斜角度Xは、根の切れ
具合、及び、切った茎先の落下具合の両方にとって都合
のよいように、0°〜90°の間にて決定すべきなので
ある。
【0011】次に、苗の搬送角度Xと供給口の最適高さ
Yとの関連については、ここで、作業者の苗の供給作業
において、最も作業のしやすい条件とは、即ち、供給す
る苗の茎先を掴んでいる手元の高さが最適位置に固定さ
れていることを意味するのであり、この高さが約100
cmである。したがって、苗を水平状にて搬送する場
合、即ち、X=0°の場合は、従来技術に示す如く、供
給口の高さが手元の高さと同じとなるので、Y=約10
0cmとなるのである。そして、Xを90°に近づける
につれ、即ち、供給する苗の根を茎先に対して低くして
傾斜させるにつれ、供給口の高さを手元の高さよりも低
くしなければならないので、Yをそれに伴って大きくし
なければならない。即ち、X=30°の時は、Y=約6
50〜750mm、X=60°でY=約350〜450
mm、X=90°の時はY=約300mmが最適高さと
なるのである。
【0012】ここで、最適の供給口高さを選択するにあ
たって、苗揃え機と連続構成されるほぐし機について考
慮する必要がある。ほぐし機とは、一株からいくつにも
株分かれしているい草苗を、苗揃え機にかける前に、根
をほぐして分離するための機械である。主な構成として
は、根をほぐすための刃を取り付けたローラーに苗の根
をかけてほぐし、搬送するものとなっているのであり、
該搬送装置に連続させて供給口1を配置する必要があ
る。また、従来技術に示した如く、搬送ベルトの高さが
100cmになるような大型のものや逆に低すぎるのも
機械の構成上都合が悪い。これらのことより考慮した結
果、Y=約650〜750mmが供給口高さの最適なも
のと判断され、したがって、X=30°の苗揃え機が最
適とされるのであり、X=30°の場合には、根の切れ
具合と茎先の自然落下において、特に不具合となること
はないのである。よって、揃え機ユニットAの供給口や
搬送ベルト等は水平より30°上方に傾斜させて構成
し、フレーム本体Bは、通常において脚部10を供給口
高さが約650〜750mmになるように調節すること
によって、操作がやりやすく、根の切り具合や切った茎
先の落下具合も良好の苗揃え機を得ることができるので
ある。
【0013】次に、上部搬送ベルト3及び株搬送ベルト
4の構成について説明する。先ず、図4及び図5より上
部搬送ベルト3の構成について説明する。上部搬送ベル
ト3は、全長方向に二分されており、上部根側搬送ベル
ト3a及び上部茎先側搬送ベルト3bより構成されるも
のである。両ベルトは上部駆動ローラー14、上部テン
ションローラー15、及び上部アイドルローラー16上
に掛けられており、上部駆動ローラー14が上部駆動軸
17よりチェーン18にて連結されていることにより駆
動し、該ベルト及び他のローラーを回転させるものであ
る。上部テンションローラー15は、螺子15aの調節
によりベルトの張り具合を調節するものである。そし
て、上部アイドルローラーは、大きさが異なり独立して
回転する二つのローラーより成るもので、小さいローラ
ーに上部根側搬送ベルト3aを、大きいローラーに上部
茎先側搬送ベルト3bをそれぞれかけることにより、根
側の方が茎先側よりも上下搬送ベルトの隙間が大きくな
る。このことによって、茎先側が細く根の方が太い形状
のい草苗の搬送において、茎先側の抑えが弱すぎて搬送
不能となったり、根を抑えすぎて、新芽を潰してしまっ
たりするような事態の発生をなくし、茎先側及び根側と
もに適当なベルト隙間にて搬送できるのである。また、
上部駆動軸17は両側に上部切断刃5を取り付けてお
り、切断刃5を回転して苗の切断を行う。なお、上部搬
送ベルトカバー25にて該カバー及びローラー等を被覆
しており、後述する下部搬送ベルトカバー26と支持部
材27によって連結固定されている。
【0014】下部搬送ベルト4は、下部駆動ローラー1
9、下部テンションローラー20、及び下部アイドルロ
ーラー21に掛けられており、該駆動ローラー19は、
