JP2555163Y2 - 輸液容器 - Google Patents

輸液容器

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JP2555163Y2
JP2555163Y2 JP1993014098U JP1409893U JP2555163Y2 JP 2555163 Y2 JP2555163 Y2 JP 2555163Y2 JP 1993014098 U JP1993014098 U JP 1993014098U JP 1409893 U JP1409893 U JP 1409893U JP 2555163 Y2 JP2555163 Y2 JP 2555163Y2
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隆 中山
好正 斉藤
元治 金子
一幸 小田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、点滴注射に用いられる
輸液容器に係り、特にバイアル瓶中の粉状或は液状の薬
剤を容易且つ安全に袋状容器内の薬液に添加することが
できる輸液容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】病院等での点滴に際し、バイアル瓶に充
填されている粉状或は液状の薬剤を薬液容器内の薬液で
溶解したり、希釈したりして用いる場合に、バイアル瓶
側と薬液容器側とを両頭針や連結管等で連結して、先ず
少量の薬液をバイアル瓶側に移して上記薬剤を溶解又は
希釈し、これを薬液容器側に移して更に希釈する作業が
繰り返される。しかしこの従来の手段では両容器間の連
結状態維持の困難性を伴うと共に外気中でバイアル瓶に
接続用の穴を開けたりするため雑菌等により薬液が汚染
される恐れがある。このような欠点を解消するものとし
て、バイアル瓶をカプセルに収納し、これを可撓性の薬
液容器の口部材に取り付け、カプセル内に収納された状
態でバイアル瓶を下方に押し下げることにより穿刺針で
バイアル瓶の栓体と可撓性の薬液容器の口部とを刺通し
て両者を連結するようにした輸液容器が提案されている
(例えば、特開平2−1277号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この従来の提案に係る
ものは、カプセル内のバイアル瓶を押し下げるだけで可
撓性の薬液容器と連通させることができて雑菌等が侵入
するおそれはないという利点はあるが、バイヤル瓶の押
し下げにカプセル上部のキャップの回転を必要とした
り、バイヤル瓶口栓が薬液容器に先立ち先ず刺通される
ような適度の剛性と、回転可能性を付与する制動手段を
必要とするため、カプセルの全体構造や可撓性の薬液容
器への取付構造等が複雑で、成形金型の作成が困難であ
り、材料選定も煩雑であり、従って高価なものとなる不
都合がある。また、薬液容器側にはゴム栓が使用されて
いるため、薬液容器中の薬液との直接の接触があり、異
物が溶出したり、ゴム栓の破片混入などのおそれがあ
る。更に、使用後にカプセルからバイアル瓶を取り出す
ことが困難なために、ガラス製品であるバイアル瓶と樹
脂製品であるカプセルや容器の分別廃棄ができないとい
う問題があった。
【0004】本考案の目的は、上記した従来の輸液容器
の欠点を解消し、バイアル瓶内の薬剤を、雑菌等が侵入
するおそれなく、カプセルとかバイヤル瓶を直線的に押
圧移動させるのみで刺通が順次行うことができ、容易且
つ安全に袋内の薬液に添加でき、しかも口部機構の構造
が簡単であってローコストで提供することができるほ
か、使用後は合成樹脂製部分からガラス製のバイアル瓶
を簡単に外すことができるため分別廃棄可能な輸液容器
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するため
に、本考案は、合成樹脂製袋状容器の開口端に、バイア
ル瓶の被覆、把持、摺動及び袋状容器との連通化が可能
に構成された合成樹脂製口部機構が取り付けられている
輸液容器であって、該口部機構は、袋状容器の開口部を
閉塞するメンブレンを有する筒状の口部材本体と、口部
材本体外面全周に摺動可能に嵌合され、口栓がメンブレ
ンと相対しているバイアル瓶の被覆と押圧移動機能を持
つカプセルと、底板部両端にはバイアル瓶をそれ自体が
垂直摺動可能に弾発的に把持する挟持片を有し、底板部
中央には上下に突出形成され、両端が刄先形状であり、
1ないし複数本の貫通孔が内設され、、バイアル瓶の口
栓に次いでメンブレンを刺通する穿刺針を有し、口部材
本体内面に摺動可能に嵌合されたハブと、該バイヤル瓶
口栓刺通前における上記口部材本体に対し、移動型のカ
プセル降下防止用の外部ストッパーと、該バイアル瓶の
口栓刺通が終わるまでは上記口部材本体とハブとを係合
させておくようにした内部ストッパー手段とで構成した
輸液容器である。
【0006】ハブにバイアル瓶をその口栓をメンブレン
と相対して保持させる構成としては、ハブの挟持片の上
下部には更に内方向に複数対の板バネを突出形成してハ
ブの前記弾発性を有する挟持片及び該板バネでバイアル
瓶を保持させるようにし、内部ストッパーとしては、該
挟持片の上方外側に形成した段部を口部材本体の上口縁
に係合させるようにし、バイアル瓶が押し下げられて前
記挟持片の上部の板バネがバイアル瓶の底部を通過する
と、該板バネと同時にハブの挟持片も共に弾発力が開放
され、挟持片が内方に湾曲することによりその係合が解
除されるように構成する。カプセルの内面の少なくとも
一側部には係止爪を突出形成すると共に口部材本体の外
側面には上記係止爪に対応させて少なくとも上下端にラ
チェット状の係止段部を有する通過路を形成し、該通過
路の側部にはカプセルを僅かに回転させることにより、
上記係止爪をラチェット状係止段部から外れる状態にし
て該通過路側部に誘導し得るようにしたカプセル取り外
し用の抜き溝が形成して、カプセルの取り外しを容易に
し、該ハブからのバイアル瓶の取り外しを可能にする。
口部材本体の底部内側中央には穿刺針の進行をガイド
し、密接して受け入れる誘導筒を突出形成すると共に穿
刺針でメンブレンを刺通し始める段階で初めて誘導筒内
に穿刺針が密接挿入される位置に形成されるように構成
する。
【0007】なお、カプセル内、ハブ周辺、口部材本体
内等滅菌用の例えばEOG(エチレンオキサイドガス)
をろ過しつつ送入することがよく行われるため、カプセ
ルの壁部の孔には0.2ミクロンμm以上の細菌等は通さ
ない滅菌紙(混抄紙等の多孔質紙)が一体的に取り付け
られる。
【0008】
【作用】外部ストッパーを外してカプセルを押すとハブ
に保持されているバイアル瓶がハブ挟持片及び板バネに
より弾発的に把持された状態で垂直摺動降下し、ハブに
形成されている穿刺針の一方(上方)の刃先でバイアル
瓶の口栓が刺通されるが、刺通が終わる段階に達すると
ハブの挟持片と上部板バネの弾発性が開放されて挟持片
が内方に湾曲することにより、ハブの移動を防止してい
る内部ストッパーが解除され、ハブは下降可動となる
が、カプセルを更に押すことにより、バイアル瓶を介し
てハブは初めて垂直摺動(降下)し始める。このように
カプセルによってバイアル瓶を更に垂直移動させるとハ
ブは口部材本体内に押し込まれ、穿刺針の他方(下方)
の刃先がメンブレンを、バイヤル瓶口栓の上記貫通後に
貫通してバイアル瓶と袋状容器とが連通する。この順序
をとることにより袋状容器内の薬液がバイヤル瓶以外に
は漏れることがない。この場合、前記のごとく口部材本
体の底部内側中央には穿刺針の進行をガイドし、密接し
て受け入れる誘導筒を突出形成すると共に穿刺針でメン
ブレンを刺通し始める段階で初めて誘導筒内に穿刺針が
密接挿入される位置に形成されるように構成されている
ので、薬液容器内の薬液が口部材本体内に漏れる恐れが
なくなる。続いて袋状容器をポンピング(押圧変形)す
ることにより少量の薬液をバイアル瓶に給送して薬剤を
溶解又は希釈させることができ、溶解等をさせた液をバ
イアル瓶から袋状容器側に戻し、必要ならこの操作を繰
り返し、該袋状容器の他端に点滴管を接続して点滴する
ことができる。使用後はカプセルを僅かに回転させて口
部材本体との係合状態を外し、該口部材本体から引き抜
