JP3248601B2 - 感光材料の切断装置におけるエッジめくれ防止方法及び感光材料の切断装置 - Google Patents

感光材料の切断装置におけるエッジめくれ防止方法及び感光材料の切断装置

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JP3248601B2 JP25844993A JP25844993A JP3248601B2 JP 3248601 B2 JP3248601 B2 JP 3248601B2 JP 25844993 A JP25844993 A JP 25844993A JP 25844993 A JP25844993 A JP 25844993A JP 3248601 B2 JP3248601 B2 JP 3248601B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺状の感光材料を間
欠的に送りつつ所定の長さごとに切断する感光材料の切
断装置におけるエッジめくれ防止方法及び感光材料の切
断装置に関し、写真処理装置等に適用可能なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ロール状に巻き取られてマガジンに収納
された感光材料である印画紙は、マガジンから順次引き
出されて写真処理装置内のカッタ部へ送られ、このカッ
タ部の上下刃により画像コマ毎に対応し得るように切断
される。そして、切断された印画紙は露光されて画像が
焼付けられると共に現像処理された後に、写真プリント
として写真処理装置のソータに集積される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
上下刃による印画紙の切断では、切断後に上刃が上方向
に復動するのに伴って印画紙の切断された端部が上方に
引っ張られることになり、図10に示すように、印画紙
Pの端部にエッジめくれRが生じる。
【0004】従って、最終的に写真プリントとなって写
真処理装置のソータに集積された印画紙にも、このエッ
ジめくれが残り、写真プリントの商品価値を低下させる
原因となっていた。
【0005】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、印画紙等の感光材料の切断時におけるエッジめくれ
を防止し、写真プリントの商品価値を向上させることが
目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、下刃に対し上刃が上下に往復動して感光材料を切断
する切断刃へ長尺の感光材料を間欠的に送り所定の長さ
に切断する感光材料の切断装置におけるエッジめくれ防
止方法であって、上刃の往動による感光材料の切断の
際、上刃に密着した未切断部分のエッジを、切断後に上
刃が上方向に復動する前に、上刃から引き離すことを特
徴としている。
【0007】請求項2に記載の発明は、駆動源により上
下に往復動されて長尺状の感光材料を切断する切断刃
と、正逆回転可能であって、正回転により感光材料が収
納されるマガジン内から前記切断刃側に感光材料を挟持
して搬送する搬送ローラと、前記駆動源が前記切断刃を
下方へ往動して感光材料を切断した後であって前記切断
刃が上方へ復動する前に前記搬送ローラを逆回転するよ
うに制御して、前記切断刃に密着した未切断部分の感光
材料のエッジを前記切断刃から引き離す制御手段と、を
有することを特徴としている。
【0008】請求項3に記載の発明は、駆動源により上
下に往復動されて長尺状の感光材料を切断する切断刃
と、感光材料が収納されるマガジン内に駆動回転可能に
支持され且つ、このマガジン内から前記切断刃側に感光
材料を挟持して搬送する搬送ローラと、前記マガジンが
装填される装置本体側に配置され且つ、前記搬送ローラ
と接続されて前記搬送ローラを正逆回転可能に駆動回転
する搬送ローラ駆動手段と、前記駆動源が前記切断刃を
下方へ往動して感光材料を切断した後であって前記切断
刃が上方へ復動する前に前記搬送ローラ駆動手段を逆回
転するように制御して、前記切断刃に密着した未切断部
分の感光材料のエッジを前記切断刃から引き離す制御手
段と、を有することを特徴としている。
【0009】請求項4に記載の発明は、駆動源により往
復動されて長尺状の感光材料を切断 する切断刃と、回転
により感光材料が収納されるマガジン内から前記切断刃
側に感光材料を挟持して搬送する搬送ローラと、前記切
断刃と前記搬送ローラとの間に位置し且つ、感光材料の
搬送方向と交差する方向に感光材料を付勢して前記切断
