JP2553417B2 - 海苔巻きの製造方法及び製造装置 - Google Patents

海苔巻きの製造方法及び製造装置

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JP2553417B2
JP2553417B2 JP3125629A JP12562991A JP2553417B2 JP 2553417 B2 JP2553417 B2 JP 2553417B2 JP 3125629 A JP3125629 A JP 3125629A JP 12562991 A JP12562991 A JP 12562991A JP 2553417 B2 JP2553417 B2 JP 2553417B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食材成形物についての
海苔巻き製造方法及び装置に関し、特に、飯、寿司、パ
ン、サンドイッチ等の食材成形物についての自動海苔巻
き製造装置に関する。また、本発明は、食材成形物、特
にシャリ玉、握り飯等の飯成形物に、海苔を、部分巻
き、軍艦巻き等帯巻きにした食材成形物の海苔巻きを機
械的に製造する自動海苔巻き製造方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】所謂、海苔巻きは、例えば、海苔を簀子
等の巻き込みシートの内側に敷き、巻き込みシートに敷
かれた海苔の上に飯を平たく一様に載せ、飯の巻き込み
始端側に具を載せて、巻き込みシートを始端側から巻き
込み製造されており、また、部分巻きは、握り飯又はシ
ャリ玉に海苔を被せて製造されている。また、サンドイ
ッチなどの場合も、握り飯の部分巻きの場合と同様に、
サンドイッチの表面に海苔を置き、この海苔でサンドイ
ッチを包むように海苔を巻いて製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、海苔巻
きは殆ど手作業で製造されており、多くの顧客に海苔巻
きを提供するには、多くの人手を要し問題とされてい
る。そこで自動化した海苔巻き製造装置が提案されてい
るが、海苔は僅かな湿りによっても皺を生じたりするの
で、海苔ケースから、海苔を一枚宛取り出し所定の位置
に供給するのに、海苔の僅かな湿りにより事故が生じ易
く問題とされている。殊に、海苔巻き工程における海苔
の供給は、ベルトコンベヤによる搬送されるシャリ玉の
前面に向けて、例えば、海苔を落下させるなどして行わ
れるために、海苔のシャリ玉に対する姿勢が一定し難
く、したがって、海苔巻きが安定して形成されないこと
となり、問題とされている。本発明は、これら従来の海
苔巻き製造装置の海苔の供給に係る問題点を解決するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、海苔を安定し
て供給でき、食材成形物の海苔巻き工程を一つのベルト
コンベヤ上で行える海苔巻き製造装置を提供することを
目的としている。即ち、本考案は、ベルトコンベヤ上に
配置されている海苔に、ベルトコンベヤの進行により食
材成形物を押し当てて海苔を食材成形物に付着させて、
食材成形物の少なくとも一部を覆うように海苔を押し曲
げる食材成形物の海苔巻き製造方法において、ベルトコ
ンベヤ上に、海苔を、ベルトコンベヤ面の垂直方向に対
して、ベルトコンベヤの進行方向の後方に傾斜させて配
置させ、その傾斜する海苔に食材成形物をベルトコンベ
ヤの進行により押し当てることを特徴とする食材成形物
の海苔巻き製造方法にあり、また、本発明は、ベルトコ
ンベヤ上に配置されている海苔に、ベルトコンベヤの進
行により食材成形物を押し当てて海苔を食材成形物に付
着させて、食材成形物の少なくとも一部を覆うように海
苔を押し曲げる食材成形物の海苔巻き製造方法におい
て、海苔の一端を濡らせて、ベルトコンベヤ上に、ベル
トコンベヤ面の垂直方向に対して、ベルトコンベヤの進
行方向の後方に傾斜させて配置させ、その傾斜する海苔
に食材成形物をベルトコンベヤの進行により押し当て、
海苔の濡れていない側から、湾曲する比較的短い腕部材
の一部を、食材成形物のベルトコンベヤの進行方向後方
部に押し当てさせることにより、海苔の濡れていない側
を食材成形物に巻き、前記短い側の腕部材を食材成形物
の上に当てたまま、海苔の濡れた側から、湾曲する比較
的長い腕部材の一部を、前記食材成形物のベルトコンベ
ヤの進行方向後方部に押し当てさせて、海苔の濡れた側
を、既に食材成形物の上に巻かれている濡れていない海
苔の上に貼着することを特徴とする食材成形物の海苔巻
き製造方法にある。
【0005】本発明は、また、海苔供給容器から一枚宛
取り出されて、ベルトコンベヤ上に配置さる海苔に、該
ベルトコンベヤの進行により、食材成形物を押し当てて
海苔を食材成形物に付着させて、食材成形物を包むよう
に海苔を押し曲げる食材成形物の海苔巻き製造装置にお
いて、ベルトコンベヤ上の海苔供給位置に対応するベル
トコンベヤの側部に、前記ベルトコンベヤ面の垂直方向
に対して、ベルトコンベヤの進行方向の後方に傾斜する
海苔支持面を有する海苔支持部材が設けられていること
を特徴とする食材成形物の海苔巻き製造装置にある。
【0006】さらに、本発明は、海苔供給容器から一枚
宛取り出されて、ベルトコンベヤ上に配置さる海苔に、
該ベルトコンベヤの進行により、食材成形物を押し当て
て海苔を食材成形物に付着させて、食材成形物を包むよ
うに海苔を押し曲げる食材成形物の海苔巻き製造装置に
おいて、ベルトコンベヤ上の海苔供給位置に対応するベ
ルトコンベヤの側部に、前記ベルトコンベヤ面の垂直方
向に対して、ベルトコンベヤの進行方向の後方に傾斜す
る海苔支持面を有する海苔支持部材が設けられており、
前記海苔保持部材に対して、前記ベルトコンベヤの進行
方向後方に、海苔供給容器取出口側からベルトコンベヤ
を横断してエアシリンダ装置が配置されており、該エア
シリンダ装置の作動部材連結部には海苔挟持用のエアチ
ャックが連結され、前記エアチャックの挟持部の挟持面
が、前記ベルトコンベヤ面の垂直方向に対して、ベルト
コンベヤの進行方向の後方に傾斜させて設けられている
ことを特徴とする食材成形物の海苔巻き製造装置にあ
り、また、本発明は、海苔供給容器から一枚宛取り出さ
れて、ベルトコンベヤ上に配置さる海苔に、該ベルトコ
ンベヤの進行により、食材成形物を押し当てて海苔を食
材成形物に付着させて、食材成形物を包むように海苔を
押し曲げる食材成形物の海苔巻き製造装置において、ベ
ルトコンベヤ上の海苔供給位置に対応するベルトコンベ
ヤの側部に、前記ベルトコンベヤ面の垂直方向に対し
て、ベルトコンベヤの進行方向の後方に傾斜する海苔支
持面を有する海苔支持部材が設けられており、前記海苔
支持部材に対して、前記ベルトコンベヤの進行方向後方
に、海苔供給容器取出口側からベルトコンベヤを横断し
てエアシリンダ装置が配置されており、該エアシリンダ
装置の作動部材連結部には海苔挟持用のエアチャックが
連結され、前記エアチャックの挟持部の挟持面が、前記
ベルトコンベヤ面の垂直方向に対して、ベルトコンベヤ
の進行方向の後方に傾斜させて設けられており、一方の
挟持面に吸水性の材料で形成され、該吸水性の材料に液
体供給路が開口していることを特徴とする食材成形物の
海苔巻き製造装置にある。
【0007】さらにまた、さらにまた、本発明は、海苔
供給容器から一枚宛取り出されて、ベルトコンベヤ上に
配置さる海苔に、該ベルトコンベヤの進行により、食材
成形物を押し当てて海苔を食材成形物に付着させて、食
材成形物を包むように海苔を押し曲げる食材成形物の海
苔巻き製造装置において、ベルトコンベヤ上の海苔供給
位置に対応するベルトコンベヤの側部に、前記ベルトコ
ンベヤ面の垂直方向に対して、ベルトコンベヤの進行方
向の後方に傾斜する海苔支持面を有する海苔支持部材が
設けられ、前記海苔供給位置に対応する位置に、海苔押
さえ片を開口部に有する海苔取り出し口を位置させて海
苔供給容器が設けられ、海苔供給容器取出口側からベル
トコンベヤを横断して第1のエアシリンダ装置が配置さ
れており、該第1のエアシリンダ装置の作動部材連結部
には海苔挟持用のエアチャックが連結され、前記エアチ
ャックの挟持部の挟持面は、吸水スポンジを備えて、前
記ベルトコンベヤ面の垂直方向に対して、ベルトコンベ
ヤの進行方向の後方に傾斜させて設けられており、前記
海苔供給容器の取出口に対向して空気拡散板を備えて減
圧源に接続する吸引口が設けられている海苔吸着用ノズ
ル装置が、第2のエアシリンダ装置の作動部材連結部に
取り付けられており、第1のエアシリンダ装置の下流側
には、作動端を下方に向けてベルトコンベヤ上に配置さ
れている第3のエアシリンダ装置と、前記ベルトコンベ
ヤの上流側に向いて、前記第3のエアシリンダ装置の作
動部材連結部に取り付けられている食材成形物の受け板
と、食材成形物の受け板下降位置の両側に夫々対向して
位置する一対の海苔巻き板と、該海苔巻き板のベルトコ
ンベヤ下流側の夫々の端部に夫々側部が固定されている
一対の歯車回転軸と、前記回転軸の夫々の歯車に夫々係
合する一対の原動側歯車と、該原動側歯車の回転中心か
ら隔たった箇所に回転可能に作動桿連結部を連結する一
対の第4のエアシリンダ装置とを備えて海苔巻き部が形
成されていることを特徴とする食材成形物の海苔巻き製
造装置にある。
【0008】本発明において、海苔は、海苔供給容器か
ら一枚宛、例えば減圧を利用して取り出される。本発明
においては、海苔が、確実に握り飯、シャリ玉等の食材
成形物の所定の箇所に接するように、海苔は、間欠的に
駆動するベルトコンベヤ、例えばタクトコンベヤ上に、
所定の角度、例えば、ベルトコンベヤ面、即ちベルトコ
ンベヤの搬送面の垂直方向に対して、ベルトコンベヤの
進行方向後方に、1乃至40°の角度、好ましくは5乃
至35°の角度、さらに好ましくは、10乃至30゜の
角度で傾斜させて配置される。このような角度に海苔を
配置することによって、海苔は、例えば、握り飯、シャ
リ玉等の食材成形物の所定の箇所に接して供給され、食
材成形物に対して、目的とする格好に確実に巻かれるこ
ととなり、所定の外観の食材成形物の海苔巻きを高い歩
留まりで製造することができる。
【0009】本発明においては、このように食材成形物
に対して、ベルトコンベヤ上に、海苔を傾斜させて支持
するために、ベルトコンベヤの進行方向後方に傾斜する
海苔支持面を有する海苔支持部材は、ベルトコンベヤの
搬送面より高い位置で、ベルトコンベヤに近接して設け
られている。海苔支持部材は、供給される海苔を、確実
に受けて、所定の傾斜角度で確実に支持されるように、
例えばコンベヤベルトの進行方向前方及び後方に所定の
角度傾斜する傾斜面を有する支持部材をコンベヤベルト
の側方に形成して設けられる。この場合、例えば、断面
V字型に形成することができる。
【0010】本発明においては、ベルトコンベヤ面上に
おける海苔支持部材に、海苔を所定の傾斜姿勢で供給す
るために、海苔挟持用のエアチャックの挟持部の挟持面
は、ベルトコンベヤのコンベヤ面の垂直方向に対して進
行方向後方に傾斜して設けられる。この傾斜角度は、海
苔支持部材の傾斜角度と同様に形成するのが、エアチャ
ックの海苔挟持部から、海苔支持部材に海苔を円滑に供
給できるので好ましい。
【0011】本発明において、海苔挟持面は、海苔を確
実に挟持できるように、多孔質の材料で形成することが
できる。このように、多孔質の材料で挟持面を形成する
場合には、例えばスポンジ材料等の多孔質の吸水性又は
吸湿性の材料で形成することができる。この場合、給水
路の開口を多孔質材料内に又は多孔質材料に向けて設
け、挟持面を絶えず湿らせておくようにするのが好まし
い。このように挟持面を湿らせると、海苔引出し工程に
おいて、海苔を挟持し易くなって、海苔が確実に引き出
せるようになると共に、海苔巻き工程において、挟持さ
れて湿った又は濡れた海苔の部分が、他の濡れていない
海苔の部分に接して貼着することとなるので好ましい。
このように挟持面を湿らせる液体としては、水、酒、酢
等の調理に使用される液体が使用される。本発明におい
て、海苔挟持用のエアチャックは、海苔を、海苔供給容
器から挟持して、ベルトコンベヤ面上を横断する方向で
海苔支持部材に一部支持させて配置できるように、ベル
トコンベヤを横断する方向に作動するエアシリンダの作
動端部に保持される。
【0012】本発明において、海苔は、負圧を利用して
海苔供給容器から一枚宛吸引して取り出される。このよ
うに海苔を海苔供給容器から一枚宛確実に取り出すため
に、海苔供給容器には、取り出し案内用に爪部材を設け
ることができる。海苔供給容器に設けられる爪部材は、
海苔が吸引される際に、海苔の弾力によって一枚の海苔
が海苔供給容器から取り出されるように、ベルトコンベ
ヤに遠い方の側には、爪部材が形成され、他方、ベルト
コンベヤから近い側には、海苔が吸引される際に、一枚
宛引き出され、この引き出された海苔の端部がエアチャ
ックにより挟持されて、円滑にベルトコンベヤの方に引
き出されるように、海苔の押さえ用として、コンベヤに
遠い側の爪よりも長い爪を設けるのが好ましい。
【0013】本発明において、海苔支持部材により支持
される海苔支持位置に対して、ベルトコンベヤの進行方
向前方には、食材成形物に海苔を巻く作業部が設けられ
る。この食材成形物に海苔を巻く作業部には、海苔付き
の食材成形物の受け板が、上下可動に、エアシリンダの
作動端に設けられる。この作業部の受け板の作業位置の
両側には一対の海苔巻き板が設けられている。海苔巻き
板の開閉動作により海苔を巻くことは、既に知られてい
るところであり、種々の装置を使用することができる。
【0014】本発明において、海苔巻き工程は、間欠的
に駆動されるベルトコンベヤ上で行われ、海苔収容容器
から一枚宛海苔を取り出す工程、取り出された海苔を挟
持し引き出して海苔支持部材にベルトコンベヤの進行方
向後方に所定角度傾斜させて配置する工程、ベルトコン
ベヤの駆動により食材成形物を移動させて、食材成形物
を海苔に接触させ海苔と一緒に、受け板に押し付ける工
程、海苔巻き板が開いた位置から拝合して食材成形物に
海苔を巻く工程から成っており、これらの工程は何れ
も、間欠的に駆動するベルトコンベヤの停止時に、作業
を担当する夫々のエアシリンダにより行われる。したが
って、本発明の海苔巻き工程は、夫々のエアシリンダの
開閉バルブを所定時間毎に操作することによって、連続
的に行うことができる。
【0015】
【作用】本発明は、ベルトコンベヤ上に、海苔を、ベル
トコンベヤ面の垂直方向に対して、ベルトコンベヤの進
行方向の後方に傾斜させて配置させ、その傾斜する海苔
に食材成形物をベルトコンベヤの進行により押し当てる
ので、食材成形物にまた食材成形物の一定の位置に確実
に海苔を当てることができ、食材成形物の海苔巻きを画
一的に製造することができ、高い製造歩留まりで、所定
の外観の食材成形物の海苔巻きを製造することができ
る。また、本発明はベルトコンベヤ上の海苔供給位置に
対応するベルトコンベヤの側部に、前記ベルトコンベヤ
面の垂直方向に対して、ベルトコンベヤの進行方向の後
方に傾斜する海苔支持面を有する海苔支持部材を設ける
ので、海苔を、ベルトコンベヤ面の垂直方向に対してベ
ルトコンベヤの進行方向の後方に所定の角度で傾斜させ
て、ベルトコンベヤ上に確実に配置させることができ
る。
【0016】また、本発明は、前記海苔支持部材を中心
に、例えば、前記ベルトコンベヤの進行方向後方に、海
苔供給容器取出口側からベルトコンベヤを横断してエア
シリンダ装置が配置されており、該エアシリンダ装置の
作動部材連結部には海苔挟持用のエアチャックが連結さ
れ、前記エアチャックの挟持部の挟持面が、前記ベルト
コンベヤ面の垂直方向に対して、ベルトコンベヤの進行
方向後方に傾斜させて設けているので、エアチャックに
よって挟持された海苔を、ベルトコンベヤの進行方向後
方に傾斜させて海苔支持部材に確実に支持させることが
できる。
【0017】本発明は、海苔挟持具の挟持面を濡らせて
(即ち湿らせ又は濡らせて)海苔の挟持された部分を濡
らせると共に海苔巻き板の一方を他方に対して短く形成
したので、海苔の端部が重なるように巻いて食材成形物
の海苔巻きを製造でき、しかも、この場合、海苔の重な
り合ったところを一方の海苔の湿り又は濡れにより貼着
でき、海苔が容易に解けないように、安定して海苔巻き
を製造することができる。
【0018】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施の
態様を説明するが、本発明は以下の例示及び説明によっ
て何等限定されるものではない。図1は、本発明の装置
の一実施例の概略を示す平面図であり、図2は、図1に
示される実施例の海苔供給部における海苔の取出要素の
配置関係を示す関係図であり、図3は、図1に示される
実施例の海苔配置部における海苔の配置要素の配置関係
を示す配置図であり、図4は図1に示される実施例にお
ける海苔巻き部の該略の正面図であり、図5A乃至D
は、図1に示される実施例における海苔巻き工程を説明
する工程図である。
【0019】第1図には、本例のシャリ玉の海苔巻き装
置1が示されている。シャリ玉の海苔巻き装置1は、シ
ャリ玉2を間欠的駆動により供給するタクトコンベヤ3
を中心に、海苔供給用の海苔ケース4、海苔引出し機5
及び海苔巻き機6が設けられている。本例において、海
苔ケース4(海苔は示されていない)には、海苔7を海
苔取出口8の方に送れるように、重り9が設けられてい
る。重り9は、図2に示されるように、海苔ケース4の
下方に張り出す枠10に囲われた内部に、重りスライド
棒11により案内されるように、重りスライド棒11を
挿通して設けられており、海苔ケース4の底板の案内孔
12を介して重り板13を海苔ケース4内を下方に移動
させるようにして、常に海苔7を海苔取出口8の方に寄
せておくことができる。
【0020】本例において、海苔は、海苔吸着ノズル1
4に海苔を吸着して一枚宛取り出される。海苔取出口8
には、海苔が一枚宛確実に取り出すことができるよう
に、海苔ケース4の海苔取出口8の両側に爪15及び1
6が形成されている。本例においては、海苔ケース4の
海苔の吸着取り出し側に形成されている爪15は、取り
出し側とは反対側の奥の爪16より長く形成されてい
る。この爪15は、海苔吸着ノズル14が潜れるように
逆コの字形に形成されている。
【0021】海苔ケース4の海苔取出口8の前方には、
海苔吸着ノズル14、海苔取り出しの際の海苔押さえ用
の海苔プレート17を保持する海苔吸着ノズル保持板1
8が、海苔ケース4の海苔取出口8の方に、往復動でき
るように、海苔取り出し用の複動型エアシリンダ19の
ピストンロッド20に取り付けられている。海苔プレー
ト17は、吸着された海苔案内用の一部湾曲した形状に
形成されており、周囲をバネ21で囲われた案内支柱2
2と、海苔吸着ノズル保持板18に設けられている海苔
プレートガイド23に挿嵌されている支柱24とを備え
て海苔吸着ノズル保持板18に取り付けられている。
【0022】海苔引出し機5は、海苔ケース4内から吸
着されて取り出された一枚の海苔7の端部を挟持して、
シャリ玉供給コンベヤ3上を横断する位置に、海苔を引
き出し配置させるために設けられており、該コンベヤ3
に直交する方向に横架されている枠25と、該枠25に
保持されている挟持具移動用の複動型のロッドレスシリ
ンダ26と、挟持具を上下方向に移動させるためにロッ
ドレスシリンダ26の作動端に下方に向けて取り付けら
れている挟持具の上下移動用の複動型エアシリンダ27
と、該上下移動用の複動型エアシリンダ27のピストン
(図示されていない)の下端に設けられ、一対の海苔引
出しフインガー28及び29を備えている単動型エアチ
ャック30とを備えている。
【0023】本例においては、海苔の引出しを正確に行
うために、海苔引出しフインガー29は、図3に示され
るように、挟持部31がスポンジ材料で形成されてお
り、該スポンジ材料32中には液体供給管33が開口し
ているので、該スポンジ材料32は、湿った又は濡れた
状態に保たれるようになっている。したがって、本例に
おいては、海苔引出し機5により引き出された海苔は、
前記挟持部31と接した部分が、重なった海苔同士が貼
着されるように、適度に湿った又は濡れた状態となる。
本例において、海苔引出しフインガー28及び29は、
タクトコンベヤ面の垂直方向に対して、矢印34によっ
て示されるタクトコンベヤのベルト3の進行方向に後方
に、海苔が20°の角度で傾斜して設けられている。
【0024】海苔引出し機5は、タクトコンベヤ3の上
方にコンベヤを横切る方向に横架されている枠25の下
部に設けられているシャリ玉検知装置35が、タクトコ
ンベヤ3により送られるシャリ玉2を検出し、タクトコ
ンベヤ3の停止期間中にロッドレスシリンダ26の作動
要素36を海苔ケース4の方に移動させ、海苔ケース4
から海苔を引出し、海苔ガイド37の上に配置する。本
例において、海苔ガイド37は断面V字型に形成され
て、図4に示される海苔巻き機6の海苔巻き板38及び
39の開放位置手前のコンベヤ枠40の上に配置されて
おり、該コンベヤ枠40からコンベヤ3側に位置する部
分は底部の角が切り取られている。本例において、海苔
ガイド37上に載置された海苔は、タクトコンベヤ3の
両側に設けられているコンベヤ枠37上に載置され、海
苔ケース4側の濡れていない側の海苔の端部が、海苔ガ
イド37に凭れるように傾斜して配置される。
【0025】本例において、海苔巻き機6は、図4に示
されるように、タクトコンベヤ3の上方に片持ち状態で
支柱41により支持されている架台42を備えている。
この架台42には、海苔巻き機6の海苔巻き板38及び
39並びにシャリ玉保持板41を駆動する駆動部43が
設けられている。本例において、架台42は、シャリ玉
保持板44の上方停止位置を形成するために、コンベヤ
上方部分が窪んだ形状となっている。図1に示されるよ
うに、この窪み部45に隣接してシャリ玉保持板44の
上下移動用の複動型のエアシリンダ46が設けられてい
る。シャリ玉保持板44は、上方から下方に延びるエア
シリンダ46のピストンロツド47に保持されており、
シャリ玉保持板44のシャリ玉2を受ける側は、シャリ
玉2の輪郭に倣った形状に形成されている。
【0026】シャリ玉保持板44は、海苔引出し機5に
より引き出された海苔7が海苔ガイド37に配置され
て、タクトコンベヤ3が駆動状態に入る。そこで、上下
移動用のエアシリンダ46を作動して、シャリ玉保持板
44をシャリ玉保持位置48に下降させる。このような
エアシリンダ46のピストンロッド47の下降動作は、
タクトコンベヤ3の動作開始からの経過時間を、タクト
コンベヤの駆動ピッチ数より検出し、所定の駆動ピッチ
数に至ったところで行われ、次のタクトコンベヤの停止
時に、海苔巻き板38及び39を夫々支軸49、50を
中心にして回転させ、夫々の側からシャリ玉2を海苔7
で包み込む。この海苔巻き板38及び39によるシャリ
玉2の海苔による包み込み作業は、駆動部43に設けら
れているエアシリンダ51及び52を作動させて行われ
る。
【0027】エアシリンダ51のピストンロツド53の
連結部54は、原動歯車55に、その回転中心から偏っ
た位置で連結しており、ピストンロツド53の往復動作
により、原動歯車55は回転する。この回転は、原動歯
車55とかみ合っている従動歯車56に伝達され、海苔
巻き板38の支軸49を回転させる。また、エアシリン
ダ52についても同様である。即ち、エアシリンダ52
のピストンロツド57の連結部58は、原動歯車59
に、その回転中心から偏った位置で連結しており、ピス
トンロツド57の往復動作により、原動歯車59は回転
する。この回転は、原動歯車59とかみ合っている従動
歯車60に伝達され、海苔巻き板38の支軸50を回転
させる。
【0028】本例は以上のように構成されているので、
タクトコンベヤ3は間欠的に駆動し、シャリ玉2を一個
宛順次センサの検出位置に送る。シャリ玉2が検出セン
サ35により検出されたところで、海苔取り出し用のエ
アシリンダ19の開閉弁を操作して、ピストンロツド2
0を突き出る方向に作動させる。ピストンロツド20の
作動に伴って、海苔吸着ノズル保持板18を介してピス
トンロツド20に取り付けられている海苔プレート17
は、海苔ケース4の海苔取出口8に移動し、海苔取出口
8の前列に位置する一枚の海苔を海苔吸着ノズル14に
吸着する。そこで海苔取り出し用のエアシリンダ19の
開閉弁を操作してピストンロツド20を逆方向に作動さ
せて、ピストンロツド20を元の位置に戻す。
【0029】エアシリンダ19のピストンロツド20が
元の位置に戻ったところで、ロッドレスシリンダ26の
開閉弁を操作して、作動要素36を海苔ケース4側の位
置に移動させ、停止させる。このロッドレスシリンダ2
6の停止する間に、エアチャック30の弁を動作させ
て、海苔引出しフィンガー28と29の間を閉じ、海苔
吸着ノズル14に吸着されている海苔の端部を、挟持具
の一対の海苔引出しフィンガー28と29の間に挟持さ
せる。挟持具のエアチャック30の海苔引出しフィンガ
ー28及び29により、海苔が挟持されたところで、ロ
ッドレスシリンダ26の開閉弁を操作して作動要素36
をタクトコンベヤ3側の位置に戻し、海苔吸着ノズル1
4に吸着された海苔を、タクトコンベヤ上に引き出す。
本例においては、海苔吸着ノズル14からの海苔の引き
出しに使用する負圧の程度は小さいので、弁操作を行わ
ずに海苔の引き出しが行われるが、海苔吸着ノズル14
と減圧源(図示されていない)の間に負圧停止用の弁を
設けて、海苔の引き出しの際に弁操作を行うようにする
ことができる。
【0030】作動要素36がタクトコンベヤ3側の位置
に戻り、海苔がタクトコンベヤ上に引き出されたところ
で、挟持具の上下移動用のエアシリンダ27の開閉弁を
操作して、海苔を下降させる。海苔が下降して、海苔の
海苔ケース4側が、海苔ガイド37に位置したところで
停止する。このエアシリンダ27の停止する間に、エア
チャックの30の弁を操作して、海苔引出しフィンガー
28と29の間を開き、海苔を海苔ガイド37に支持さ
せる。海苔が海苔ガイド37に支持されたところで、挟
持具の上下移動用のエアシリンダ27は開閉弁を操作し
て上部位置に上昇する。本例において、挟持具のエアチ
ャック30には、液体タンク61が設けられ、この液体
タンク61と海苔引き出し用フィンガー29の間には、
液体供給管33が設けられており、該フィンガー29の
スポンジ材料32は、液体タンク61の液体により、湿
った状態となっている。
【0031】挟持具の上下移動用のエアシリンダ27が
上部位置に上昇したところで、シャリ玉保持板44の上
下移動用のエアシリンダ46は、開閉弁を操作して、ピ
ストンロツド47を下降させ、シャリ玉保持板44をシ
ャリ玉保持位置48に配置し、タクトコンベヤ3ガ駆動
を開始する。シャリ玉2がシャリ玉保持板44の方に移
動する間に、海苔7に接し、シャリ玉2は進行方向前方
に海苔を位置させて、タクトコンベヤ3と共に前進し、
海苔は、海苔巻き板39に接して曲げられ(図5A参
照)、シャリ玉保持板44に接する時点では、海苔はシ
ャリ玉の両側で海苔巻き板38及び39により曲げられ
(図5B参照)、そこでタクトコンベヤ3は停止する。
そこでエアシリンダ51の開閉弁を操作して、海苔巻き
板38を支軸49を中心に回転させて、海苔巻き板38
がシャリ玉2のタクトコンベヤの進行方向後部に回転
し、片側の海苔7をシャリ玉2を包むように曲げる(図
5C参照)。次いで、エアシリンダ52の開閉弁を操作
して、海苔巻き板39を支軸50を中心に回転させて、
海苔巻き板39がシャリ玉2のタクトコンベヤの進行方
向後部に回転し、もう一方の海苔7をシャリ玉2を包む
ように曲げる(図5D参照)。
【0032】このようにして、シャリ玉2に海苔が巻か
れたところで、海苔巻き板38及び39のエアシリンダ
51及び52の開閉弁を操作して、海苔巻き板38及び
39を元の位置に戻す。また海苔巻き板38及び39
が、元の位置に戻ったところで、シャリ玉保持板44の
上下移動用のエアシリンダ46の開閉弁を操作して、ピ
ストンロツド47を上昇させ、シャリ玉保持板44を上
部位置に上昇させる。このようにシャリ玉保持板44が
上昇したところで、タクトコンベヤ3の駆動を開始し、
シャリ玉に海苔を巻いた製品が取り出し側に送られる。
このタクトコンベヤ3の駆動により、シャリ玉に海苔を
巻いた製品が、送り出されたところで、次の海苔巻き工
程が開始される。
【0033】
【発明の効果】本発明は、ベルトコンベヤ上に、海苔
を、ベルトコンベヤ面の垂直方向に対して、ベルトコン
ベヤの進行方向の後方に傾斜させて配置させ、その傾斜
する海苔に食材成形物をベルトコンベヤの進行により押
し当てるので、従来の海苔巻き製造と比較して、食材成
形物に海苔を当てることが、確実に行われることとなっ
て、海苔の皺等による、海苔の供給停止等が避けられる
こととなり、機械を停止することなく長時間の作業が可
能となり、海苔巻き製造の生産性を向上させることがで
きる。
【0034】また、本発明は、ベルトコンベヤ上の海苔
供給位置に対応するベルトコンベヤの側部に、前記ベル
トコンベヤ面の垂直方向に対して、ベルトコンベヤの進
行方向の後方に傾斜する海苔支持面を有する海苔支持部
材を設けると共に、エアチャックの挟持部の挟持面を、
海苔支持部材と同様に、前記ベルトコンベヤ面の垂直方
向に対して、ベルトコンベヤの進行方向後方に傾斜させ
て設けているので、従来の海苔巻き製造と比較して、ベ
ルトコンベヤの搬送面に対して、配置された海苔の姿勢
が一様にすることが簡単となり、食材成形物に接触する
海苔の位置が、簡単に制御できることとなり、製造され
た海苔巻きの外観が揃うこととなる。
【0035】本発明は、海苔挟持具の挟持面を濡らせ
て、海苔の挟持された部分を濡らせると共に海苔巻き板
の一方を他方に対して短く形成したので、従来の海苔巻
き製造と比較して、海苔巻きの海苔の重なった部分が、
簡単に貼着できることとなり、形が安定した海苔巻き
を、簡単な手法で製造することが可能となった。本発明
によると、海苔巻きの製造作業が、主にエアシリンダで
行われるので、エアシリンダ開閉弁を操作することによ
り制御が行えることとなり、比較的簡単に自動化ができ
ることとなり、省力化を進める上で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の一実施例の概略を示す平面図で
ある。
【図2】図1に示される本発明の一実施例の海苔供給部
における海苔の取出要素の配置関係を示す関係図であ
る。
【図3】図1に示される本発明の一実施例の海苔配置部
における海苔の配置要素の配置関係を示す配置図であ
る。
【図4】図1に示される本発明の一実施例における海苔
巻き部の該略の正面図である。
【図5A】図1に示される本発明の一実施例における海
苔巻き工程の一を説明する工程図である。
【図5B】図5Aに示される海苔巻き工程に続く工程を
説明する工程図である。
【図5C】図5Bに示される海苔巻き工程に続く工程を
説明する工程図である。
【図5D】図5Cに示される海苔巻き工程に続く工程を
説明する工程図である。
【符号の説明】
1 シヤリ玉の海苔巻き装置 2 シャリ玉 3 タクトコンベヤ 4 海苔ケース 5 海苔引出し機 6 海苔巻き機 7 海苔 8 海苔取出口 9 重り 11 重りスライド棒 12 底板の案内孔 13 重り板 14 海苔吸着ノズル 15 海苔ケースのベルト側の爪 16 海苔ケースの奥側の爪 17 海苔プレート 18 海苔吸着ノズル保持板 19 海苔取り出し用のエアシリンダ 23 海苔プレートガイド 26 ロッドレスシリンダ 27 挟持具の上下移動用のエアシリンダ 28 海苔引出しフィンガー 29 海苔引出しフィンガー 30 エアチャック 31 挟持部 32 挟持部のスポンジ材料部 33 液体供給管 35 シャリ玉検知装置 36 ロッドレスシリンダの作動要素 37 海苔ガイド 38 のり巻き板 39 海苔巻き板 40 コンベヤ枠 42 架台 44 シャリ玉保持板 46 エアシリンダ 47 ピストンロツド 48 シャリ玉保持位置 49 支軸 50 支軸 51 エアシリンダ 52 エアシリンダ 53 ピストンロツド 54 連結部 55 原動歯車 56 従動歯車

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトコンベヤ上に配置されている海苔
    に、ベルトコンベヤの進行により食材成形物を押し当て
    て海苔を食材成形物に付着させて、食材成形物の少なく
    とも一部を覆うように海苔を押し曲げる食材成形物の海
    苔巻き製造方法において、ベルトコンベヤ上に、海苔
    を、ベルトコンベヤ面の垂直方向に対して、ベルトコン
    ベヤの進行方向の後方に傾斜させて配置させ、その傾斜
    する海苔に食材成形物をベルトコンベヤの進行により押
    し当てることを特徴とする食材成形物の海苔巻き製造方
    法。
  2. 【請求項2】 ベルトコンベヤ上に配置されている海苔
    に、ベルトコンベヤの進行により食材成形物を押し当て
    て海苔を食材成形物に付着させて、食材成形物の少なく
    とも一部を覆うように海苔を押し曲げる食材成形物の海
    苔巻き製造方法において、海苔の一端を濡らせて、ベル
    トコンベヤ上に、ベルトコンベヤ面の垂直方向に対し
    て、ベルトコンベヤの進行方向の後方に傾斜させて配置
    させ、その傾斜する海苔に食材成形物をベルトコンベヤ
    の進行により押し当て、海苔の濡れていない側から、湾
    曲する比較的短い腕部材の一部を、食材成形物のベルト
    コンベヤの進行方向後方部に押し当てさせることによ
    り、海苔の濡れていない側を食材成形物に巻き、前記短
    い側の腕部材を食材成形物の上に当てたまま、海苔の濡
    れた側から、湾曲する比較的長い腕部材の一部を、前記
    食材成形物のベルトコンベヤの進行方向後方部に押し当
    てさせて、海苔の濡れた側を、既に食材成形物の上に巻
    かれている濡れていない海苔の上に貼着することを特徴
    とする食材成形物の海苔巻き製造方法。
  3. 【請求項3】 海苔供給容器から一枚宛取り出されて、
    ベルトコンベヤ上に配置さる海苔に、該ベルトコンベヤ
    の進行により、食材成形物を押し当てて海苔を食材成形
    物に付着させて、食材成形物を包むように海苔を押し曲
    げる食材成形物の海苔巻き製造装置において、ベルトコ
    ンベヤ上の海苔供給位置に対応するベルトコンベヤの側
    部に、前記ベルトコンベヤ面の垂直方向に対して、ベル
    トコンベヤの進行方向の後方に傾斜する海苔支持面を有
    する海苔支持部材が設けられていることを特徴とする食
    材成形物の海苔巻き製造装置。
  4. 【請求項4】 海苔供給容器から一枚宛取り出されて、
    ベルトコンベヤ上に配置さる海苔に、該ベルトコンベヤ
    の進行により、食材成形物を押し当てて海苔を食材成形
    物に付着させて、食材成形物を包むように海苔を押し曲
    げる食材成形物の海苔巻き製造装置において、ベルトコ
    ンベヤ上の海苔供給位置に対応するベルトコンベヤの側
    部に、前記ベルトコンベヤ面の垂直方向に対して、ベル
    トコンベヤの進行方向の後方に傾斜する海苔支持面を有
    する海苔支持部材が設けられており、前記海苔支持部材
    に対して、前記ベルトコンベヤの進行方向後方に、海苔
    供給容器取出口側からベルトコンベヤを横断してエアシ
    リンダ装置が配置されており、該エアシリンダ装置の作
    動部材連結部には海苔挟持用のエアチャックが連結さ
    れ、前記エアチャックの挟持部の挟持面が、前記ベルト
    コンベヤ面の垂直方向に対して、ベルトコンベヤの進行
    方向の後方に傾斜させて設けられていることを特徴とす
    る食材成形物の海苔巻き製造装置。
  5. 【請求項5】 海苔供給容器から一枚宛取り出されて、
    ベルトコンベヤ上に配置さる海苔に、該ベルトコンベヤ
    の進行により、食材成形物を押し当てて海苔を食材成形
    物に付着させて、食材成形物を包むように海苔を押し曲
    げる食材成形物の海苔巻き製造装置において、ベルトコ
    ンベヤ上の海苔供給位置に対応するベルトコンベヤの側
    部に、前記ベルトコンベヤ面の垂直方向に対して、ベル
    トコンベヤの進行方向の後方に傾斜する海苔支持面を有
    する海苔支持部材が設けられており、前記海苔支持部材
    に対して、前記ベルトコンベヤの進行方向後方に、海苔
    供給容器取出口側からベルトコンベヤを横断してエアシ
    リンダ装置が配置されており、該エアシリンダ装置の作
    動部材連結部には海苔挟持用のエアチャックが連結さ
    れ、前記エアチャックの挟持部の挟持面が、前記ベルト
    コンベヤ面の垂直方向に対して、ベルトコンベヤの進行
    方向の後方に傾斜させて設けられており、一方の挟持面
    に吸水性の材料で形成され、該吸水性の材料に液体供給
    路が開口していることを特徴とする食材成形物の海苔巻
    き製造装置。
  6. 【請求項6】 海苔供給容器から一枚宛取り出されて、
    ベルトコンベヤ上に配置さる海苔に、該ベルトコンベヤ
    の進行により、食材成形物を押し当てて海苔を食材成形
    物に付着させて、食材成形物を包むように海苔を押し曲
    げる食材成形物の海苔巻き製造装置において、ベルトコ
    ンベヤ上の海苔供給位置に対応するベルトコンベヤの側
    部に、前記ベルトコンベヤ面の垂直方向に対して、ベル
    トコンベヤの進行方向の後方に傾斜する海苔支持面を有
    する海苔支持部材が設けられ、前記海苔供給位置に対応
    する位置に、海苔押さえ片を開口部に有する海苔取り出
    し口を位置させて海苔供給容器が設けられ、海苔供給容
    器取出口側からベルトコンベヤを横断して第1のエアシ
    リンダ装置が配置されており、該第1のエアシリンダ装
    置の作動部材連結部には海苔挟持用のエアチャックが連
    結され、前記エアチャックの挟持部の挟持面は、吸水ス
    ポンジを備えて、前記ベルトコンベヤ面の垂直方向に対
    して、ベルトコンベヤの進行方向の後方に傾斜させて設
    けられており、前記海苔供給容器の取出口に対向して空
    気拡散板を備えて減圧源に接続する吸引口が設けられて
    いる海苔吸着用ノズル装置が、第2のエアシリンダ装置
    の作動部材連結部に取り付けられており、第1のエアシ
    リンダ装置の下流側には、作動端を下方に向けてベルト
    コンベヤ上方に配置されている第3のエアシリンダ装置
    と、前記ベルトコンベヤの上流側に向いて、前記第3の
    エアシリンダ装置の作動部材連結部に取り付けられてい
    る食材成形物の受け板と、食材成形物の受け板下降位置
    の両側に夫々対向して位置する一対の海苔巻き板と、該
    海苔巻き板のベルトコンベヤ下流側の夫々の端部に夫々
    側部が固定されている一対の歯車回転軸と、前記回転軸
    の夫々の歯車に夫々係合する一対の原動側歯車と、該原
    動側歯車の回転中心から隔たった箇所に回転可能に作動
    桿連結部を連結する一対の第4のエアシリンダ装置とを
    備えて海苔巻き部が形成されていることを特徴とする食
    材成形物の海苔巻き製造装置
  7. 【請求項7】一対の海苔巻き板の海苔の引き出される側
    の海苔巻き板が、もう一方の海苔巻き板より行程が長い
    ことを特徴とする請求項6に記載の食材成形物の海苔巻
    き製造装置。
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