JP4768190B2 - 係留装置 - Google Patents

係留装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4768190B2
JP4768190B2 JP2001561610A JP2001561610A JP4768190B2 JP 4768190 B2 JP4768190 B2 JP 4768190B2 JP 2001561610 A JP2001561610 A JP 2001561610A JP 2001561610 A JP2001561610 A JP 2001561610A JP 4768190 B2 JP4768190 B2 JP 4768190B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mooring
robot
ship
mooring robot
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001561610A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003533391A5 (ja
JP2003533391A (ja
Inventor
マッケイ ハッドクロフト ジョーン
ジェームス モンゴメリ ピーター
Original Assignee
カボテック エムエスエル ホールディングス リミティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カボテック エムエスエル ホールディングス リミティド filed Critical カボテック エムエスエル ホールディングス リミティド
Publication of JP2003533391A publication Critical patent/JP2003533391A/ja
Publication of JP2003533391A5 publication Critical patent/JP2003533391A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4768190B2 publication Critical patent/JP4768190B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B21/00Tying-up; Shifting, towing, or pushing equipment; Anchoring
    • B63B2021/003Mooring or anchoring equipment, not otherwise provided for
    • B63B2021/006Suction cups, or the like, e.g. for mooring, or for towing or pushing

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Description

【0001】
(技術分野)
本発明は一般に大きな物体を近くの第二の大きな物体に対して離脱可能に固定し正しい位置に保持する係留装置に関する。より詳細には、本発明は固定または浮きドックあるいは別の船からの船の係留および出航プロセスを制御するロボット係留装置に関する。
【0002】
(背景技術)
本発明は、大きな物体を近くの第二の大きな物体に対して離脱可能に固定し、正しい位置に保持する係留装置に関する一方、船をドックに出入させるための係留装置についても記述する。しかし、本発明は単にこのような例だけに限定されたものではないことが理解されよう。
【0003】
従来の係船索を使用することによって生じる、骨の折れる労働、危険性、長い時間を軽減するために、ロボットによる係留装置の使用が提供されている。この装置は、風、潮流、潮の満ち干に対する船の運動、船荷などの追加又は除去の際の船の運動を抑制できる必要がある。
【0004】
このような装置の例がWO91/14615に示されており、こゝには、船の係柱を係合するための物をつかむためのアセンブリを備える機構が記載している。この種のシステムの欠点は、船を特別に適合させなければならないことである。さらに、2つの結合要素を合わせるための精度が要求されることである。物をつかむためのアセンブリは、出航プロセス中に迅速に係合を解くことができるようにはなっていない。
【0005】
本出願人の公知のシステムは、一端に真空カップを固定して離脱可能係留アームを用いる。係留中、真空カップが船体内の開口部を通って突出し保持板に装着される。保持板はドックに固定されているが、それに対して自由に上下することができる。このようなシステムは従来の係留プロセスと比べて非常に効率的であるが、保持板のために船が専用ドックを備える時にのみその使用に適する。さらに、ドックに対して船を船首から船尾の方向に正確に固定するための他の手段が提供されている。これ以外の場合では、船首から船尾の方向に船に対して働く力を吸収できないこと、そしてドックに取り付けた装着板を上げ下げする手段を提供する必要のあることが、この公知のシステムの欠点である。
【0006】
米国特許第3974794号では、真空カップが船体に載るため、船の改造を必要とせずにある範囲の様々な船を扱うことのできる別のドック取付けシステムについて記載している。船体の形状に合わせてドックに固定された真空カップを回転させるために油圧シリンダが使用される。
【0007】
