JP2553228B2 - 耐熱性樹脂容器の製造方法 - Google Patents
耐熱性樹脂容器の製造方法Info
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば電子レンジに用いられるプラスチッ
ク容器や加熱殺菌、ホットフィルが可能な容器の製造方
法に関する。
ク容器や加熱殺菌、ホットフィルが可能な容器の製造方
法に関する。
[従来の技術] 従来、電子レンジに用いられるワンウェイタイプのプ
ラスチック容器の素材としては、フィラー入りのポリプ
ロピレン(PP)、およびポリエチレンテレフタレート
(C−PET)が広く用いられている。これらは不透明の
ものが多く、一部には透明性を有するポリプロピレン単
体を素材としたものもあるが、耐熱性に欠ける問題があ
る。
ラスチック容器の素材としては、フィラー入りのポリプ
ロピレン(PP)、およびポリエチレンテレフタレート
(C−PET)が広く用いられている。これらは不透明の
ものが多く、一部には透明性を有するポリプロピレン単
体を素材としたものもあるが、耐熱性に欠ける問題があ
る。
透明で耐熱性を有するプラスチック素材としては、例
えば、ポリアリレート(PAR)、ポリカーボネイト(P
C)、ポリメチルペンテン(TPX)等が知られており、そ
れらは、通常インジェクション成形によって容器に製造
される。
えば、ポリアリレート(PAR)、ポリカーボネイト(P
C)、ポリメチルペンテン(TPX)等が知られており、そ
れらは、通常インジェクション成形によって容器に製造
される。
また、ブロー成形用透明容器の素材としては、従来、
ポリエチレンテレフタレート(以下 PETと略記す
る。)、ポリ塩化ビニル(PVC)などが知られている。
ポリエチレンテレフタレート(以下 PETと略記す
る。)、ポリ塩化ビニル(PVC)などが知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、インジェクション成形の場合、他の成形に比
べ金型の作製が厄介で、そのコストも高く、また肉厚の
薄いものができないなどの理由により、販売ロットの小
さいワンウェイタイプの容器としては適当でない。その
ため、このような用途には真空,圧空,真空圧空成形ま
たはプレス成形されたものが用いられている。
べ金型の作製が厄介で、そのコストも高く、また肉厚の
薄いものができないなどの理由により、販売ロットの小
さいワンウェイタイプの容器としては適当でない。その
ため、このような用途には真空,圧空,真空圧空成形ま
たはプレス成形されたものが用いられている。
一般に、真空,圧空,真空圧空成形,プレス成形は、
プラスチック材料製のシートをヒーター、熱板等で加熱
し、シートが軟化したところで、金型に密着固化させる
方法が行なわれている。
プラスチック材料製のシートをヒーター、熱板等で加熱
し、シートが軟化したところで、金型に密着固化させる
方法が行なわれている。
この成形に使用されるプラスチック材料の中で特にポ
リブチレンテレフタレート(以下 PBTと略記する。)
系樹脂が耐熱性に優れ、他のエンジニアリングプラスチ
ックに比べ価格も比較的安価であり、さらに価格の安い
PET系樹脂との相溶性が良く、これを配合使用できるの
で耐熱包装材料用として望ましい。
リブチレンテレフタレート(以下 PBTと略記する。)
系樹脂が耐熱性に優れ、他のエンジニアリングプラスチ
ックに比べ価格も比較的安価であり、さらに価格の安い
PET系樹脂との相溶性が良く、これを配合使用できるの
で耐熱包装材料用として望ましい。
また、PBT系樹脂はPET系樹脂と相互融着性を有し、そ
の混合物は適度の透明性を有する。さらに、PET系樹脂
はPBT系樹脂に比べ結晶化速度が遅いため、比較的厚手
のものの透明シートを得ることができる。
の混合物は適度の透明性を有する。さらに、PET系樹脂
はPBT系樹脂に比べ結晶化速度が遅いため、比較的厚手
のものの透明シートを得ることができる。
しかし、PBT系樹脂は前述のように耐熱性には優れて
いるが結晶化のスピードが速く、すぐに白化するため、
透明なシートを得るためには厚さ0.2mmが限界であり、
それ以上厚い透明なシートは難しく、また、0.2mm以下
の透明なシートでも結晶化スピードが速いため、通常の
真空,圧空,真空圧空,プレス成形では困難とされてい
る。
いるが結晶化のスピードが速く、すぐに白化するため、
透明なシートを得るためには厚さ0.2mmが限界であり、
それ以上厚い透明なシートは難しく、また、0.2mm以下
