JP2555199Y2 - 幌式サンルーフ装置の裏布取り付け構造 - Google Patents

幌式サンルーフ装置の裏布取り付け構造

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JP2555199Y2
JP2555199Y2 JP1991089830U JP8983091U JP2555199Y2 JP 2555199 Y2 JP2555199 Y2 JP 2555199Y2 JP 1991089830 U JP1991089830 U JP 1991089830U JP 8983091 U JP8983091 U JP 8983091U JP 2555199 Y2 JP2555199 Y2 JP 2555199Y2
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opening
roof
hood
cloth
cover
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JP1991089830U
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聡 福田
茂孝 清水
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ダイキョー・ベバスト株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、乗用自動車等の車輌に
装備される幌式サンルーフ装置の裏布取り付け構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】図6において、キャンバストップと称呼
される幌式サンルーフ装置は、屋根の外部開口部3を開
閉する幌(トップレザー)4を、外部開口部3の後部に
固定の後カバー6とその前方の前カバーとに装着し、前
カバーの後方に少なくとも1本の支持骨材8を配置し且
つそれらを内部開口部9の左右側方のガイドレールに前
後摺動自在に係合し、前カバー及び支持骨材8の各後方
にリンク15及びスプリング16を介して浮上骨材7を
浮上り可能に連結し、支持骨材8及び浮上骨材7の左右
端部を幌4の両側部に係合して左右方向の張りを与える
ように構成されている。
【0003】そして、幌4に対向してその裏側に裏布
(シーリングレザー)10が設けられており、この裏布
10は内部開口部9を開閉するようになっている。この
裏布10も左右側部は各骨材7,8に係合されていて、
左右方向の張りを与えると共に、折畳まれるものであ
る。
【0004】前記裏布10は前部が前カバーに係止さ
れ、中途部が縫着した筒部材17を介して各骨材7,8
に嵌合し、後部が最後部の浮上骨材7の左右に固定のブ
ラケット18間に設けたハンガ19に係止されており、
後部は幌4折畳み時に浮上骨材7と共に浮上がるように
なっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、裏布10の後端は浮上骨材7にハンガ19を介して
取り付けられているので、幌4開放時に跳ね上がってバ
タ付くことがあり、取り付けるための部品点数が多くコ
スト高になっており、浮上骨材7を浮上がらせるスプリ
ング16の力を大きくしなければならなく、ハンガ19
をブラケット18に可及的下方に取付けるが、高速走行
時に幌4が吸い上げられると裏布10も浮上がり、内部
開口部9の縁取り部材11から離れて、シールが困難に
なることがある。
【0006】本考案は、後カバーの前部を下向きに折曲
して前下り部を形成し、この前下り部の裏側に内部開口
部を開閉する裏布を取り付けることにより、従来技術の
問題点を総て解決できる用にした幌式サンルーフ装置の
裏布取り付け構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案における課題解決
のための具体的構成は、屋根2の外部開口部3を開閉す
る幌4の前後に前カバー5と後カバー6とを取り付け、
前カバー5をガイドレール24を介して前後動自在に支
持し、後カバー6を屋根2に固定し、前後カバー5,6
間に幌4の折り畳みを案内する複数本の骨材7,8を配
置し、屋根2の内部開口部9を開閉する裏布10を前カ
バー5及び骨材7,8に取り付けた幌式サンルーフ装置
の裏布取り付け構造において、前記後カバー6の前部を
前下向き傾斜状に折曲してその下端縁が内部開口部9の
縁取り部材11の後縁上面より下方でかつ後方に位置す
る前下り部12を形成し、裏布10を縁取り部材11の
後縁上面及び前下り部12の下端縁に押圧ぎみに当接し
ながら前下り部12の裏側に取り付けていることであ
る。
【0008】
【作用】幌4が外部開口部3を閉鎖しているとき、裏布
10も内側開口部9を閉鎖している。このとき、裏布1
0は後端が後カバー6の前下り部12の裏側に取り付け
られていて、張力を前下り部12で受けており、前下り
部12の下端縁に当接した上で内部開口部9の縁取り部
材11の上面に当接していて、縁取り部材11の上面に
押し付けられるようになっており、浮上骨材7の多少の
浮上がりでは、内部開口部9との間に隙間を生じること
はない。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。図1〜4において、1は乗用自動車等の中高形状の
屋根2に取り付けられた幌式サンルーフ装置であり、
のフレーム21は屋根2に形成した平面視略矩形状の開
口部に嵌め込まれ、ウエザストリップ28を介在して屋
根2に固定されている。
【0010】前記フレーム21は枠形状で、その上部は
外部開口部3を形成し、下部外周部が雨樋部22になっ
ており、下部中央部は外部開口部3より小面積の内部開
口部9を形成しており、この内部開口部9の周囲を覆う
ように形成された縁取り部材11が嵌着されている。
【0011】フレーム21の内部開口部9より後方側に
駆動装置23が配置され、左右側方上面には前後方向に
長いガイドレール24が配設されている。この左右各ガ
イドレール24にはスライダ25がシュー26を介して
前後方向摺動自在に係合され、駆動装置23によって押
引動されるケーブル27の先端がスライダ25に連結さ
れている。
【0012】前記左右両スライダ25に前カバー5が固
定され、この前カバー5に幌4の前部が装着されてい
る。幌4は可撓性材料で形成され、伸張、折畳みが自在
であり、外部開口部3を伸張により閉鎖し、折畳みによ