米国特許第3463114号では、船体に係合するための真空カップに固定されたバッファ付きの伸縮ブームを備えた係留装置について記載している。このブームは垂直のガイドに固定され、それに固定された時に船と共に上下できるようになっている。
【0008】
前記の2つのシステム(米国特許第3463114号および第3974794号)では、船が船に対して長手方向に係留所に固く固定され、その結果、係留装置がこの方向の衝撃荷重の悪影響を受けやすくなる。どちらのシステムも船の位置を船首から船尾の方向に制御するよう使用することができない。
【0009】
DE2557964では、2次元の運動および衝撃吸収を有する防舷装置について記載している。しかし、船を係留するための、またはドックに対して係留した船を保持するための手段がない。
【0010】
一般に、浮かんでいる船の位置については3つの自由度がある。すなわち、船首ー船尾方向、上下方向、船体を横切る方向(およびその方位または回転については3つの自由度がある。すなわち、横揺れ、ピッチおよびヨー)である。船を係留する場合、特に大型の船の場合にはどの方向にも起きる可能性のある衝撃荷重を回避するため係留装置内に従動性を有することが望ましい。さらに、たとえば船に荷を積み込む時、ドックに対して船の位置を船首から船尾へ制御したり変えたり、そして船体を横切る方向に制御したりすることが望ましい場合が多い。
【0011】
本発明の一つの目的は、第一の大きな物体を近くの第二の大きな物体に対して自動的に位置決めし、第二の物体に対して第一の物体の船首から船尾へ、および船体を横切った方向で位置を正確に制御し、これら2つの物体間にかかる係留力を弾性的に緩和する係留装置を提供することである。
【0012】
本発明の他の目的は当業界で公知の係留装置と比べて第一の大きな物体に対する第二の物体の運動の制御を増大させる係留装置を提供することである。
【0013】
本発明の他の目的は、第一の大きな物体を第二の大きな物体に対して位置決めする場合の前記の問題に対処し、または一般に対して有用な選択を提供することである。
【0014】
本発明のさらなる態様および利点は、例示目的で記述した以下の説明から明らかとなるであろう。
【0015】
(発明の開示)
本発明の一態様によれば、第一の可動な物体の表面に離脱可能に固定する係留ロボットにおいて、係留ロボットは第二の物体に取付け可能であり、前記第一の物体が、加えられる外力に応じて第二の物体に対して動き、この運動が第一の物体を所定の動作位置から動かし、係留ロボットが、
前記表面と離脱可能に係合する吸引装着要素と、
吸引要素を回動可能に固定された運動ユニットであって、前記運動ユニットが並進運動の3つの自由度の機能を有し、この機能が前記装着要素を介して第一の物体の前記表面へ与えられ、前記ユニットが水平面内の運動の2つの自由度のそれぞれに関連する弾性的な復帰力を与えるための機械的手段を含み、
前記復帰力を与える弾性的な復帰手段が装着要素を復帰させそれにより第一の物体を前記所定の動作位置に復帰させるように動作する前記係留ロボットが提供される。
【0016】
本発明の他の態様によれば、前記第二の物体が可動またはある位置に固定される実質的に前記構成を有する係留ロボットが提供される。
【0017】
本発明の他の態様によれば、前記第一の物体が船であり、第二の物体が、固定ドック、浮きドック、および第二の船から選択される実質的に前記構成を有する係留ロボットが提供される。
【0018】
本発明の他の態様によれば、前記表面が船体の乾舷である実質的に前記構成を有する係留ロボットが提供される。さらに、前記表面は場合によって乾舷の下方まで及んでいてもよい。
【0019】
本発明の他の態様によれば、前記第一の物体が固定ドック、浮きドックおよび第一の船から選択され、そして第二の物体が船である実質的に前記構成を有する係留ロボットが提供される。
【0020】
本発明の他の態様によれば、復帰力が第一の物体の水平面内の所定の動作位置からの変位量に比例する実質的に前記構成を有する係留ロボットが提供される。
【0021】
本発明の他の態様によれば、復帰手段が、第一の物体が所定の動作位置から(前記外力に応じて)変位する際にエネルギーを蓄え、そして第一の物体を所定の動作位置に戻すために前記蓄えたエネルギーを解放する実質的に前記構成を有する係留ロボットが提供される。
【0022】
本発明の他の態様によれば、吸引要素が、円周状の弾性シールを有する少なくとも1つの真空カップを備える実質的に前記構成を有する係留ロボットが提供される。この真空は、好ましくは真空ポンプによって形成される。場合によって係留ロボットは2つの真空カップを含んでいてもよい。
【0023】
本発明の他の態様によれば、運動ユニットの運動の3つの自由度の機能が1つの並進運動および2つの回転による極座標形式の運動である実質的に前記構成を有する係留ロボットが提供される。
【0024】
運動ユニットの運動の3つの自由度の機能は場合によって3つの並進運動による直角座標形式の運動、2つの並進運動および1つの回転による円筒座標形式の運動および3つの回転による関節形式の運動である。
【0025】
本発明の他の態様によれば、運動ユニットが極座標運動を用い、前記1つの並進運動および2つの回転を与えるように構成された直線作動装置を有する実質的に前記構成を有する係留ロボットが提供される。
【0026】
本発明の他の態様によれば、直線作動装置が流体駆動ピストン/シリンダ・ユニットまたはラムである実質的に前記構成を有する係留ロボットが提供される。
【0027】
本発明の他の態様によれば、前記ラムが複動式油圧ラムであり、それらのシリンダの両端に流体接続部を有し、それらの伸張および収縮ストロークの双方において直線作動力を与える実質的に前記構成を有する係留ロボットが提供される。
