JPH0650793Y2 - 携帯時計 - Google Patents
携帯時計Info
- Publication number
- JPH0650793Y2 JPH0650793Y2 JP7729389U JP7729389U JPH0650793Y2 JP H0650793 Y2 JPH0650793 Y2 JP H0650793Y2 JP 7729389 U JP7729389 U JP 7729389U JP 7729389 U JP7729389 U JP 7729389U JP H0650793 Y2 JPH0650793 Y2 JP H0650793Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary weight
- watch
- mechanical body
- outer diameter
- timepiece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electric Clocks (AREA)
- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は腕時計等の携帯時計に関し、特に自動巻機構を
有する時計に関するものである。
有する時計に関するものである。
従来より自動巻機構を有する時計において、裏ぶた部を
カバーガラスを用いたスケルトン構造とし、時計機械体
の裏ぶた側に構成されている回転錘を時計の裏側から透
視する形のものは数多く実施されていた。
カバーガラスを用いたスケルトン構造とし、時計機械体
の裏ぶた側に構成されている回転錘を時計の裏側から透
視する形のものは数多く実施されていた。
従来の構成では腕時計として携帯している時は回転錘の
動きは裏側からは見えず、時計としては一見して自動巻
かどうかが判らないという点や動きに乏しい点で回転錘
を有していながら、そのメリットが表現されていなかっ
た。
動きは裏側からは見えず、時計としては一見して自動巻
かどうかが判らないという点や動きに乏しい点で回転錘
を有していながら、そのメリットが表現されていなかっ
た。
また、自動巻機構を有する時計で回転錘を表側に構成す
る等の考案がされているが、時計機械体が完全に新規と
なる点、表側だとデザイン制約があり、文字板等に様々
なバリエーションを設ける事が出来ない等の欠点があり
実用的でなかった。
る等の考案がされているが、時計機械体が完全に新規と
なる点、表側だとデザイン制約があり、文字板等に様々
なバリエーションを設ける事が出来ない等の欠点があり
実用的でなかった。
本考案はこれらの従来の欠点を除去し、時計機械体を新
規にする事なく、回転錘の新設とケースの新規構造で、
時計の裏側からも回転錘の動きを透視出来る様にし、ま
たルーレットや傾斜計等の機能をも付加させる事を目的
とするものである。
規にする事なく、回転錘の新設とケースの新規構造で、
時計の裏側からも回転錘の動きを透視出来る様にし、ま
たルーレットや傾斜計等の機能をも付加させる事を目的
とするものである。
本考案の携帯時計は自動巻機構を有する時計機械体の裏
ぶた側に設けられた回転錘の外径を機械体外形より大き
く形成するとともに、回転錘内面の機械体外径より外側
の部分に、数字、マーキング、パターン等を彫刻、プレ
ス、印刷等で形成し、前記機械体を保持する胴の一部に
開口部を設け、前記回転錘内面の数字、マーキング、パ
ターン等が時計上部から部分的に透視出来る様に構成し
た事を特徴とする。
ぶた側に設けられた回転錘の外径を機械体外形より大き
く形成するとともに、回転錘内面の機械体外径より外側
の部分に、数字、マーキング、パターン等を彫刻、プレ
ス、印刷等で形成し、前記機械体を保持する胴の一部に
開口部を設け、前記回転錘内面の数字、マーキング、パ
ターン等が時計上部から部分的に透視出来る様に構成し
た事を特徴とする。
また回転錘の外面も同時に透視出来る様、裏ぶた部にも
ガラスを構成した事を特徴とする。
ガラスを構成した事を特徴とする。
本考案の実施例を図面により詳細に説明すると、第1図
及び第2図において、1は携帯時計ケースの胴であり、
金属、合成樹脂、セラミックス等から成り、時計機械体
5を保持する胴見切部1bと胴本体とは複数カ所設けられ
たブリッジ部1aで一体的に連結されている。時計機械体
5は前期胴見切部1bの内壁段部に装着され、前記胴のブ
リッジ部の下部で、前記ブリッジ部と同様の平面形状を
成す金属から鳴る保持リング6を固定ねじ7で固定する
事により、胴1に固定されている。時計機械体5の裏ぶ
た側には機械体外径より大きく形成したタングステン、
金合金等から成る回転錘4を前記胴の開口部1cを通して
見える様に構成している。回転錘4の内面の機械体外径
より外側の部分に、傾斜角度の数値を計測する指標4aを
彫刻、プレス、印刷等で形成している。回転錘4の外形
は一般的な半円形以外に、視角的に動きの変化が効を奏
する様な鋸歯形、歯形、波形等の非円形の外周形状とし
ても良い。胴1の胴見切部1bには傾斜角度の数値を0〜
90°まで印刷、打刻等により形成している。胴1の表側
には無機ガラスから成る表ガラス2が接着シール固定さ
れ、裏側には裏ぶた8に無機ガラスから成る裏ガラス3
が接着シール固定されるとともに裏ぶた固定ねじ9によ
り胴1に固定されている。胴1と裏ぶた8との間には軸
方向に締代を有する裏ぶたパッキン10が構成されてい
る。胴1の見切部1bとブリッジ部1aは一体に射出成形で
形成しても良いし、別体で加工後、溶接、溶着等で固着
しても良いし、またガラス固定部と一体加工後、胴本体
へ固定しても良い。胴ブリッジ1aは図面の様な2分割の
形状でなく、3分割以上とすると時計機械体5の固定性
能は耐衝撃性能等の品質特性上安定する。
及び第2図において、1は携帯時計ケースの胴であり、
金属、合成樹脂、セラミックス等から成り、時計機械体
5を保持する胴見切部1bと胴本体とは複数カ所設けられ
たブリッジ部1aで一体的に連結されている。時計機械体
5は前期胴見切部1bの内壁段部に装着され、前記胴のブ
リッジ部の下部で、前記ブリッジ部と同様の平面形状を
成す金属から鳴る保持リング6を固定ねじ7で固定する
事により、胴1に固定されている。時計機械体5の裏ぶ
た側には機械体外径より大きく形成したタングステン、
金合金等から成る回転錘4を前記胴の開口部1cを通して
見える様に構成している。回転錘4の内面の機械体外径
より外側の部分に、傾斜角度の数値を計測する指標4aを
彫刻、プレス、印刷等で形成している。回転錘4の外形
は一般的な半円形以外に、視角的に動きの変化が効を奏
する様な鋸歯形、歯形、波形等の非円形の外周形状とし
ても良い。胴1の胴見切部1bには傾斜角度の数値を0〜
90°まで印刷、打刻等により形成している。胴1の表側
には無機ガラスから成る表ガラス2が接着シール固定さ
れ、裏側には裏ぶた8に無機ガラスから成る裏ガラス3
が接着シール固定されるとともに裏ぶた固定ねじ9によ
り胴1に固定されている。胴1と裏ぶた8との間には軸
方向に締代を有する裏ぶたパッキン10が構成されてい
る。胴1の見切部1bとブリッジ部1aは一体に射出成形で
形成しても良いし、別体で加工後、溶接、溶着等で固着
しても良いし、またガラス固定部と一体加工後、胴本体
へ固定しても良い。胴ブリッジ1aは図面の様な2分割の
形状でなく、3分割以上とすると時計機械体5の固定性
能は耐衝撃性能等の品質特性上安定する。
機械固定を行なう保持リング6はブリッジ1aの数が少な
い時は全周切れ目のない円形リング形状として、回転錘
4を時計機械体5に装着する前にセットしておいてケー
スねじ止め固定するが、ブリッジの数が多い場合は、一
カ所切れ目を設けた割りリング時計機械体5の上方から
後からセットしても良い。また半円形状の保持板を2枚
セットする形でも良い。この構成とする事により、12時
側もしくは6時側の先端面を床、机、台等の平面に当
接し、その傾斜度を測定することができる。
い時は全周切れ目のない円形リング形状として、回転錘
4を時計機械体5に装着する前にセットしておいてケー
スねじ止め固定するが、ブリッジの数が多い場合は、一
カ所切れ目を設けた割りリング時計機械体5の上方から
後からセットしても良い。また半円形状の保持板を2枚
セットする形でも良い。この構成とする事により、12時
側もしくは6時側の先端面を床、机、台等の平面に当
接し、その傾斜度を測定することができる。
また、第3図及び第4図の他の実施例において、胴11の
ブリッジを形成する11aの内端部、すなわち、胴見切部1
1bの外壁部にまで文字板12の外径を大きくした構成で、
文字板12の外周部にはルーレット、サイコロ等の機能と
して使うための乱数21aが印刷されている。この構成に
よれば、表示部が大きく取れ、時計機械体15の外径より
大きく形成した回転錘14の表側から見える部分との相対
表示による種々の付加機能を効率良く、かつ安価に実現
する事が出来るものである。文字板上の表示は第3図の
様な乱数表示のみでなく、第1図の傾斜計として使うた
めの角度表示やスロットマシン表示等種々の表示が可能
である。
ブリッジを形成する11aの内端部、すなわち、胴見切部1
1bの外壁部にまで文字板12の外径を大きくした構成で、
文字板12の外周部にはルーレット、サイコロ等の機能と
して使うための乱数21aが印刷されている。この構成に
よれば、表示部が大きく取れ、時計機械体15の外径より
大きく形成した回転錘14の表側から見える部分との相対
表示による種々の付加機能を効率良く、かつ安価に実現
する事が出来るものである。文字板上の表示は第3図の
様な乱数表示のみでなく、第1図の傾斜計として使うた
めの角度表示やスロットマシン表示等種々の表示が可能
である。
第4図の構成においては、時計機械体15の固定は第2図
の様な保持リングは用いずに、数カ所の側止めねじ16で
行っている。この構成とすれば第2図の構造より部品点
数が少なくなり、コストダウンが図れるものである。
の様な保持リングは用いずに、数カ所の側止めねじ16で
行っている。この構成とすれば第2図の構造より部品点
数が少なくなり、コストダウンが図れるものである。
上記の実施例において表側は傾斜計の構成で、裏面はル
ーレットの構成とする等、表裏両面の付加機能を各種組
合せて両者表示としても良い。
ーレットの構成とする等、表裏両面の付加機能を各種組
合せて両者表示としても良い。
本考案は上述の様な構成とする事により、時計を腕に装
着した状態で一見して回転錘の動きが把握出来、特に時
計機械体がクオーツ式の場合、自動巻発電装置付時計で
ある事が一目で判るので効果が大きいのみならず、回転
錘の回転と固定目盛やマークとの組合せで傾斜角度計や
ルーレット、スロットマシン等の機能を付加する事が出
来る効果も有するものである。
着した状態で一見して回転錘の動きが把握出来、特に時
計機械体がクオーツ式の場合、自動巻発電装置付時計で
ある事が一目で判るので効果が大きいのみならず、回転
錘の回転と固定目盛やマークとの組合せで傾斜角度計や
ルーレット、スロットマシン等の機能を付加する事が出
来る効果も有するものである。
本考案は時計文字板や針の表示部に特に制約を与える事
なく、かつ時計機械体を新規にする事なく、わずかな部
品変更で安価な構成でデザイン的な面白さや多機能性を
付加出来たもので用途の広い実用的効果の大きいもので
ある。
なく、かつ時計機械体を新規にする事なく、わずかな部
品変更で安価な構成でデザイン的な面白さや多機能性を
付加出来たもので用途の広い実用的効果の大きいもので
ある。
第1図は本考案の一実施例を示す平面図。第2図は第1
図の部分縦断面図。第3図は本考案の他の一実施例を示
す平面図。第4図は第3図の部分縦断面図である。 1、11……胴 1a、11a……胴ブリッジ 1b、11b……胴見切部 4、14……回転錘 5、15……機械体 6……保持リング 16……側止めねじ
図の部分縦断面図。第3図は本考案の他の一実施例を示
す平面図。第4図は第3図の部分縦断面図である。 1、11……胴 1a、11a……胴ブリッジ 1b、11b……胴見切部 4、14……回転錘 5、15……機械体 6……保持リング 16……側止めねじ
Claims (2)
- 【請求項1】自動巻機構を有する時計機械体の裏ぶた側
に設けられた回転錘の外径を機械体外径より大きく形成
するとともに、回転錘内面の機械体外径より外側の部分
に、数字、マーキング、パターン等を彫刻、プレス、印
刷等で形成し、前記機械体を保持する胴の一部に開口部
を設け、前記回転錘内面の数字、マーキング、パターン
等が時計上部から部分的に透視出来る様に構成した事を
特徴とする携帯時計。 - 【請求項2】回転錘の外面も同時に透視出来る様、裏ぶ
た部にもガラスを構成した事を特徴とする請求項1記載
の携帯時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7729389U JPH0650793Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 携帯時計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7729389U JPH0650793Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 携帯時計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0317592U JPH0317592U (ja) | 1991-02-21 |
JPH0650793Y2 true JPH0650793Y2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=31619546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7729389U Expired - Lifetime JPH0650793Y2 (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | 携帯時計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0650793Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1172580A (ja) * | 1997-08-29 | 1999-03-16 | Seiko Instr Inc | 腕時計 |
-
1989
- 1989-06-30 JP JP7729389U patent/JPH0650793Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0317592U (ja) | 1991-02-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |