JP2553837B2 - 比率差動継電器用入力装置 - Google Patents
比率差動継電器用入力装置Info
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- JP2553837B2 JP2553837B2 JP60179638A JP17963885A JP2553837B2 JP 2553837 B2 JP2553837 B2 JP 2553837B2 JP 60179638 A JP60179638 A JP 60179638A JP 17963885 A JP17963885 A JP 17963885A JP 2553837 B2 JP2553837 B2 JP 2553837B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電力系統の母線等を保護する比率差動継電
器用入力装置に関するものである。
器用入力装置に関するものである。
第3図は例えば文献S46年オーム社発行“保護継電器
の保守と試験"P81〜P84に発表された比率差動継電器用
入力装置を示す回路図である。
の保守と試験"P81〜P84に発表された比率差動継電器用
入力装置を示す回路図である。
第3図において(1)は母線、(2−1)〜(2−
n)は母線(1)より引出された送電線又は変圧器等の
回線(14−1)〜(14−n)に設置された変流器(以
下、CTと称す)、(3−1)〜(3−n)はCT(2−
1)〜(2−n)の2次電流に比例した出力を導出する
入力装置で、CT2次電流に比例した出力電流を導出して
これを動作量とする差動トランスと称されるトランス
(4)と、CT2次電流に比例した出力電流を導出してこ
れを抑制量に使用する抑制トランスと称されるトランス
(5)と、前記トランス(5)の出力電流を受けてこれ
に比例した電圧を発生させる抵抗(6)と、前記抵抗
(6)で発生させた電圧を全波整流させるダイオードブ
リツジ回路(7)とで構成されている。(4−1)〜
(4−3),(5−1)〜(5−3)は各々トランス
(4),(5)の1次コイルターンを変更するタツプ、
(8)は入力装置(3−1)〜(3−n)の出力を受け
て母線の事故を検出する比率差動継電器である。
n)は母線(1)より引出された送電線又は変圧器等の
回線(14−1)〜(14−n)に設置された変流器(以
下、CTと称す)、(3−1)〜(3−n)はCT(2−
1)〜(2−n)の2次電流に比例した出力を導出する
入力装置で、CT2次電流に比例した出力電流を導出して
これを動作量とする差動トランスと称されるトランス
(4)と、CT2次電流に比例した出力電流を導出してこ
れを抑制量に使用する抑制トランスと称されるトランス
(5)と、前記トランス(5)の出力電流を受けてこれ
に比例した電圧を発生させる抵抗(6)と、前記抵抗
(6)で発生させた電圧を全波整流させるダイオードブ
リツジ回路(7)とで構成されている。(4−1)〜
(4−3),(5−1)〜(5−3)は各々トランス
(4),(5)の1次コイルターンを変更するタツプ、
(8)は入力装置(3−1)〜(3−n)の出力を受け
て母線の事故を検出する比率差動継電器である。
次に上記構成から成る従来の入力装置の動作について
説明する。母線に接続された全回路(14−1)〜(14−
n)のCT(2−1)〜(2−n)に設けられた入力装置
(3−1)〜(3−n)の各出力線は全部並列接続さ
れ、その合成出力は比率差動継電器(8)に導入されて
いる。トランス(4)の出力電流を合成したものは差動
電流と称し、その和はベクトル合成値であり、母線内部
事故時は事故電流に比例し、外部事故時は零となる。し
たがつてこの差動電流の大きさを検出すれば母線の内,
外部事故の判別ができる。このような方式を差動方式と
称する。
説明する。母線に接続された全回路(14−1)〜(14−
n)のCT(2−1)〜(2−n)に設けられた入力装置
(3−1)〜(3−n)の各出力線は全部並列接続さ
れ、その合成出力は比率差動継電器(8)に導入されて
いる。トランス(4)の出力電流を合成したものは差動
電流と称し、その和はベクトル合成値であり、母線内部
事故時は事故電流に比例し、外部事故時は零となる。し
たがつてこの差動電流の大きさを検出すれば母線の内,
外部事故の判別ができる。このような方式を差動方式と
称する。
この差動方式の原理を成立させるためにはCTの1次電
流とトランス(4)の出力電流の比か全回線共に同一で
ある事が必要であり、CT比が異なる場合は、トランス
(4)の1次コイルターンをタツプ(4−1)〜(4−
3)で変更して総合変流器を合すようにしている。しか
し、CT比は全回線同じとなるようにしていても、大電流
が流れた時、CTが飽和して誤差を生じればやはり差動の
原理はくずれる事になり、外部事故であつても差動電流
は零とはならない。この誤差電流で誤差動しないように
電流の大きさと共に継電器を動作しにくくしたものを比
率差動継電器と称し、その演算は動作量から抑制量を減