モーターMの駆動軸M1よりチェーン22によって連結
され、駆動する。下部テンションローラー20は上部テ
ンションローラー15と同様に螺子20aを操作してベ
ルトの張り調節を行う。また、モーターの駆動軸M1よ
りチェーン24を介して、両側に下部切断刃6を付設し
た下部駆動軸23が配置されており、該下部切断刃6を
駆動して、上部切断刃5と咬合させて、苗の切断を行う
ものである。そして、これら下部搬送ベルトやローラー
等を下部搬送ベルトカバー26にて被覆しているもので
ある。
【0015】
【考案の効果】本考案は、以上のような構造及び実施例
を有しているので、以下のような効果を奏するものであ
る。第1に、揃え機ユニットAとフレーム本体Bとを別
体に構成して、フレーム本体Bに対して揃え機ユニット
Aを上下調節可能としたことにより、い草苗揃え機を輸
送する場合には、フレーム本体Bに対して揃え機ユニッ
トAを低くして畳んだ状態で輸送することができ、梱包
容量を小にすることが出来るのである。第2に、フレー
ム本体Bに対して揃え機ユニットAを上下に調整するこ
とにより、供給口1の高さが高くなって機械が大きくな
ってしまうことがなく、手頃な高さの苗揃え機を得るこ
とができるのである。第3に、搬送ベルトの傾斜構成に
より、根の下端を一定長さに切断する機能と、茎先の切
断後の自然落下の機能の両方に申し分のない機械構成と
なっているのである。第4に、揃え機ユニットAに装着
する供給ガイド2も、供給口1の方向に傾斜しているこ
とにより、供給ガイド2の上に載せた苗が、供給口1に
スムーズに供給されることとなったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のい草苗揃え機の左側面図である。
【図2】同じく右側面図である。
【図3】同じく正面図である。
【図4】上部搬送ベルト3の側面図である。
【図5】同じく平面図である。
【図6】下部搬送ベルト4の側面図である。
【図7】同じく平面図である。
【図8】従来の水平形状の搬送ベルトにおいて、供給口
を適当な高さに配置した構成の苗揃え機の斜視図であ
る。
【図9】水平形状の搬送ベルトの供給口を低い位置に構
成した場合の苗揃え機の斜視図である。
【図10】水平形状の搬送ベルトを有する苗揃え機にお
ける苗の切断の状態を示す側面図である。
【符号の説明】
A 揃え機ユニット B フレーム本体 1 供給口 3 上部搬送ベルト 4 下部搬送ベルト 5 上部切断刃 6 下部切断刃 7 搬出口 10 外脚部 11 内脚部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 い草苗の根の下端及び茎先を切断して苗
    長さを揃えるい草苗揃え機を、フレーム本体Bと揃え機
    ユニットAにより構成し、該フレーム本体Bに対して揃
    え機ユニットAを上下調節可能とすることにより、苗供
    給口1の高さを変更可能にし、更に、該フレーム本体B
    に対して揃え機ユニットAを傾斜した状態で取り付け、
    揃え機ユニットAの部分に設けた上部搬送ベルト3と株
    搬送ベルト4を、搬送中の苗が茎先を向く側を水平方向
    より上方に一定角度傾斜させ、前記供給口1に苗を案内
    する供給ガイド2も、水平方向より上方に一定角度傾斜
    させたことを特徴とするい草苗揃え機の傾斜搬送ベル
    ト。
JP1991100476U 1991-12-05 1991-12-05 い草苗揃え機の傾斜搬送ベルト Expired - Lifetime JP2555203Y2 (ja)

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JPH0548612U JPH0548612U (ja) 1993-06-29
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0548612U (ja) 1993-06-29

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