JP2554783Y2 - ベルト搬送装置 - Google Patents

ベルト搬送装置

Info

Publication number
JP2554783Y2
JP2554783Y2 JP1991063424U JP6342491U JP2554783Y2 JP 2554783 Y2 JP2554783 Y2 JP 2554783Y2 JP 1991063424 U JP1991063424 U JP 1991063424U JP 6342491 U JP6342491 U JP 6342491U JP 2554783 Y2 JP2554783 Y2 JP 2554783Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive material
flat belt
belt
suction
mask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991063424U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0510356U (ja
Inventor
満 小幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP1991063424U priority Critical patent/JP2554783Y2/ja
Publication of JPH0510356U publication Critical patent/JPH0510356U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2554783Y2 publication Critical patent/JP2554783Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】この考案は、小孔を有する平
ベルト上の感光材料を吸引手段により吸引しながら搬送
するベルト搬送装置に関し、詳しくは感光材料の大きさ
に応じて小孔を閉鎖し、感光材料を吸引する面積を操作
するベルト搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】未露光の感光材料を露光部に搬送して所
要のネガのプリントを行う写真焼付装置では、露光時の
焦点距離が正確になるように感光材料をベルト搬送装置
の平ベルトに密着させて搬送し露光処理を行っている。
このベルト搬送装置は、所定間隔に多数の小孔を穿設し
た平ベルトを多数の開口部を穿設するガイド板に上載し
て搬送している。この平ベルト及びガイド板の内部には
吸着ファン及び吸着ダクトの吸引手段が配設され、小孔
及び開口部を介して平ベルト上の感光材料を吸引してい
る。
【0003】各幅のロール状感光材料を切断して所定サ
イズのシート状感光材料とし、このシート状感光材料を
平ベルトに吸着しながら露光部に搬送する写真焼付装置
のベルト搬送装置では、シート状感光材料のサイズによ
り閉塞する小孔の位置及び個数が異なってくる。例え
ば、大サイズのシート状感光材料を吸引する場合には、
ガイド板上の平ベルトの小孔はほとんど閉塞されるが、
小サイズの場合にはガイド板の開口部に重なる小孔の中
にも閉塞されない小孔が数多く出現してしまう。
【0004】この閉塞されない小孔は吸引部の開口面積
を広げるため、吸引力を著しく低下させてしまう。この
ため大サイズに対応して吸引手段の吸引力を設定すると
小サイズのプリント時に吸引力が不足し、カールしたシ
ート状感光材料が搬送された場合に平ベルトに密着でき
ず、搬送不良を生じたり、又露光位置で正確な焦点距離
にならずピントズレを生ずる危険性があった。
【0005】従って従来のベルト搬送装置では、小サイ
ズのシート状感光材料に対応して吸引手段の吸引力を設
定していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、吸着ファンの
容量を大きくして吸引力を増大させると、ファンの回転
による騒音が増大する欠点を有していた。又平ベルトの
駆動手段に対抗する力も増大するため、ベルト搬送装置
の搬送トルクが大きくなる欠点も有していた。この考案
は、従来のベルト搬送装置が有する上記の欠点を解消
し、吸引手段の容量を増大させなくとも感光材料のカー
ル部分を有効に平ベルトに吸着させるベルト搬送装置を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載のベルト搬送装置は、所定間隔に複数
の小孔を穿設する平ベルトと、この平ベルトを上載して
搬送をガイドする平面内に複数の開口部を穿設するガイ
ド板とを有し、前記平ベルト上に載置されて搬送される
感光材料を前記小孔及び前記開口部を介して吸引し前記
平ベルトに吸着させる吸引手段を設け、この吸引手段に
より前記平ベルトに吸着される前記感光材料の周辺部を
遮光するマスク手段を有するベルト搬送装置において、
前記マスク手段は、前記感光材料の外部にあって前記吸
引手段により吸引される前記小孔を閉鎖するマスク羽根
を有し、前記感光材料の周辺部を遮光する枠部に吸引間
隙部を設け、前記平ベルトと前記マスク羽根との間に空
気流通部を設け、前記吸引間隙部及び前記空気流通部を
介して前記感光材料の上面の空気を吸引し前記小孔及び
前記開口部に送気することを特徴としている。
【0008】このベルト搬送装置は、所定間隔に複数の
小孔を穿設する平ベルトに感光材料を載置して搬送す
る。平ベルトは平面内に複数の開口部を穿設するガイド
板に沿って搬送される。このガイド板の下側には吸引手
段が配設され、平ベルト上の感光材料を小孔及び開口部
を介して吸引し平ベルトに吸着させる。感光材料の周辺
部を遮光するマスク手段を有し、このマスク手段に設け
るマスク羽根で感光材料の外部にある平ベルトの小孔を
閉鎖し、小サイズの感光材料が搬入された場合に開放さ
れる小孔を少なくし、吸引力の低下を防止する。また、
マスク手段の枠部に設ける吸引間隙部から感光材料の上
面の空気を吸引し、平ベルトとマスク羽根との間に設け
る空気流通部を介して平ベルトの小孔及びガイド板の開
口部に送気し、感光材料のカール部分を側面から押圧
し、有効に平ベルトに吸着させる。
【0009】
【考案の実施の形態】この考案の実施例を添付図面に基
づき詳細に説明する。図1はマスク手段を備えるベルト
搬送装置を内蔵する写真焼付装置の概略構成図、図2は
同ベルト搬送装置の斜視図、図3はマスク手段の概略平
面図、図4は図3におけるIV-IV断面図である。
【0010】写真焼付装置Aのハウジング1の側部には
マガジン収納室2が設けられ、未露光のロール状感光材
料F0を巻着するマガジン3がセットされる。マガジン
3の引出口3aより引き出されたロール状感光材料F0
は、送りローラ4に挟持され、続いてカッター部5に挿
入される。この送りローラ4とカッター部5は連動して
動作し、所定サイズのシート状感光材料F1を作成して
いる。カッター部5に連続してベルト搬送装置Bが配設
され、シート状感光材料F1を露光部6に搬送する。
【0011】このベルト搬送装置Bは、カッター部5の
直後に設けられる搬送従動ローラ7と、露光部6を挟ん
で搬送従動ローラ7と対称位置に設けられる搬送駆動ロ
ーラ8と、搬送従動ローラ7及び搬送駆動ローラ8の中
間部下方に配設されるクラウンローラ9と、これら搬送
従動ローラ7、搬送駆動ローラ8及びクラウンローラ9
に張架する平ベルト10を有している。
【0012】搬送駆動ローラ8の回転により平ベルト1
0上のシート状感光材料F1を露光中心位置6aに搬送
し、光源11の光をミラートンネル12を介してネガフ
ィルム13を透過しレンズ14により拡大して露光す
る。その後、再度搬送駆動ローラ8を駆動してシート状
感光材料F1を搬送系15に搬出し、搬出口16を介し
て次工程の現像処理部17に搬送する。
【0013】次にベルト搬送手段Bの構成を詳細に説明
する。図2に示すように平ベルト10には円形の小孔1
0aが所定間隔毎に多数穿設されている。同一の水平平
面内に平行に配置される搬送従動ローラ7及び搬送駆動
ローラ8に張架される平ベルト10の内側には、多数の
長孔18aを穿設するガイド板18が配設されている。
この長孔18aにより形成される複数の開口部と平ベル
ト10の小孔10aは互いに平行に穿設されている。又
平ベルト10及びガイド板18の内部には吸着ファン1
9で吸引される吸引ダクト20が配設される。
【0014】ガイド板18上を移動する平ベルト10の
小孔10aとガイド板18の長孔18aが重なると、こ
れらの孔を通じてハウジング1の内部空気を吸引ダクト
20に吸引し、搬送するシート状感光材料F1を平ベル
ト10上に吸着する。このため露光中心位置6aで停止
したシート状感光材料F1は、露光部6のレンズ14に
対して正しい焦点距離の位置に置かれ、ピントズレは生
じない。
【0015】一方吸着ファン19により吸引された空気
は露光部6の外部に付設されるダクト21を通って上昇
し、露光部6上部に設けられる送気口22より排出され
る。ベルト搬送装置Bは露光中心位置6aの平ベルト1
0上にマスク手段Cを配設する。このマスク手段Cは所
謂イーゼル・マスクを形成し、図2及び図3に示すよう
に搬送従動ローラ7及び搬送駆動ローラ8と直交に配設
される一対の縁付枠部27a,27bと、これらと直交
して配設される一対の縁無枠部28a,28bとを有し
ている。これら縁付枠部27a,27b及び縁無枠部2
8a,28bは相互にスライド可能であり、各サイズの
シート状感光材料F1に合わせて平行移動し、各辺に重
なり遮光する。このマスク手段Cは制御装置24及び操
作盤25に接続し、入力されるシート状感光材料F1の
サイズに対応して平行移動するとともに、それぞれの枠
部の外方に展開されるマスク羽根27c,27d,28
c,28dにより平ベルト10の小孔10aを閉鎖す
る。
【0016】このマスク羽根27c等は、平ベルト10
に密着して小孔10aを閉鎖してもよいが、搬送される
シート状感光材料F1をそのままスムーズに挿入できる
ように平ベルト10の表面から若干離れた位置に配設す
る。図4に示すように、マスク羽根27c,27dは平
ベルト10より間隙t離れて配設され、空気流通部29
を形成する。縁付枠部27a,27bはマスク羽根27
c,27dより間隙dだけ突設し、それぞれの内側に吸
引間隙部30を形成する。切断されたシート状感光材料
F1の幅方向の端部に発生したカール部F1aはこの吸
引間隙部30に収納される。
【0017】次にベルト搬送装置Bのマスク手段Cの動
作を説明する。所定サイズに切断されたシート状感光材
料F1は平ベルト10に載置され、マスク手段Cの下部
に挿入される。露光中心位置6aで停止したシート状感
光材料F1は、それぞれ重なった小孔10a及び長孔1
8aを介して吸引され平ベルト10に吸着される。この
時、制御装置24はシート状感光材料F1のサイズに合
わせて縁付枠部27a,27b及び縁無枠部28a,2
8bを相互にスライドし、各辺に重なり遮光する。縁付
枠部27a,27bの吸引間隙部30に収納されたシー
ト状感光材料F1のカール部F1aは、吸引間隙部30
が吸引する空気圧により押圧される。この吸引された空
気は空気流通部29を介して平ベルトの小孔10a及び
ガイド板18の長孔18aに送気される。従ってカール
部F1aは押圧されながら吸引されるため平ベルト10
に対する密着性がより向上する。
【0018】一方、吸引間隙部30を有しないマスク羽
根27c,27dや縁無枠部28a,28bでは、空気
流通部29を介しても間隙tの開口面積が少ないので吸
引は殆ど行わない。このためマスク羽根27c等は、平
ベルト10に密着しなくとも小孔10aの閉鎖が可能に
なる。以上の動作により小サイズのシート状感光材料F
1が搬入された場合にも開放される小孔10aをマスク
手段Cにより閉鎖し、吸着ファン19の吸引力低下を防
止する。更に、カール部F1aの密着性がより向上す
る。
【0019】なお、この実施例では搬送従動ローラ7等
に直交して縁付枠部27a等を配設したが、搬送従動ロ
ーラ7等に平行して配設するものでもよい。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1記載のベ
ルト搬送装置は、マスク手段の枠部に吸引間隙部を設
け、平ベルトとマスク羽根との間に空気流通部を設け、
感光材料の上面の空気を吸引して小孔及び開口部に送気
することで、吸引手段の容量を増大させなくとも感光材
料のカール部分を有効に平ベルトに吸着することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】マスク手段を備えるベルト搬送装置を内蔵する
写真焼付装置の概略構成図である。
【図2】ベルト搬送装置の斜視図である。
【図3】マスク手段の概略平面図である。
【図4】図3におけるIV-IV断面図である。
【符号の説明】
A写真焼付装置 B ベルト搬送装置 C マスク手段 F1 シート状感光材料 7 搬送従動ローラ 8 搬送駆動ローラ 10 平ベルト 23a,23b シャッタ収納装置 26a,26b シャッタ 27a,27b 縁付枠部 27c,27d マスク羽根 28a,28b 縁無枠部 28c,28d マスク羽根 29 空気流通部 30 吸引間隙部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定間隔に複数の小孔を穿設する平ベルト
    と、この平ベルトを上載して搬送をガイドする平面内に
    複数の開口部を穿設するガイド板とを有し、前記平ベル
    ト上に載置されて搬送される感光材料を前記小孔及び前
    記開口部を介して吸引し前記平ベルトに吸着させる吸引
    手段を設け、この吸引手段により前記平ベルトに吸着さ
    れる前記感光材料の周辺部を遮光するマスク手段を有す
    るベルト搬送装置において、前記マスク手段は、前記感
    光材料の外部にあって前記吸引手段により吸引される前
    記小孔を閉鎖するマスク羽根を有し、前記感光材料の周
    辺部を遮光する枠部に吸引間隙部を設け、前記平ベルト
    と前記マスク羽根との間に空気流通部を設け、前記吸引
    間隙部及び前記空気流通部を介して前記感光材料の上面
    の空気を吸引し前記小孔及び前記開口部に送気すること
    を特徴とするベルト搬送装置。
JP1991063424U 1991-07-16 1991-07-16 ベルト搬送装置 Expired - Lifetime JP2554783Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991063424U JP2554783Y2 (ja) 1991-07-16 1991-07-16 ベルト搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991063424U JP2554783Y2 (ja) 1991-07-16 1991-07-16 ベルト搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0510356U JPH0510356U (ja) 1993-02-09
JP2554783Y2 true JP2554783Y2 (ja) 1997-11-17

Family

ID=13228895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991063424U Expired - Lifetime JP2554783Y2 (ja) 1991-07-16 1991-07-16 ベルト搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2554783Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6120467A (ja) * 1984-07-06 1986-01-29 Canon Inc 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0510356U (ja) 1993-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100195284B1 (ko) 흡착반송장치
KR102252983B1 (ko) 레이저 노칭기의 스크랩 배출 컨베이어 및 스크랩 배출방법
JP3078688B2 (ja) 感光材料の切断装置
JP2846384B2 (ja) 印画紙プリンタ用の印画紙供給装置および供給方法
JP2554783Y2 (ja) ベルト搬送装置
JP2822842B2 (ja) 写真処理装置
JPH06135613A (ja) 複写機における用紙搬送装置
JPH0116640B2 (ja)
JPH0521075Y2 (ja)
JP3185466B2 (ja) 写真焼付装置
JP2901777B2 (ja) 走査型露光装置
JPH07114144A (ja) ペーパマガジン
JP2972720B1 (ja) 印画紙転回装置及び写真焼付装置
JP3263254B2 (ja) プリンタプロセッサ
JP2511294B2 (ja) マイクロフィルム撮影用ロ―タリ―カメラ
JP3248601B2 (ja) 感光材料の切断装置におけるエッジめくれ防止方法及び感光材料の切断装置
JPH0745494Y2 (ja) 電子写真製版機における感光材料の搬送装置
JPH07223762A (ja) フィルム搬送装置
JP2799584B2 (ja) カラープルーフ作成装置及びカラープルーフ作成装置用アキュームレータユニット制御方法
JPH055755U (ja) 写真焼付装置
JP3050730B2 (ja) 感光材料の搬送装置
JPH0235436A (ja) マイクロフィルム撮影用ロータリーカメラ
JPH07114113A (ja) 感光材料搬送装置
JPH11305352A (ja) 記録材料マガジンおよびこれを用いた画像記録装置
JPH0827490B2 (ja) マイクロフィルム撮影用ロータリーカメラ