JP2553051B2 - 時計の表示装置 - Google Patents

時計の表示装置

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JP2553051B2
JP2553051B2 JP61189195A JP18919586A JP2553051B2 JP 2553051 B2 JP2553051 B2 JP 2553051B2 JP 61189195 A JP61189195 A JP 61189195A JP 18919586 A JP18919586 A JP 18919586A JP 2553051 B2 JP2553051 B2 JP 2553051B2
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達夫 新田
山田  信一
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    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B19/00Indicating the time by visual means
    • G04B19/04Hands; Discs with a single mark or the like

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、時針パターンが印刷あるいはプレス成形等
で形成された時円板と分針とにより指針表示装置を構成
し、時刻表示を行なう時計の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
時計の薄型化は過去、現在、未来を通して時計の開発
にたずさわる人の永遠のテーマであり、従来いろいろ工
夫、改良されてきている。
一般に、時計の薄型化を追求する方法としては、モジ
ュール構造から追求する場合と外装構造から追求する場
合の2通りがあるが、近年モジュール厚も限界に近づい
ており、外装部分の厚さを決定する針間隔や、ガラス、
針、文字板あるいは裏ブタ等の厚さをつめたり、薄くす
ることによって外装部分の厚さを薄くし、時計としての
薄型化を図っているのが現状である。この状況を打開す
るために試みられたのがモジュール部分と外装部分との
両面から見直した技術で、例えば特開昭56−27678号に
示される超薄型時計や、実開昭57−139882号のアナログ
式腕時計の表示構造、あるいは実開昭58−92686号の時
計の指針構造といったものがあり、指針部の構造を改造
することにより時計の薄型化を図っていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、特開昭56−27678号に示されている超
薄型時計においては薄型化は図れたものの特殊な輪列構
造のため、時計のデザインに制約ができすぎてデザイン
バリエーションを持たせることができないという欠点が
あった。又、実開昭58−92686号に示されている時計の
指針構造においては筒車等の輪列の表面に指針を印して
いるため、あまり特殊な輪列構造とはならないものの、
指針の長さに制約があり、歯型も見えてしまうため、見
ばえも悪く、デザインに制約ができてしまうという欠点
があった。さらに、実開昭57−139882号に示されている
アナログ式腕時計の表示構造も、時を指示するマークを
印した時円板を筒車等の時針軸に嵌着する構造となって
いるため、これも特殊な輪列構造とならないものの時円
板と該時円板の外周と嵌まり合う円形穴をもつ文字板と
の間には必然的にスキマが必要で、該スキマによって見
ばえが悪くなるという欠点を有していた。さらに言え
ば、実開昭58−92686号や実開昭57−139882号において
は筒車の保持方法に関する具体的な実施例が開示されて
おらず、実現性という点で疑問符のつく技術となってい
る。
本発明の目的は、アナログ時計の美しさをそのまま残
し、しかもすべての標準的なモジュールを使用した場合
でも薄型化を達成できる時円板と分針を使用した時計を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成
としている。すなわち、時針パターンが形成された時円
板と、分針とにより指針表示装置を構成して時刻表示を
行なう時計において、前記指針表示装置の視野範囲を制
限するための内径を有する見切り部材を設け、前記時円
板は、その外径が前記見切り部材の視野範囲を制限する
内径よりも大で、前記分針はその先端が前記見切り部材
の内径より小であり、前記時円板は前記見切り部材の下
面側に配置するとともに、前記分針は前記時円板の上面
側で、且つ前記見切り部材の上端を越えない位置に配置
したことを特徴としている。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は本発明の一実施例を示す時計の平面図、第2
図は第1のA−A断面図であって、第2図では本発明と
関係しない巻真及び竜頭部分を省略した断面図となって
いる。
1は従来の文字板と時針パターン1aが一体に形成され
た時円板であって、エッチング、印刷等で模様や色づけ
された時円板上に時針パターン1aが厚メッキ、印刷、絞
り等の技術を使って時円板1上に形成されている。
2は分針であって、前記時円板1は筒車4と嵌合され
ており、分針2は中心車5と嵌合され、時円板1の時針
パターン1aと分針2により指針表示装置7を構成して時
刻表示を行なっている。8はガラスであって、ガラス8
の裏面8bには前記指針表示装置7の視野範囲を規制する
ための見切り部材8aが印刷技術によって設けられてい
る。
前記時円板1の外径D2は、前記見切り部材8aの視野範
囲を規正する内径D1よりも大であり、さらに分針2の先
端2aは(すなわち、分針2の先端2aの回転直径D3は)、
前記見切り部材8aの内径D1よりも小となる様に構成され
ている。そして、時円板1は見切り部材8aの下面側に配
置され、分針2は時円板1の上面側で、且つ見切り部材
8aの上面(上端)を越えない位置に配置されている。
9は胴、11は裏蓋、3はモジュール、12は中枠、13、
14はパッキンであって、ガラス8はパッキン13を介して
胴9に固定されており、モジュール3は中枠12を使って
裏蓋11を胴9にスナップ嵌合させることにより胴9内に
固定され、こうして時計10が構成されている。
第3図は本発明の他の実施例を示す時計の断面図であ
って、第2図と同様巻真及び竜頭部分を省略した断面図
である。
18は見切り部材であって、従来の文字板と同じ素材、
プラスチック等から構成されており、指標、目盛、マー
ク等が印刷、ロー付け等で立体的に構成されており、ガ
ラス8の裏面8bに接着等によって固着されている。
本実施例においても時円板1の外径D2は、前記見切り
部材18の視野範囲を規正する内径D1よりも大であり、さ
らに分針2の先端2aは、前記見切り部材18の内径D1より
も小となる様に構成されており、しかも分針2が見切り
部材18の断面内に配設されることによって、両者の重り
による厚みの増加を防止している。
第4図は本発明に適用できるモジュールのより具体的
な構造を示す断面図で、時円板1と分針2が嵌合された
状態を示している。
41は三番車で、図示されていないステップモータの回
転を減速して中心車5に伝達し、中心車5に嵌合された
分針2を60分で1回転する様に構成されている。42は日
ノ裏車であり、中心車5の回転を減速しながら筒車4に
伝達し、筒車4に嵌合された時円板1を12時間に1回転
する様に構成されている。43は日ノ裏中間車であって、
図示されていない巻真、ツヅミ車、小鉄車の回転を伝達
する車であって、時刻の早修正の時に利用される。44は
輪列受、45は地板であって、地板45には前記日ノ裏中間
車43と日ノ裏車42の回転軸となる日ノ裏中間車軸43aと
日ノ裏車42aが固着されており、日ノ裏車42は地板45と
輪列受44の間に配設されている。46は輪列受44に固着さ
れた中心軸、47は針座である。
一般に、筒車4は文字板と地板45の間に針座47を介し
て配設され、文字板を使って筒車を押えているため、文
字板がなくなると筒車4を押えるものがなくなり脱落し
てしまう構造となっている。本実施例では日ノ裏車42を
地板45と輪列受44の間に配設することにより、筒車4を
地板45と輪列受44の間に配設可能とし、筒車4の脱落を
防止している。もちろん図示していないが従来構造のま
ま時円板1の外周を見切り部材8aや胴9等で押えても良
い。
第5図は本発明の時計の時円板の更に他の実施例を示
すモジュールの斜視図であって、モジュールのメンテナ
ンスを行なう時の状況を示している。
51は時円板で、時円板51には針形状の凹部を形成した
時針パターン51aが形成されている。52は時円板51の抜
き治具であって、略U字形の溝52aを有しておりメンテ
ナンス等の時に非常に問題となる時円板51の取りはずし
時に、略U字形の溝52aを時円板51と筒車4の嵌合部に
挿入して引き上げることにより時円板51を簡単に取りは
ずせる様になっている。抜き治具52の厚さは50〜200μ
mであれば強度が十分で、地板と時円板51の間に挿入も
しやすい。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明によれば時円板
の外径は見切り部材の視野範囲を規正する内径よりも大
であるため、実開昭57−139882号に示されているアナロ
グ式腕時計の表示構造の様に時円板と文字板のスキマが
なくなり非常に見ばえも良くなり、ごく一般的なアナロ
グ時計と見比べても差異がなくなる。又、分針の先端は
見切り部材の内径よりも小で、且つ見切り部材の上面を
越えない位置に配置してあるため、分針と見切り部材と
時円板の厚み方向のすきまをより有効に活用でき、従来
取りつけられるはずの文字板もなくなるため、文字板の
厚さ分の薄型化とあいまってより薄い時計に構成でき
る。
又、モジュールに関して言えば、例えば本実施例の様
に筒車と日ノ裏車を地板と輪列受の間に配設するだけで
筒車の脱落が防止できるため、モジュールの大幅な変更
なしにすべての時計に応用できる。すなわち、すべての
時計をごく一般的なアナログ時計の美しさを保ったまま
デザインバリエーションをもたせて薄型化を図ることが
できるという特徴をもっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す時計の平面図、第2図
は第1図のA−Aの断面図、第3図は本発明の他の実施
例を示す時計の断面図、第4図は本発明に適用できるモ
ジュールの断面図、第5図は本発明の時計の時円板の更
に他の実施例を示すモジュールの斜視図である。 1、51……時円板、 1a、51a……時針パターン、 2……分針、 7……指針表示装置、 8a、18……見切り部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時針パターンが形成された時円板と、分針
    とにより指針表示装置を構成して時刻表示を行なう時計
    において、前記指針表示装置の視野範囲を制限するため
    の内径を有する見切り部材を設け、前記時円板は、その
    外径が前記見切り部材の視野範囲を制限する内径よりも
    大で、前記分針はその先端が前記見切り部材の内径より
    小であり、前記時円板は前記見切り部材の下面側に配置
    するとともに、前記分針は前記時円板の上面側で、且つ
    前記見切り部材の上端を越えない位置に配置したことを
    特徴とする時計の表示装置。
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JPS5980774U (ja) * 1982-11-22 1984-05-31 セイコーエプソン株式会社 携帯時計側

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