算したものが一定値以上ある場合に動作させる。トラン
ス(5)の出力はこの抑制量を導出するものであり、そ
の回線のCT2次電流に比例した量が取り出される。
流とトランス(4)の出力電流の比か全回線共に同一で
ある事が必要であり、CT比が異なる場合は、トランス
(4)の1次コイルターンをタツプ(4−1)〜(4−
3)で変更して総合変流器を合すようにしている。しか
し、CT比は全回線同じとなるようにしていても、大電流
が流れた時、CTが飽和して誤差を生じればやはり差動の
原理はくずれる事になり、外部事故であつても差動電流
は零とはならない。この誤差電流で誤差動しないように
電流の大きさと共に継電器を動作しにくくしたものを比
率差動継電器と称し、その演算は動作量から抑制量を減
算したものが一定値以上ある場合に動作させる。トラン
ス(5)の出力はこの抑制量を導出するものであり、そ
の回線のCT2次電流に比例した量が取り出される。
第3図は単母線に適用した例であるが、第4図で二重
母線に適用する場合を説明する。(1−1)〜(1−
2)は母線、(9−1)〜(9−n),(10−1)〜
(10−n)は回線(14−1)〜(14−n)を母線(1−
1)又は(1−2)に選択接続するための断路器、(9
−1a)〜(9−na),(10−1a)〜(10−na)は各々断
路器(9−1)〜(9−n),(10−1)〜(10−n)
の補助接点で、各々の断路器閉時、各々の接点が閉とな
るものである。例えば断路器(9−1)が閉で断路器
(10−1)が開の場合、接点(9−1a)が閉となり接点
(10−1a)は開となる。すなわち、CT(2−1)の回線
(14−1)が母線(1−1)に接続された場合、入力装
置(3−1)の出力は比率差動継電器(8−1)に選択
されるようになつている。(8−1)〜(8−2)は第
3図の(8)と同じ比率差動継電器であり、母線(1−
1),(1−2)毎に設けられており、比率差動継電器
(8−1)は母線(1−1)を保護し、比率差動継電器
(8−2)は母線(1−2)を保護し、入力装置(3−
1)〜(3−n)は共用で使用する。このような方式を
分割保護方式と称し、二重母線における事故母線選択用
に広く採用されている。
母線に適用する場合を説明する。(1−1)〜(1−
2)は母線、(9−1)〜(9−n),(10−1)〜
(10−n)は回線(14−1)〜(14−n)を母線(1−
1)又は(1−2)に選択接続するための断路器、(9
−1a)〜(9−na),(10−1a)〜(10−na)は各々断
路器(9−1)〜(9−n),(10−1)〜(10−n)
の補助接点で、各々の断路器閉時、各々の接点が閉とな
るものである。例えば断路器(9−1)が閉で断路器
(10−1)が開の場合、接点(9−1a)が閉となり接点
(10−1a)は開となる。すなわち、CT(2−1)の回線
(14−1)が母線(1−1)に接続された場合、入力装
置(3−1)の出力は比率差動継電器(8−1)に選択
されるようになつている。(8−1)〜(8−2)は第
3図の(8)と同じ比率差動継電器であり、母線(1−
1),(1−2)毎に設けられており、比率差動継電器
(8−1)は母線(1−1)を保護し、比率差動継電器
(8−2)は母線(1−2)を保護し、入力装置(3−
1)〜(3−n)は共用で使用する。このような方式を
分割保護方式と称し、二重母線における事故母線選択用
に広く採用されている。
尚、図示はしないが実際には接点(9−1a)及び(10
−1a)共に開となつた場合は入力装置(3−1)内蔵の
トランス(4)の2次回路を短絡しCTオープンの危険性
を防止する処理を施すのが普通であるが詳細説明は省略
する。
−1a)共に開となつた場合は入力装置(3−1)内蔵の
トランス(4)の2次回路を短絡しCTオープンの危険性
を防止する処理を施すのが普通であるが詳細説明は省略
する。
従来の入力装置は以上のように構成されているので、
1回線1相分に系統事故時の過渡直流分で極端な飽和を
生じないだけの大形トランス2個を要し、回線数の多い
母線においてはコスト的,形状的に大きなウエートを占
めている。又CT比補償タツプがトランスの1次コイルタ
ーンを変更する方法のため、タツプ変更時又はタツプ部
不良によりCTオープンとなる危険がある。更にトランス
の口出し線及びタツプ部配線用の電線が太くなり、配線
作業が非常に困難である等の欠点がある。
1回線1相分に系統事故時の過渡直流分で極端な飽和を
生じないだけの大形トランス2個を要し、回線数の多い
母線においてはコスト的,形状的に大きなウエートを占
めている。又CT比補償タツプがトランスの1次コイルタ
ーンを変更する方法のため、タツプ変更時又はタツプ部
不良によりCTオープンとなる危険がある。更にトランス
の口出し線及びタツプ部配線用の電線が太くなり、配線
作業が非常に困難である等の欠点がある。
本発明は上記のような従来のものの欠点を除去するた
めになされたもので、使用大形トランス数を半減し、ト
ランス1次タツプを廃止しても従来と同一の機能を発揮
できる入力装置を提供することを目的また、従来の比率
