JP2553881B2 - 残留水除去方法 - Google Patents

残留水除去方法

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JP2553881B2
JP2553881B2 JP62196859A JP19685987A JP2553881B2 JP 2553881 B2 JP2553881 B2 JP 2553881B2 JP 62196859 A JP62196859 A JP 62196859A JP 19685987 A JP19685987 A JP 19685987A JP 2553881 B2 JP2553881 B2 JP 2553881B2
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尚之 木内
茂 金藤
智亮 林
利彦 加藤
賢一郎 川戸
正浩 石橋
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、内燃機関試験装置で所期の試験を行った内
燃機関から、試験時に使用した冷却水のうち内燃機関内
に留まっている残留水(ドレン)の除去を行うときなど
に使用される残留水除去方法に関するものである。
従来の技術 インレット側にサーモスタットが取付けられている内
燃機関から試験時に使用した冷却水の除去を行うに、従
来では、内燃機関のアウトレットあるいはヒーターバイ
パスなどの口金に吸引ホースを接続し、負圧により残留
水を自動的に抜き取ることで行っていた。
発明が解決しようとする問題点 しかし、このような抜き取り方法では、内燃機関の構
造上、アウトレットやヒータバイパスは内部の循環経路
に対して位置的に高いため、負圧によっても十分な抜き
取りが行えず、この内燃機関内に多量の残留水が残って
いた。また位置的に低いインナレットからの抜き取りは
サーモスタットの存在より行えなかった。
本発明の目的とするところは、残留水の除去を、サー
モスタットが取付けられているインレット側から行える
残留水除去方法を提供する点にある。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の残留水除去方法
は、インレット側の口金に、機種に応じて弁の開閉温度
を設定したサーモスタットを取付けている内燃機関に対
して、そのインレット側の口金にインレット用回路を接
続するとともに、インレット側の口金に対して上部に位
置したアウトレット側の口金にアウトレット用回路を接
続しておき、インレット側から給水されたアウトレット
側から排水される冷却水の温度を、前記サーモスタット
の弁を開く温度の近くに制御し、内燃機関の試験後で、
残留水の温度が前記サーモスタットの弁を開く温度以上
のときに、アウトレット用回路を大気に開放するととも
に、インレット用回路を吸引回路に連通して、インレッ
ト側を通して残留水を吸収除去している。
作用 かかる本発明の構成によると、吸引回路に吸着力を作
用しての残留水の吸引除去時においては、残留水(冷却
水)の温度によってサーモスタットが自動的に開かれて
いることから、このサーモスタットを取付けたインレッ
ト側から何ら支障なく行える。
実施例 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図におい、1は内燃機関の平面図で、その上下方
向における上部にはアウトレト側の口金4が、またアウ
トレット側の口金4に対して下部には、内燃機関1の機
種に応じて弁の開閉温度が設定されたサーモスタッタ3
を取付けているインレット側の口金2が設けられてい
る。5はインレット用回路で、その終端には前記口金2
に着脱自在な接続具(ウォータコネクター)6が設けら
れる。7はアウトレット用回路で、その始端には前記口
金4に着脱自在な接続具8が設けられる。
前記インレット用回路5には、上流側から順に温度計
9と第1開閉弁10とが設けられ、そして、これら温度計
9と第1開閉弁10との間が、第2開閉弁11を有する循環
回路12を介してアウトレット用回路7に接続している。
前記アウトレット用回路7には、前記接続具8側から順
に第1三方弁13と、第2三方弁14と、塵埃除去装置15
と、第3三方弁16と、逆止弁17とが設けられ、この逆止
弁17の下流側に前記循環回路12が接続している。
前記インレット用回路5の第1開閉弁10よりも下流位
置と、前記第1三方弁13の1つの口との間はバイパス回
路18により接続され、このバイパス回路18中に、2接点
付温度計19が接続したセンサー20が設けられる。前記第
2三方弁14の1つの口は大気に開放されている。前記塵
埃除去装置15は2つの回路を切換える形式であって、一
方を使用中に他方の清掃などを行う。前記第3三方弁16
の1つの口と前記逆止弁17の近くとの間は排圧検出回路
21により接続され、この排圧検出回路21には圧力計22や
リリーフ弁23が設けられる。
前記インレット用回路5において、前記バイパス回路
18が接続した位置よりも下流から吸引回路24が分岐さ
れ、この吸引回路24中に第3開閉弁25を設けるととも
に、終端はブロアーポンプ(図示せず)に接続してい
る。両接続具6,8は、エヤー回路26を介してエヤー供給
回路27に接続し、このエヤー回路26にプレッシャースイ
ッチ28と電磁弁29とを設けてエヤーシールを可能として
いる。30はジャンクションを示す。
次に上記実施例において運転冷却時や残留水排除時な
どの作用を説明する。
内燃機関1は、たとえば回転テーブル上に配設した内
燃機関試験装置の所定の位置にセットされ、そして両口
金2,4に対してそれぞれの接続具6,8が連結される。
第2図は試験開始時、すなわち冷却水Aの供給開始時
を示す。このとき第2開閉弁11と第3開閉弁25とは閉じ
られ、また第1三方弁13ではバイパス回路18側が、第2
三方弁14では大気側が、第3三方弁16では排圧検出回路
21側がそれぞれ閉じられている。ここで冷却水Aの温度
としは、危険防止の意味からサーモスタッド3の弁が開
く温度(82度)と同じ程度(80度〜84度)に温調したも
のが使用される。このような冷却水Aは、インレット用
回路5から接続具6、口金2を介して内燃機関1内に給
水され、そして内熱機関1内から、口金4、接続具8を
介してアウトレット用回路7へと排水される。内燃機関
1での着火後においても、暖気を早める意味から上述し
た給水−排水が続けられる。
排水側の温度が給水側の温度よりも高くなったとき、
たとえば排水温度で84度を検知したとき、第3図に示す
ように第1開閉弁10を閉じるとともに第2開閉弁11を開
け、さらに第1三方弁13ではバイパス回路18側を開け
る。これにより内燃機関1からアウトレット用回路7へ
の排水は、この内燃機関1の持つポンプ能力によって、
バイパス回路18を通してインレット用回路5へ給水され
ることになり、以って閉回路を循環させることになる。
このように一次側の給水を止めて循環させているとき、
一次側の冷却水Aの温度が低下するのを防ぐため、この
冷却水Aを循環回路12からアウトレット用回路7へと流
し循環させる。
危険防止のため、バイパス回路18でのセンサー20が88
度を検知したとき、再び第2図で示す給水−排水回路に
戻し、その後にセンサー20が84度を検知したときに第3
図で示す循環状態に戻す。この切換えを自動的に繰り返
すことによって、内燃機関1内を流れる冷却水Aの温度
を84度〜88度の間で制御でき、これによりサーモスタッ
ト3の弁を常に開いた状態にしておく。
内燃機関1のレーシング時には、第2図の状態から、
第4図に示すように第3三方弁16を排圧検出回路21側に
接続し、排圧の測定を行う。
内燃機関1に対する所期の試験を終えたとき、第3図
の状態から第3開閉弁25を開け、そして第1三方弁13の
バイパス回路18側を閉じるとともに、第2三方弁14の大
気側を開ける。これによる第5図で示すようにブロアー
ポンプから吸引回路24に作用する吸引力によって、イン
レット用回路5を通して内燃機関1内の残留水Bが吸引
除去され、そして第2三方弁14から入ってくる大気Cと
置換される。その際に残留水Bは、サーモスタット3の
弁が自動的に開く温度(82度)以上の温度(84度〜88
度)であることから、この残留水Bのインレット側から
の除去はサーモスタット3の邪魔されることなく行え
る。なお、このとき第2開閉弁11も閉じられ、冷却水A
の循環が停止されている。
第6図は早朝の温調時を示し、このとき循環回路12を
使用して冷却水Aを流している。
通常、電磁弁29は連通状態にあり、エヤー回路26を通
して両接続具6,8にエヤーを供給してシールを行ってい
る。たとえば接続具6,8におけるゴムスリーブが破れ、
エヤー回路26の内圧が低下してプレッシャースイッチ28
が下限検出をしたとき、その検出に基づいて電磁弁29が
遮断(非常停止)される。これによってエヤーの放出に
より熱湯の飛散を防止できる。また第3図で示す循環時
においても、電磁弁29を閉じて残圧によりエヤーシール
を行ってもよい。
発明の効果 上記構成の本発明によると、吸引回路側の吸引力を、
インレット用回路からインレット側の口金に作用させて
内燃機関内の残留水を吸引除去するとき、残留水(冷却
水)の温度によってサーモスタットの弁が自動的に開か
れていることから、このサーモスタットを取付けている
インレット側から何んら支障なく行うことができ、その
際に位置的に低いインレットを通しての吸引除去である
ことから、残留水の抜き取りは十分に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は、内燃機間が平面図のときの本発明の
一実施例を示す回路説明図であって、第1図は非運転
時、第2図は試験開始時、第3図は循環時、第4図はレ
ーシング時、第5図は残留水の抜き取り時、第6図は早
朝の温調時をそれぞれ示す。 1……内燃機関、2……口金、3……サーモスタット、
4……口金、5……インレット用回路、6……接続具、
7……アウトレット用回路、8……接続具、10……第1
開閉弁、11……第2開閉弁、12……循環回路、13……第
1三方弁、14……第2三方弁、18……バイパス回路、19
……2接点付温度計、20……センサー、24……吸引回
路、A……冷却水、B……残留水。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 智亮 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番 11号 株式会社ダイフク内 (72)発明者 加藤 利彦 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番 11号 株式会社ダイフク内 (72)発明者 川戸 賢一郎 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番 11号 株式会社ダイフク内 (72)発明者 石橋 正浩 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番 11号 株式会社ダイフク内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インレット側の口金に、機種に応じて弁の
    開閉温度を設定したサーモスタットを取付けている内燃
    機関に対して、そのインレット側の口金にインレット用
    回路を接続するとともに、インレット側の口金に対して
    上部に位置したアウトレット側の口金にアウトレット用
    回路を接続しておき、インレット側から給水されアウト
    レット側から排水される冷却水の温度を、前記サーモス
    タットの弁を開く温度の近くに制御し、内燃機関の試験
    後で、残留水の温度が前記サーモスタットの弁を開く温
    度以上のときに、アウトレット用回路を大気に開放する
    とともに、インレット用回路を吸引回路に連通して、イ
    ンレット側を通して残留水を吸引除去することを特徴と
    する残留水除去方法。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5899574A (ja) * 1981-12-04 1983-06-13 Kinuo Takahashi 凍結防止用水抜栓

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