って開放する。
【0013】幌4の後部は後カバー6に装着され、この
後カバー6は後部がフレーム21の後部と共に屋根2に
ネジ止めされている。後カバー6は中途から前部が前下
向きに折曲されていて、傾斜状の前下り部12が形成さ
れており、この前下り部12の下端縁は丸く弯曲され、
中途部には複数箇所に切り起こしてフック状にした係合
部31が後方突出状に形成されている。
【0014】前記前後カバー5,6の間には3本(又は
5本)の骨材7,8が配置されている。最先と最終の骨
材は浮上骨材7で、中央(浮上骨材7の後側)の骨材は
浮上りを生じない支持骨材8である。各浮上骨材7は左
右1対のブラケット18を有し、このブラケット18は
夫々の前側のスライダ25又は支持骨材8のブラケット
32にリンク15を介して連結され、引張りスプリング
16を介して浮上り方向に付勢されている。支持骨材8
のブラケット32はシュー33を介してガイドレール2
4に摺動自在に係合している。
【0015】10は内部開口部9を開閉する裏布であ
り、前後縁に係止部36,37を有し、左右側縁に掛止
帯38を有し、中途上面に筒部材17を縫着している。
この筒部材17は前記骨材7,8にスポンジ40を介し
て嵌合しており、ブラケット18,32は下端がL字状
に折曲されていて掛止帯38と掛止している。裏布10
の前係止部36は、前カバー5の下面に固定のU字状の
係合体41の自由端に係脱自在に係合されている。42
は係合体41と裏布10との間に介在されたクッション
である。
【0016】裏布10の後係止部37は、前記後カバー
6の前下り部12の裏側に廻って係合部31に係脱自在
に係合している。これによって、裏布10は、幌4と略
平行になって前後カバー5,6間に張り渡され、その中
途部は骨材7,8に支持されることになる。
【0017】そして、前下り部12の下端縁はその下方
を通って当接している裏布10に張りを与えると共に、
内部開口部9の縁取り部材11の後縁上面より下方に
位置することから、裏布10を縁取り部材11の後縁
面に押圧ぎみに当接させている。
【0018】図5は前記裏布10の後係止部37の変形
例を示しており、裏布10の後端を丸めて、又は筒部材
17と略同様のものを縫着して筒状部43を形成し、そ
の筒状部43の軸方向複数箇所に切欠部44を形成し、
筒状部43に係止棒45を挿通して切欠部44で露出さ
せている。この後係止部37は切欠部44を前下り部1
2の裏側で係合部31に対向させ、係止棒45を係合部
31に係合するようになっている。
【0019】尚、本考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば前下り部
12は垂直に折曲しても良く、裏布10の後端は、前下
り部12にネジ止めされる当て板を介して挟持固定した
り、フック付き弾性紐を介して張力付与状態で係止でき
るようにしたりしても良い。
【0020】
【考案の効果】以上詳述した本考案によれば、後カバー
6の前部を前下向き傾斜状に折曲してその下端縁が内部
開口部9の縁取り部材11の後縁上面より下方でかつ後
に位置する前下り部12を形成し、裏布10を縁取り
部材11の後縁上面及び前下り部12の下端縁に押圧ぎ
みに当接しながら前下り部12の裏側に取り付けている
ので、後カバー6を利用して裏布10の後端を取り付け
ることができ、内部開口部9開放した時にも後端は固
定であるためバタ付きが生じなく、取り付け用部品を省
略してコスト低下を図ることができ、しかも、裏布10
を後カバー6の前部に沿って抵抗の少ない円滑な折り畳
みができ、かつ内部開口部9を十分に開放でき、内部開
口部9閉鎖時に裏布10にかかる張力を後カバー6で支
持でき、スプリング16を強化する必要がなく、縁取り
部材11の後縁上面に押圧ぎみに当接して、浮上骨材7
が多少浮上がっても、内部開口部9のシールを確実にし
ておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部の断面側面図であ
る。
【図2】同全体断面側面図である。
【図3】同幌、裏布等の一部切欠分解斜視図である。
【図4】同全体分解斜視図である。
【図5】裏布後係止部の変形例を示す斜視図である。
【図6】従来技術を示す断面側面図である。
【符号の説明】
1 幌式サンルーフ装置 2 屋根 3 外部開口部 4 幌 5 前カバー 6 後カバー 7 浮上骨材 8 支持骨材 9 内部開口部 10 裏布 11 縁取り部材 12 前下り部 24 ガイドレール 31 係合部 37 後係止部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根(2)の外部開口部(3)を開閉す
    る幌(4)の前後に前カバー(5)と後カバー(6)と
    を取り付け、前カバー(5)をガイドレール(24)を
    介して前後動自在に支持し、後カバー(6)を屋根
    (2)に固定し、前後カバー(5)(6)間に幌(4)
    の折り畳みを案内する複数本の骨材(7)(8)を配置
    し、屋根(2)の内部開口部(9)を開閉する裏布(1
    0)を前カバー(5)及び骨材(7)(8)に取り付け
    た幌式サンルーフ装置の裏布取り付け構造において、 前記後カバー(6)の前部を前下向き傾斜状に折曲して
    その下端縁が内部開口部(9)の縁取り部材(11)の
    後縁上面より下方でかつ後方に位置する前下り部(1
    2)を形成し、裏布(10)を縁取り部材(11)の
    上面及び前下り部(12)の下端縁に押圧ぎみに当接
    しながら前下り部(12)の裏側に取り付けていること
    を特徴とする幌式サンルーフ装置の裏布取り付け構造。
JP1991089830U 1991-10-31 1991-10-31 幌式サンルーフ装置の裏布取り付け構造 Expired - Lifetime JP2555199Y2 (ja)

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JPH0589054U JPH0589054U (ja) 1993-12-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3084231U (ja) * 2001-08-22 2002-03-08 株式会社ビィ・ビィ技研 便座ハンド

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