JP2554621Y2 - リード線の支持具 - Google Patents

リード線の支持具

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JP2554621Y2
JP2554621Y2 JP1991032620U JP3262091U JP2554621Y2 JP 2554621 Y2 JP2554621 Y2 JP 2554621Y2 JP 1991032620 U JP1991032620 U JP 1991032620U JP 3262091 U JP3262091 U JP 3262091U JP 2554621 Y2 JP2554621 Y2 JP 2554621Y2
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Japan
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cover
support
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lead wires
lead wire
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JP1991032620U
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JPH04127687U (ja
Inventor
行宏 室屋
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東陶機器株式会社
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種の電気機器や機械
等に配線させるリード線をまとめて整列させるための支
持具に関する。
【0002】
【従来の技術】電気製品の内部には、各種の機器への通
電や制御信号の授受等のために多数のリード線が配線さ
れる。これらのリード線は、その数が多くなると電気製
品のケーシングの中で複雑に絡み合うような配線となる
ので、テープやリング等によって一つの束にまとめた
り、ケーシングに固定又は自由とした専用のブッシュを
利用して整理される。
【0003】このようなリード線の配線に対して、工場
での組立て作業や現場での結線作業等が間違いなく行え
るように、ブッシュ等の支持具を用いて各リード線の位
置を特定することが多い。たとえば、リード線の本数に
応じて支持具に支持孔を開け、この支持孔に指定された
リード線を通すことで配線をしやすくする等である。そ
して、支持具は電気製品の仕様に合わせて、その支持孔
の位置や個数を予め決めたものが一般に利用されてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】電気製品に限らず各種
の製品の製造においては、同じ製品ではあっても、機能
が異なる仕様となることが多い。たとえば、標準仕様の
製品に対してこれよりも機能を拡充した製品であれば、
機能部の点数も増えることから、リード線の本数も当然
増える。このため、同じ製品についてたとえば3種類の
仕様のものがありそれぞれにリード線の本数が違えば、
リード線の整理には共通の支持具を使うことはできな
い。したがって、製品の仕様の数又はリード線の本数の
違いの仕様の数に相当する支持具を用意する必要があ
る。
【0005】このように、従来のリード線用の支持具で
は、製品仕様の全てに対応できず、型製作によって支持
具を製作する場合ではコスト面での影響が無視できな
い。また、製品仕様毎に支持具の仕様を変えるのであれ
ば、製造過程での在庫管理等も煩わしいという問題もあ
る。
【0006】本考案において解決すべき課題は、共通の
支持具で仕様の異なる製品のリード線の配線にも対応で
きるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、複数のリード
線のそれぞれを配線パターンに従って挿し通すための複
数の挿入孔を本体に配設させた支持具であって、前記複
数の挿入孔は、リード線数に対応した貫通挿入孔と、該
貫通挿入孔を覆って前記本体から突出形成させた中空状
カバーで閉塞した予備用挿入孔とであることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】カバーによって覆われた挿通孔はその一端が閉
じられるので、リード線を通すことはできず、リード線
はカバーを設けていない挿通孔のみを利用して配線され
る。そして、リード線の本数や配線パターンに応じて、
カバーを本体から切り離すとこのカバーによって覆われ
ていた挿通孔が開き、これにリード線を通すことができ
る。このように、カバーの有無によってリード線の本数
及び配線パターンを変えることができる。
【0009】
【実施例】図1は本考案の支持具の一実施例を示す斜視
図、図2はその平面図であり、図3の(a)及び(b)
はそれぞれ図2のA−A線及びB−B線矢視による縦断
面図である。
【0010】図において、支持具の本体1はゴムを素材
として型製作したものであり、図2に示すように長円状
の平面形状を持つ。そして、本体1は電気製品のケーシ
ング等の取付け口に嵌め込んで固定するため、一端側の
面にフランジ2を形成し、このフランジ2から一方に突
き出るようにリード線の保持座3を設けている。保持座
3の外周には、ケーシング等の取付け口に嵌め込んだと
きの嵌合力を強めるための突条3aを2本形成してい
る。
【0011】本体1にはフランジ2から保持座3までを
貫通する複数のリード線の挿通孔4,5を開ける。これ
らの挿通孔4,5のうち、一方の挿通孔4の群れは、図
3の(a)に示すように本体1の全体を貫通したものと
して予め開放されている。そして、残りの挿通孔5の群
れは保持座3の上面から突き出したカバー6によって覆
われて閉じた状態となっている。
【0012】挿通孔4の群れは、図2に示すように、本
体1の一端側に4個及び一つのカバー6を跨いだ部分に
2個開けたものである。そして、他方の挿通孔5の群れ
は、本体1の他端部に4個及び2群の挿通孔4に挟まれ
た領域に4個を配置したものである。
【0013】4個ずつの挿通孔5を覆うように設けたカ
バー6は本体1の型製作時に一体に形成されるもので、
図3の(b)に示すように、挿通孔5に連続する空洞部
6aを形成して保持座3の上面よりも立ち上げた断面形
状を持つ。そして、図3の(b)に示す破線の位置又は
これより少し上側でカバー6を切り落とすと、図4のよ
うにカバー6のみが保持座3から取り除かれる。したが
って、カバー6によって一端が閉じていた挿通孔5は図
4のように貫通孔となり、カバー6を備えていない挿通
孔4と同様な断面形状を持つようになる。
【0014】このように、挿通孔5の2個の群れに対し
てそれぞれカバー6を設けたことによって、リード線が
差し込める挿通孔4,5の本数及びその配置のパターン
は全部で4通りとなる。すなわち、第1のパターンは図
1のように2個のカバー6を残したままで挿通孔4のみ
を使う場合であり、図5の(a)及び(b)に示すよう
にいずれか一方のカバー6を切り落として1群れの挿通
孔5を使えるようにするのが第2及び第3のパターンで
ある。そして、2個のカバー6をいずれも切り落とし
て、挿通孔4,5の全てをリード線の差し込みに利用す
るのが第4のパターンである。
【0015】図6は図5の(a)のように端部側のカバ
ー6のみを残して使用した場合のリード線7の支持を示
す図である。この場合では、カバー6を備えていない全
ての挿通孔4と、中央部のカバー6を切り落として開放
した4個の挿通孔5にリード線7を差し込んで配線した
パターンとなる。
【0016】また、図7は図5の(b)のように中央部
のカバー6のみを残した場合であり、全ての挿通孔4及
び右端部のカバー6を切り落として開放した4個の挿通
孔5にリード線7が差し込まれて支持されている。
【0017】このように、2群の挿通孔5を閉じるカバ
ー6を予め本体1に一体化しておくことによって、合計
4通りのリード線7の配線パターンが得られる。このた
め、一つの支持具のみを用意しておけば、製品仕様によ
って異なるリード線7の配線パターンにも対応すること
ができる。そして、支持具の本体1の製作に必要な型も
一つだけでよく、コスト面でも有利になる。
【0018】ところで、支持具に多数の挿通孔を開けて
おき、リード線の本数及び配線パターンに応じてこれら
の挿通孔を選んで配線することも無論可能である。しか
し、製品仕様によってリード線の本数や配線パターンが
異なる場合、リード線を通す挿通孔の数やその位置も違
ったものとなる。このため、リード線の本数が挿通孔の
数よりも小さい場合等では、組立て作業では挿通孔の位
置を間違えずに選ぶ必要がある。したがって、製品仕様
に応じた配線パターンとなるように正確に配線する作業
自体も煩雑になるほか、組立て後の検査にも手間がかか
る。
【0019】これに対し、本考案の支持具では、挿通孔
4,5を開けていても、一方の挿通孔5の群れはカバー
6によって閉じられている。このため、挿通孔5を必要
としないリード線7の本数及び配線パターンの場合で
は、差し込む孔が特定されやすいので、リード線7の配
線を間違えるようなことがないし、検査もしやすくな
る。また、製品の仕様に合わせてカバー6を切り落とす
ので、このカバー6が有るか無いかを識別するだけで、
製品仕様に合わせた部品としてラインに送ることがで
き、部品を間違えることもない。
【0020】更に、カバー6は保持座3よりも突き出し
てその内部を挿通孔5に連続する空洞部6aとしている
ので、カバー6を切り落とすだけの簡単な作業でリード
線7の差し込み孔とすることができる。このため、たと
えば本体1を平板状としてこれに新たな挿通孔を開ける
作業とする場合よりも、カバー6が保持座3に対して段
差を持って形成されているので、加工しやすい。したが
って、単一の支持具を仕様の異なる製品への共通の部品
としていても、仕様に対応できる挿通孔4,5の数や配
置とすることも簡単であり、共通部品を用いることの障
害もない。
【0021】
【考案の効果】本考案では、リード線の本数や配線パタ
ーンが異なっていても、カバーを切り離すことによって
このような異なる配線にも対応できる。このため、一つ
の共通の支持具を仕様が異なる製品のリード線の配線に
も利用でき、共通部品を有効に活用できる。また、支持
具の本体を型製作する場合では、型も一つで済むので、
コスト面でも有利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のリード線用の支持具の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】支持具の本体の平面図である。
【図3】支持具の縦断面の形状を示す図であって、同図
の(a)は図2のA−A線矢視断面図、同図の(b)は
図2のB−B線矢視断面図である。
【図4】カバーを切り落として挿通孔を貫通させること
を示すための支持具の縦断面図である。
【図5】リード線の本数及び配線パターンに従ってカバ
ーを切り落とした例を示す斜視図である。
【図6】図5の(a)の支持具を利用したリード線の配
線を示す平面図である。
【図7】図5の(b)の支持具を利用したリード線の配
線を示す平面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 フランジ 3 保持座 4 挿通孔 5 挿通孔 6 カバー 6a 空洞部 7 リード線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のリード線のそれぞれを配線パター
    ンに従って挿し通すための複数の挿入孔を本体に配設さ
    せた支持具であって、前記複数の挿入孔は、リード線数
    に対応した貫通挿入孔と、該貫通挿入孔を覆って前記本
    体から突出形成させた中空状カバーで閉塞した予備用挿
    入孔とであることを特徴とするリード線の支持具。
JP1991032620U 1991-05-10 1991-05-10 リード線の支持具 Expired - Lifetime JP2554621Y2 (ja)

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JP1991032620U JP2554621Y2 (ja) 1991-05-10 1991-05-10 リード線の支持具

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JP1991032620U JP2554621Y2 (ja) 1991-05-10 1991-05-10 リード線の支持具

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Publication Number Publication Date
JPH04127687U JPH04127687U (ja) 1992-11-20
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JPS6316488U (ja) * 1986-07-16 1988-02-03

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JPH04127687U (ja) 1992-11-20

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