JP2553524Y2 - 車両用灯具のシール構造 - Google Patents

車両用灯具のシール構造

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JP2553524Y2
JP2553524Y2 JP5230591U JP5230591U JP2553524Y2 JP 2553524 Y2 JP2553524 Y2 JP 2553524Y2 JP 5230591 U JP5230591 U JP 5230591U JP 5230591 U JP5230591 U JP 5230591U JP 2553524 Y2 JP2553524 Y2 JP 2553524Y2
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lens
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wall
lens mounting
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明洋 井脇
健 河内
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Stanley Electric Co Ltd
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Stanley Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば尾灯/制動灯など
車両用灯具に関するものであり、詳細にはハウジングと
レンズとを取付けるときに両者により形成される灯室の
密閉構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用灯具90におけるシール構
造の例を示すものが図5及び図6であり、先ず、図5の
ものはハウジング91の開口部周縁に形成されるレンズ
取付溝92の外壁92aに適宜間隔でフック係合窓部9
3を穿設すると共に、レンズ94の取付脚部95には前
記フック係合窓部93と嵌合するフック部96を設けて
おくものであり、ハウジング91とレンズ94とを組付
けるときにはレンズ取付溝92に予めに熱可塑性樹脂に
よるシール材10を溶融させて注入し、このシール材1
0が溶融状態を保っている間にレンズ取付溝92に前記
取付脚部95を挿入し、前記フック係合窓部93とフッ
ク部96を嵌着させ機械的係合を行わせて両者、即ちハ
ウジング91とレンズ94との取付強度を得るものであ
る。
【0003】また、図6に示すものは、前記ハウジング
91にはレンズ取付溝92のみが設けられ、レンズ94
には取付脚部95のみが設けられたものであり、前記シ
ール材10による両者の接着の後に、前記レンズ取付溝
92の底壁92bよりピン11を打込むことにより両
者、即ちハウジング91とレンズ94との取付強度を得
るものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来のシール構造においては、図5に示したものでは
取付脚部95のレンズ取付溝92への挿入時に、図7に
示すようにレンズ取付溝92の外壁92aに変形を与え
るものとなり、このときにシール材10が半硬化状態と
なっているときにはクラック或はレンズ取付溝92、取
付脚部95とに剥離を生じてシール性能が低下する問題
点を生ずるものと成っていた。また、この場合に同時に
前記フック係合窓部93からシール材10が溢れて車両
用灯具90の外観を損ずる問題点も併せて生じていた。
【0005】同様に、図6に示したものにおいては前記
したピン11の打込み時に図8に示すように曲がって打
込まれ取付脚部95から突出するものを生じ、これによ
りシール材10の欠け、クラック或は剥離を生じて、こ
のピン11を伝わって湿気を灯具90内に吸引するもの
と成り、結果としては前記した何れの従来例のものもハ
ウジング91とレンズ94とで形成される灯室内への浸
水を完全に排除することができないものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、開口部の周
縁にレンズ取付溝が設けられたハウジングと、前記レン
ズ取付溝に嵌合する取付脚部が設けられたレンズとで成
り、前記レンズ取付溝にシール材を注入して前記取付脚
部を挿入し接着してシールを行うと共に、前記レンズ取
付溝と前記取付脚部とには係着構造が設けられて両者の
機械的係合を行う車両用灯具のシール構造において、前
記係着構造は、前記レンズに前記レンズ取付溝の外壁に
沿うように設けられ係合窓部が穿設された第二取付脚部
と、前記係合窓部を貫通し前記レンズ取付溝の外壁の外
面に係着する係合ピンとで構成されていることを特徴と
する車両用灯具のシール構造を提供することで課題を解
決するものである。
【0007】
【実施例】つぎに、本考案を図に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本考案に係
る車両用灯具の第一実施例であり、この車両用灯具1の
ハウジング2には開口部の周縁にレンズ取付溝3が設け
られ、他の一方であるレンズ4には取付脚部5が設けら
れ、前記レンズ取付溝3に溶融状態としたシール材10
を注入し、その後に取付脚部5を挿入することでハウジ
ング2とレンズ4とを接着し気密保持を行うものである
点は従来例のものと同様である。
【0008】しかしながら、前記レンズ取付溝3には従
来例のもののように係合窓部が設けられることはなく、
これに替わり前記レンズ4に前記レンズ取付溝3の外壁
3aに密着あるいは僅かな間隙を有して平行に沿う第二
取付脚部6が設けられ、この第二取付脚部6の適宜箇所
に係合窓部6aが穿設されるものとされている。
【0009】このように形成されたハウジング2とレン
ズ4とは上記でも説明したようにレンズ取付溝3に注入
されたシール材10により接着が行われるものとされる
が、接着が完了した時点で前記第二取付脚部6の係合窓
部6aには、別体として樹脂部材で形成され係合窓部6
aの穴径と略同一径とされた係合ピン7が貫通するよう
にして挿入され、この係合ピン7のレンズ取付溝3に当
接する先端は例えば超音波溶接など適宜な手段で溶着さ
れ、これにより前記ハウジング2とレンズ4との機械的
係合が行われるものとされている。
【0010】次いで、上記の構成とした本考案の作用、
効果について説明を行えば、本考案により前記レンズ取
付溝3の外壁3aに沿うように係合窓部6aを有する第
二取付脚部6を設け、係合窓部6aを貫通する係合ピン
7を外壁3aの外側で溶着してハウジング2とレンズ4
との機械的係合を行うものとしたことで、この機械的係
合を行う部分は前記シール材10による接着が行われる
部分と分離され、一方を行うための動作が他の一方に影
響を与えることを無くして、夫々の性能を充分に発揮さ
せ得るものとするものとなる。
【0011】図2に示すものは本考案の第二実施例であ
り、前の第一実施例が係合ピン7を外壁3aの外側に溶
着してハウジング2とレンズ4との機械的係合を行って
いたのに対し、この実施例では外壁3aには突出する段
差部3bが設けられると共に、前記第二取付脚部6に設
けられる係合窓部6aは前記ハウジング2とレンズ4と
が正規の取付状態とされたときに前記段差部3bを通過
する限界の位置に穿設されるものとなっている。
【0012】このように形成されたハウジング2とレン
ズ4とはシール材10による接着が行われた後に、前記
係合窓部6aには釘状の頭部8aを有する係合ピン8が
挿入されて前記頭部8aでレンズ4と溶着されるものと
なり、これによりハウジング2とレンズ4とに離脱を生
じようとするときの係合ピン8の移動は、前記段差部3
bにより阻止されるものとなり両者の機械的係合が行わ
れるものとなる。
【0013】また、図3、図4に示すものは本考案の第
三実施例であり、前の実施例の何れもが係合ピン7、8
を溶着により取付けていたのに対し、この実施例では係
合ピン9を略Ω字状として形成し、第二実施例と同様に
設けられた係合窓部6aに弾性により変形させて嵌着し
目的を達するものであり溶接装置の使用を不要とするも
のである。尚、上記した第二実施例、第三実施例も得ら
れる作用、効果は第一実施例で記載したものと全くに同
様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0014】
【考案の効果】以上に説明したように本考案により、レ
ンズにレンズ取付溝の外壁に沿うように設けられ係合窓
部が穿設された第二取付脚部と、前記係合窓部を貫通し
前記レンズ取付溝の外壁の外面に係着する係合ピンとで
構成されているシール構造としたことで、接着が行われ
る部分と機械的係合が行われる部分とを分離し、特に機
械的係合が行われる部分が接着が行われる部分に変形な
どの影響を与えないようにして、シール材のクラックあ
るいは剥離などを生じないようにしてシール性を向上さ
せ、もって、この種の車両用灯具の性能の向上に優れた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両用灯具のシール構造の第一
実施例を示す断面図である。
【図2】 同じく本考案の第二実施例を示す断面図であ
る。
【図3】 同じく本考案の第三実施例を示す断面図であ
る。
【図4】 図3のA―A線に沿う断面図である。
【図5】 従来例を示す断面図である。
【図6】 別の従来例を示す断面図である。
【図7】 従来例の作用を示す断面図である。
【図8】 別の従来例の作用を示す断面図である。
【符号の説明】
1……車両用灯具 2……ハウジング 3……レンズ取付溝 3a……外壁、3b……段差部 4……レンズ 5……取付脚部 6……第二取付脚部 6a……係合窓部 7、8、9……係合ピン

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部の周縁にレンズ取付溝が設けられ
    たハウジングと、前記レンズ取付溝に嵌合する取付脚部
    が設けられたレンズとで成り、前記レンズ取付溝にシー
    ル材を注入して前記取付脚部を挿入し接着してシールを
    行うと共に、前記レンズ取付溝と前記取付脚部とには係
    着構造が設けられて両者の機械的係合を行う車両用灯具
    のシール構造において、前記係着構造は、前記レンズに
    前記レンズ取付溝の外壁に沿うように設けられ係合窓部
    が穿設された第二取付脚部と、前記係合窓部を貫通し前
    記レンズ取付溝の外壁の外面に係着する係合ピンとで構
    成されていることを特徴とする車両用灯具のシール構
    造。
  2. 【請求項2】 前記係合ピンの前記レンズ取付溝の外壁
    の外面との係着は溶着で行われていることを特徴とする
    請求項1記載の車両用灯具のシール構造。
  3. 【請求項3】 前記係合ピンの前記レンズ取付溝の外壁
    の外面との係着は前記係合窓部に係着された係合ピン
    と、前記係合ピンの前記ハウジングとレンズとの離脱時
    の移動方向に前記外壁の外側に突出して設けられた段差
    部とで行われていることを特徴とする請求項1記載の車
    両用灯具のシール構造。
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JPH04136805U JPH04136805U (ja) 1992-12-21
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