【0028】
本発明の他の態様によれば、復帰手段が油圧アキュムレータを備える実質的に前記構成を有する係留ロボットが提供される。
【0029】
本発明の他の態様によれば、運動ユニットが、
伸縮端を有するロボット・アームと、
伸縮端に固定され、少なくとも1つの真空カップを備える真空カップ・アセンブリと、
ロボット・アームが取付けられているジンバルとをさらに備える実質的に前記構成を有する係留ロボットが提供される。
【0030】
好ましくは、ジンバルは自在結合の継手である。またはジンバルは球面継手である。
【0031】
運動ユニットは1方向に制限された運動を有する取付けユニットと、
装着要素と取付けの間の力を吸収するための緩衝手段とをさらに含んでいてもよい。
【0032】
本発明の他の態様によれば、真空カップ・アセンブリがその軸に垂直なロボット・アームに対して真空カップ・アセンブリの限られた回転を許容する自在継手によってロボット・アームに装着される前記係留ロボットが提供される。
【0033】
本発明の他の態様によれば、第一の可動物体を近くの第二の物体に離脱可能に固定する係留システムにおいて、それぞれが実質的に前記構成を有する少なくとも2つの係留ロボットを含む前記係留システムが提供される。
【0034】
本発明の他の態様によれば、前記のように、第一の可動物体を近くの第二の物体に離脱可能に固定する係留システムにおいて、前記第一の物体が船であり第二の物体がドックであり、係留ロボットが、ドックの前面および頂部の下方に取付けられ、ドックに固定された防舷ライン内に収納可能である係留システムが提供される。
【0035】
係留ロボットは、ドックの頂部またはドックの下方に取付けてもよい。
【0036】
本発明の他の態様によれば、前記の2つまたはそれ以上の係留ロボットを含む係留システムにおいて、各係留ロボットの動作条件が集中制御されおよび監視される係留システムが提供される。
【0037】
本発明の他の態様によれば、前記の2つまたはそれ以上の係留ロボットを備える係留システムにおいて、係留ロボットの制御および監視が船の警報装置に連動している制御システムによって実施される係留システムが提供される。
【0038】
有利な点として、この係留装置は、操作および維持が簡単かつ効果的であり、積込みや積下し操作の時に利用される設備および機構からの干渉を受けず、また使用中の注意や調整も最小限に留められる。
【0039】
係留システムはまた、船をドックから押し出す時に係留ロボットを使用できるため、ドックからの出航の際の狭い空間内での操作の必要がないという利点を有する。係留プロセスと同様に出航も自動化し遠隔制御することができる。
【0040】
さらに、水平面内での弾力性のある復帰力の使用、そしてその結果生じるドックに入る際の船の動き、すなわち外部からの力により生じる前記船の運動を制御する度合いが従来の技術による係留装置と比べて非常に増加する。
【0041】
本発明の他の態様は例示目的でのみ示した以下の記述を添付の図面と合わせて参照すれば明らかとなるであろう。
【0042】
(発明を実施するための最良の態様)
図1を参照すると、本発明による係留ロボット100の第一の好ましい実施形態(概略で示す)はドック50に固定され、真空カップ1によって船の船体51に固定される。係留ロボット100は3次元の操作外縁20内のどこにでも真空カップ1を位置決めするための3つの並進自由度を有するロボット・アーム10を含む。ロボット・アーム10はZ軸に沿って伸縮運動し、それぞれ実質的に垂直および水平である2つの直行軸XおよびYの周りを回転するためジンバル11の一方の端で固定される。
【0043】
図2は係留ロボット100のこの第一の好ましい実施形態を示し、ドック50に固定された取付けフレーム30を含む。ロボット・アーム10はジンバル11(図1)によって取付けフレーム30に固定され、取付けフレーム30に滑動可能に接続されたサブ・フレーム31内で垂直に延長する開口33を通って突出している。サブ・フレーム31は、ロボット・アーム10にほゞ水平な動きを与え、取付けフレーム30に対して水平軸に沿った限られた度合いの滑動運動をし、開口33を形成する回動可能に取付けられたつば34(図3も参照のこと)を含む。
【0044】
図3は、係留ロボット100の分解図であり、各真空カップ1は船体51(図1)に面する円形シール2を有する。シール2は、ニュージーランド特許出願第501394号(これは、参照のために本明細書に組み入れてある)に基づく併願の出願中に記述されている形式のものである。装着される真空パイプ、バルブ、真空源および制御装置などは理解を容易にするために図示していない。真空カップ1は、水平部材4によって支持された水平の配列で配置されている。部材4は中空部であり、またカップ1に対して真空槽としても機能する。真空カップ1が船体51の形状に適合し船の回転変位を許容するために、部材4はロボット・アーム10の軸に垂直な回転のために、自在継手5の周りにロボット・アーム10に取付けられる。つば34が軸受けによってサブ・フレーム31に回動可能に固定され、垂直軸Vの周りで回転できる。真空カップ1はほゞ垂直な軸の周りに真空パッド1の限られた回転を与えるピボット6によって部材4に固定される。
【0045】
ロボット・アーム10の伸縮運動は、位置変換器122を有する複動式油圧ラム21によってなされる。ロボット・アーム10は、Y軸の周りを旋回し、真空カップ1のほゞ上下方向の運動を与える。これは複動式油圧ラム22によって制御され、この両端は回動可能に固定され、一端は取付けフレーム30に他端はロボット・アーム10に固定される。Z軸の周りの回転が一般に船首から船尾への運動を供給し、複動式油圧ラム23によって制御され、その一端は取付けフレーム30に、他端はサブ・フレーム31に固定される。回転位置変換器37、38がXおよびY軸の周りの回転を感知するためジンバル11の周りにそれぞれ固定される。
【0046】
水平面内で真空カップ1の位置を制御するためにラム21および23を作動させる油圧システム(図示せず)は、ラム21および23内の圧力が上昇すると余分なエネルギーを蓄え、圧力が下降するとエネルギーを解放する油圧アキュムレータを含む。各複動式ラム21および23の両側は制御バルブを介してアキュムレータに接続される。このバルブによりアキュムレータを全体としてシステムに出入させることができるようになり、ラム21および23のいずれの側が係留力によって加圧されるかを感知し、そして加圧された側からアキュムレータへ液体を流す手段を含む。ラム22の両側にはバルブが設けられ、これが開くと液体が自由に油圧槽に出入できるようになり、これによって「浮動性のある」動作モードが供給される。
【0047】
係留ロボット200の第二の好ましい実施形態が図4に示してあり、3つの並進自由度が、2つの並進運動および1つの回転による円筒座標形式の運動の手段によって供給される。1対のロボット200が示してあり、それぞれがZ軸に沿った直線運動のための伸縮ロボット・アーム210に接続される真空カップ1を備えている。ロボット・アーム210は垂直軸Xの周りの回転のためのキャリジ(図示せず)に回動可能に固定され、キャリジ自体は垂直軸Aに沿って動くことができる。
【0048】
図5は垂直柱90を示し、この中でキャリジ(図示せず)が動き、柱90がドックD表面の上方および下方へ延出する。各キャリジが滑車91を介して釣り合いおもり(図示せず)に固定されたケーブル94によって釣り合わされており、ウインチ93に接続するループ状の駆動ケーブル92によって上下に駆動される。
【0049】
図6を参照すると、各柱90に隣接して管95が垂直に延出し、釣り合いおもり(図示せず)を包囲する。キャリジ97のいずれかの側の1対の輪98が柱90内でそれを担持する。キャリジ97はX軸をなすピボット99を備え、この周りをロボット・アーム10が複動式油圧ラム223によって旋回する。ロボット・アーム210は複動式油圧ラム221によって伸縮される。ラム221、223は、前記のようにして流体圧式アキュムレータに接続される。
【0050】
図7を参照すると、係留ロボット100の第一の好ましい実施形態が、固定ドック50に取付けられて示してある。船Sの大きさの範囲は固定のまたは浮きドック50によって収容可能なものである。
【0051】
係留システム500は好ましくは前記のように2つまたはそれ以上の係留ロボット100を含む。さらに、係留システムはロボット200または両方のロボット100および200を含むことができる。さらに、公知の形式のエネルギー吸収防舷体物Fをドック50の前面に沿って間隔を置いて保持してもよい。係留ロボット100は積込みおよび積下し操作に干渉しないようにドック51の前面および頂部の下に取付けられており、係留システム100を船Sに等しく固定し、船Sをドック51または他の船Sに装着された表面にしっかり固定できることができることが理解されよう。
【0052】
係留システム500内で、いくつかの係留ロボット100がドック50に取付けられた単一の動力/制御ユニット30にサービス・ライン131によって接続される。動力/制御ユニット30は、制御信号を係留ロボット100に供給し、ラム21、22、23(図3)および真空カップ1(図1ないし3)に動力を与える手段を形成する。またそれは各係留ロボット100の動作条件を示すフィードバック信号を受信する。係留ロボット100からの位置フィードバック表示は、他のシステムたとえば船Sの位置に関する情報を必要とする自動積み込みシステムに供給できる。好ましくは、係留システム100が以下に述べるシーケンスで自動的に動作し、この動作がユニット32によって岸または船Sから遠隔制御される。
【0053】
係留ロボット(100、200)の動作を図7および8を参照して以下説明する。船Sをしっかり固定するために、係留アーム(10、210)がドック領域の係留前面にほゞ垂直に延出する。動作に際しては、船Sがドック50の近く牽引され、ロボット・アーム(10、210)が真空カップ1を船Sの船体の方に延出する。真空カップ1が船体の平面部分に係合するように船Sが位置決めされる。
【0054】
ピボット(5、3)により真空カップ1が船Sの船体の曲線に合わせて回転できるため、船側が実質的に平面であるという前提は係留ロボット(100、200)の操作には重要なことでない。船によっては航海に適するようやや丸い側部を有するものもあるが、船の船首および船尾近くを除けば、(特に)大部分のコンテナにはあてはまるものである。これは、コンテナを積み込むよう設計された船は空間を有効に使用するため平坦な側部を有し、また船の船首および船尾は係留には用いられないためである。
【0055】
公知の形式のセンサ(図示せず)が船体との係合を示す。次いで、真空カップ1が公知の形式で動作して船Sに固定される。両方の係留ロボット(100、200)が固定されると、船Sはドック50から離れた予め設定した(但し可変の)距離にそれを維持しながら、ドック位置(図示せず)に自動的に移動する。この位置は好ましいまたは所定の動作位置である。
【0056】
