JP2553953Y2 - 乗客用頭部遮断装置 - Google Patents

乗客用頭部遮断装置

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JP2553953Y2
JP2553953Y2 JP5367691U JP5367691U JP2553953Y2 JP 2553953 Y2 JP2553953 Y2 JP 2553953Y2 JP 5367691 U JP5367691 U JP 5367691U JP 5367691 U JP5367691 U JP 5367691U JP 2553953 Y2 JP2553953 Y2 JP 2553953Y2
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JP
Japan
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arm frame
passenger
shielding member
fixed
backrest
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JP5367691U
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JPH04138353U (ja
Inventor
達哉 遠藤
Original Assignee
天龍工業株式会社
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  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、着座者に対する光を遮
蔽するため、あるいは着座者の頭部を隠蔽するための乗
客用頭部遮断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗物用座席、特に夜間の長距離運
行バスの座席において、バス内には保安用常夜灯が点灯
された状態のまま着座した乗客が睡眠するため、この保
安用常夜灯の光を遮断して睡眠し易い状況にしたり、ま
た特に女性客は自分の寝顔を他人に見られたくない意識
があり、乗物用座席に乗客用の遮蔽、あるいは隠蔽機構
が要望されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、このような
要望に対処するため、乗物用座席に着座した乗客の睡眠
時に不要な光を遮断したり、着座した乗客の頭部を隠蔽
することができる乗客用頭部遮断装置を提供することを
目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、乗物用座席の
背あて上部の少なくとも一側に回動自在に回動アームフ
レームを装着させ、回動アームフレームの先端に、回動
アームフレームと垂直に、かつ背あて側に向けて巻取自
在の遮蔽部材を装着させ、背あて上部に遮蔽部材用固定
具を装着させてなるもの、あるいは背あて上部の少なく
とも一側に遮蔽部材を有する固定部材を固定させ、この
固定部材に引出自在に遮蔽部材を有する可動部材を装着
させてなるものである。
【0005】
【作用】本考案の作用を説明する。
【0006】本考案に係る乗客用頭部遮断装置を使用す
る際、予め遮蔽部材の引出し端を背あて上部の遮蔽部材
用固定具に固定させ、背あて上部の回動アームフレーム
を着座した乗客の頭部の上方まで回動させる。
【0007】使用を中止する際、遮蔽部材用固定具と遮
蔽部材との固定を解除することなく、回動アームフレー
ムを背あて上部側に回動させ、元の状態に戻す。
【0008】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】本考案に係る乗客用頭部遮断装置の第1実
施例が、図1〜図3に示してあり、本実施例の遮断装置
は以下の構成からなるものである。
【0010】乗物用座席10の背あて12の上部14の
一側に回動自在に回動アームフレーム16および固定ア
ームフレーム18を装着させてある。
【0011】前記固定アームフレーム18は略L字型の
アームフレームであり、乗客の着座時に支障とならない
ように、背あて上部14の上縁に沿わせて配置させてあ
り、固定アームフレーム18には後述の巻取自在の遮蔽
部材22の引出し端を固定するための遮蔽部材用固定具
20が設けられている。本実施例の遮蔽部材用固定具2
0はフックであるが、遮蔽部材22の引出し端を固定で
きる機構であれば他の固定手段でもよく、特に構造は限
定されることはない。
【0012】前記回動アームフレーム16の先端に、回
動アームフレーム16と垂直に巻取自在の遮蔽部材22
を装着させてあり、遮蔽部材22の引出し端には前記遮
蔽部材用固定具20に固定するための固定機構24が設
けられている。本実施例の遮蔽部材22はカーテン生地
等のシート状であり、巻取機構は通常のロールブライン
ドに利用されている機構と同様のものであり、特に限定
されるものではない。
【0013】回動アームフレーム16は使用時に座席1
0に着座した乗客の頭部の上方に位置固定させる必要が
あるため、何らかの固定手段が必要である。
【0014】本実施例は固定アームフレーム18を回動
アームフレーム16と同様に回動自在に背あて上部14
に装着させてあるため、使用者の好みに応じて頭部の上
下方に回動させて顔を隠蔽することができる。
【0015】また、図4に本考案の第2実施例が示して
あり、本例は第1実施例の固定アームフレーム18を欠
落させ、遮蔽部材用固定具20を直接背あて上部14に
装着させたものであり、構造が第1実施例に対して簡易
である。
【0016】また、図5および図6に本考案の第3実施
例が示してあり、本例は第1および第2実施例の隠蔽部
材を三段階で着座した乗客の頭部の前方に引出すもので
ある。
【0017】本例の遮蔽部材25は背あて上部14に直
接固定される固定部材26と固定部材26から引出され
る二個の可動部材28とから構成されている。
【0018】固定部材26はコ字型の支持片30の両側
が側板32により閉塞され、上方が天板34により閉塞
されたものである。この側板32および天板34により
遮蔽機構が構成される。なお、図面では一側のみを示
し、他側は省略してある。
【0019】可動部材28は固定部材26とほぼ同一形
状のものであり、固定部材26内に摺動自在に装着させ
たものである。
【0020】本例の使用方法は、遮蔽部材25を構成す
る固定部材26から可動部材28を引出すことにより容
易に着座した乗客の頭部を隠蔽させることができる。こ
の際、前方(図面では左側)の可動部材28を引出すこ
とにより、後方(図面では中央)の可動部材28も固定
部材26から引出される。
【0021】また、図7に本考案の第4実施例が示して
あり、本例は以下の構成からなるものである。
【0022】乗物用座席10の背あて12の上部14の
両側に回動自在に回動アームフレーム16を装着させる
と共に、固定アームフレーム18を固定させてある。
【0023】前記固定アームフレーム18は略コ字型の
アームフレームであり、乗客の着座時に支障とならない
ように、背あて上部14の上縁に沿わせて配置させてあ
る。
【0024】回動アームフレーム16と固定アームフレ
ーム18との間に背あて上部14と回動自在に複数の補
助アームフレーム36が配設されている。なお、図面で
は一側のみを示し、他側は省略してある。
【0025】使用状態の位置へ回動アームフレーム16
を回動させた状態として前記固定アームフレーム18、
回動アームフレーム16および補助アームフレーム36
間に一枚のシート38を装着させてある。従って、未使
用時にはこのシート38を収縮、または折り畳んで収納
させ、使用時にはシート38が伸張され、着座した乗客
の頭部を隠蔽することができる。
【0026】なお、本考案は乗物用座席に係るものであ
るが、通常の椅子にも利用できることは自明のことであ
る。
【0027】また、第1および第2実施例において、背
あて上部14の一側に支持アームフレーム16および固
定アームフレーム18を装着させてあるが、背あて上部
14の両側に装着させてもよく、第3および第4実施例
において、背あて上部14の両側に固定部材26、可動
部材28、回動アームフレーム16および固定アームフ
レーム18を装着させてあるが、一側にのみ装着させて
もよい。
【0028】
【考案の効果】本考案に乗客用頭部遮断装置によれば、
乗物用座席の背あて上部の少なくとも一側に回動自在に
回動アームフレームを装着させ、回動アームフレームの
先端に、回動アームフレームと垂直に、かつ背あて側に
向けて巻取自在の遮蔽部材を装着させ、背あて上部に遮
蔽部材用固定具が備えられているか、あるいは乗物用座
席の背あて上部の少なくとも一側に遮蔽部材を有する固
定部材を固定させ、この固定部材に引出自在に遮蔽部材
を有する可動部材を装着させてあるため、回動アームフ
レームあるいは可動部材を前方に回動させることによ
り、乗物用座席に着座した乗客に対して不要な光を遮断
したり、また着座した乗客の頭部を隠蔽することができ
るので、睡眠あるいは仮眠中に女性客が顔を他人に見ら
れたくないという要望にも充分に対処できる。
【0029】また、構造が簡易であるため、現在使用し
ている乗物用座席にも容易に装着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る乗客用頭部遮断装置の使用状態を
示す斜視図。
【図2】同、拡大斜視図。
【図3】同、側面図。
【図4】第2実施例の側面図。
【図5】第3実施例の使用状態を示す一部破断側面図。
【図6】同、未使用状態を示す一部破断側面図。
【図7】第4実施例の使用状態を示す一部破断側面図。
【符号の説明】
10 乗物用座席 12 背あて 14 背あて上部 16 回動アームフレーム 18 固定アームフレーム 20 遮蔽部材用固定具 22 遮蔽部材 25 遮蔽部材 26 固定部材 28 可動部材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗物用座席の背あて上部の少なくとも一
    側に回動自在に回動アームフレームを装着させ、回動ア
    ームフレームの先端に、回動アームフレームと垂直に、
    かつ背あて側に向けて巻取自在の遮蔽部材を装着させ、
    背あて上部に遮蔽部材用固定具を装着させてなる乗客用
    頭部遮断装置。
  2. 【請求項2】 乗物用座席の背あて上部の少なくとも一
    側に遮蔽部材を有する固定部材を固定させ、この固定部
    材に引出自在に遮蔽部材を有する可動部材を装着させて
    なる乗客用頭部遮断装置。
JP5367691U 1991-06-14 1991-06-14 乗客用頭部遮断装置 Expired - Lifetime JP2553953Y2 (ja)

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JP5367691U JP2553953Y2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 乗客用頭部遮断装置

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JP5367691U JP2553953Y2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 乗客用頭部遮断装置

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Publication Number Publication Date
JPH04138353U JPH04138353U (ja) 1992-12-25
JP2553953Y2 true JP2553953Y2 (ja) 1997-11-12

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ID=31929358

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JP5367691U Expired - Lifetime JP2553953Y2 (ja) 1991-06-14 1991-06-14 乗客用頭部遮断装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6564584B2 (ja) * 2015-03-05 2019-08-21 天龍工業株式会社 遮蔽装置および当該遮蔽装置を備えた座席

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JPH04138353U (ja) 1992-12-25

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