くとバイアル瓶が露呈するからこれをハブから取り外
し、ガラス(バイアル瓶)と樹脂成形品(袋状容器及び
口部機構部材)を分別して廃棄することができる。
【0009】
【実施例】図1は、本考案の輸液容器の一実施例を示す
一部除去した断面図であり、1は輸液容器全体を示し、
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂等の透明で可撓
性を有する合成樹脂製フィルム又はシートで形成された
袋状容器2の上方開口端に栓体3が熱融着されると共に
該栓体3にはバイアル瓶4を被覆、把持、摺動及び袋状
容器との連結化が可能なように構成した合成樹脂製の口
部機構Aが取り付けられている。なお、上記栓体への口
部機構の取付けは、前記面接合による単純な熱融着によ
る場合のほか、嵌合、螺合等の周知手段で取付けてもよ
い。また、本実施例では袋状容器の開口端に栓体を取り
付ける場合を説明をしているが、この栓体を使用せず、
口部機構の口部材本体5を直接、袋状容器の開口部に取
り付けてもよい。本実施例において、口部機構Aは、上
記栓体3に融着されると共に該栓体3の開口部を閉塞す
るメンブレン14を有する口部材本体5と、口栓がメン
ブレンと相対している上記バイアル瓶4の底部押圧によ
る垂直押し下げ操作のために口部材本体5外面全周に垂
直可動に嵌合されたカプセル6と、上記口部材本体5内
面に垂直可動に嵌合されると共にバイアル瓶自体が垂直
摺動可能に該バイアル瓶4を弾発的に把持する挟持片8
2、82を有するハブ8と、上記ハブ8の中央軸線方向
に上下に突出して形成され、両端が刃先15a,15b
となっていてバイアル瓶4が降下することによりバイア
ル瓶4の口栓13を刺通し、該刺通後ハブ8の降下によ
り上記メンブレン14を刺通する穿刺針15と、針刺通
の必要性が起きるまではカプセル6が降下しないように
上記口部材本体5に対して保持するための着脱型の外部
ストッパー7と、該バイアル瓶4の口栓刺通が終わるま
では上記口部材本体5とハブ8とを係合させておくよう
にした内部ストッパー手段9とで構成されている。
【0010】口部材本体5は、略有底円筒状をなすと共
に内側面には、後に説明するハブ8をガイドするガイド
溝51が縦設されると共にハブ8の挟持片82、82で
挟持されたバイアル瓶4の他方向への揺動を阻止するた
めの支持リブ52が縦設されている。上記カプセル6は
略有蓋円筒状をなしていて下部が上記口部材本体5の上
部開口部外側に嵌合しており、口部材本体5の外周に嵌
合させてある断面略「C」リング状の外部ストッパー7
を外すことによって垂直降下摺動が可能になっている。
カプセル6の上端部にはバイアル瓶4の上端面(底部)
に当接して押し下げるための逆台錐状の押圧部10が形
成されており、また、使用時に輸液容器1を懸吊するに
際して便利なように吊り具11が取り付けられている。
また、滅菌紙を取付けた孔86が設けられているので、
EOG等でガス滅菌されることが好ましい。
【0011】更に、カプセル6の内面の少なくとも一側
部には係止爪61を突出形成すると共に口部材本体5の
外側面には上記係止爪61に対応させてラチェット状の
係止段部54を有する通過路53が縦設され、該通過路
53の側部にはカプセル6を僅かに回転させると、上記
係止爪61を係止段部から外した状態に誘導し得るよう
にしたカプセル抜出し用の抜き溝55が形成されてい
る。なお、実施例では通過路53の全長にわたって上記
係止段部54を形成したが、この係止段部54は通過路
53の少なくとも上下端部に形成されておれば充分であ
る。図中、57は口部材本体5の外周に形成された、カ
プセル摺動防止の外部ストッパー用段部である。また、
上記口部材本体5の底部内側中央には穿刺針15をガイ
ドするための誘導筒56が突出形成されている。穿刺針
の外径と誘導筒内径は可及的に近づけ、穿刺針が降下し
たときは、液密になるようにしておくと通刺時に薬液容
器からの液漏れがないので好ましい。
【0012】ハブ8は底板部81と該底板部81から立
ち上がった対向的な挟持片82,82とでほぼ倒れ
「コ」字形に形成されており、該挟持片82の内壁から
内方向に下部板バネ83が複数対突出形成されると共に
上記挟持片82,82の上部外側面に係止段部84を形
成し、更にその上端部を内方向に折曲げて上部板バネ8
5が形成されている。そしてこれらの板バネ83,85
でバイアル瓶4を垂直摺動可能に保持すると共に、挟持
片82が外方に開いている場合は上記係止段部84が口
部材本体5の上口縁に係合することにより内部ストッパ
ー9を構成しており、また、バイアル瓶4の降下に伴っ
て上部板バネ85がバイアル瓶4の側面の底部側を通過
することにより上記係合が解除されるようになってい
る。なお、このような挟持片とか、板バネに適する材料
としてはポリプロピレン、高密度ポリエチレン、ABS
樹脂等が適している。
【0013】更に、上記ハブ8の底板部81の中央には
必要により、嵌合筒を外方に突出形成してもよい。これ
により、穿刺針と誘導筒間の液密性が補われる。なお、
上記穿刺針15の内部は1本の連通孔でもよいが、良好
な連通を確保するために連通孔が二重構造になっていて
もよいことは当然である。
【0014】上記の構成においてその組立例を述べる
と、口部材本体5の内部に口栓を下方に向けたバイアル
瓶4を挟持せしめたハブ8を固定し、次に口部材本体5
の外周に外部ストッパー7を嵌合し、続いてカプセル6
を口部材本体5の上部開口部から外挿して嵌合する。
【0015】上記のように構成された輸液容器1の使用
に際しては、外部ストッパー7を外してカプセル6を押
すとハブ8に保持されているバイアル瓶4が押されて垂
直に摺動し、穿刺針15の一方の刃先15aでバイアル
瓶4の口栓13が刺通され、この刺通が終わり、上部板
バネ85がバイアル瓶4の側面底部側を通過すると、挟
持片の弾発応力が開放されて、内方に湾曲することによ
り内部ストッパー9が解除されて上部板バネ85はカプ
セル6の押圧部10側に移動し、ハブ8と共にバイアル
瓶4を更に垂直降下移動させることが可能となる。カプ
セル6によってバイアル瓶4を更に垂直降下移動させる
とハブ8は口部材本体5内に押し込まれ、穿刺針15の
他方(下方)の刃先15bがメンブレン14を貫通して
バイアル瓶4と袋状容器2とが連通する。従って袋状容
器2をポンピングすれば内部の薬液がバイアル瓶に給送
されて薬剤を溶解させたり、希釈させることができ、バ
イヤル瓶を上方にしたり、袋状容器2のポンピングを緩
めればバイヤル瓶中の液は袋状容器2に戻るから、これ
を繰り返すことにより上記薬剤を完全に溶解等をさせる
ことができると共に輸液を袋状容器2内に戻して該袋状
容器2に点滴管(図示しない)を接続して点滴すること
ができる。使用後は必要により、カプセル6を僅かに回
転させた状態で口部材本体5から引き抜くとバイアル瓶
4が露呈するからこれを取り外し、ガラス(バイアル
瓶)と樹脂成形品(袋状容器2及び口部機構部材A)を
分別して廃棄することができる。
【0016】
【考案の効果】本考案の輸液容器によれば、外部ストッ
パーを取り外してカプセルを直線状に押圧して垂直移動
させるだけでバイヤル瓶が摺動し、先ず穿刺針の一方の
刃先でバイアル瓶の口栓が刺通されると共に内部ストッ
パーが自動的に解除されてバイアル瓶を保持しているハ
ブが垂直可動となり、次いでバイアル瓶と共にハブを垂
直移動させることにより穿刺針の他方の刃先でメンブレ
ンが刺通されてバイアル瓶と袋状容器とを簡単に連通さ
せることができ、バイアル瓶内の薬剤を、雑菌等が侵入
するおそれなく、容易且つ安全に袋内の薬液に添加する
ことができる。また、袋状容器に取り付けるべき部材が
口部材本体だけであると共に該口部材本体の構成が簡単
であり、該口部材本体に別部材たるカプセル及びハブ等
を嵌合的に組み込む形式であるから組立が容易であり、
コストダウンを図ることができる。 更に、使用後にお
いてはカプセルを取り外してガラス製品であるバイアル
瓶を簡単に取り出すことができるから、ガラス製品と樹
脂成形品とを分別して廃棄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る輸液容器の要部を示す断面図。
【図2】バイアル瓶の垂直移動過程を示す要部の断面
図。
【図3】バイアル瓶と袋状容器とが連通した状態を示す
要部の断面図。
【図4】口部材本体とハブとカプセルとを分解した状態
で示す斜視図。
【図5】口部材本体に形成される通過路と抜き溝とを示
す拡大斜視図。
【符号の説明】
1 輸液容器 2 袋状容器 3 栓体 4 バイアル瓶 A 口部機構 5 口部材本体 53 係止段部54を有する通過路 55 抜き溝55 6 カプセル 61 係止爪 7 外部ストッパー 8 ハブ 82 挟持片 83 下部板バネ 84 係止段部 85 上部板バネ 9 内部ストッパー 14 メンブレン 15 穿刺針
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 金子 元治 神奈川県横浜市港北区仲手原二丁目37番 24号 (72)考案者 小田 一幸 東京都武蔵野市境三丁目9番9号 (56)参考文献 特開 平3−37067(JP,A) 特開 平4−132554(JP,A) 特開 平4−221567(JP,A) 特開 平4−253863(JP,A)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製袋状容器の開口端に、バイアル
    瓶の被覆、把持、摺動及び袋状容器との連通化が可能に
    構成された合成樹脂製口部機構が取り付けられている輸
    液容器であって、該口部機構は、袋状容器の開口部を閉
    塞するメンブレンを有する筒状の口部材本体と、口部材
    本体外面全周に摺動可能に嵌合され、口栓がメンブレン
    と相対しているバイアル瓶の被覆と押圧移動機能を持つ
    カプセルと、底板部両端にはバイアル瓶をそれ自体が垂
    直摺動可能に弾発的に把持する挟持片を有し、底板部中
    央には上下に突出形成され、両端が刄先形状であり、1
    ないし複数本の貫通孔が内設され、バイアル瓶の口栓に
    次いでメンブレンを刺通する穿刺針を有し、口部材本体
    内面に摺動可能に嵌合されたハブと、該バイヤル瓶口栓
    刺通前における上記口部材本体に対し、移動型のカプセ
    ル降下防止用の外部ストッパーと、該バイアル瓶の口栓
    刺通が終わるまでは上記口部材本体とハブとを係合させ
    ておくようにした内部ストッパー手段とを備えているこ
    とを特徴とする輸液容器。
  2. 【請求項2】ハブの挟持片の上下部には、更に内方向に
    複数対の板バネが突出形成されていて、前記挟持片及び
    該板バネでバイアル瓶自体が垂直摺動可能に保持される
    と共に、挟持片の上部に形成した段部が口部材本体の上
    口縁に係合することにより内部ストッパーが構成されて
    おり、バイアル瓶の降下に伴って上部の板バネがバイア
    ル瓶の側面底部側を通過することにより上記係合が解除
    されるように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の輸液容器。
  3. 【請求項3】カプセルの内面の少なくとも一側部には係
    止爪が突出形成されるとともに口部材本体の外側面には
    上記係止爪に対応させて少なくとも上下端にラチェット
    状の係止段部を有する通過路が形成され、該通過路の側
    部にはカプセルを僅かに回転させた状態で上記係止爪を
    係止段部から外し、該通過路の側部に誘導し得るように
    したカプセル抜出し用の抜き溝が形成されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の輸液容器。
  4. 【請求項4】口部材本体の底部中央には穿刺針をガイド
    し、密接して受け入れる誘導筒が、穿刺針でメンブレン
    を刺通し始める段階で初めて該誘導筒内に穿刺針が密接
    挿入される位置に突出形成されるように構成したことを
    特徴とする請求項1,2又は3記載の輸液容器。
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