第一の好ましい実施形態、および図1ないし図3を参照すると、各係留ロボット100の操作によって、風、潮、うねり、排水の条件の変化に応じて、ドック入り位置のある限定内で船Sが維持される。各係留ロボット100の剛性が大きすぎて、船Sの船首から船尾への、あるいは船体を横断する動き、またピッチ、横揺れ、ヨーができない場合は、カップ1内の真空または船の船体の不具合が生じ得る。
【0057】
ドック入り位置(または所定の操作位置)に達すると、ラム(21、22、23)を作動させる油圧ポンプが停止し、アキュムレータがラム21および23のラインに入り込み、垂直運動ラム22が浮動性モードに切り替わり、係留ロボット(および、したがって船S)が、潮や積み荷状態などに応じて上下できるようになる。ドック入り位置に来るとラム21および23のそれぞれの側で圧力が調整され、ドック入り位置から離れた水平面内のどの方向のロボット・アーム10の運動によってもアーム10を所定の動作位置に復帰させる作用をする釣り合いのとれた力が生じ、したがって船Sはドック入り位置に復帰する。
【0058】
予め設定したドック入り位置からの水平面内の運動により、アキュムレータ内の液体に圧力がかかって油圧がラム(21、23)に供給され、アーム10を所定の動作位置に、したがって船Sをドック入り位置に復帰させる性向が生じる。真空カップ1に適用可能な最大ラム圧力、したがって最大荷重は、真空カップ1の負荷容量以下の安全レベルに制限される。厳しい状況下ラム21、22、23の動程が最大作業圧力の下で限界に近づいた場合は、警報状態が示されて船の船長または港湾責任者に緊急動作をとらせることができる。その他すべての動作状態も監視され、好ましくは船の警報装置に連動される。
【0059】
ラム22により船Sをドック51に対して上下することができる。さらに、船Sを係留する方法は、潮の状況および船Sの積荷状態によって最初に真空カップ1の高さを選択する第一のステップを含む。次いで、ラム22が、カップ1をその高さに移動させるよう動作される。この方式で船Sの全範囲を収容するのに必要な垂直動程が減少するこができる。
【0060】
図4および5を参照すると、係留ロボット200の第二の好ましい実施形態の操作において、水平面内の弾性のある動きが、係留ロボット100の第一の好ましい実施形態について上述したのと同様の態様で得られる。2つのラム、221および223はアキュムレータに接続される。キャリジ97の垂直運動が、係留ロボット200を自由に上下できるようにすることによって制御される。係留ロボット200は係留ロボット100に比べて垂直動作範囲をより大きくとることができ、これによって荷重および潮の流れなどによるこの方向におけるより幅広い変動に適応できる。
【0061】
係留ロボット100、200は、特に船Sの横揺れおよびピッチに対してより増大した安定性を与える実質的に垂直な係留力を吸収および/または弾性的に緩衝する手段を含んでいてもよい。たとえば、これはロボット・アーム10に接続された緩衝体(図示せず)を用いて、または垂直運動を制御する作動要素を介して、すなわち2つの好ましい実施形態におけるラム22およびウインチ/ケーブル92、93として夫々設けることができる。
【0062】
前記のように弾性を与えたとしても、船Sは従来の方法(係船索)によるものに比較して、これらの係留システム(100、200)によってドック入り位置内でよりしっかりと保持される。また、船Sの塗料の剥離や衝撃による損傷が回避されるだけでなく、このように増大した安定性は船Sと岸の間で船荷を移動させる場合にも有利となる。さらに、係留システム(100、200)は係船索を制御するための自動引っ張り装置を使用したシステムと比べて船Sを係留するエネルギーが実際により少なくて済むことが判明した。
【0063】
係留システム(100、200)はまた、船Sをドック51から離して押し出す際に係留ロボット100を使用できるため、ドック51からの出航の時に必要な狭い場所での操作をしなくて済む。係留プロセスと同様に、出航が自動化されユニット32による遠隔制御ができる。
【0064】
以上本発明を固定ドック50について説明したが、ドックは浮きドックでもよく、またはドックの代りに第二の船でもよいことが理解されるであろう。同様にして、前記発明はドック51に固定した係留システム500について説明した。係留システムを可動な船に固定してもよいことが理解されよう。
【0065】
同様に、本発明の前記の実施形態は、船のためのドック入りシステムとして説明したが、本発明にはその他の用途、たとえば一つの物体を海面下やその他の環境下での別の物体にドッキングさせる場合のあることを理解されるであろう。このような状況において、「水平」面という語は制限的なものでなく、結合される物体の方位に対しておよび/または任意の一定の力(前記の例では重力)に対して、復帰運動の平面を画定する助けとなるように参照迄に使用したものであることは明らかであろう。
【0066】
本発明による態様は単に例示目的で記述したものであり、本発明の範囲を逸脱することなく、本発明の変更や追加が可能であることが理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による係留ロボットの第一の好ましい実施形態のロボット・アームを示す立体概要図である。
【図2】 本発明による係留ロボットの第一の好ましい実施形態を示す概念図である。
【図3】 図2に示す係留ロボットの分解図である。
【図4】 本発明による係留ロボットの第二の好ましい実施形態を示す側面図である。
【図5】 図4に示す係留ロボットの前面図である。
【図6】 図4に示す係留ロボットの平面図である。
【図7】 ドックに固定された係留ロボットの第一の好ましい実施形態を示す側面図である。
【図8】 本発明による係留装置の平面図である。