の透明なシートでも結晶化スピードが速いため、通常の
真空,圧空,真空圧空,プレス成形では困難とされてい
る。
また、前記ブロー成形用素材としてのPVC、PET単体品
は耐熱性に欠け、ジュースなどの果汁飲料のホットフィ
ル方式やレトルトなどの加熱殺菌方式には不向きであ
る。
は耐熱性に欠け、ジュースなどの果汁飲料のホットフィ
ル方式やレトルトなどの加熱殺菌方式には不向きであ
る。
したがって、本発明の課題は、PBT系樹脂を用いて真
空,圧空,真空圧空成形,プレス成形することにより、
電子レンジ用として耐熱性、透明性を有する良好な容器
やブロー成形によって耐熱性、透明性を有するボトル容
器の製造方法を提供することにある。
空,圧空,真空圧空成形,プレス成形することにより、
電子レンジ用として耐熱性、透明性を有する良好な容器
やブロー成形によって耐熱性、透明性を有するボトル容
器の製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究した
結果、前記特許請求の範囲の請求項1ないし4に記載の
要件から成る耐熱性樹脂容器の製造方法が上記課題を効
果的に解決し得ることを見出した。
結果、前記特許請求の範囲の請求項1ないし4に記載の
要件から成る耐熱性樹脂容器の製造方法が上記課題を効
果的に解決し得ることを見出した。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明に用いられるPBT系樹脂は、単独重合体および
共重合体であり、PET系樹脂は、単独重合体および共重
合体である。
共重合体であり、PET系樹脂は、単独重合体および共重
合体である。
本発明においては、PBT系樹脂とPET系樹脂との混合物
は広い配合割合で用いられる。その割合はPBT系樹脂70
〜100重量部に対してPET系樹脂30〜0重量部である。PB
T系樹脂が0重量部未満、PET系樹脂が30重量部以上にな
ると、金型内で結晶化させても透明性を得ることができ
ないので好ましくない。
は広い配合割合で用いられる。その割合はPBT系樹脂70
〜100重量部に対してPET系樹脂30〜0重量部である。PB
T系樹脂が0重量部未満、PET系樹脂が30重量部以上にな
ると、金型内で結晶化させても透明性を得ることができ
ないので好ましくない。
本発明において、上記組成物を真空,圧空,真空圧空
成形,またはプレス成形から選ばれた一種の方法により
容器を製造する場合のシート温度は30℃〜100℃の範囲
である。この温度が30℃より低いとシートを伸ばすこと
ができず、100℃より高いと成形する前にシートが結晶
化してしまい、同様にシートを伸ばすことができない。
成形,またはプレス成形から選ばれた一種の方法により
容器を製造する場合のシート温度は30℃〜100℃の範囲
である。この温度が30℃より低いとシートを伸ばすこと
ができず、100℃より高いと成形する前にシートが結晶
化してしまい、同様にシートを伸ばすことができない。
また、本発明における真空,圧空,真空圧空成形,プ
レス成形時の金型温度は、設定されたシート温度より高
い温度で成形される。これらの金型温度としてより好ま
しい範囲としては70℃〜224℃である。この金型温度が7
0℃より低いと成形しにくく、金型内での結晶化も進ま
なく、また、使用されるPBT系樹脂の軟化点が224℃のた
め224℃を超えると成形不能となり好ましくない。
レス成形時の金型温度は、設定されたシート温度より高
い温度で成形される。これらの金型温度としてより好ま
しい範囲としては70℃〜224℃である。この金型温度が7
0℃より低いと成形しにくく、金型内での結晶化も進ま
なく、また、使用されるPBT系樹脂の軟化点が224℃のた
め224℃を超えると成形不能となり好ましくない。
また、本発明の他の製造方法として、予め成形された
パリソンを加熱後、ブロー成形するコールドパリソン法
がある。この場合、パリソンの樹脂組成物として適用さ
れるPBT系樹脂とPET系樹脂の配合割合は、PBT系樹脂10
〜100重量部に対して、PET系樹脂90〜0重量部である。
PBT系樹脂が10重量部未満、PET系樹脂が90重量部以上と
なると、金型内での結晶化速度が遅くなり、耐熱性を持
たせることが困難になるため好ましくない。そして、上
記組成物をコールドパリソン法によるブロー成形により
容器を製造する場合のパリソン温度は30〜100℃の範囲
である。この温度が30℃より低いとパリソンを伸ばすこ
とができず、100℃より高いと成形する前にパリソンが
結晶化してしまい、同様にシートを伸ばすことができな
いので好ましくない。
パリソンを加熱後、ブロー成形するコールドパリソン法
がある。この場合、パリソンの樹脂組成物として適用さ
れるPBT系樹脂とPET系樹脂の配合割合は、PBT系樹脂10
〜100重量部に対して、PET系樹脂90〜0重量部である。
PBT系樹脂が10重量部未満、PET系樹脂が90重量部以上と
なると、金型内での結晶化速度が遅くなり、耐熱性を持
たせることが困難になるため好ましくない。そして、上
記組成物をコールドパリソン法によるブロー成形により
容器を製造する場合のパリソン温度は30〜100℃の範囲
である。この温度が30℃より低いとパリソンを伸ばすこ
とができず、100℃より高いと成形する前にパリソンが
結晶化してしまい、同様にシートを伸ばすことができな
いので好ましくない。
本発明の他の製造方法においては、PBT系樹脂、PET系
樹脂、およびこの両樹脂をPBT系樹脂10〜100重量部とPE
T系樹脂90〜0重量部の範囲割合で配合した混合樹脂か
ら選択される少なくとも2種を共押出しまたはラミネー
トしたものが使用される。
樹脂、およびこの両樹脂をPBT系樹脂10〜100重量部とPE
T系樹脂90〜0重量部の範囲割合で配合した混合樹脂か
ら選択される少なくとも2種を共押出しまたはラミネー
トしたものが使用される。
この樹脂の組合せは、例えば、PBT系樹脂単体、PBT系
樹脂−PBT系樹脂、PBT系樹脂−PET系樹脂、PBT系樹脂−
PET系樹脂とPBT系樹脂の混合物、PET系樹脂−PET系樹脂
とPBT系樹脂の混合物、PBT系樹脂−PET系樹脂−PBT系樹
脂などが挙げられる。
樹脂−PBT系樹脂、PBT系樹脂−PET系樹脂、PBT系樹脂−
PET系樹脂とPBT系樹脂の混合物、PET系樹脂−PET系樹脂
とPBT系樹脂の混合物、PBT系樹脂−PET系樹脂−PBT系樹
脂などが挙げられる。
本発明に用いられるPBT系樹脂には、必要に応じて帯
電防止剤、防曇剤等の界面活性剤やガラス繊維等のフィ
ラーなど有機物および無機物を添加することは任意であ
る。
電防止剤、防曇剤等の界面活性剤やガラス繊維等のフィ
ラーなど有機物および無機物を添加することは任意であ
る。
さらに、この樹脂層に少なくとも1層のバリヤー層を
設けることもできる。
設けることもできる。
このバリヤー層の樹脂としては、ポリ塩化ビニリデン
(PVDC)、エチレン−ビニルアルコール共重合物(EVO
H)、各種ナイロン樹脂等が挙げられる。
(PVDC)、エチレン−ビニルアルコール共重合物(EVO
H)、各種ナイロン樹脂等が挙げられる。
[実施例] 実施例1 PBT(ポリプラスチックス社製商品名、600FP)とPET
(鐘紡社製商品名、TK−3)とを第1表に示す割合で50
φの押出機に供給し、650mm巾のTダイを取り付けて成
膜して、得られたシートの透明限界厚さを測定したとこ
ろ、第1表に示すような結果が得られた。
(鐘紡社製商品名、TK−3)とを第1表に示す割合で50
φの押出機に供給し、650mm巾のTダイを取り付けて成
膜して、得られたシートの透明限界厚さを測定したとこ
ろ、第1表に示すような結果が得られた。
この結果から明らかなように、PBT単体では、透明限
界厚さが0.2mmであったのに対し、混合品およびPET単体
では1.0mm厚まで透明品を製造することができたが、冷
却ロールの温度を高くすると同条件で押出したシートも
透明性が失なわれ、成形も不能となった。
界厚さが0.2mmであったのに対し、混合品およびPET単体
では1.0mm厚まで透明品を製造することができたが、冷
却ロールの温度を高くすると同条件で押出したシートも
透明性が失なわれ、成形も不能となった。
実施例2 50φまたは30φの押出機に、250mm巾の2種3層マル
チマニホールドダイを取り付け、PBT(ポリプラスチッ
クス社製商品名、600FP)とPET(鐘紡社製商品名、TK−
3)の割合を変えて共押出しを行ない製膜し、得られた
4種のシートの透明性を調べ、その結果を第2表に示し
た。
チマニホールドダイを取り付け、PBT(ポリプラスチッ
クス社製商品名、600FP)とPET(鐘紡社製商品名、TK−
3)の割合を変えて共押出しを行ない製膜し、得られた
4種のシートの透明性を調べ、その結果を第2表に示し
た。
この表から明らかなように、シートNo.3およびシート
No.4のようにPBTの総厚さが0.2mmを越えると透明性が失
われ白化現象を起こした。また、シートNo.2に示すよう
にPETの総厚さを0.5mmまで増加させても透明性は失われ
ることはなかった。
No.4のようにPBTの総厚さが0.2mmを越えると透明性が失
われ白化現象を起こした。また、シートNo.2に示すよう
にPETの総厚さを0.5mmまで増加させても透明性は失われ
ることはなかった。
実施例3 実施例1または実施例2の押出機を用いて製膜し、得
られたシートのシート温度、金型温度等の条件を変えて
成形を行ない、得られた容器の耐熱性、透明性を調べた
結果、第3表に示すとおりであった。
られたシートのシート温度、金型温度等の条件を変えて
成形を行ない、得られた容器の耐熱性、透明性を調べた
結果、第3表に示すとおりであった。
この結果から明らかなように、PET系樹脂単体の場合
を除き、シートの温度が100℃より高いと金型成形前に
シートの結晶化が急速に進み、真空成形は不可能であっ
た。
を除き、シートの温度が100℃より高いと金型成形前に
シートの結晶化が急速に進み、真空成形は不可能であっ
た。
また、金型温度が70℃より低いと容器の耐熱性が弱か
った。
った。
実施例4 実施例1で用いたPBTとPETとの混合比率を変えた組成
物を、ブロー成形機(シンシナティミクロン社製、RHB
−V)を用いてブロー成形を行い、それぞれについて透
明性、耐熱性等を調べた。その結果を各混合比率ととも
に第4表に示した。
物を、ブロー成形機(シンシナティミクロン社製、RHB
−V)を用いてブロー成形を行い、それぞれについて透
明性、耐熱性等を調べた。その結果を各混合比率ととも
に第4表に示した。
この結果から明らかなようにPETの混合比率が高くな
ると成形はしやすくなるが、逆に透明性は悪くなるとい
う結果が得られた。PBT系樹脂単体に関しては、結晶化
スピードが速く、成形ができなかった。
ると成形はしやすくなるが、逆に透明性は悪くなるとい
う結果が得られた。PBT系樹脂単体に関しては、結晶化
スピードが速く、成形ができなかった。
[発明の効果] 本発明の製造方法によれば、PBT系樹脂シート、PBT系
樹脂およびPET系樹脂の混合樹脂シート、またはそれら
の樹脂を共押出しまたはラミネートされたシートを低温
で真空,圧空,真空圧空,プレス成形し、高温金型中で
結晶化させること、あるいは上記樹脂組成物または積層
物を所定の条件の下でブロー成形することにより、140
℃以上の耐熱性があり、透明性を持った容器を効果的に
製造することができる。
樹脂およびPET系樹脂の混合樹脂シート、またはそれら
の樹脂を共押出しまたはラミネートされたシートを低温
で真空,圧空,真空圧空,プレス成形し、高温金型中で
結晶化させること、あるいは上記樹脂組成物または積層
物を所定の条件の下でブロー成形することにより、140
℃以上の耐熱性があり、透明性を持った容器を効果的に
製造することができる。
また、本発明に用いられるポリエステル系の樹脂は、
ポリプロピレン樹脂等のようなオレフィン系樹脂にみら
れるように加熱しても臭いを発生することはなく、保香
性が高いため、香りを重視する用途の容器としても使用
することができる。
ポリプロピレン樹脂等のようなオレフィン系樹脂にみら
れるように加熱しても臭いを発生することはなく、保香
性が高いため、香りを重視する用途の容器としても使用
することができる。
さらに、本発明に使用される樹脂に耐電防止剤、防曇
剤等の界面活性剤やガラス繊維等のフィラーなどの有機
物や無機物を添加しない場合、高温時の不純物の溶出も
非常に少ないため、ベーキングキャリアテープ、ベーキ
ングトレイとしての応用も可能である。また、本発明に
使用される樹脂層を設けることにより、ガスバリアー性
のすぐれたレトルト処理等に適合する耐熱性のある容器
とすることも可能である。
剤等の界面活性剤やガラス繊維等のフィラーなどの有機
物や無機物を添加しない場合、高温時の不純物の溶出も
非常に少ないため、ベーキングキャリアテープ、ベーキ
ングトレイとしての応用も可能である。また、本発明に
使用される樹脂層を設けることにより、ガスバリアー性
のすぐれたレトルト処理等に適合する耐熱性のある容器
とすることも可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 51/10 9268−4F B29C 51/10 51/42 9268−4F 51/42 C08L 67/00 LPD C08L 67/00 LPD // B29K 67:00 B29L 22:00 C08L 67:00
Claims (4)
- 【請求項1】ポリブチレンテレフタレート系樹脂70〜10
0重量部とポリエチレンテレフタレート系樹脂30〜0重
量部を含む樹脂組成物を成膜し、得られたシートを30〜
100℃に加熱し、ついで前記シート温度よりも高い温度
に加熱調整された金型内で真空成形,圧空成形,真空圧
空成形またはプレス成形から選ばれた一種の製法により
成形することを特徴とする結晶性の耐熱性樹脂容器の製
造方法。 - 【請求項2】ポリブチレンテレフタレート系樹脂、ポリ
エチレンテレフタレート系樹脂、およびポリブチレンテ
レフタレート系樹脂10〜100重量部とポリエチレンテレ
フタレート系樹脂90〜0重量部の混合樹脂から選択され
る少なくとも2種を共押出しまたはラミネートにより積
層したシートを30〜100℃に加熱し、前記シート温度よ
りも高い温度に加熱調整された金型内で真空成形,圧空
成形,真空圧空成形またはプレス成形から選ばれた一種
の製法により成形することを特徴とする結晶性の耐熱性
樹脂容器の製造方法。 - 【請求項3】ポリブチレンテレフタレート系樹脂10〜10
0重量部とポリエチレンテレフタレート系樹脂90〜0重
量部を含む樹脂組成物から成形されたパリソンあるいは
ポリブチレンテレフタレート系樹脂、ポリエチレンテレ
フタレート系樹脂、およびポリブチレンテレフタレート
系樹脂10〜100重量部とポリエチレンテレフタレート系
樹脂90〜0重量部の混合樹脂から選択される少なくとも
2種の積層物から成形されたパリソンを30〜100℃に加
熱し、ついで金型をその温度よりも高い温度に加熱調整
し、ブロー成形することを特徴とする結晶性の耐熱樹脂
容器の製造方法。 - 【請求項4】成形されたパリソンを、加熱成形にさきだ
って急冷して結晶化度の低い透明な状態で固化させる請
求項3に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2173859A JP2553228B2 (ja) | 1990-06-30 | 1990-06-30 | 耐熱性樹脂容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2173859A JP2553228B2 (ja) | 1990-06-30 | 1990-06-30 | 耐熱性樹脂容器の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0463836A JPH0463836A (ja) | 1992-02-28 |
JP2553228B2 true JP2553228B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=15968468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2173859A Expired - Lifetime JP2553228B2 (ja) | 1990-06-30 | 1990-06-30 | 耐熱性樹脂容器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553228B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09277361A (ja) * | 1996-04-18 | 1997-10-28 | Nippon Steel Chem Co Ltd | 多層ブロー成形体および多層ブロー成形方法 |
JPWO2023002964A1 (ja) * | 2021-07-19 | 2023-01-26 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418374A (en) * | 1977-07-12 | 1979-02-10 | Teijin Ltd | Frozen food wrapper |
JPH0747648B2 (ja) * | 1987-11-05 | 1995-05-24 | 帝人株式会社 | ポリエステルシート及びその熱成形体 |
-
1990
- 1990-06-30 JP JP2173859A patent/JP2553228B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0463836A (ja) | 1992-02-28 |
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