差動原理では対応仕切れない過渡直流分電流によるCT飽
和あるいは入力装置内蔵トランスの飽和対策としての性
能向上を発揮できる入力装置を提供することを目的とし
ている。
めになされたもので、使用大形トランス数を半減し、ト
ランス1次タツプを廃止しても従来と同一の機能を発揮
できる入力装置を提供することを目的また、従来の比率
差動原理では対応仕切れない過渡直流分電流によるCT飽
和あるいは入力装置内蔵トランスの飽和対策としての性
能向上を発揮できる入力装置を提供することを目的とし
ている。
この発明に係る入力装置はCT2次入力トランスをギヤ
ツプ付として、1相当り1個設け、ギャップ付トランス
2次回路時定数L/Rを一定に保ちながら、その2次側に
設けた出力抵抗の分圧比を変えるようにし、この出力を
差動出力として利用し、さらにこの出力を小形トランス
で受けて抑制出力を導出するようにした。又二重母線用
として入力トランス、出力抵抗、出力切替えタツプ部及
び出力選択用リレー接点を差動用と抑制用に共用できる
ようにしたものである。
ツプ付として、1相当り1個設け、ギャップ付トランス
2次回路時定数L/Rを一定に保ちながら、その2次側に
設けた出力抵抗の分圧比を変えるようにし、この出力を
差動出力として利用し、さらにこの出力を小形トランス
で受けて抑制出力を導出するようにした。又二重母線用
として入力トランス、出力抵抗、出力切替えタツプ部及
び出力選択用リレー接点を差動用と抑制用に共用できる
ようにしたものである。
この発明における出力切替えは出力抵抗の分圧比を変
えるようにした為CTオープンの危険性がなくなり、ギヤ
ツプ付トランス2次コイルターンを変えない為にトラン
ス2次飽和電圧を大きくする事ができ、結果的にはトラ
ンスの小形化に効果があり又タツプ切替え時のトランス
2次回路時定数L/Rを所定値に保つことができる。即
ち、ギャップ付トランス出力E2は1次電流I1の変化分に
比例し、E2=M・dI1/dt(但し、Mは相互インダクタン
ス)で表され、しゃ断器の開閉、事故発生等の1次電流
急変、あるいは1次電流に含有する高調波等により2次
出力電圧E2が異常に大きくなり、部品破壊、以上動作を
発生させる原因となり得る。この対策として、ギャップ
付トランスの2次側にバリスタ、コンデンサ又は抵抗等
を並列接続し、異常電圧を抑制することは常套手段とし
て良く採用される。本発明ではこの異常電圧抑制用とし
てタップ切替用出力抵抗を共用し、部品削減を図ってい
る。異常電圧を抑制するためにはリミッタ効果のある非
直線性素子(バリスタ等)が適切であるが、並列抵抗を
挿入する場合は低インピーダンスとしないと効果が無く
なり、以下述べるCT飽和対策に必要な過渡直流分除去作
用(並列抵抗が低インピーダンスとなれば性能が低下す
る。)と相反するため、ギャップ付トランスのLとその
2次回路のR(主に並列抵抗)との比L/Rを最適値に保
つ必要がある。母線保護のように差動原理を主とする保
護方式の場合、CT飽和対策が性能上最も重要な課題であ
り、過渡直流分を含有した大電流により激しいCT飽和を
生じても、誤動作、誤不動作の無い高性能な比率差動継
電器が望まれる。ギャップ付トランスの2次回路構成は
このCT飽和対策、及び性能向上を目的としており、以下
の点に着目した構成としている。
えるようにした為CTオープンの危険性がなくなり、ギヤ
ツプ付トランス2次コイルターンを変えない為にトラン
ス2次飽和電圧を大きくする事ができ、結果的にはトラ
ンスの小形化に効果があり又タツプ切替え時のトランス
2次回路時定数L/Rを所定値に保つことができる。即
ち、ギャップ付トランス出力E2は1次電流I1の変化分に
比例し、E2=M・dI1/dt(但し、Mは相互インダクタン
ス)で表され、しゃ断器の開閉、事故発生等の1次電流
急変、あるいは1次電流に含有する高調波等により2次
出力電圧E2が異常に大きくなり、部品破壊、以上動作を
発生させる原因となり得る。この対策として、ギャップ
付トランスの2次側にバリスタ、コンデンサ又は抵抗等
を並列接続し、異常電圧を抑制することは常套手段とし
て良く採用される。本発明ではこの異常電圧抑制用とし
てタップ切替用出力抵抗を共用し、部品削減を図ってい
る。異常電圧を抑制するためにはリミッタ効果のある非
直線性素子(バリスタ等)が適切であるが、並列抵抗を
挿入する場合は低インピーダンスとしないと効果が無く
なり、以下述べるCT飽和対策に必要な過渡直流分除去作
用(並列抵抗が低インピーダンスとなれば性能が低下す
る。)と相反するため、ギャップ付トランスのLとその
2次回路のR(主に並列抵抗)との比L/Rを最適値に保
つ必要がある。母線保護のように差動原理を主とする保
護方式の場合、CT飽和対策が性能上最も重要な課題であ
り、過渡直流分を含有した大電流により激しいCT飽和を
生じても、誤動作、誤不動作の無い高性能な比率差動継
電器が望まれる。ギャップ付トランスの2次回路構成は
このCT飽和対策、及び性能向上を目的としており、以下
の点に着目した構成としている。
流入端CTと流出端CTの飽和程度が異なり、内外部判定
のしにくい波形となることを防ぐ。
のしにくい波形となることを防ぐ。
抑制出力ERと抑制阻止出力EP(差動出力EDに比例)の
発生タイミングを同一とし、内部事故時に不要抑制力の
発生を防止、又は外部事故時に抑制力の不要除去作用の
発生を防止する。
発生タイミングを同一とし、内部事故時に不要抑制力の
発生を防止、又は外部事故時に抑制力の不要除去作用の
発生を防止する。
上記について、詳細説明する。
母線至近端外部事故が発生すれば、流出端CTが極端に
飽和し、流入端は各電源端よりの多端流入であるため、
飽和程度は軽い。この状態において事故電流に過渡直流
分が重畳した場合の流入端電流和ΣIINと流出端電流I
OUTと差動電流ID=ΣIIN−IOUTの入力トランス2次出力
波形状態を第5図a〜cに示す。但し、入力トランスは
飽和していないものとする。第5図a〜cはギャップ付
トランスを使用しない場合、第5図d〜fはギャップ付
トランスを使用した場合であり、第5図cの作動波形ID
の負波は流入端CTの過渡直流飽和による影響である。こ
のID波形は正、負に波形の大きさが相違するものの、比
率差動継電器の動作には充分な大きさであり、内部事故
時波形と判別しにくい状態にある。第5図d,eはギャッ
プ付トランスを使用しているため、1次電流波形(第5
図a,bと同じ波形)を微分したものとなり差動波形ID′
は、第5図cの負波分相当が除去されるため、流出端CT
不飽和域(IOUTの斜線域)での差動誤差は無くなり、内
部事故の差動電流波形との識別が容易となる。
飽和し、流入端は各電源端よりの多端流入であるため、
飽和程度は軽い。この状態において事故電流に過渡直流
分が重畳した場合の流入端電流和ΣIINと流出端電流I
OUTと差動電流ID=ΣIIN−IOUTの入力トランス2次出力
波形状態を第5図a〜cに示す。但し、入力トランスは
飽和していないものとする。第5図a〜cはギャップ付
トランスを使用しない場合、第5図d〜fはギャップ付
トランスを使用した場合であり、第5図cの作動波形ID
の負波は流入端CTの過渡直流飽和による影響である。こ
のID波形は正、負に波形の大きさが相違するものの、比
率差動継電器の動作には充分な大きさであり、内部事故
時波形と判別しにくい状態にある。第5図d,eはギャッ
プ付トランスを使用しているため、1次電流波形(第5
図a,bと同じ波形)を微分したものとなり差動波形ID′
は、第5図cの負波分相当が除去されるため、流出端CT
不飽和域(IOUTの斜線域)での差動誤差は無くなり、内
部事故の差動電流波形との識別が容易となる。
次に、について詳細説明する。
第3図に示す従来方式では抑制出力ERはトランス5よ
り導出し、差動出力EDはトランス4より導出している。
このように、出力ERとEDを別回路とし、かつ上記で説
明した目的のために過渡直流分除去を行うとすればトラ
ンス4,5をともにギャップ付トランスとするか、又はト
ランス5の2次回路及び比率差動継電器の差動入力トラ
ンス(図示せず)2次回路に直流分カット用コンデンサ
等を設けることになる。このような構成として場合の問
題点は出力ERとEDに比例した抑制阻止出力EPの発生タイ
ミングずれ。(ギャップ付トランスのギャップ調整ず
れ、コンデンサ、抵抗等の定数バラツキ等による。)比
率差動継電器の演算に悪影響を与えることである。即
ち、比率差動継電器の原理を従来の比率差動よりさらに
高度化し、例えば、 |ED|−ηR{|ER|−ηP|EP|}>K 但し、ηR,ηP,Kは定数。
り導出し、差動出力EDはトランス4より導出している。
このように、出力ERとEDを別回路とし、かつ上記で説
明した目的のために過渡直流分除去を行うとすればトラ
ンス4,5をともにギャップ付トランスとするか、又はト
ランス5の2次回路及び比率差動継電器の差動入力トラ
ンス(図示せず)2次回路に直流分カット用コンデンサ
等を設けることになる。このような構成として場合の問
題点は出力ERとEDに比例した抑制阻止出力EPの発生タイ
ミングずれ。(ギャップ付トランスのギャップ調整ず
れ、コンデンサ、抵抗等の定数バラツキ等による。)比
率差動継電器の演算に悪影響を与えることである。即
ち、比率差動継電器の原理を従来の比率差動よりさらに
高度化し、例えば、 |ED|−ηR{|ER|−ηP|EP|}>K 但し、ηR,ηP,Kは定数。
なる基本演算式で表せるような原理を採用した場合、出
力ERとEPの発生タイミング不適で内部事故時に不動作と
なることがある。つまり、内部事故時は、本来ERとEPは
同時に発生するが、EPよりERが早く発生した場合、短パ
ルス的にηR|ER|相当の抑制量が発生する。上記式の原
理では外部事故時のCT飽和対策として |ED|−ηR{|ER|−ηP|EP|}出力が瞬時でも発生す
ば、これを所定時間(CT飽和回復時間異常)引延ばすよ
うな処理を施すため、リレー不動作となってしまう。こ
れとは逆にERの発生が遅くなれば、外部事故時にCT飽和
で発生するEPの影響を受けやすくなり、抑制力低下につ