刃側に位置する感光材料を引き戻す付勢手段と、前記駆
動源が前記切断刃を往動して感光材料を切断した後であ
って前記切断刃が復動する前に前記付勢手段を作動する
ように制御して、前記切断刃に密着した未切断部分の感
光材料のエッジを前記切断刃から引き離す制御手段と、
を有することを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に係る感光材料の切断装置のエッジめ
くれ防止方法の作用を以下に説明する。
【0011】切断刃へ長尺状の感光材料が間欠的に送ら
れると、下刃に対し上刃が上下に往復動して感光材料を
所定の長さに切断する。
【0012】ここで、上刃が感光材料を切断した際に密
着した未切断部分の感光材料のエッジを、上刃が上方向
に復動する前に、上刃から引き離すことで、エッジが上
刃に引っ張られることがなくなりエッジめくれが防止さ
れる。
【0013】請求項2に係る感光材料の切断装置の作用
を以下に説明する。
【0014】長尺状の感光材料が収納されたマガジン内
から切断刃側に、搬送ローラが感光材料を挟持して搬送
し、駆動源により上下に往復動される切断刃が、この
光材料を切断する。
【0015】この際、駆動源が切断刃を下方へ往動して
感光材料を切断した後であって切断刃が上方へ復動する
前に、搬送ローラを逆回転するように制御手段が搬送ロ
ーラを制御して、切断刃から未切断部分の感光材料のエ
ッジをマガジン側に引き戻す。
【0016】従って、切断刃が上方へ復動する前に搬送
ローラを逆回転して未切断部分の感光材料のエッジが切
断刃から引き離される為、切断に際して切断刃に密着す
感光材料のエッジが切断刃の上方への復動に伴って切
断刃に引っ張られることがなくなり、感光材料の端部に
カットめくれ(エッジめくれ)が生じないようになる。
【0017】請求項3に係る感光材料の切断装置の作用
を以下に説明する。
【0018】長尺状の感光材料が収納されたマガジン内
から切断刃側に、搬送ローラ駆動手段に接続されて駆動
回転される搬送ローラが感光材料を挟持して搬送する。
そして、駆動源により上下に往復動される切断刃が、こ
感光材料を切断する。
【0019】この際、駆動源が切断刃を下方へ往動して
感光材料を切断した後であって切断刃が上方へ復動する
前に、搬送ローラ駆動手段を逆回転するように制御手段
が搬送ローラ駆動手段を制御して、切断刃から未切断部
分の感光材料のエッジをマガジン側に引き戻す。
【0020】従って、請求項2と同様に、切断刃が上方
へ復動する前に搬送ローラを逆回転して未切断部分の
光材料のエッジが切断刃から引き離される為、感光材料
のエッジにカットめくれが生じないようになる。
【0021】請求項4に係る感光材料の切断装置の作用
を以下に説明する。
【0022】長尺状の感光材料が収納されたマガジン内
から切断刃側に、搬送ローラが感光材料を挟持して搬送
し、駆動源により往復動される切断刃が、この感光材料
を切断する。
【0023】この際、駆動源が切断刃を往動して感光材
を切断した後であって切断刃が復動する前に、搬送方
向と交差する方向に感光材料を付勢するように制御手段
が付勢手段の作動を制御して、切断刃から未切断部分の
感光材料のエッジをマガジン側に引き戻す。
【0024】従って、切断刃が復動する前に付勢手段を
作動して未切断部分の感光材料のエッジが切断刃から引
き離される為、感光材料のエッジにカットめくれが生じ
ないようになる。さらに、搬送ローラを逆回転しないの
で、感光材料の高速処理が可能ともなる。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係る感光材料の切断装置の第
1実施例を採用した写真焼付装置を図1から図3に示
し、これらの図面を参照して本実施例を詳細に説明す
る。
【0026】図1には本発明の第1実施例が適用された
写真焼付装置10が示されている。
【0027】この写真処理装置のプリンタを構成する写
真焼付装置10は、印画紙Pがロール状に巻き取られた
マガジン12を装填できるような構造となっている。こ
のマガジン12を写真焼付装置10内へ挿入した後に開
閉扉14を閉止すると、マガジン12の装填が完了した
装填完了状態となる。
【0028】このマガジン12は、印画紙Pの先端部付
近が巻き掛けられる駆動ローラ16を有しており、写真
焼付装置10内に設けられる駆動ベルト18を介して、
写真焼付装置10内に配置された正逆回転可能な搬送ロ
ーラ駆動手段であるモータ20の駆動力を、この駆動ロ
ーラ16が受けて回転する。そして、このモータ20
は、制御手段である制御回路90(図2に示す)に接続
されていて、制御回路90により正逆回転及び停止の動
作が制御されるようになっている。尚、この制御回路9
0内には、時間の経過を計測できるタイマー(図示せ
ず)が内蔵されている。
【0029】また、駆動ローラ16に対向して一対のニ
ップローラ80、82が配置されており、駆動ローラ1
6がこれらニップローラ80、82との間で印画紙Pを
挟持して、印画紙Pの先端を写真焼付装置10内へ送り
出すようになっている。つまり、これら駆動ローラ16
及びニップローラ80、82が印画紙Pを挟持して搬送
する搬送ローラを構成する。
【0030】一方、写真焼付装置10内には、図2に示
すように、上刃22A及び下刃22Bを有すると共に、
正逆回転して上刃22Aを上下動するモータ24を接続
したギロチンカッタ22(以下単に、カッタ22とい
う)が設置されている。従って、マガジン12から出て
来た印画紙Pをこのカッタ22が切断するようになって
いる。この為、モータ24が駆動源を構成し、カッタ2
2が切断刃を構成している。
【0031】また、図2に示すように、カッタ22の上
刃22Aに対向した位置には、上刃22Aの上端部を検
出する反射型のセンサ92が配置されていて、このセン
サ92が前述の制御回路90に接続されている。従っ
て、センサ92からの検出信号が制御回路90に入力さ
れて、この検出信号に基づいて、モータ20の回転が制
御されるようになっている。
【0032】図1上、カッタ22に対して右側である印
画紙Pの搬送方向下流側には、上面が水平方向(図1
上、左右方向)に沿うように形成された支持台46が配
置されている。この支持台46とカッタ22との間に
は、無端ベルト42を巻き掛ける巻掛ローラ52が水平
方向(図1上、紙面に対して直交する方向)に配置され
ている。また、この巻掛ローラ52の上側には、巻掛ロ
ーラ52との間に無端ベルト42を挟持する昇降ローラ
54が巻掛ローラ52と平行に配置されている。
【0033】この昇降ローラ54の軸方向両端部はアー
ム56へ軸支されており、アーム56はリンク64を介
して自己保持型のソレノイド66へと連結されている。
従って、ソレノイド66に通電パルス電圧が入り作動さ
れるとアーム56は上昇し、昇降ローラ54が無端ベル
ト42から離間するようになっている。
【0034】また、ソレノイド66へ逆作動のパルス電
圧が入力されるとアーム56及び昇降ローラ54は、図
示しないばねの付勢力で巻掛ローラ52上の無端ベルト
42へと接触して、無端ベルト42との間に印画紙Pを
挟持できるようになっている。
【0035】支持台46に対して印画紙Pの搬送方向下
流側には、前述の無端ベルト42が巻き掛けられる案内
ローラ68が位置している。この案内ローラ68の隣接
した位置には、下面側が巻掛ローラ52上面側とほぼ同
一の高さとなるように案内ローラ69が配置されてお
り、この案内ローラ69が無端ベルト42の外周へと押
圧されている。
【0036】すなわち、図1に示すように、無端ベルト
42は案内ローラ69の外周にその約1/4円周に亘っ
て巻き掛けられており、その後無端ベルト42は案内ロ
ーラ68の外周にその約2/3に亘って巻き掛けられ
て、この部分の無端ベルト42をS字状としている。さ
らに、無端ベルト42は、案内ローラ68の下側でテン
ションローラ76へ巻き掛けられて、逆三角形の移動軌
跡が形成されている。
【0037】一方、案内ローラ68は、モータ72の駆
動力をタイミングベルト74を介して受けることによっ
て駆動回転され、無端ベルト42を図1上、時計回転方
向に回転駆動させる。
【0038】従って、マガジン12から送り出された印
画紙Pは、カッタ22で所望長さに切断された後に、無
端ベルト42に乗せられて焼付光の光軸線S上の位置で
ある画像焼付位置Gへと搬送される。そして、光源26
からの焼付光が光学手段28、シャッター32を介して
印画紙Pに到達することにより、ネガフィルムNに記録
された画像が印画紙P上に焼き付けられ、この画像が焼
き付けられた部分が焼付画像となる。
【0039】さらに、画像の焼付けが終了した印画紙P
は、案内ローラ68と案内ローラ69との間に挟持され
て、その搬送方向が水平方向から垂直方向へと変更され
て垂直方向に送り出される。この後、印画紙Pは搬送路
34を介して現像装置36へと送られ、焼付画像が現像
されるようになっている。
【0040】他方、無端ベルト42にはその全域に亘っ
て多数の小孔(図示せず)が形成されており、画像焼付
位置Gで印画紙Pが水平状態に配置されるべくこの無端
ベルト42の一部が載置される支持台46の上面には、
多数の孔部(図示せず)が形成されている。
【0041】さらに、この支持台46の内部は空洞状に
形成されており、無端ベルト42の幅方向両端に対応し
た一対の連通ダクト84(図上、一方のみ示す)がこの
支持台46に接続されている。これらの連通ダクト84
は、支持台46の下側に配置される無端ベルト42の折
り返し部分を迂回して無端ベルト42の下方へと至って
いる。そして、連通ダクト84は、さらに下方へ延長さ
れて吸引ファン85が設けられたファンボックス86へ
と接続されている。
【0042】これによって支持台46内の空気は、連通
ダクト84を介して無端ベルト42のループ内から幅方
向へ抜け出し、吸引ファン85で吸引されて外部へ吹き
出されるので、支持台46内が負圧となる。この負圧は
支持台46の孔部、無端ベルト42の小孔を介して無端
ベルト42上の印画紙Pへと伝達され、印画紙Pが矢印
Aで示すように、無端ベルト42へ吸引される。
【0043】この為、印画紙Pが単に無端ベルト42に
乗せられるだけでなく、無端ベルト42側に吸引される
ので、印画紙Pが確実に無端ベルト42により搬送され
ることになる。
【0044】尚、図1に示される如く、支持台46上を
移動する無端ベルト42の上部には、イーゼル装置78
が設けられており、縁有画像を印画紙P上に焼き付ける
場合に印画紙Pの周囲を覆うようになっている。
【0045】以下、本実施例の作用を説明する。
【0046】装填完了状態でモータ20が正回転する
と、駆動ベルト18を介して駆動ローラ16に回転が伝
達され、時計回転方向に駆動ローラ16が回転し、印画
紙Pがマガジン12から所定量送り出される。これに伴
って、図3に示すように、モータ24が正回転すると、
上刃22Aが下降して印画紙Pを下刃22Bとの間で切
断する。そして、完全に切断した後にモータ24を逆回
転して上刃22Aを基の位置まで戻した後にモータ24
を停止して、切断の動作を終了する。
【0047】この際、センサ92が上刃22Aの上端部
の通過を検出すると、そのONからOFFとなった検出
信号が制御回路90に送られ、この検出信号の検出時か
ら、印画紙Pを切断するのに十分な時間であって予め定
められたモータ24の逆回転が開始される以前までの時
間Tの経過後に、制御回路90がモータ20を一定の回
転角度だけ逆回転させて、印画紙Pを例えば数mm程度マ
ガジン12側に引き戻すようにする。
【0048】この結果、カッタ22が復動する前に駆動
ローラ16を逆回転して未切断部分の印画紙Pがカッタ
22から引き離される為、切断に際してカッタ22に密
着することになる印画紙Pの端部が、カッタ22の上刃
22Aの復動に伴って上刃22Aに引っ張られることが
なくなり、印画紙Pの端部にカットめくれが生じないよ
うになる。
【0049】そして、順次同様の動作を繰り返して連続
的に印画紙Pを所定の長さに切断する。さらに、この切
断された印画紙Pは、無端ベルト42により支持台46
上を移動して画像が焼付けられると共に、搬送路34を
介して現像装置36へと送られ、それぞれ焼付画像が現
像されることになる。
【0050】以下、本発明に係る感光材料の切断装置の
第2実施例を採用した写真焼付装置を図4から図6に示
し、これらの図面を参照して本実施例を詳細に説明す
る。尚、第1実施例において説明した部材と同一の部材
には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0051】図4に示すように、本実施例では、カッタ
22の上刃22Aが下降して印画紙Pを下刃22Bとの
間で切断したことを検出する反射型のセンサ94が上刃
22Aの下死点に対応して配置されていて、このセンサ
94が制御回路90に接続されている。従って、センサ
94からの検出信号がセンサ92からの検出信号と共に
制御回路90に入力されて、これらの検出信号に基づい
て、モータ20の回転が制御されるようになっている。
【0052】以下、本実施例の作用を説明する。
【0053】図5に示すように、モータ24が正回転し
て上刃22Aが下降し、印画紙Pを下刃22Bとの間で
切断する。そして、完全に切断した後にモータ24を逆
回転して上刃22Aを基の位置まで戻した後にモータ2
4を停止して、切断の動作を終了することは、第1実施
例と同様である。
【0054】ただし、センサ94が上刃22Aの下死点
付近への到達を検出すると、そのOFFからONとなっ
た検出信号が制御回路90に送られる。この検出信号の
検出に伴って、制御回路90がモータ20を一定の回転
角度だけ逆回転させて、印画紙Pを例えば数mm程度マガ
ジン12側に引き戻すようにする。
【0055】この結果、第1実施例と同様にカッタ22
が復動する前に駆動ローラ16を逆回転して未切断部分
の印画紙Pがカッタ22から引き離される為、印画紙P
の端部に切断の際のカットめくれが生じないようにな
る。
【0056】また、本実施例の動作の変形例として、図
6に示すようなものが考えられる。
【0057】つまり、図6に示すように、モータ24が
正回転して上刃22Aが下降し、印画紙Pを下刃22B
との間で切断する。そして、完全に切断した後であって
モータ24を逆回転する前に、モータ24を一定時間停
止する。この後、モータ24を逆回転して上刃22Aを
基の位置まで戻した後にモータ24を停止して、切断の
動作を終了する。
【0058】これに伴って、センサ94が上刃22Aの
下死点付近への到達を前述と同様に検出し、制御回路9
0がモータ20を一定の回転角度だけ逆回転させて、印
画紙Pをマガジン12側に引き戻すようにする。
【0059】従って、上記のように動作することによ
り、モータ20を逆回転させて印画紙Pをマガジン12
側に引き戻す際に、低速で逆回転してもよくなり、印画
紙Pに与える負荷が減少して、印画紙Pに傷が付いたり
する虞が少なくなる。
【0060】以下、本発明に係る感光材料の切断装置の
第3実施例を採用した写真焼付装置を図7から図9に示
し、これらの図面を参照して本実施例を詳細に説明す
る。尚、第1実施例において説明した部材と同一の部材
には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0061】図7及び図9(a)に示すように、本実施
例では、駆動ローラ16とカッタ22との間に付勢手段
であるソレノイド102が配置されており、ソレノイド
102から突出するプランジャ104の下端側にスプリ
ング106を介して付勢ローラ108が取り付けられて
いる。また、ソレノイド102と印画紙Pを挟んで対向
する位置には、ガイド板110が配置されていて、付勢
ローラ108により印画紙Pの搬送方向と交差する方向
に付勢された印画紙Pを支持するようになっている。
【0062】そして、このソレノイド102は、制御回
路90に接続されていて、制御回路90により動作が制
御されるようになっている。
【0063】以下、本実施例の作用を説明する。
【0064】モータ24が正回転して上刃22Aが下降
し、印画紙Pを下刃22Bとの間で切断することは、第
1実施例と同様である。但し、モータ24を逆回転して
上刃22Aを上昇する前に、制御回路90によりソレノ
イド102が作動されて、図8及び図9(b)に示すよ
うにプランジャ104を突出することにより、付勢ロー
ラ108で印画紙Pをガイド板110側に付勢する。従
って、印画紙Pが押し込まれた分だけカッタ22側から
未切断部分の印画紙Pがマガジン12側に引き戻され
る。さらに、上刃22Aを上昇した後であって印画紙P
の再搬送が始まる前に、プランジャ104をソレノイド
102側に戻すと、印画紙P自身の弾性で印画紙Pの先
端部が、本来位置すべきカッタ22側に移動する。
【0065】以上より、カッタ22が復動する前にソレ
ノイド102を作動することにより、未切断部分の印画
紙Pがカッタ22から引き離され、印画紙Pの端部にカ
ットめくれが生じないようになる。さらに、本実施例に
おいては駆動ローラ16を逆回転しないで印画紙Pをカ
ッタ22から引き離すことができるので、印画紙Pの高
速処理が可能ともなる。
【0066】また、本実施例において、付勢手段をソレ
ノイド102としたが、この替わりにモータ等の他のア
クチュエータとしても良く、さらに、ガイド板110を
平板形状としこの下部にばね等の弾性部材を配置し、こ
の弾性部材で印画紙Pをソレノイド102側の所定位置
迄押し戻すこととすれば、付勢ローラ108によりガイ
ド板110側に押しつけられた印画紙Pの先端部を、印
画紙P自身の弾性に頼らず本来位置すべきカッタ22側
に移動することができる。
【0067】さらに、上記実施例のような構成とした結
果、カットめくれが生じないだけで無く、肉眼では見え
難いような僅かな印画紙の変形等の欠点をも改善できる
ことになった。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成で
は、印画紙等の感光材料の切断時におけるエッジめくれ
を防止し、写真プリントの商品価値を向上することがで
きるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る感光材料の切断装置の第1実施例
を採用した写真焼付装置の概略構成図である。
【図2】図1のカッタ周辺を拡大して示す概略図であ
る。
【図3】本発明に係る感光材料の切断装置の第1実施例
を採用した写真焼付装置の動作を表すタイミングチャー
トを示す図である。
【図4】本発明に係る感光材料の切断装置の第2実施例
を採用した写真焼付装置のカッタ周辺を拡大して示す概
略図である。
【図5】本発明に係る感光材料の切断装置の第2実施例
を採用した写真焼付装置の動作を表すタイミングチャー
トを示す図である。
【図6】本発明に係る感光材料の切断装置の第2実施例
を採用した写真焼付装置の別の動作を表すタイミングチ
ャートを示す図である。
【図7】本発明に係る感光材料の切断装置の第3実施例
を採用した写真焼付装置のカッタ周辺を拡大して示す概
略図であって、ソレノイドが作動する前の状態を示す図
である。
【図8】本発明に係る感光材料の切断装置の第3実施例
を採用した写真焼付装置のカッタ周辺を拡大して示す概
略図であって、ソレノイドが作動した状態を示す図であ
る。
【図9】本発明に係る感光材料の切断装置の第3実施例
を採用した写真焼付装置のソレノイド周辺をさらに拡大
して示す概略図であって、(a)は図7に対応する図で
あり、(b)は図8に対応する図である。
【図10】従来のカッタにより切断された印画紙を表す
斜視図である。
【符号の説明】
10 写真焼付装置 12 マガジン 16 駆動ローラ 20 モータ 22 カッタ 24 モータ 80、82 ニップローラ 90 制御回路 102 ソレノイド P 印画紙

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下刃に対し上刃が上下に往復動して感光
    材料を切断する切断刃へ長尺の感光材料を間欠的に送り
    所定の長さに切断する感光材料の切断装置におけるエッ
    ジめくれ防止方法であって、 上刃の往動による感光材料の切断の際、上刃に密着した
    未切断部分のエッジを、切断後に上刃が上方向に復動す
    る前に、上刃から引き離すことを特徴とする感光材料の
    切断装置におけるエッジめくれ防止方法。
  2. 【請求項2】 駆動源により上下に往復動されて長尺状
    の感光材料を切断する切断刃と、正逆回転可能であっ
    て、正回転により感光材料が収納されるマガジン内から
    前記切断刃側に感光材料を挟持して搬送する搬送ローラ
    と、前記駆動源が前記切断刃を下方へ往動して感光材料
    を切断した後であって前記切断刃が上方へ復動する前に
    前記搬送ローラを逆回転するように制御して、前記切断
    刃に密着した未切断部分の感光材料のエッジを前記切断
    刃から引き離す制御手段と、を有することを特徴とする
    感光材料の切断装置。
  3. 【請求項3】 駆動源により上下に往復動されて長尺状
    の感光材料を切断する切断刃と、感光材料が収納される
    マガジン内に駆動回転可能に支持され且つ、このマガジ
    ン内から前記切断刃側に感光材料を挟持して搬送する搬
    送ローラと、前記マガジンが装填される装置本体側に配
    置され且つ、前記搬送ローラと接続されて前記搬送ロー
    ラを正逆回転可能に駆動回転する搬送ローラ駆動手段
    と、前記駆動源が前記切断刃を下方へ往動して感光材料
    を切断した後であって前記切断刃が上方へ復動する前に
    前記搬送ローラ駆動手段を逆回転するように制御して、
    前記切断刃に密着した未切断部分の感光材料のエッジを
    前記切断刃から引き離す制御手段と、を有することを特
    徴とする感光材料の切断装置
  4. 【請求項4】 駆動源により往復動されて長尺状の感光
    材料を切断する切断刃と、回転により感光材料が収納さ
    れるマガジン内から前記切断刃側に感光材料を挟持して
    搬送する搬送ローラと、前記切断刃と前記搬送ローラと
    の間に位置し 且つ、感光材料の搬送方向と交差する方向
    に感光材料を付勢して前記切断刃側に位置する感光材料
    を引き戻す付勢手段と、前記駆動源が前記切断刃を往動
    して感光材料を切断した後であって前記切断刃が復動す
    る前に前記付勢手段を作動するように制御して、前記切
    断刃に密着した未切断部分の感光材料のエッジを前記切
    断刃から引き離す制御手段と、を有することを特徴とす
    る感光材料の切断装置。
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