JP2554383B2 - タブ状端子およびブスバーの相互接続構造 - Google Patents

タブ状端子およびブスバーの相互接続構造

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JP2554383B2 JP2090119A JP9011990A JP2554383B2 JP 2554383 B2 JP2554383 B2 JP 2554383B2 JP 2090119 A JP2090119 A JP 2090119A JP 9011990 A JP9011990 A JP 9011990A JP 2554383 B2 JP2554383 B2 JP 2554383B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気接続箱の内部回路を構成するブスバー
回路において、ブスバーに連成されるタブ状端子および
ブスバーの相互接続構造に関し、安定な弾性接触圧が得
られるようにしたものである。
〔従来の技術〕
電気接続箱はワイヤハーネス(自動車用組電線)に含
まれる分岐接続の吸収を主要な目的の1つとしている。
そこで、内部回路の構成部材として、導電性金属板の打
抜折曲加工により形成される複数のブスバーと配線基板
とから成るブスバー回路板を積層状態で使用することが
多く、しばしば上下層間のブスバーを接続する必要が生
じる。
かかる層間接続構造として、出願人は先に第5図の如
く、一方の層のブスバー1に長手方向に沿うスリット3
をもつタブ状端子(以下、タブともいう)2を起立連成
し、このタブ2を他層のブスバー1′に設けた長孔4に
圧入固定する構造を提案した(実願昭64−29782号)。
スリット3により弾性接触圧を高め、安定な電気的接続
を得られるようにしたものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
第5図に示す接続構造において、同一の導電性金属板
を用いてタブ2およびスリット3の巾と長さや長孔4の
長さなどの外形寸法を同一にしても、タブ2と長孔4と
の接触圧にかなりのバラツキが生じることが判明し、電
気的接続の信頼性に欠ける点がある。
本発明の課題は、上記の欠点がなく、弾性接触圧が強
く一定で、安定な電気的接続状態が得られるタブおよび
ブスバーの相互接続構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の課題を解決すべく種々検討を重
ねた結果、導電性金属板からブスバーおよびタブを打抜
折曲加工により形成し、スリットを設けたときに、スリ
ットしたがってタブを該金属板の圧延方向に対して直交
する方向と平行な方向に設けた場合では弾性率に大きな
違いがあり、前者が後者より大で、かつ同一方向内では
バラツキもきわめて小さいことを見出した。本発明はこ
の知見に基いてなされたものである。
すなわち、本発明のブスバーに連成されるタブ状端子
は、請求項(1)に記載のように、導電性金属板の圧延
方向と直交するスリットをその長手方向に設けたことを
特徴とする。
また、ブスバーの相互接続構造は、請求項(2)に記
載のように、一方のブスバーに長手方向に沿うスリット
をもつタブ状端子を形成し、このタブ状端子を他方のブ
スバーに設けた長孔に圧入固定する接続構造において、
前記タブ状端子のスリットが前記導電性金属板の圧延方
向と直交して形成されていることを特徴とする。
さらに、スリットが金属板の圧延方向と直交する方向
以外、たとえば平行に形成されている場合には、請求項
(3)または(4)に従って長孔に一対の弾性舌片を設
け、或いは弾性舌片の長さまたは傾きを変えることによ
り、タブ状端子のスリットが圧延方向と直交するものと
平行なものと弾性接触圧を同一とすることができる。
以下、上記構成を実施例を示す図面を参照して具体的
に説明する。
〔実施例〕
第1図において、Mはロール状の導電性金属板であっ
て、符号Xはその圧延方向(以下“Good Way"ともい
う)、符号Yはこれと直交する方向(以下、“Bad Way"
ともいう)を示す。
第1図は上記導電性金属板Mから3つのブスバー5A,5
Bおよび5Cを打抜き、折曲形成する場合のレイアウトを
示す。
各ブスバーの端部におけるタブ6A,6B,6Cおよびスリッ
ト7は、圧延方向Xと直交する方向Yと平行に、すなわ
ち“Bad Way"方向に設けられている。
この場合、各タブ6A〜6Cの巾wおよび高さhと、スリ
ットd等の外形寸法を等しくすれば、前記長孔(第5図
参照)に圧入したときに同じ弾性接触圧が得られる。
なお、スリット7の基端部7aは各タブ6A〜6Cの折り曲
げ基部を超えてブスバーパターン部分まで延設すること
により、必要な弾性接触圧を得るためのタブの高さhを
小さくすることができる。
一方、レイアウトの関係でタブおよびスリットを第1
図のY方向に設けにくい場合がある。
すなわち、第2図aにおいて、形成しようとするブス
バー5Dには隣接のブスバー5Eとの関係で、Y方向のタブ
6Dを設けることができない。
そのため、第2図bのように、ブスバー5D′には圧延
方向Xと平行なタブ6D′とスリット7′を設けざるを得
ない。
このタブ6D′はタブ6Dに比べて弾性率が小さく、弾性
接触圧が低くなる。これを高めるためには、別の金属板
にてブスバー5D′およびタブ6D′のみを該金属板の圧延
方向と直交して別途に打抜き形成しなければならないか
ら、コストアップを招く。また、第2図aにおいて、タ
ブ6Dの形成のためにブスバー5Dと5Eとの間隔拡げること
は、ブスバーの打抜き歩留りの低下を招く。
そこで、タブおよびスリットの外径寸法が同じで、そ
の形成方向の異なるタブに対しては、これを圧入固定す
る相手側のブスバーの長孔の両端に一対の弾性舌片を切
り起こしにより形成し、該弾性舌片の長さまたは傾きを
変えることにより、弾性接触圧を一定にすることができ
る。
第3図aにおいて、ロール状の金属板Mには、“Bad
Way"方向のタブ6Eおよびスリット7をもつブスバー5E
と、“Good Way"方向のタブ6F′およびスリット7′を
もつブスバー5F′を混在させたレイアウトが示されてい
る。なお、タブ6Eと6F′の外径寸法はいずれも第1図に
おけるタブ6A,6Bのそれと同じである。
また、別のロール状の金属板M′には、第3図bに示
すように、タブ6Eおよび6F′に対する長孔9を設けた相
手側のブスバー8Aと8Bのレイアウトが示されている。
長孔9の両端には一対の弾性舌片10,10が形成されて
おり、その長さをl、垂線となす角(傾き)をθとす
る。
ここで、タブ6EはY方向に、タブ6F′は圧延方向Xに
それぞれ平行であり、前述した“Bad Way"と“Good Wa
y"との関係にあり、弾性率は前者が後者より大である。
そこで、タブ6Eとタブ6F′を長孔9に圧入接続したとき
に、弾性舌片10の弾性変位量をタブ6F′側が大となるよ
うにすれば、2つのタブ6Eと6F′の弾性接触圧を同じく
することができる。
第4図はタブ6Eと6F′を長江9に圧入固定したとき得
られる弾性接触圧を一定とするための、弾性舌片10の長
さと傾きの関係を示したものである。
図において、タブ6F′側の弾性舌片10の長さをl1、傾
きをθ、タブ6E側の弾性舌片10の長さをl2、傾きをθ
とする。
1) l1とl2の関係(θ=θのとき) タブ6F′,6Eと弾性舌片10との弾性接触圧は、3EI/kl3
で表わされる。
ここで、I:断面二次モーメント(一定) k:バネ定数(一定) E:ヤング率 θ=θであるから、次式、 が成立する。
“Good Way"方向のタブ6F′と“Bad Way"方向のタブ6
Eのヤング率E1,E2をそれぞれ4600、6000kg/mm2とすれ
ば、(1)式から (2)式から l1≒0.92l2,l1<l2 ……(3) が得られる。
2) θとθの関係(l1=l2のとき) 同様にして、l1=l2の場合には、次式 が成立する。
E1=4600、E2=6000を(4)式に代入すると、 cosθ≒0.88cosθ2>θ ……(5) が得られる。
このように、“Good Way"方向と“Bad Way"方向のタ
ブ(およびスリット)に対しては、長孔に設ける弾性舌
片の長さまたは傾きを変えることにより弾性接触圧を一
定にすることができる。
その結果、第2図aに示すようなレイアウトに煩わさ
れることなく、第2図bのような“Good Way"方向のタ
ブ6D′(およびスリット7′)も“Bad Way"のタブを有
するブスバーと一枚の金属板から形成することができ、
ブスバー打抜き歩留りの向上と金型費の低減を図ること
ができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、スリットをも
つタブを導電性金属板の圧延方向と直交して形成するこ
とにより弾性接触圧が大きくバラツキの少ない安定した
ブスバー相互の接続状態が得られる。
また、レイアウトのうえでタブ(およびスリット)を
圧延方向に沿って形成せざるを得ない場合であっても、
相手側のブスバーの長孔に一対の弾性舌片を設け、或い
はその長さまたは傾きを変えることにより、弾性接触圧
を一定にできるので、ブスバーの打抜き歩留りおよび配
索の自由度の向上と共に、タブ外形の統一による金型費
の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るタブ(およびスリット)の形成方
法の説明図、 第2図a,bはそれぞれタブの他の形成方法の説明図、 第3図a,bは本発明の他のブスバーの相互接続構造に係
るタブとブスバーの形成方法の説明図(a)と長孔部分
の拡大縦断面図(b)、 第4図a,bはそれぞれタブを長孔に圧入固定したときに
得られる弾性接触圧と弾性舌片の長さまたは傾きとの関
係を示す説明図、 第5図は従来例の説明図である。 5A,5B〜5E……ブスバー、5D′,5F′……ブスバー、6A,6
B〜6E……タブ状端子、6D′,6F′……タブ状端子、7,
7′……スリット、8A,8B……ブスバー、9……長孔、10
……弾性舌片。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブスバーに連成されるタブ状端子であっ
    て、導電性金属板の圧延方向と直交するスリットをその
    長手方向に設けたことを特徴とするタブ状端子。
  2. 【請求項2】導電性金属板の打抜きおよび折曲加工によ
    り形成されるブスバー同士の接続構造であって、一方の
    ブスバーに長手方向に沿うスリットをもつタブ状端子を
    形成し、このタブ状端子を他方のブスバーに設けた長孔
    に圧入固定する接続構造において、 前記タブ状端子のスリットが前記導電性金属板の圧延方
    向と直交して形成されていることを特徴とするブスバー
    の相互接続構造。
  3. 【請求項3】導電性金属板の打抜きおよび折曲加工によ
    り形成されるブスバー同士の接続構造であって、一方の
    ブスバーに長手方向に沿うスリットをもつタブ状端子を
    形成し、このタブ状端子を他方のブスバーに設けた長孔
    に圧入固定する接続構造において、 該接続構造は、前記スリットが導電性金属板の圧延方向
    と直交して形成されてタブ状端子と、圧延方向と平行に
    形成されているタブ状端子との2種を含み、前記圧延方
    向と平行に形成されているスリットをもつタブ状端子が
    圧入される前記他方のブスバーの長孔には一対の弾性舌
    片が切り起こしにより形成されていることを特徴とする
    ブスバーの相互接続構造。
  4. 【請求項4】導電性金属板の打抜きおよび折曲加工によ
    り形成されるブスバー同士の接続構造であって、一方の
    ブスバーに長手方向に沿うスリットをもつタブ状端子を
    形成し、このタブ状端子を他方のブスバーに設けた長孔
    に圧入固定する接続構造において、 該接続構造は、前記スリットが導電性金属板の圧延方向
    と直交して形成されてタブ状端子と、圧延方向と平行に
    形成されているタブ状端子との2種を含むと共に、前記
    他方のブスバーの長孔には、一対の弾性舌片が切り起こ
    しにより形成されており、前記2種のタブ状端子をそれ
    ぞれ前記他方のブスバーの対応する長孔に圧入したとき
    に同一の弾性接触圧が得られるように前記弾性舌片の長
    さまたは傾きを変えて形成したことを特徴とするブスバ
    ーの相互接続構造。
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