ながるので、CT飽和性能が悪くなってしまう。以上説明
したように出力ERとEP(ED)の発生タイミングは極めて
重要であり、上記項、項を同時に満足させる回路構
成としては本発明の入力装置構成が非常に有効であると
言える。尚、抑制出力用トランスは前記ギヤツプ付トラ
ンスの2次出力回路の電圧を受けるようにしたので、ト
ランスの直流飽和がなくなり、又電圧回路のためトラン
スのコイル線径も小さくでき、CT2次回路とは入力トラ
ンスで絶縁されているため耐電圧上の心配もないので極
端に小形化できる効果がある。
力ERとEPの発生タイミング不適で内部事故時に不動作と
なることがある。つまり、内部事故時は、本来ERとEPは
同時に発生するが、EPよりERが早く発生した場合、短パ
ルス的にηR|ER|相当の抑制量が発生する。上記式の原
理では外部事故時のCT飽和対策として |ED|−ηR{|ER|−ηP|EP|}出力が瞬時でも発生す
ば、これを所定時間(CT飽和回復時間異常)引延ばすよ
うな処理を施すため、リレー不動作となってしまう。こ
れとは逆にERの発生が遅くなれば、外部事故時にCT飽和
で発生するEPの影響を受けやすくなり、抑制力低下につ
ながるので、CT飽和性能が悪くなってしまう。以上説明
したように出力ERとEP(ED)の発生タイミングは極めて
重要であり、上記項、項を同時に満足させる回路構
成としては本発明の入力装置構成が非常に有効であると
言える。尚、抑制出力用トランスは前記ギヤツプ付トラ
ンスの2次出力回路の電圧を受けるようにしたので、ト
ランスの直流飽和がなくなり、又電圧回路のためトラン
スのコイル線径も小さくでき、CT2次回路とは入力トラ
ンスで絶縁されているため耐電圧上の心配もないので極
端に小形化できる効果がある。
次に二重母線用として使用する場合、必ず入力装置の
2次出力を母線選択用断路器条件で切替える必要が生じ
てくるが、この切替え回路の簡素化のためには出力切替
リレーも含め入力装置に内蔵する事が望ましく、その為
には切替え用接点数を減らして小形リレーの採用を可能
にしなければならない。本発明では以上の点を鑑み、入
力トランスから切替え用接点部までを差動用と抑制用で
共用し、小形化が可能となつた抑制用トランスと、全波
整流用ダイオードを2組設ける事により、その目的を達
成できるようにしている。
2次出力を母線選択用断路器条件で切替える必要が生じ
てくるが、この切替え回路の簡素化のためには出力切替
リレーも含め入力装置に内蔵する事が望ましく、その為
には切替え用接点数を減らして小形リレーの採用を可能
にしなければならない。本発明では以上の点を鑑み、入
力トランスから切替え用接点部までを差動用と抑制用で
共用し、小形化が可能となつた抑制用トランスと、全波
整流用ダイオードを2組設ける事により、その目的を達
成できるようにしている。
以下、本発明の第1実施例を第3図と同一又は相当部
には同一符号を付して説明を省略した第1図について説
明する。第1図において、CT(2−1)〜CT(2−n)
の2次電流に比例した出力を導出する入力装置(3−
1)〜(3−n)(特に入力装置(3−1)だけを詳細
に図示する)はギヤツプ付トランス(13)の2次側に直
列接続した抵抗(11−1)〜(11−4)と、切替スチツ
チ又はタツプ等の切替え器(12)と小形トランス(16)
と前記小形トランスで発生させた電圧を全波整流させる
ためのダイオードブリツジ回路(7)とで構成されてい
る。上記第1図は本発明を単母線保護に適用した場合で
あり、CT(2−1)〜(2−n)の2次電流は各々ギャ
ップ付トランス(13)と抵抗(11−1)〜(11−4)と
で電圧に変換される。この抵抗(11−1)〜(11−4)
は出力電圧の分圧比を変えるもので切替えスイツチ又は
タツプ等の切替え器(12)により行なうもので、前記第
3図に示した従来のトランスの次コイルターンを変更し
てCT比補償するものと同一目的であり、各回線(14−
1)〜(14−n)のCT比が異なる場合、ギヤツプ付トラ
ンス(13)の変成比を同一にしているため、該トランス
(13)の2次電圧は各CTの2次電流に比例して各回線
(14−1)〜(14−n)で異なる。この2次電圧を抵抗
(11−1)(11−4)の内いずれかを選択して電圧とし
て各回線ともに同一にする。
には同一符号を付して説明を省略した第1図について説
明する。第1図において、CT(2−1)〜CT(2−n)
の2次電流に比例した出力を導出する入力装置(3−
1)〜(3−n)(特に入力装置(3−1)だけを詳細
に図示する)はギヤツプ付トランス(13)の2次側に直
列接続した抵抗(11−1)〜(11−4)と、切替スチツ
チ又はタツプ等の切替え器(12)と小形トランス(16)
と前記小形トランスで発生させた電圧を全波整流させる
ためのダイオードブリツジ回路(7)とで構成されてい
る。上記第1図は本発明を単母線保護に適用した場合で
あり、CT(2−1)〜(2−n)の2次電流は各々ギャ
ップ付トランス(13)と抵抗(11−1)〜(11−4)と
で電圧に変換される。この抵抗(11−1)〜(11−4)
は出力電圧の分圧比を変えるもので切替えスイツチ又は
タツプ等の切替え器(12)により行なうもので、前記第
3図に示した従来のトランスの次コイルターンを変更し
てCT比補償するものと同一目的であり、各回線(14−
1)〜(14−n)のCT比が異なる場合、ギヤツプ付トラ
ンス(13)の変成比を同一にしているため、該トランス
(13)の2次電圧は各CTの2次電流に比例して各回線
(14−1)〜(14−n)で異なる。この2次電圧を抵抗
(11−1)(11−4)の内いずれかを選択して電圧とし
て各回線ともに同一にする。
尚抵抗(11−1)〜(11−4)の直列合成値Rとギヤ
ツプ付トランス(13)の2次側リアクタンス値WLとは時
定数L/Rが切替えスチツチ(12)のポジシヨンが変わつ
ても同一となるように考慮してCT2次過渡直流分電流に
対する応答を一定にしている。前記切替えスイツチ(1
2)で選択して得られた出力電圧は動作出力として外部
配線用端子(15−1),(15−2)より取出し、この外
部配線用端子は他回線の入力装置の外部配線用端子と直
列に接続されている。また前記切替えスチツチ(12)で
選択して得られた2次電圧は小形トランス(16)を介し
て動作出力回路(端子(15−1),端子(15−2)間)
と絶縁の上ダイオードブリツジ(7)で全波整流して抑
制電圧として取出すもので、このダイオードブリツジの
出力端子は他回線の入力装置内のダイオードブリツジの
出力端子と並列に接続されている。比率差動継電器
(8)のインピーダンスは、抵抗(11−1)〜(11−
4)に比して充分大きくしているため、入力装置(3−
1)〜(3−n)の出力は定電圧源出力として扱える。
ツプ付トランス(13)の2次側リアクタンス値WLとは時
定数L/Rが切替えスチツチ(12)のポジシヨンが変わつ
ても同一となるように考慮してCT2次過渡直流分電流に
対する応答を一定にしている。前記切替えスイツチ(1
2)で選択して得られた出力電圧は動作出力として外部
配線用端子(15−1),(15−2)より取出し、この外
部配線用端子は他回線の入力装置の外部配線用端子と直
列に接続されている。また前記切替えスチツチ(12)で
選択して得られた2次電圧は小形トランス(16)を介し
て動作出力回路(端子(15−1),端子(15−2)間)
と絶縁の上ダイオードブリツジ(7)で全波整流して抑
制電圧として取出すもので、このダイオードブリツジの
出力端子は他回線の入力装置内のダイオードブリツジの
出力端子と並列に接続されている。比率差動継電器
(8)のインピーダンスは、抵抗(11−1)〜(11−
4)に比して充分大きくしているため、入力装置(3−
1)〜(3−n)の出力は定電圧源出力として扱える。
したがつて、比率差動継電器(8)に印加される動作
量は各入力装置(3−1)〜(3−n)の動作出力電圧
のベクトル和(差動電圧)であり、抑制量は各入力装置
(3−1)〜(3−n)のCT2次電流に比例したものの
うち最大値電圧(最大値抑制)となり、従来入方式と同
様の効果を奏する。
量は各入力装置(3−1)〜(3−n)の動作出力電圧
のベクトル和(差動電圧)であり、抑制量は各入力装置
(3−1)〜(3−n)のCT2次電流に比例したものの
うち最大値電圧(最大値抑制)となり、従来入方式と同
様の効果を奏する。
次に本発明の第2実施例を第4図の同一又は相当部分
には同一符号を付して説明を省略した第2図について説
明する。第2図において、CT(2−1)〜CT(2−n)
の2次電流に比例した出力を導出する入力装置(3−
1)〜(3−n)(特に入力装置(3−1)だけを詳細
に図示する)はギヤツプ付トラス(13)の2次側に直列
接続した抵抗(11−1)〜(11−4)と、切替スチツチ
又はタツプ等の切替え部(12)と、断路器(9−1)で
制御される補助リレー接点(9−1a),(9−1b)と、
断路器(10−1)で制御される補助リレー接点(10−1
a),(10−1b)と、前記補助リレー接点(9−1a)を
介して入力される小形トランス(16−1)と、この小形
トランス(16−1)で発生させた電圧を全波整流させる
ダイオードブリツジ回路(7−1)と、前記補助リレー
接点(10−1a)を介して入力される小形トランス(16−
2)と、この小形トランス(16−2)で発生させた電圧
を全波整流させるダイオードブリツジ回路(7−2)と
で構成されている。
には同一符号を付して説明を省略した第2図について説
明する。第2図において、CT(2−1)〜CT(2−n)
の2次電流に比例した出力を導出する入力装置(3−
1)〜(3−n)(特に入力装置(3−1)だけを詳細
に図示する)はギヤツプ付トラス(13)の2次側に直列
接続した抵抗(11−1)〜(11−4)と、切替スチツチ
又はタツプ等の切替え部(12)と、断路器(9−1)で
制御される補助リレー接点(9−1a),(9−1b)と、
断路器(10−1)で制御される補助リレー接点(10−1
a),(10−1b)と、前記補助リレー接点(9−1a)を
介して入力される小形トランス(16−1)と、この小形
トランス(16−1)で発生させた電圧を全波整流させる
ダイオードブリツジ回路(7−1)と、前記補助リレー
接点(10−1a)を介して入力される小形トランス(16−
2)と、この小形トランス(16−2)で発生させた電圧
を全波整流させるダイオードブリツジ回路(7−2)と
で構成されている。
前記補助リレー接点(9−1a)は断路器(9−1)が
閉時に接点ONするa接点、補助リレー接点(9−1b)は
断路器(9−1)が開時に接点ONするb接点である。尚
図示はしないが全回線ともに入力装置(3−1)と同様
に各々の回線の断路器条件で制御される補助リレー接点
を有している。
閉時に接点ONするa接点、補助リレー接点(9−1b)は
断路器(9−1)が開時に接点ONするb接点である。尚
図示はしないが全回線ともに入力装置(3−1)と同様
に各々の回線の断路器条件で制御される補助リレー接点
を有している。
上記第2図は本発明を二重母線保護に適用する場合で
あり、ギヤツプ付トランス(13)と抵抗(11−1)〜
(11−4)で発生させた出力電圧を断路器(9−1),
(10−1)の条件に合せて切替えるようにしている。従
来と大きく異なる点は入力装置の差動及び抑制出力回路
が比率差動継電器(8−1)及び(8−2)用に独立し
て2組設けてある点であり、入力装置(3−1)〜(3
−n)の外部において接点(9−1a)〜(9−na),
(9−1b)〜(9−nb),(10−1a)〜(10−na),
(10−1b)〜(10−nb)の配線をしなくてもよい。すな
わちギヤツプ付トランス(13)の2次回路全部を例えば
プリント器板化して、配線の合理化が可能なように考慮
したものである。
あり、ギヤツプ付トランス(13)と抵抗(11−1)〜
(11−4)で発生させた出力電圧を断路器(9−1),
(10−1)の条件に合せて切替えるようにしている。従
来と大きく異なる点は入力装置の差動及び抑制出力回路
が比率差動継電器(8−1)及び(8−2)用に独立し
て2組設けてある点であり、入力装置(3−1)〜(3
−n)の外部において接点(9−1a)〜(9−na),
(9−1b)〜(9−nb),(10−1a)〜(10−na),
(10−1b)〜(10−nb)の配線をしなくてもよい。すな
わちギヤツプ付トランス(13)の2次回路全部を例えば
プリント器板化して、配線の合理化が可能なように考慮
したものである。
尚第2実施例では小形トランス(16−1)〜(16−
2)及びダイオードブリツジ回路(7−1)〜(7−
2)は従来に比して2倍の数を要すが、接点(9−1
a),(9−1b)、(10−1a),(10−1b)は抑制回路
用と差動回路用で共用し、接点数を半減させている。
2)及びダイオードブリツジ回路(7−1)〜(7−
2)は従来に比して2倍の数を要すが、接点(9−1
a),(9−1b)、(10−1a),(10−1b)は抑制回路
用と差動回路用で共用し、接点数を半減させている。
以上の記載のように、本発明は差動出力用及び抑制出
力用の大形トランスを共用し、かつギヤツプ付とし直流
分電流をカツトしたから、大形トランスの数を半減させ
ることができトランス(16−1),(16−2)はきわめ
て小形にすることができる。又、CT比補償を電圧回路で
実施するようにしたので、CTオープンの危険性がなくな
り、配線も電線径を小さくすることができるため容易と
なり、トランス2次回路を全部プリント基板化する事も
可能となる。更に二重母線保護方式に必要な断路器補助
リレー接点数を半減させる事により、補助リレー数も減
り、安価で小形化となり、かつ配線合理化にも多いに効
果を奏する。
力用の大形トランスを共用し、かつギヤツプ付とし直流
分電流をカツトしたから、大形トランスの数を半減させ
ることができトランス(16−1),(16−2)はきわめ
て小形にすることができる。又、CT比補償を電圧回路で
実施するようにしたので、CTオープンの危険性がなくな
り、配線も電線径を小さくすることができるため容易と
なり、トランス2次回路を全部プリント基板化する事も
可能となる。更に二重母線保護方式に必要な断路器補助
リレー接点数を半減させる事により、補助リレー数も減
り、安価で小形化となり、かつ配線合理化にも多いに効
果を奏する。
第1図は単母線に適用した本発明の比率差動継電器用入
力装置を示す回路図、第2図は二重母線に適用した本発
明の比率差動継電器用入力装置を示す回路図、第3図は
単母線に適用した従来の比率差動継電器用入力装置を示
す回路図、第4図は二重母線に適用した従来の比率差動
継電器用入力装置を示す回路図、第5図はギャップ付ト
ランスを使用した場合と、使用しない場合の差動波形を
示す波形図である。 図において、(1),(1−1),(1−2)……母
線、(2−1)〜(2−n)……CT、(3−1)〜(3
−n)……入力装置、(4),(5)……電流トラン
ス、(4−1)〜(4−3),(5−1)〜(5−3)
……切換えタツプ、(6),(11−1)〜(11−4),
……抵抗、(7),(7−1),(7−2)……全波整
流用ダイオードブリツジ回路、(8),(8−1),
(8−2)…比率差動継電器、(9−1)〜(9−
n),(10−1)〜(10−n)……断路器、(12)……
切換え用スイツチ又はタツプ、(9−1a)〜(9−n
a),(10−1a)〜(10−na)……断路器補助リレーの
a接点、(9−1b)〜(9−nb),(10−1b)〜(10−
nb)……断路器補助リレーのb接点、(13)……ギヤツ
プ付トランス、(16),(16−1),(16−2)……小
形トランス。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
力装置を示す回路図、第2図は二重母線に適用した本発
明の比率差動継電器用入力装置を示す回路図、第3図は
単母線に適用した従来の比率差動継電器用入力装置を示
す回路図、第4図は二重母線に適用した従来の比率差動
継電器用入力装置を示す回路図、第5図はギャップ付ト
ランスを使用した場合と、使用しない場合の差動波形を
示す波形図である。 図において、(1),(1−1),(1−2)……母
線、(2−1)〜(2−n)……CT、(3−1)〜(3
−n)……入力装置、(4),(5)……電流トラン
ス、(4−1)〜(4−3),(5−1)〜(5−3)
……切換えタツプ、(6),(11−1)〜(11−4),
……抵抗、(7),(7−1),(7−2)……全波整
流用ダイオードブリツジ回路、(8),(8−1),
(8−2)…比率差動継電器、(9−1)〜(9−
n),(10−1)〜(10−n)……断路器、(12)……
切換え用スイツチ又はタツプ、(9−1a)〜(9−n
a),(10−1a)〜(10−na)……断路器補助リレーの
a接点、(9−1b)〜(9−nb),(10−1b)〜(10−
nb)……断路器補助リレーのb接点、(13)……ギヤツ
プ付トランス、(16),(16−1),(16−2)……小
形トランス。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】母線に接続された複数の回線に各々設けら
れ、各回線の電流を変成する変流器と、この変流器の変
成する2次電流中に含まれる過渡直流分を除去して変成
するギャップ付トランスと、このギャップ付トランスの
2次端子間に接続され、該ギャップ付トランスの2次回
路時定数L/Rを保つ出力抵抗と、この出力抵抗の両端電
圧を分圧し、上記各変流器間の変流比をマッチングさせ
る切替え器と、この切替え器の出力を小形トランスで変
成しその出力を整流する整流回路とを備え、上記切替え
器の出力を全回線分直列接続してこの合成値を動作量と
し、上記整流回路の出力を全回線並列接続してこの合成
値を抑制量として上記母線の事故を検出する比率差動継
電器に各々供給することを特徴とする比率差動継電器用
入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60179638A JP2553837B2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 | 比率差動継電器用入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60179638A JP2553837B2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 | 比率差動継電器用入力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6240018A JPS6240018A (ja) | 1987-02-21 |
JP2553837B2 true JP2553837B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=16069264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60179638A Expired - Lifetime JP2553837B2 (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 | 比率差動継電器用入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553837B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5921223A (ja) * | 1982-07-24 | 1984-02-03 | 三菱電機株式会社 | 比率差動継電器用入力装置 |
-
1985
- 1985-08-13 JP JP60179638A patent/JP2553837B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6240018A (ja) | 1987-02-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |