JP2552547Y2 - 海洋構造物検査装置 - Google Patents

海洋構造物検査装置

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JP2552547Y2
JP2552547Y2 JP1990122043U JP12204390U JP2552547Y2 JP 2552547 Y2 JP2552547 Y2 JP 2552547Y2 JP 1990122043 U JP1990122043 U JP 1990122043U JP 12204390 U JP12204390 U JP 12204390U JP 2552547 Y2 JP2552547 Y2 JP 2552547Y2
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JP
Japan
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inspection device
inspection
gripping arm
hydraulic cylinder
pair
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JP1990122043U
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English (en)
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JPH0478092U (ja
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尚 茨木
実 田中
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Penta Ocean Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Penta Ocean Construction Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、海洋構造物の検査装置として使用される遠
隔操縦式水中航走体に関する。
〔従来の技術〕
従来の水中航走体型検査装置では、海面以下の範囲に
適用のものがほとんどで、海洋構造物としては侵食の激
しいスプラッシュゾーンの検査に直接使用することがで
きるものは未開発の状態にある。そこで、スプラッシュ
ゾーンを特別にスポット的に検査する方法として、従
来、検査装置をクレーンで吊下げて行うとか、あらかじ
めスプラッシュゾーンに対応できるように検査装置にセ
ンサーユニットを高く設けておく等の手段を講ずるので
あるが、この場合、航走が不安定となり、不具合が生ず
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案はこのような事情に鑑みて提案されたもので、
小型で安定性がよく遠隔操作により広い範囲を安全,確
実かつ迅速に検査する海洋構造物検査装置を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのために、本考案は、それぞれ遠隔操作される前後
スラスター(2),左右スラスター(3),上下スラス
ター(4)を備えてなる水中航走式の海洋構造物検査装
置において、該検査装置の前端の中央部に突設されると
ともに油圧シリンダー(10)により開閉する左右1対の
把持アーム(1)と、該把持アームの上下位置の該検査
装置の前端に設けられた左右2対の当接金物(17)と、
上部両側に備えられた左右1対のフロート(5)と、上
記把持アーム(1)の基端部に設けられた清掃装置(1
2),超音波板厚計測装置(13),TVカメラ(14)を有す
る昇降自在センサーユニット(6)とを具えたことを特
徴とする。
〔作用〕
このような構成によれば、センサーユニットを昇降式
としたことにより、航走体自身を小型化できるとともに
波浪に対して安定性が向上し、前後,左右,上下スラス
ターの作用で三次元的に安全迅速に移動する。
また、検査装置の上部の左右に設けられた一対のフロ
ートにより、検査装置は適度な浮力が与えられるととも
に、浮心が検査装置の上部の左右にあることになり、検
査装置は安定する。
さらに、中央部の2個の把持アームと、把持アームの
上下の4個の当接金物とで、海洋構造物の脚性を強固に
挟持しており、センサーユニットの昇降に対しても、検
査装置は大きく揺動しない。
このようにして、特にスプラッシュゾーンにおいて
も、脚柱の損耗程度の計測及び付着生物の除去を行うこ
とができる。
〔実施例〕
本考案を海洋構造物の脚柱の検査に適用した一実施例
を図面について説明すると、第1図はその水平断面図、
第2図は第1図の側面図である。
上図において、検査装置の前端の中央部には、検査装
置を海洋構造物18に支持するための左右一対の把持アー
ム1が設けられるとともに、前端の把持アームの上下に
も左右2対の当接金物17が該検査装置の前端に設けられ
ており、把持アーム1は検査装置内に装備された油圧シ
リンダー10及びリンク機構11により開閉を行う。
検査装置中央及び後部には陸上又は船上からの遠隔操
作により検査装置の前後進,上昇下降及び旋回を行うた
めの前後スラスター2,左右スラスター3及び上下スラス
ター4がそれぞれ設けられ、また、検査装置の上部の左
右には左右1対フロート5が取付けられており、検査装
置に適度な浮力を与え、検査装置を安定させている。
検査装置前部には、回転ブラシよりなる清掃装置12,
超音波板厚計測装置13,TVカメラ14,照明灯15及び清掃装
置12,超音波板厚計測装置13,左右移動用油圧シリンダー
8,前後移動用油圧シリンダー9が装備されたセンサーユ
ニット6が格納されており、昇降用シリンダー7によ
り、昇降可能になっている。
なお、把持アーム1の開閉用油圧シリンダー10,セン
サーユニット6内の油圧シリンダー8,9及びセンサーユ
ニット6の昇降用油圧シリンダー7は検査装置後部に装
備された電磁弁箱16を陸上又は船上から遠隔操作により
作動させることにより制御される。
なお、21はパイプ接続口である。
このような本検査装置は下記の要領で作動する。
まず、フロート5により安定した浮力が与えられてい
る検査装置は、陸上又は船上からの遠隔操作により前後
スラスター2,左右スラスター3を駆動することにより海
上を遊泳し、海洋構造物18に接近して左右1対の当接金
物17で接触する。海洋構造物18との接触後、油圧シリン
ダー10を作動させ、把持アーム1で脚柱を挟持すること
により、検査装置は把持アーム1及び当接金物17により
海洋構造物18に固定される。
海洋構造物18に固定後、センサーユニット6内のTVカ
メラ14及び照明灯15により映し出される海上構造物18の
スプラッシュゾーン19に付着した付着物20の映像を見な
がら、陸上又は船上から遠隔操作で昇降用シリンダー7
を操作し、センサーユニット6を上昇し、検査ポイント
を決定する。
検査ポイント決定後、清掃装置12を回転し、前後移動
用油圧シリンダー9により本装置を前進することでスプ
ラッシュゾーン19の付着物20を除去し、付着物20の除去
後、左右移動用油圧シリンダー8により超音波板厚計測
装置13を清掃面に沿って移動し、計測を行い、計測終了
後、昇降シリンダー7を操作し、センサーユニット6を
本装置内に格納する。
以上の操作方法のほか、油圧シリンダー10を操作し、
把持アーム1をわずかに「開」とした後、左右スラスタ
ー3により海上構造物18の外周に沿って旋回し、検査ポ
イントを選定することもできる。
また、上下スラスター4により検査装置を海面下に沈
めることで、海中検査においても、スプラッシュゾーン
19の検査と同様に海水浸漬部分の検査を行うことができ
る。
〔考案の効果〕
このような装置によれば、以下の効果を奏する。
検査装置の上部に左右一対のフロートを具えることに
より、検査装置に適度な浮力を与えて、安定させること
ができる。
2個の開閉する把持アームと把持アームの上下の4個
の当接金物を具えることにより、海洋構造物に強固に固
定させることができる。
また、把持アームの基端部に、清掃装置,超音波板厚
計測装置,TVカメラを有する昇降自在のセンサーユニッ
トを具えたことにより、小型で安定性がよく、遠隔操作
により広い範囲(特に海洋構造物18に支持したままで、
スプラッシュゾーン付近)を安全,確実かつ迅速に検査
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を海洋構造物の脚柱に適用した一実施例
を示す水平断面図、第2図は第1図の側面図である。 1……把持アーム、2……前後スラスター、3……左右
スラスター、4……上下スラスター、5……フロート、
6……センサーユニット、7……昇降用油圧シリンダ
ー、8,9,10……油圧シリンダー、11……リンク機構、12
……清掃装置、13……超音波板厚計測装置、14……TVカ
メラ、15……照明灯、16……電磁弁箱、17……当接金
物、18……海洋構造物、19……スプラッシュゾーン、20
……付着物、21……パイプ接続口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田中 実 東京都品川区東大井1―11―25 五洋建 設株式会社技術研究所内 (56)参考文献 特開 平1−127487(JP,A) 特開 平1−127486(JP,A) 実開 平2−97194(JP,U) 実開 平2−103897(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ遠隔操作される前後スラスター
    (2),左右スラスター(3),上下スラスター(4)
    を備えてなる水中航走式の海洋構造物検査装置におい
    て、該検査装置の前端の中央部に突設されるとともに油
    圧シリンダー(10)により開閉する左右1対の把持アー
    ム(1)と、該把持アームの上下位置の該検査装置の前
    端に設けられた左右2対の当接金物(17)と、上部両側
    に備えられた左右1対のフロート(5)と、上記把持ア
    ーム(1)の基端部に設けられた清掃装置(12),超音
    波板厚計測装置(13),TVカメラ(14)を有する昇降自
    在センサーユニット(6)とを具えたことを特徴とする
    海洋構造物検査装置。
JP1990122043U 1990-11-21 1990-11-21 海洋構造物検査装置 Expired - Lifetime JP2552547Y2 (ja)

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