Claims (19)

  1. 船を離脱可能に固定する係留ロボットにおいて、係留ロボットが取付け体に固定でき、取付け体が固定または浮きドックあるいは第二の船であり、係留ロボットが、
    船をしっかりと固定するために表面と離脱可能に係合する吸引装着要素と、
    吸引装着要素が固定されて、動力駆動された三方向への並進運動を吸引装着要素に与える三軸並進ユニットと、
    水平面内で吸引装着要素を駆動するためにそして船首から船尾の方向および船体を横切る方取付け体に対して船を移動させるために並進ユニットに固定された少なくとも1つの作動装置であって、当該作動装置に対する駆動が、駆動状態から、選択した係留位置から水平面内に外力が船および吸引装着要素を取付け体に対して変位させることを可能にする可動状態に解放可能である作動装置と、
    前記少なくとも1つの作動装置が可動状態にある時に、選択した係留位置に向かって船および吸引装着要素を弾性的に偏倚させる弾性的手段であって、船首から船尾の方向および船体を横切る方向のいずれかの方向に作用する弾性的手段とを含む係留ロボット。
  2. 前記少なくとも1つの作動装置への駆動が解放された時に弾性的手段が動作し、係留ロボットが、吸引装着要素を垂直に駆動するための並進ユニットに固定された垂直作動装置をさらに含み、垂直作動装置に対する駆動が、駆動状態から、船および吸引装着要素を自由に上下させることを可能にする可動状態に解放可能であ請求項1に記載の係留ロボット。
  3. 前記弾性的手段が、選択した係留位置からの吸引装着要素の水平面内の変位に比例した復帰力を与える請求項1または請求項2に記載の係留ロボット。
  4. 前記弾性的手段が、エネルギーを解放して選択した係留位置へ吸引装着要素を復帰させ、このエネルギーは、選択した係留位置からの吸引装着要素の変位中に蓄えられる請求項3に記載の係留ロボット。
  5. 前記表面は浮かんでいる船の船体の乾舷である請求項1ないし4のいずれか一項に記載の係留ロボット。
  6. 吸引装着要素が円周状の弾性シールを有する少なくとも1つの真空カップを備える請求項1ないし5のいずれか一項に記載の係留ロボット。
  7. 並進ユニットが並進運動を与える伸縮ロボット・アームを含み、ロボット・アームが実質的に垂直な軸の周りを旋回する請求項1ないし6のいずれか一項に記載の係留ロボット。
  8. 前記垂直作動装置が直線作動装置であり、2つの直線作動装置が、吸引装着要素を水平面内で駆動するために並進ユニットに固定されている請求項2ないし7のいずれか一項に記載の係留ロボット。
  9. 前記ロボット・アームが垂直ガイド内で滑動するよう取付けられている請求項7に記載の係留ロボット。
  10. 釣り合い手段が前記ロボット・アームの重量の実質的な部分と釣り合う請求項9に記載の係留ロボット。
  11. 真空カップ・アセンブリがロボット・アームの伸縮端に固定されている請求項6ないし9のいずれか一項に記載の係留ロボット。
  12. 吸引装着要素が自在継手によってロボット・アームに装着され、ロボット・アームについてかつその軸に垂直に吸引装着要素の限られた回転が許容される請求項7ないし10のいずれか一項に記載の係留ロボット。
  13. 係留ロボットがドックの前面および頂部の下方に取付けられ、ドックの防舷線内に引込み可能である請求項1ないし11のいずれか一項に記載の係留ロボット。
  14. 直線作動装置が複動式油圧ラムである請求項8に記載の係留ロボット。
  15. 並進ユニットが吸引装着要素と並進ユニットの取り付け体の間の係留力を吸収するための緩衝手段を備える請求項1ないし4のいずれか一項に記載の係留ロボット。
  16. 前記表面が前記取り付け体に対して固定される請求項1ないし15のいずれか一項に記載の係留ロボット。
  17. 前記弾性的手段が、少なくとも1つの前記作動装置に連結されるアキュムレータを含む請求項1ないし15のいずれか一項に記載の係留ロボット。
  18. 各係留ロボットの動作条件が集中的に制御および監視される、請求項1ないし17のいずれか一項に記載の2つまたはそれ以上の係留ロボットを備える係留システム。
  19. 各係留ロボットの制御および監視が船の警報設備に連動される制御システムによって実施される請求項18に記載の係留システム。
JP2001561610A 2000-02-26 2001-02-26 係留装置 Expired - Fee Related JP4768190B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NZ50139400 2000-02-26
NZ501394 2000-02-26
PCT/NZ2001/000026 WO2001062585A1 (en) 2000-02-26 2001-02-26 Mooring device

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003533391A JP2003533391A (ja) 2003-11-11
JP2003533391A5 JP2003533391A5 (ja) 2008-04-10
JP4768190B2 true JP4768190B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=19927641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001561610A Expired - Fee Related JP4768190B2 (ja) 2000-02-26 2001-02-26 係留装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6910435B2 (ja)
EP (1) EP1259419B1 (ja)
JP (1) JP4768190B2 (ja)
AU (2) AU3624801A (ja)
CA (1) CA2401237C (ja)
NO (1) NO330678B1 (ja)
PT (1) PT1259419E (ja)
WO (1) WO2001062585A1 (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2295136T3 (es) 2000-02-26 2008-04-16 Cavotec Msl Holdings Limited Dispositivo de amarre.
ATE538024T1 (de) * 2001-04-17 2012-01-15 Cavotec Msl Holdings Ltd Festmache-roboter
WO2003055740A1 (en) * 2002-01-03 2003-07-10 Mooring Systems Limited Ship-based mooring device
NZ520450A (en) 2002-07-30 2004-12-24 Mooring Systems Ltd Method of controlling a mooring system
WO2005097590A1 (en) * 2004-04-08 2005-10-20 Mooring Systems Limited A mooring device for holding a floating vessel adjacent a mooring facility
US8408153B2 (en) 2007-09-26 2013-04-02 Cavotec Moormaster Limited Automated mooring method and mooring system
WO2009048342A2 (en) * 2007-10-12 2009-04-16 Cavotec Msl Holdings Limited Mooring system and related means
CN101918269A (zh) * 2007-10-24 2010-12-15 卡沃泰克Msl控股有限公司 自动化的入坞和系泊系统
NZ564009A (en) * 2007-12-04 2010-07-30 Cavotec Msl Holdings Ltd Mooring robot array control system and method therefore
KR20110016610A (ko) * 2009-08-12 2011-02-18 한국과학기술원 선박의 도킹 시스템 및 이를 이용한 선박의 도킹 방법
US8117980B1 (en) 2010-03-01 2012-02-21 Jeffrey Jerome Cichoski Rigid quick connect mooring device
US8689718B2 (en) 2010-03-01 2014-04-08 Jeffrey Jerome Cichoski Rigid quick connect mooring device
SG185008A1 (en) 2010-05-20 2012-11-29 Excelerate Energy Ltd Partnership Systems and methods for treatment of lng cargo tanks
KR101198829B1 (ko) * 2010-11-04 2012-11-07 한국과학기술원 선박의 계류 시스템, 이를 이용한 부유체, 이동항구 및 안벽
DE102010052396A1 (de) * 2010-11-24 2012-05-24 Kuka Roboter Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Steuern einer Peripheriekomponente eines Robotersystems
US9027496B2 (en) * 2011-09-16 2015-05-12 Doug Zucco Watercraft mooring standoff
US8714098B2 (en) 2011-12-22 2014-05-06 John Thomas WEBB Shock absorbing docking spacer with fluid compression buffering
WO2015143489A1 (en) * 2014-03-25 2015-10-01 Trelleborg Marine Systems Melbourne Pty Ltd Mooring apparatus
CN104260830A (zh) * 2014-08-15 2015-01-07 郭冉 自动化永磁系泊装置
EP3190042B1 (en) * 2016-01-08 2018-08-15 Northern Offshore Services AB Fender arrangement for docking a marine vessel with a boat landing of a marine offshore structure
WO2017125153A1 (en) 2016-01-21 2017-07-27 Wärtsilä Ship Design Norway As A charging device, a boat, a ship, a marine vessel, a dock, a quay or a pontoon utilizing the charging device and a method of arranging the charging of batteries of a boat, a ship or a marine vessel
NO343522B1 (en) * 2016-08-19 2019-04-01 Connect Lng As Universal Transfer System
KR101792742B1 (ko) * 2017-05-25 2017-11-02 민혜정 수상 태양광 발전장치의 부력체유닛 계류장치
NO345066B1 (en) * 2018-02-19 2020-09-14 Connect Lng As A mooring device and a floating unit comprising at least one mooring device
WO2019158710A1 (en) 2018-02-19 2019-08-22 Connect Lng As A mooring device and a floating unit comprising at least one mooring device
NL2020540B1 (en) 2018-03-06 2019-09-13 Merwelands Jachtbouw Rotterdam Bv Fender
KR102232605B1 (ko) * 2018-10-17 2021-03-26 성신조선(주) 수평형 롱스트로크 실린더 변형방지 장치
CN110525586B (zh) * 2019-10-12 2024-07-12 交通运输部天津水运工程科学研究所 一种港口靠泊装置及可调节的港口智能靠泊装置
CN112193371A (zh) * 2020-10-09 2021-01-08 九江精密测试技术研究所 一种船用三自由度位移平台
CN113512989A (zh) * 2021-05-19 2021-10-19 大连海事大学 一种自动真空系泊装置及自动真空系泊系统
CN114604359B (zh) * 2022-04-18 2023-01-10 山东交通学院 一种基于视觉识别的船舶自动靠岸停靠系统及停靠方法
CN115339582B (zh) * 2022-09-22 2024-05-24 零度新能源科技(广东)有限公司 一种景点智能观光无人驾驶游艇
CN117877370B (zh) * 2024-03-12 2024-07-16 上海国际港务(集团)股份有限公司 码头电磁系泊模拟实验系统

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135893U (ja) * 1974-09-06 1976-03-17
JPS5239286A (en) * 1975-09-25 1977-03-26 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Ship mooring apparatus using adsorption boards
JPS5299590A (en) * 1976-02-13 1977-08-20 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Attracting type mooring device
JPS58141988A (ja) * 1982-02-18 1983-08-23 Hitachi Zosen Corp 係留台船
JPS60128891U (ja) * 1984-02-09 1985-08-29 日立造船株式会社 係留台船
JPS6175112A (ja) * 1984-09-20 1986-04-17 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 船舶の接岸設備

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3227481A (en) 1963-02-07 1966-01-04 Vacuum Concrete Corp Of Americ Vacuum lifter
US3322091A (en) * 1965-10-01 1967-05-30 Stanwick Corp Method and apparatus for maneuvering ships
US3463114A (en) 1968-04-24 1969-08-26 Stanwick Corp The Method for maneuvering a vessel with respect to its station
NL7414096A (nl) 1973-11-06 1975-05-09 Ishikawajima Harima Heavy Ind Meerinrichting.
US4055137A (en) * 1974-12-23 1977-10-25 Nippon Oil Company, Ltd. Vessel mooring system
NO142486C (no) 1975-06-17 1980-08-27 Irving Brummenaes Fendersystem.
JPS5544057A (en) 1978-09-22 1980-03-28 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Ship mooring device
JPS58206478A (ja) 1982-05-22 1983-12-01 Ishikawajima Zosen Kakoki Kk 船舶用吸着式係留装置の吸着位置換え方法
US4532879A (en) * 1984-06-04 1985-08-06 Exxon Production Research Co. Combination mooring system
US4543070A (en) * 1984-10-04 1985-09-24 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Linked-spar motion-compensated lifting system
JPS61218495A (ja) 1985-03-23 1986-09-27 Agency Of Ind Science & Technol 海中作業ロボツトの固着装置
NL8600973A (nl) * 1986-04-17 1987-11-16 Swarttouw Frans Bv Afmeersysteem voor het afmeren van een ponton, schip of ander drijfbaar lichaam.
US4852926A (en) 1988-01-11 1989-08-01 Littell Edmund R Vacuum cup construction
SE469790B (sv) 1990-03-26 1993-09-13 Norent Ab Förtöjningssystem mellan en rörlig enhet, t ex ett fartyg och en stationär enhet t ex en kaj
FR2672650B1 (fr) 1991-02-08 1993-08-27 Devco Ingenierie Ventouse dynamique.
DE9207648U1 (de) * 1992-06-05 1992-08-20 Rohr GmbH, 6701 Otterstadt Vorrichtung zum Anlegen von Kiesschiffen oder Kippschuten an einem Schwimmgreifer
JP2923174B2 (ja) 1993-07-14 1999-07-26 三菱重工業株式会社 船舶係留・離接岸支援装置。
JPH0834388A (ja) 1994-07-21 1996-02-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 吸着式曳索連結装置
US5676085A (en) 1996-07-08 1997-10-14 Northern Pacific Development Corp. Vacuum operated boat mooring device
WO1998017868A1 (en) * 1996-10-21 1998-04-30 John Mackay Hadcroft Vacuum fastening pad
AU2761801A (en) * 2000-01-07 2001-07-24 Fmc Corporation Mooring systems with active force reacting systems and passive damping
ES2295136T3 (es) 2000-02-26 2008-04-16 Cavotec Msl Holdings Limited Dispositivo de amarre.

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135893U (ja) * 1974-09-06 1976-03-17
JPS5239286A (en) * 1975-09-25 1977-03-26 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Ship mooring apparatus using adsorption boards
JPS5299590A (en) * 1976-02-13 1977-08-20 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Attracting type mooring device
JPS58141988A (ja) * 1982-02-18 1983-08-23 Hitachi Zosen Corp 係留台船
JPS60128891U (ja) * 1984-02-09 1985-08-29 日立造船株式会社 係留台船
JPS6175112A (ja) * 1984-09-20 1986-04-17 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 船舶の接岸設備

Also Published As

Publication number Publication date
NO330678B1 (no) 2011-06-06
PT1259419E (pt) 2007-10-15
AU3624801A (en) 2001-09-03
AU2001236247B2 (en) 2005-04-07
NO20024064L (no) 2002-10-02
CA2401237C (en) 2008-11-18
EP1259419A1 (en) 2002-11-27
EP1259419B1 (en) 2007-09-19
CA2401237A1 (en) 2001-08-30
NO20024064D0 (no) 2002-08-26
WO2001062585A1 (en) 2001-08-30
JP2003533391A (ja) 2003-11-11
US20040154518A1 (en) 2004-08-12
US6910435B2 (en) 2005-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4768190B2 (ja) 係留装置
CN102464213B (zh) 用于船舶的系泊系统以及包括该系泊系统的浮体和岸壁
AU2002341632B2 (en) Mooring robot
WO2019071665A1 (zh) 五自由度变胞式多用途船舶靠泊装置
WO2005097590A1 (en) A mooring device for holding a floating vessel adjacent a mooring facility
AU2002341632A1 (en) Mooring robot
US20180178885A1 (en) Automated mooring device
BR112021000244A2 (pt) Dispositivo e método para levantar um objeto de um convés de um navio sujeito a movimentos
JP7418436B2 (ja) 水中航走体のためのドッキング装置
US20140093334A1 (en) Vessel comprising a crane
AU2001236248B2 (en) Mooring device
EP2818396A1 (en) Vessel, docking system and docking structure
AU2001236248A1 (en) Mooring device
US6109199A (en) Capture and alignment mechanism for use on board an ocean going vessel
NZ521552A (en) Suction mooring robot
RU215135U1 (ru) Поворотный буксирный швартовный механизм
WO2003055740A1 (en) Ship-based mooring device

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050418

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080225

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4768190

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees