JP2552634B2 - マグネトロン - Google Patents
マグネトロンInfo
- Publication number
- JP2552634B2 JP2552634B2 JP6323032A JP32303294A JP2552634B2 JP 2552634 B2 JP2552634 B2 JP 2552634B2 JP 6323032 A JP6323032 A JP 6323032A JP 32303294 A JP32303294 A JP 32303294A JP 2552634 B2 JP2552634 B2 JP 2552634B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic yoke
- magnetron
- magnetic
- cooling fin
- yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Microwave Tubes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマグネトロンに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は実公昭56−47891号公報に
見られる従来例のマグネトロンを示す側面部分断面図で
ある。
見られる従来例のマグネトロンを示す側面部分断面図で
ある。
【0003】1はマグネトロン本体、2は該マグネトロ
ン本体の一端より突出した出力アンテナ、3はマグネト
ロン本体1の他端より突出した陰極ステム、4,4は出
力アンテナ2及び陰極ステム3の周囲、即ちマグネトロ
ン本体1の両端に配設された環状の永久磁石、5,6は
該永久磁石の間で磁気回路を形成する夫々コ字状の第1
及び第2磁気ヨ−クで、各磁気ヨ−クはマグネトロン本
体1及び永久磁石4を包囲するように、第1磁気ヨ−ク
5を内側にして一部分を重畳せしめ、ねじ7,7により
枠状に配設されている。
ン本体の一端より突出した出力アンテナ、3はマグネト
ロン本体1の他端より突出した陰極ステム、4,4は出
力アンテナ2及び陰極ステム3の周囲、即ちマグネトロ
ン本体1の両端に配設された環状の永久磁石、5,6は
該永久磁石の間で磁気回路を形成する夫々コ字状の第1
及び第2磁気ヨ−クで、各磁気ヨ−クはマグネトロン本
体1及び永久磁石4を包囲するように、第1磁気ヨ−ク
5を内側にして一部分を重畳せしめ、ねじ7,7により
枠状に配設されている。
【0004】8,8,…はマグネトロン本体1の外周面
に圧入固着された複数の冷却フィンで、該冷却フィンの
端部8a,8a,…は第2磁気ヨ−ク6に当接してい
る。9,9は第2磁気ヨ−ク6の側面に内方へ突出して
設けられた突条で、該突条9,9は冷却フィン8,8,
…の端部8a,8a,…と当接係合している。10は出
力アンテナ2が突出している第1磁気ヨ−ク5に穿設さ
れた開口、11は該開口に装着されたガスケット、12
は陰極システム3の端部を包囲したシ−ルドケ−スであ
る。
に圧入固着された複数の冷却フィンで、該冷却フィンの
端部8a,8a,…は第2磁気ヨ−ク6に当接してい
る。9,9は第2磁気ヨ−ク6の側面に内方へ突出して
設けられた突条で、該突条9,9は冷却フィン8,8,
…の端部8a,8a,…と当接係合している。10は出
力アンテナ2が突出している第1磁気ヨ−ク5に穿設さ
れた開口、11は該開口に装着されたガスケット、12
は陰極システム3の端部を包囲したシ−ルドケ−スであ
る。
【0005】而して、マグネトロン本体1の外周面に圧
入固着された冷却フィン8,8,…の端部8a,8a,
…と、第2磁気ヨ−ク6に突設された突条9,9とを係
合せしめることによって、マグネトロン本体1及び第
1、第2磁気ヨ−ク5,6の相対的な位置決めを行なっ
ている。
入固着された冷却フィン8,8,…の端部8a,8a,
…と、第2磁気ヨ−ク6に突設された突条9,9とを係
合せしめることによって、マグネトロン本体1及び第
1、第2磁気ヨ−ク5,6の相対的な位置決めを行なっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第2磁気ヨ
−ク6の突条9,9は、プレス加工にて形成しなければ
ならず、また冷却フィン8,8,…と確実に係合するだ
けの高さを有する必要があるため、非常に作業性が悪
い。
−ク6の突条9,9は、プレス加工にて形成しなければ
ならず、また冷却フィン8,8,…と確実に係合するだ
けの高さを有する必要があるため、非常に作業性が悪
い。
【0007】更に、第1磁気ヨ−ク5の位置決めは、第
2磁気ヨ−ク6にて行なわれるので、マグネトロン本体
1と第2磁気ヨ−ク6との相対的位置が不正確な場合、
第1磁気ヨ−ク5に位置ずれが生じる。従って、ガスケ
ット11を装着するための開口10が正常に配置され
ず、ガスケット11の装着が不可能となる。
2磁気ヨ−ク6にて行なわれるので、マグネトロン本体
1と第2磁気ヨ−ク6との相対的位置が不正確な場合、
第1磁気ヨ−ク5に位置ずれが生じる。従って、ガスケ
ット11を装着するための開口10が正常に配置され
ず、ガスケット11の装着が不可能となる。
【0008】本発明の目的は、簡単にて確実にマグネト
ロン本体と磁気ヨ−クとの相対的位置決めを行なうこと
にある。
ロン本体と磁気ヨ−クとの相対的位置決めを行なうこと
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、マグネトロン
本体の外周面に圧入固着された冷却フィンと、前記マグ
ネトロン本体及び冷却フィンを包囲する磁気ヨ−クを備
えたマグネトロンにおいて、前記磁気ヨ−クは第1及び
第2磁気ヨ−クからなり、該第1磁気ヨ−クにはガスケ
ットが装着される開口が形成されるとともに、両端部の
第2磁気ヨ−クとの重畳部分には前記冷却フィンと当接
係合するための切欠が設けられたことを特徴とする。
本体の外周面に圧入固着された冷却フィンと、前記マグ
ネトロン本体及び冷却フィンを包囲する磁気ヨ−クを備
えたマグネトロンにおいて、前記磁気ヨ−クは第1及び
第2磁気ヨ−クからなり、該第1磁気ヨ−クにはガスケ
ットが装着される開口が形成されるとともに、両端部の
第2磁気ヨ−クとの重畳部分には前記冷却フィンと当接
係合するための切欠が設けられたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、マグネトロン本体の外周面に
圧入固着された冷却フィンと、第1磁気ヨ−クに設けた
切欠とを係合せしめることによって、マグネトロン本体
と第1磁気ヨ−クとの相対的位置決めが行なわれるとと
もに、切欠は両端部の第2磁気ヨ−クとの重畳部分に形
成されているために、切欠による磁束の漏れを生じるこ
ともない。
圧入固着された冷却フィンと、第1磁気ヨ−クに設けた
切欠とを係合せしめることによって、マグネトロン本体
と第1磁気ヨ−クとの相対的位置決めが行なわれるとと
もに、切欠は両端部の第2磁気ヨ−クとの重畳部分に形
成されているために、切欠による磁束の漏れを生じるこ
ともない。
【0011】
【実施例】図1及び図2は本発明の一実施例を示す異な
る側面の部分断面図である。なお、図3と同一部分に
は、同一番号を付している。
る側面の部分断面図である。なお、図3と同一部分に
は、同一番号を付している。
【0012】5a,5aは第1磁気ヨ−ク5の両端部、
即ち第2磁気ヨ−ク6と重畳した部分の隅部に設けられ
た切欠であり、第1磁気ヨ−ク5の成型時に同時に形成
される。而して、最上位の冷却フィン8の端部8a,8
aは第1磁気ヨ−ク5の切欠5a,5aの部分に位置し
て第1磁気ヨ−ク5と係合している。
即ち第2磁気ヨ−ク6と重畳した部分の隅部に設けられ
た切欠であり、第1磁気ヨ−ク5の成型時に同時に形成
される。而して、最上位の冷却フィン8の端部8a,8
aは第1磁気ヨ−ク5の切欠5a,5aの部分に位置し
て第1磁気ヨ−ク5と係合している。
【0013】従って、マグネトロン本体1及び第1、第
2磁気ヨ−ク5,6の相対的位置決めは、最上位の冷却
フィン8と第1磁気ヨ−ク5の切欠5a,5aとによっ
て行なわれるので、第1磁気ヨ−ク5に設けられた開口
10は確実に所定位置に配され、ガスケット11が確実
に装着できる。
2磁気ヨ−ク5,6の相対的位置決めは、最上位の冷却
フィン8と第1磁気ヨ−ク5の切欠5a,5aとによっ
て行なわれるので、第1磁気ヨ−ク5に設けられた開口
10は確実に所定位置に配され、ガスケット11が確実
に装着できる。
【0014】また、第1磁気ヨ−ク5の切欠5a,5a
部分は第2磁気ヨ−クとの重畳部分であるために、これ
ら切欠5a,5a部分における磁束は第2磁気ヨ−ク内
を通り、漏れを生じることがない。
部分は第2磁気ヨ−クとの重畳部分であるために、これ
ら切欠5a,5a部分における磁束は第2磁気ヨ−ク内
を通り、漏れを生じることがない。
【0015】なお、第1磁気ヨ−ク5の切欠は、冷却フ
ィン8の端部8aの幅とほぼ同一の幅で設けられてもよ
く、また第1磁気ヨ−ク5の隅部を残して冷却フィン8
の幅だけの切欠を設けてもよい。
ィン8の端部8aの幅とほぼ同一の幅で設けられてもよ
く、また第1磁気ヨ−ク5の隅部を残して冷却フィン8
の幅だけの切欠を設けてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、簡単にて確実にマグネ
トロン本体と第1磁気ヨ−クの相対的位置決めが行なわ
れ、それによって第1磁気ヨ−クに設けられた開口は確
実に所定位置に配され、ガスケットが確実に装着できる
ものである。また第1磁気ヨ−クの切欠きは磁気ヨ−ク
の打ち抜き成型時に同時に形成でき、作業性にも優れた
ものである。
トロン本体と第1磁気ヨ−クの相対的位置決めが行なわ
れ、それによって第1磁気ヨ−クに設けられた開口は確
実に所定位置に配され、ガスケットが確実に装着できる
ものである。また第1磁気ヨ−クの切欠きは磁気ヨ−ク
の打ち抜き成型時に同時に形成でき、作業性にも優れた
ものである。
【0017】さらに切欠は第1磁気ヨ−ク両端部の第2
磁気ヨ−クとの重畳部分に形成されているために、切欠
による磁束の漏れを生じることもない。
磁気ヨ−クとの重畳部分に形成されているために、切欠
による磁束の漏れを生じることもない。
【図1】本発明の一実施例であるマグネトロンの正面部
分断面図である。
分断面図である。
【図2】本発明の一実施例であるマグネトロンの側面部
分断面図である。
分断面図である。
【図3】本発明の従来例であるマグネトロンの正面部分
断面図である。
断面図である。
1 マグネトロン本体 5 第1磁気ヨ−ク 5a 切欠 6 第2磁気ヨ−ク 8 冷却フィン 10 開口
Claims (1)
- 【請求項1】 マグネトロン本体の外周面に圧入固着さ
れた冷却フィンと、前記マグネトロン本体及び冷却フィ
ンを包囲する磁気ヨ−クを備えたマグネトロンにおい
て、前記磁気ヨ−クは第1及び第2磁気ヨ−クからな
り、該第1磁気ヨ−クにはガスケットが装着される開口
が形成されるとともに、両端部の第2磁気ヨ−クとの重
畳部分には前記冷却フィンと当接係合するための切欠が
設けられたことを特徴とするマグネトロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6323032A JP2552634B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | マグネトロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6323032A JP2552634B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | マグネトロン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07182980A JPH07182980A (ja) | 1995-07-21 |
JP2552634B2 true JP2552634B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=18150358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6323032A Expired - Lifetime JP2552634B2 (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | マグネトロン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552634B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-26 JP JP6323032A patent/JP2552634B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07182980A (ja) | 1995-07-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |