JP2554805B2 - ガソリン機関の二次電圧波形センサ - Google Patents
ガソリン機関の二次電圧波形センサInfo
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- JP2554805B2 JP2554805B2 JP3316685A JP31668591A JP2554805B2 JP 2554805 B2 JP2554805 B2 JP 2554805B2 JP 3316685 A JP3316685 A JP 3316685A JP 31668591 A JP31668591 A JP 31668591A JP 2554805 B2 JP2554805 B2 JP 2554805B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P17/00—Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines
- F02P2017/006—Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines using a capacitive sensor
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガソリン機関(エン
ジン)において、点火回路の二次回路に生じた二次電圧
波形を検出する二次電圧波形センサに関する。
ジン)において、点火回路の二次回路に生じた二次電圧
波形を検出する二次電圧波形センサに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用エンジンの排気ガスの浄化およ
び燃費向上の要求から、機関の各気筒毎に着火状態を検
出し、全ての気筒の失火防止対策のできる装置が要請さ
れている。また失火検出装置として従来よりシリンダー
ブロックに穴を開け燃焼光センサを装着したり、スパー
クプラグの取り付け座に圧力センサを取り付けたり、点
火回路のイオン電流を測定する方法が公知である。
び燃費向上の要求から、機関の各気筒毎に着火状態を検
出し、全ての気筒の失火防止対策のできる装置が要請さ
れている。また失火検出装置として従来よりシリンダー
ブロックに穴を開け燃焼光センサを装着したり、スパー
クプラグの取り付け座に圧力センサを取り付けたり、点
火回路のイオン電流を測定する方法が公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに従来の方法に
おいては、装着が面倒であり、全ての車両の全ての気筒
に装着すると装着コストが増大したり、メンテナンスに
手間がかかるなどの欠点があった。この発明者は、スパ
ークプラグの電極間の二次電圧波形を検出し、主にスパ
ークプラグの静電浮遊容量に充電される電荷の減衰特性
を解析することで、上記気筒ごとの失火検出が正確にで
きることを見出した。この発明の目的は、各気筒に装着
された全てのスパークプラグに印加される二次電圧の波
形を、コンパクトであるとともに、装着およびメンテナ
ンスが容易な構成で、正確に検出できる二次電圧波形セ
ンサの提供にある。請求項2に記載の発明の目的は、前
記に加えて二次電圧波形センサをエンジンに装着した
際、他の導電性部材の影響で静電容量が変化し、出力が
変化することを防止できる二次電圧波形センサの提供に
ある。請求項3に記載の発明の目的は、本体の隙間に水
が入り、静電容量が変化することを防止できる二次電圧
波形センサの提供にある。
おいては、装着が面倒であり、全ての車両の全ての気筒
に装着すると装着コストが増大したり、メンテナンスに
手間がかかるなどの欠点があった。この発明者は、スパ
ークプラグの電極間の二次電圧波形を検出し、主にスパ
ークプラグの静電浮遊容量に充電される電荷の減衰特性
を解析することで、上記気筒ごとの失火検出が正確にで
きることを見出した。この発明の目的は、各気筒に装着
された全てのスパークプラグに印加される二次電圧の波
形を、コンパクトであるとともに、装着およびメンテナ
ンスが容易な構成で、正確に検出できる二次電圧波形セ
ンサの提供にある。請求項2に記載の発明の目的は、前
記に加えて二次電圧波形センサをエンジンに装着した
際、他の導電性部材の影響で静電容量が変化し、出力が
変化することを防止できる二次電圧波形センサの提供に
ある。請求項3に記載の発明の目的は、本体の隙間に水
が入り、静電容量が変化することを防止できる二次電圧
波形センサの提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、スパークプラグに二次電圧を供給する高圧コードに
装着され、該高圧コードとの間に静電容量を形成する二
次電圧波形センサであって、中間において180度折り
曲げて連結され、かつ重ね合わせた2つの部分を有し、
該重ね合わせた両面に高圧コードの嵌め込み溝を設けた
絶縁材製本体に、リード線が接続された電極層を前記溝
を挟んで埋設したガソリン機関の二次電圧波形センサに
おいて、前記2つの部分のうちの一方の部分の先端面に
は突起を形成し、前記2つの部分のうちの他方の部分の
先端面には前記突起と嵌まり合う穴が設けられた止め板
を形成したことを特徴とする。請求項2に記載の発明
は、スパークプラグに二次電圧を供給する高圧コードに
装着され、該高圧コードとの間に静電容量を形成する二
次電圧波形センサであって、中間において180度折り
曲げて連結され、かつ重ね合わせた2つの部分を有し、
該重ね合わせた両面に高圧コードの嵌め込み溝を設けた
絶縁材製本体に、リード線が接続された電極層を前記溝
を挟んで埋設したガソリン機関の二次電圧波形センサに
おいて、前記電極層の外側にシールド層を設け、かつ該
シールド層をエンジンにアース接続したことを特徴とす
る。請求項3に記載の発明は、溝と高圧コードとの嵌合
面および前記重ね合わせた2つの部分の接合面に接着剤
を充填して水の浸入を防止した。
は、スパークプラグに二次電圧を供給する高圧コードに
装着され、該高圧コードとの間に静電容量を形成する二
次電圧波形センサであって、中間において180度折り
曲げて連結され、かつ重ね合わせた2つの部分を有し、
該重ね合わせた両面に高圧コードの嵌め込み溝を設けた
絶縁材製本体に、リード線が接続された電極層を前記溝
を挟んで埋設したガソリン機関の二次電圧波形センサに
おいて、前記2つの部分のうちの一方の部分の先端面に
は突起を形成し、前記2つの部分のうちの他方の部分の
先端面には前記突起と嵌まり合う穴が設けられた止め板
を形成したことを特徴とする。請求項2に記載の発明
は、スパークプラグに二次電圧を供給する高圧コードに
装着され、該高圧コードとの間に静電容量を形成する二
次電圧波形センサであって、中間において180度折り
曲げて連結され、かつ重ね合わせた2つの部分を有し、
該重ね合わせた両面に高圧コードの嵌め込み溝を設けた
絶縁材製本体に、リード線が接続された電極層を前記溝
を挟んで埋設したガソリン機関の二次電圧波形センサに
おいて、前記電極層の外側にシールド層を設け、かつ該
シールド層をエンジンにアース接続したことを特徴とす
る。請求項3に記載の発明は、溝と高圧コードとの嵌合
面および前記重ね合わせた2つの部分の接合面に接着剤
を充填して水の浸入を防止した。
【0005】
【発明の作用、効果】この発明の二次電圧波形センサで
は、本体の2つの部分を広げて高圧コードをこの部分に
挿通し、溝に嵌め込むことにより、機関に装着された二
次電圧を供給する全てのスパークプラグの二次回路に、
ほぼ均一の静電容量を形成できる。このため装着および
メンテナンスの容易な1つのセンサで、全ての気筒の二
次電圧波形を検出できる。また、高圧コードの両側に電
極層を配しているため、コンパクトな体格で必要な静電
容量が形成できる。さらに、部分22の先端面には矩形
の突起24が形成され、部分23の先端面には突起24
と嵌まり合う矩形穴25が設けられた止め板26が形成
されているので、本体2は突起24と止め板26とを嵌
めたり外したりすることにより、2つの部分22、23
を確実に固定でき、かつ容易に接合面を開くことができ
る。請求項2に記載の構成では、電極層をシールドする
シールド層をエンジンにアースしているため、センサを
エンジンに装着したとき、電極層とエンジンの部材やエ
ンジンルーム内の部品との間に静電容量が生じることが
防止でき、エンジンへの装着条件による二次電圧検出感
度の差異を低減できる。請求項3に記載の構成では、高
圧コードと本体の溝との間および2つの部分の接合面に
水が入り込み、電極層と高圧コードとの間の静電容量が
変化することを防止するため、接合面に接着剤を充填し
ている。これによりセンサの出力は水により変動するこ
とが防止できる。
は、本体の2つの部分を広げて高圧コードをこの部分に
挿通し、溝に嵌め込むことにより、機関に装着された二
次電圧を供給する全てのスパークプラグの二次回路に、
ほぼ均一の静電容量を形成できる。このため装着および
メンテナンスの容易な1つのセンサで、全ての気筒の二
次電圧波形を検出できる。また、高圧コードの両側に電
極層を配しているため、コンパクトな体格で必要な静電
容量が形成できる。さらに、部分22の先端面には矩形
の突起24が形成され、部分23の先端面には突起24
と嵌まり合う矩形穴25が設けられた止め板26が形成
されているので、本体2は突起24と止め板26とを嵌
めたり外したりすることにより、2つの部分22、23
を確実に固定でき、かつ容易に接合面を開くことができ
る。請求項2に記載の構成では、電極層をシールドする
シールド層をエンジンにアースしているため、センサを
エンジンに装着したとき、電極層とエンジンの部材やエ
ンジンルーム内の部品との間に静電容量が生じることが
防止でき、エンジンへの装着条件による二次電圧検出感
度の差異を低減できる。請求項3に記載の構成では、高
圧コードと本体の溝との間および2つの部分の接合面に
水が入り込み、電極層と高圧コードとの間の静電容量が
変化することを防止するため、接合面に接着剤を充填し
ている。これによりセンサの出力は水により変動するこ
とが防止できる。
【0006】
【実施例】図1および図2は、この発明の二次電圧波形
センサ1を示す。2は、電気絶縁性ゴム製で断面略矩形
の棒状を呈する本体であり、中間21において180度
折れ曲がり両側が重ね合わせた2つの部分22、23と
なっている。2つの部分22、23の各接合面には、そ
れぞれ断面半円の溝2A、2Bが対向して列設され、高
圧コードの嵌め込み溝20となっている。部分22の先
端面には矩形の突起24が形成され、部分23の先端面
には突起24と嵌まり合う矩形穴25が設けられた止め
板26が形成されている。これにより本体2は突起24
と止め板26との嵌着を外し、2つの部分22、23を
離反方向に付勢することで図2に示すごとく接合面を開
くことができる。
センサ1を示す。2は、電気絶縁性ゴム製で断面略矩形
の棒状を呈する本体であり、中間21において180度
折れ曲がり両側が重ね合わせた2つの部分22、23と
なっている。2つの部分22、23の各接合面には、そ
れぞれ断面半円の溝2A、2Bが対向して列設され、高
圧コードの嵌め込み溝20となっている。部分22の先
端面には矩形の突起24が形成され、部分23の先端面
には突起24と嵌まり合う矩形穴25が設けられた止め
板26が形成されている。これにより本体2は突起24
と止め板26との嵌着を外し、2つの部分22、23を
離反方向に付勢することで図2に示すごとく接合面を開
くことができる。
【0007】前記本体2の溝2A、2Bの形成部には、
各溝2A、2Bに対応する溝31が並設されたなまこ板
状の金属板32が埋設されで電極(導電)層3を形成し
ている。金属板32の隅にはリード線33が半田付けさ
れ外部に取り出され、リード線33の先端にはコネクタ
ー34が接続されている。金属板32の埋設は、本体2
の形成時になされる。
各溝2A、2Bに対応する溝31が並設されたなまこ板
状の金属板32が埋設されで電極(導電)層3を形成し
ている。金属板32の隅にはリード線33が半田付けさ
れ外部に取り出され、リード線33の先端にはコネクタ
ー34が接続されている。金属板32の埋設は、本体2
の形成時になされる。
【0008】図3ないし図4に示すように、前記本体2
の溝20には、点火回路の二次回路を構成し、エンジン
EのディストリビュータDとスパークプラグPとを接続
する高圧コード(ハイテンションコード)HCが嵌め込
まれ、接合面には接着剤4が充填されて嵌合面への水の
侵入を防止している。る。この状態で、二次電圧波形セ
ンサ1は、図3に示すようにスパークプラグPから接続
されたハイテンションコードHCを集め、ディストリビ
ュータDに導く。
の溝20には、点火回路の二次回路を構成し、エンジン
EのディストリビュータDとスパークプラグPとを接続
する高圧コード(ハイテンションコード)HCが嵌め込
まれ、接合面には接着剤4が充填されて嵌合面への水の
侵入を防止している。る。この状態で、二次電圧波形セ
ンサ1は、図3に示すようにスパークプラグPから接続
されたハイテンションコードHCを集め、ディストリビ
ュータDに導く。
【0009】図4は、この発明の二次電圧波形センサ1
を利用した二次電圧波形検出装置100が装着されたガ
ソリン機関の点火回路を示す。点火回路は、ディストリ
ビュータD、点火コイルT、スパークプラグPを備え
る。二次電圧波形センサ1は、該センサ1とアースとの
間に接続したコンデンサCとにより二次電圧分圧器5を
構成し、分圧器5は二次電圧波形検出回路6に接続さ
れ、検出回路6はマイクロコンピュータなどの判別回路
7に接続されている。
を利用した二次電圧波形検出装置100が装着されたガ
ソリン機関の点火回路を示す。点火回路は、ディストリ
ビュータD、点火コイルT、スパークプラグPを備え
る。二次電圧波形センサ1は、該センサ1とアースとの
間に接続したコンデンサCとにより二次電圧分圧器5を
構成し、分圧器5は二次電圧波形検出回路6に接続さ
れ、検出回路6はマイクロコンピュータなどの判別回路
7に接続されている。
【0010】点火コイルTは、車載電源Vおよびシグナ
ルジェネレータSGが接続された一次回路L1と、ディ
ストリビュータDおよびスパークプラグPに接続された
二次回路L2とを有する。センサ1は、各気筒のハイテ
ンションコードHCとの間に1pFの静電容量を保有す
る。コンデンサCは、前記センサ1とアースとの間に接
続され3000pFの容量を有する。なおこの実施例で
は、コンデンサCと並列に3MΩの抵抗Rを接続し、コ
ンデンサCの放電回路としている。分圧器5は、二次回
路L2で生じた二次電圧を1/3000に分圧する。こ
れによりRC回路の放電時定数は9ミリ秒程度となり、
二次回路L2の比較的ゆっくりした電圧変化が測定可能
となる。検出回路6は、前記分圧器5で分圧された二次
電圧波形を検出する。
ルジェネレータSGが接続された一次回路L1と、ディ
ストリビュータDおよびスパークプラグPに接続された
二次回路L2とを有する。センサ1は、各気筒のハイテ
ンションコードHCとの間に1pFの静電容量を保有す
る。コンデンサCは、前記センサ1とアースとの間に接
続され3000pFの容量を有する。なおこの実施例で
は、コンデンサCと並列に3MΩの抵抗Rを接続し、コ
ンデンサCの放電回路としている。分圧器5は、二次回
路L2で生じた二次電圧を1/3000に分圧する。こ
れによりRC回路の放電時定数は9ミリ秒程度となり、
二次回路L2の比較的ゆっくりした電圧変化が測定可能
となる。検出回路6は、前記分圧器5で分圧された二次
電圧波形を検出する。
【0011】前記センサ1とコンデンサCとの分圧波形
は、スパークプラグPの電圧波形がほぼそのまま分圧さ
れた波形となり、エンジンEのシリンダー内の燃料空気
混合気に着火した場合と、火花放電が生じたが着火がな
されなかった場合、スパークプラグPのくすぶり、点火
コイルTの性能低下、電源Vの電圧低下などで飛火ミス
が生じた場合とでは、スパークプラグPの電極間に印加
される二次電圧波形のうちの、火花放電後にスパークプ
ラグPの静電浮遊容量に充電される二次電圧波形の減衰
特性が相違する。この二次電圧波形の減衰特性を解析す
ることにより、ガソリン機関の飛火ミス、失火、正常着
火などの状態を判別することが可能となる。
は、スパークプラグPの電圧波形がほぼそのまま分圧さ
れた波形となり、エンジンEのシリンダー内の燃料空気
混合気に着火した場合と、火花放電が生じたが着火がな
されなかった場合、スパークプラグPのくすぶり、点火
コイルTの性能低下、電源Vの電圧低下などで飛火ミス
が生じた場合とでは、スパークプラグPの電極間に印加
される二次電圧波形のうちの、火花放電後にスパークプ
ラグPの静電浮遊容量に充電される二次電圧波形の減衰
特性が相違する。この二次電圧波形の減衰特性を解析す
ることにより、ガソリン機関の飛火ミス、失火、正常着
火などの状態を判別することが可能となる。
【0012】たとえば気筒内で失火が生じたとき、スパ
ークプラグPの火花放電間隙には燃焼中の燃料イオンが
存在しないため、前記二次電圧波形はゆっくりと減衰
し、着火したときは燃料イオンの存在により迅速に減衰
する。判別回路7は、前記検出回路6で解析した分圧波
形の特性をあらかじめ実験または計算により求めたデー
タと比較し、所定の出力をガソリン機関の制御用メイン
コンピュータに出力するか、または燃料噴射量や点火タ
イミングの制御手段に直接制御信号を出力する。
ークプラグPの火花放電間隙には燃焼中の燃料イオンが
存在しないため、前記二次電圧波形はゆっくりと減衰
し、着火したときは燃料イオンの存在により迅速に減衰
する。判別回路7は、前記検出回路6で解析した分圧波
形の特性をあらかじめ実験または計算により求めたデー
タと比較し、所定の出力をガソリン機関の制御用メイン
コンピュータに出力するか、または燃料噴射量や点火タ
イミングの制御手段に直接制御信号を出力する。
【0013】この発明の第2実施例を図6に示す。この
二次電圧波形センサ1Aは、本体2内に埋設された金属
板35が平板となっており、電極層3を埋設したセンサ
の成形が容易となる。
二次電圧波形センサ1Aは、本体2内に埋設された金属
板35が平板となっており、電極層3を埋設したセンサ
の成形が容易となる。
【0014】図7、図8は第3および第4実施例を示
す。図7の実施例の二次電圧波形センサ1Bでは、図1
に示す二次電圧波形センサ1の本体2内に、金属板32
と平行的に前記電極層3の外側となるよう金属製シール
ド板81からなるシールド層8を埋設している。このシ
ールド板81はアース線82を介してエンジンEに接続
され、シールド層8は、エンジンEのボディ(または車
両の車体)と同電位になっている。図8の実施例の二次
電圧波形センサ1Cでは、図6に示す二次電圧波形セン
サ1Aの本体2内に金属製シールド板81を埋設して図
7と同様にシールド層8を形成している。
す。図7の実施例の二次電圧波形センサ1Bでは、図1
に示す二次電圧波形センサ1の本体2内に、金属板32
と平行的に前記電極層3の外側となるよう金属製シール
ド板81からなるシールド層8を埋設している。このシ
ールド板81はアース線82を介してエンジンEに接続
され、シールド層8は、エンジンEのボディ(または車
両の車体)と同電位になっている。図8の実施例の二次
電圧波形センサ1Cでは、図6に示す二次電圧波形セン
サ1Aの本体2内に金属製シールド板81を埋設して図
7と同様にシールド層8を形成している。
【0015】図1または図5に示す二次電圧波形センサ
1または1Aは、センサ付近にエンジンEのシリンダー
ヘッド、または該シリンダーヘッドに締結された部品な
ど、導体が接近して存在すると、二次回路L2(高圧コ
ードHC)との間に保有する静電容量が変化する。この
変化に伴い、センサ信号に変化が生じる。二次電圧波形
センサ1B、1Cでは、シールド板81により上記静電
容量の変化を防止でき、装着状態に影響されず正確な二
次電圧波形の検出が可能となる。なおシールド板81は
導電性の網または層であっても良く、本体2の底面に貼
着されても良い。
1または1Aは、センサ付近にエンジンEのシリンダー
ヘッド、または該シリンダーヘッドに締結された部品な
ど、導体が接近して存在すると、二次回路L2(高圧コ
ードHC)との間に保有する静電容量が変化する。この
変化に伴い、センサ信号に変化が生じる。二次電圧波形
センサ1B、1Cでは、シールド板81により上記静電
容量の変化を防止でき、装着状態に影響されず正確な二
次電圧波形の検出が可能となる。なおシールド板81は
導電性の網または層であっても良く、本体2の底面に貼
着されても良い。
【0016】図9は第5実施例にかかる二次電圧波形セ
ンサ1Dを示す。この実施例では、一枚のポリイミドな
ど可撓性の絶縁体製基盤9の表面に電極層91を設け、
裏面にシールド層92を設けている。これにより本体2
内への電極板(層)およびシールド板(層)の埋設が容
易にできるとともに、本体2の厚さを薄く形成すること
のできる利点がある。
ンサ1Dを示す。この実施例では、一枚のポリイミドな
ど可撓性の絶縁体製基盤9の表面に電極層91を設け、
裏面にシールド層92を設けている。これにより本体2
内への電極板(層)およびシールド板(層)の埋設が容
易にできるとともに、本体2の厚さを薄く形成すること
のできる利点がある。
【0017】この発明において、本体2は2つの部材を
重ね合わせて形成されていても良く、材質はプラスチッ
クであってもよい。また、電極層91およびシールド層
8は導電性を付与したゴムや金網に拠っても形成でき、
シールド層8は本体2の外表面に形成されていてもよ
い。さらに重ね合わせた2つの部分の固着は各種の固着
手段が採用できる。
重ね合わせて形成されていても良く、材質はプラスチッ
クであってもよい。また、電極層91およびシールド層
8は導電性を付与したゴムや金網に拠っても形成でき、
シールド層8は本体2の外表面に形成されていてもよ
い。さらに重ね合わせた2つの部分の固着は各種の固着
手段が採用できる。
【図1】この発明の二次電圧波形センサの斜視図であ
る。
る。
【図2】この発明の二次電圧波形センサの接合面を開い
た斜視図である。
た斜視図である。
【図3】この発明の二次電圧波形センサの組み付け斜視
図である。
図である。
【図4】この発明の二次電圧波形センサのエンジンへの
装着状態図である
装着状態図である
【図5】この発明の二次電圧波形センサを用いたガソリ
ン機関の点火回路図である。
ン機関の点火回路図である。
【図6】第2実施例の二次電圧波形センサの斜視図であ
る。
る。
【図7】第3実施例の二次電圧波形センサの斜視図であ
る。
る。
【図8】第4実施例の二次電圧波形センサの斜視図であ
る。
る。
【図9】第5実施例の二次電圧波形センサの斜視図であ
る。
る。
1、1A、1B、1C、1D 二次電圧波形センサ 2 本体 20 溝 3 電極層 33 リード線 4 接着剤 8 シールド層 9 絶縁体製基盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−169670(JP,A) 特開 昭61−19975(JP,A) 特開 平5−149232(JP,A) 特開 平5−149233(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】 スパークプラグに二次電圧を供給する高
圧コードに装着され、該高圧コードとの間に静電容量を
形成する二次電圧波形センサであって、 中間において180度折り曲げて連結され、かつ重ね合
わせた2つの部分を有し、該重ね合わせた両面に高圧コ
ードの嵌め込み溝を設けた絶縁材製本体に、リード線が
接続された電極層を前記溝を挟んで埋設したガソリン機
関の二次電圧波形センサにおいて、 前記2つの部分のうちの一方の部分の先端面には突起を
形成し、前記2つの部分のうちの他方の部分の先端面に
は前記突起と嵌まり合う穴が設けられた止め板を形成し
たことを 特徴とするガソリン機関の二次電圧波形セン
サ。 - 【請求項2】 スパークプラグに二次電圧を供給する高
圧コードに装着され、該高圧コードとの間に静電容量を
形成する二次電圧波形センサであって、 中間において180度折り曲げて連結され、かつ重ね合
わせた2つの部分を有し、該重ね合わせた両面に高圧コ
ードの嵌め込み溝を設けた絶縁材製本体に、リード線が
接続された電極層を前記溝を挟んで埋設したガソリン機
関の二次電圧波形センサにおいて、 前記 電極層の外側にシールド層を設け、かつ該シールド
層をエンジンにアース接続したことを特徴とするガソリ
ン機関の二次電圧波形センサ。 - 【請求項3】 請求項1または2において、溝と高圧コ
ードとの嵌合面および前記重ね合わせた2つの部分の接
合面に接着剤を充填して水の浸入を防止したガソリン機
関の二次電圧波形センサ。
Priority Applications (13)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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