JP2552501Y2 - 二重フイルムの剥離装置 - Google Patents

二重フイルムの剥離装置

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JP2552501Y2 JP1378891U JP1378891U JP2552501Y2 JP 2552501 Y2 JP2552501 Y2 JP 2552501Y2 JP 1378891 U JP1378891 U JP 1378891U JP 1378891 U JP1378891 U JP 1378891U JP 2552501 Y2 JP2552501 Y2 JP 2552501Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、貼着層を介してフイル
ム板を上下に重合してなる二重フイルムの上下フイルム
を互いに剥離するための装置に関する。なおこの明細書
で言う貼着層は剥離可能な接着層又は粘着層を意味す
る。
【0002】更に詳しくは、電界や磁界などで反射率が
変化する液晶を内蔵した液晶板は、これを偏光板を重合
することによって液晶板による干渉によって偏光板の表
面に着色現象が発生し(これを一般に色偏光という)、
しかも偏光板の位相をずらすことによって、即ち両者の
重合角度を面回りにずらすことによって光の屈折角が変
化し、これにともなって偏光板の表面に現れる色彩が変
化する。例えば液晶板に重合される偏光板を重合面上を
面回りに順次づらして重合することによって、その重合
角度によって青色、紫色、黄色、緑色と偏光板表面に現
れる色彩が変化する。
【0003】即ち、液晶表示(ディスプレイ)する場合
の液晶表面は、液晶板とこの上に重合貼着される偏光板
との重合角度を適宜選択することによって所望の色彩表
すことができる。
【0004】本考案は、上述のように液晶板に偏光板を
貼着することによって偏光板の表面に色彩が現れる彩色
液晶板の製造装置に、主に利用される。
【0005】
【従来の技術】図12に示すように、積層フイルムの一
方を形成するフイルム板、例えば液晶板1の表面に所望
の重合角度θで、他方のフイルム板、例えば偏光板2を
重合貼着する場合に、当然に両者間には貼着層3(図1
1のA参照)を設けて貼着しなければならない。
【0006】而るに偏光板2を液晶板1に貼着する際に
はゴミ等の異物の侵入は絶対に避けなければならない。
【0007】而も上述のように偏光板2は液晶板1に対
し所望の重合角度θで貼着されなければならないと共
に、彩色の種類は使用条件によって種種異なるため前記
重合角度θはそのたびに変えなければならない。このよ
うな複雑な貼着条件に対応するため、従来では両者の貼
着作業は手作業に頼らざるを得なかった。
【0008】本考案はこの様な偏光板2と液晶板1とを
自動的に貼着する装置に利用されるものであるが、この
際最も問題になるのは、両者は当然に貼着層を介して貼
着されるため、偏光板2又は液晶板1の何れか一方に必
ず貼着層を設けなければならないことである。ところが
貼着層を両板のいずれに設ける場合に貼着層をそのまま
露出しておくことができないから貼着層に保護カバーを
設け、両板の貼着時の直前に保護カバーを貼着層から剥
離し、これに続いて両板を互いに貼着するようにすれば
両板間にゴミ等の異物の侵入の恐れがない。
【0009】 本考案は貼着層を介して偏光板または液
晶板に保護カバーを貼着してなる二重フイルムから保護
カバーを剥離するような場合に利用される剥離装置に関
するものである。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】従って本考案は、フイ
ルム板相互の貼着時にできるだけ異物の侵入を阻止する
と共に、これら一連の作業を自動的に行うことを目的と
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、参照符号を附して示せば、請求項1では、上側フイ
ルム板4aと下側フイルム板4bとを貼着層3によって
貼着してなる二重フイルム板4の上側フイルム板4aを
下側フイルム板4bから剥離するための装置であって、
装置本体36は、二重フイルム板4を吸着支持する剥離
台9に対し遠近直線方向に往復駆動するよう設けられ、
該装置本体36にはその往動方向先端部にナイフエッジ
状の反転枠42を上下動自在に設けると共に、該反転枠
42に隣接して剥離ガイド枠41を設け、また装置本体
36に剥離テープ46を軸架してこれを反転枠側に繰り
出すための繰り出し軸47を設け、且つ反転枠42を経
由反転した剥離テープ46を引張してこれを巻取り軸6
7側に送り出す引張ローラ53を軸架し、更に装置本体
36の往動時には引張ローラ53にブレーキを掛けて引
張ローラ53の回転を阻止すると共に、装置本体36の
復動時には該本体の復動速度に同調して引張ローラ53
を回転駆動せしめるための同調駆動手段63を設けてな
る構成を採用するものである。
【0012】また請求項2では、請求項1記載の構成に
おいて前記剥離ガイド枠41は反転枠42側の先端部か
らこれより遠ざかる後端側にかけて略U字状に且つ後端
側に向かうほど幅狭になるように形成されてなる構成を
採用するものである。
【0013】
【作用】上側フイルム板4aと下側フイルム板4bとは
貼着層3によって貼着してなる二重フイルム板4は剥離
台9に吸着支持されており、この状態で装置本体36は
剥離台9に向かって往動し、この際同調駆動手段63に
よって引張ローラ53はブレーキが掛けられており、且
つ引張ローラ53と回転駆動軸60との間のクラッチが
切られているため、剥離テープ46はその剥離ガイド枠
41側で一時係止されており、従って装置本体36の往
動に伴って剥離デープ46は繰り出し軸47から繰り出
され装置本体36が剥離台9の直上に来たときには剥離
テープ46は二重フイルム4に対面している。この位置
からナイフエッジ状の反転枠42が下降して剥離テープ
46をその裏面の接着層46aを介して二重フイルム4
の上側フイルム4aに接着させ、しかるのち装置本体3
6を原位置に復動させることになるが、この際同調駆動
手段63によって引張ローラ53に対するブレーキが開
放され、かつ引張ローラ53とその回転駆動軸60との
間のクラッチが入力され、従って装置本体36の復動に
伴って引張ローラ53は同調して回転し、剥離テープ4
6が巻取り軸67側に引っ張られる。剥離テープ46が
巻取り軸67側に引っ張られる際に、該テープ46はそ
の接着層46aによって二重フイルム4の上側フイルム
4aを下側フイルム4bから剥離して上側フイルム4a
を剥離テープ46とともに剥離ガイド枠41を通って且
つ引張ローラ53に引っ張られて巻取り軸67に両者一
体的に巻き取られることになる。剥離テープ46はその
接着力と反転枠42先端部のナイフエッジの剥離作用と
の協動作用によって上側フイルム4aを剥離するのであ
るから剥離テープ46は幅の狭いものでよい。
【0014】また請求項2によれば、幅の狭い剥離テー
プ46に対して剥離される上側フイルム4aはかなりの
広幅であるが、剥離ガイド枠41によって上側フイルム
4aを折り畳みながら巻取り軸67に巻き取られること
になる。
【0015】
【実施例】図1は、本考案ち係る積層装置全体の正面図
であり、図中左側には、上側フイルム板4aと下側フイ
ルム板4bとを貼着層3を介して一体に貼着してなる二
重フイルム板4(図11のA)を多数枚積載してなる積
載台7が設けられ、図中中央部には、乗り移り装置10
が設置され、積載台7と乗り移り装置10との間には、
直線駆動部材13によって両者間を往復駆動する被貼着
材移送装置8が設けられている。図中右側には、剥離装
置11が設けられ、直線駆動部材によって図中実線位置
と乗り移り装置10との間を往復駆動するようになって
いる。また乗り移り装置10の直下には重合角度自在貼
着装置6が設けられ、直線駆動部材15によってその左
右方向に往復駆動すると共に、この直線駆動部材15に
直行する別の直線駆動部材16によって前後方向に往復
駆動するようになっており、更にラジアル軸受17に支
持され図示しない回転駆動部材によって水平面内を回転
駆動するようになっている。
【0016】図2は、側面図であり、図中左側の位置に
は原反フイルム送り装置12が設けられており、この送
り装置によって帯状の原反フイルム5は紙面に対し直交
方向に間欠的に送り出されるようになっている。前記重
合角度自在貼着装置6は前述のように前記乗り移り装置
10の直下位置と原反フイルム送り装置12との間を前
記直線駆動部材によって往復駆動する。
【0017】図3は、平面図であり、紙面の中央部に乗
り移り装置10が設けられ、その左側に積載台7が、そ
の左側に剥離装置11が、また紙面上方に原反フイルム
送り装置12がそれぞれ設けられており、紙面に現れな
い重合角度自在貼着装置6は乗り移り装置10の直下
に、また被貼着材移送装置8は積載台7の直上にそれぞ
れ配備されている。
【0018】図4〜図5は、積載台7と被貼着材移送装
置8の詳細構造を示すものである。積載台7の側壁には
除電ブロー18が取り付けられ、該ブローから除電イオ
ンが噴出する。一方積載台7の上方に設けられる被貼着
材移送装置8は、前述のように直線作動シリンダやガイ
ド部材からなる直線駆動部材13によって積載台7の直
上位置から前述の乗り移り装置10の直上位置まで駆動
するようになっているが、該移送装置8には二重フイル
ム板4を吸着する真空吸着パッド19が昇降駆動するよ
うに設けられている。即ち、被貼着材移送装置8は、前
記直線駆動部材13に支持されるブラケット枠20とブ
ラケット枠20に対し一対の昇降駆動シリンダ21,2
2によってに昇降する昇降枠23とからなり、該昇降枠
23に前記真空吸着パッド19が設けられると共に、更
に前記除電ブロー18と協働して複数の二重フイルム板
4が同時に真空吸着パッド19に吸着されないように該
吸着パッドに並行して払い落し装置24が設けられてい
る。該払い落し装置24は、枢軸25に支持され先端部
に弾性板26を後端部に追従子27を有する払い落し具
28と、モータ29、伝動ベルト30及び円板カム31
からなるカム駆動機構32とからなる。
【0019】従って、積載台7の直上に位置する被貼着
材移送装置8の真空吸着パッド19は下降して積載台7
上の二重フイルム板4を吸着し、次に該フイルム板を上
方に持ち上げる際に、図5に示すように前記一対の昇降
シリンダ21,22の内、下方側の小シリンダ22が先
ず作動して二重フイルム板4を若干量持ち上げ、この状
態で前記払い落し装置24が作動し、同時に前記除電ブ
ロ18ーから除電イオンが噴出する。払い落し装置24
の作動によって払い落し具26はカム駆動機構32によ
って図示のように上下に揺動して二重フイルム板4上を
その弾性板26によって若干強く打設し、もし真空吸着
パッド19に複数枚の二重フイルム板4が吸着されてお
れば、上記打設作用によってフイルム板4,4相互間を
離反し、同時に前記除電ブロー18から噴出する除電イ
オンをフイルム板相互間に侵入させ、二重フイルム板4
に帯電する静電気を除去し、余分の二重フイルム板4を
積載台7上に落下させる。しかる後、他方の大シリンダ
21によって、真空吸着パッド19に吸着される二重フ
イルム板4を上限まで持ち上げ、続いて次工程の乗り移
り装置10の直上位置まで前述の直線駆動部材13によ
って移送されることになる。
【0020】このように積載台7と被貼着材移送装置8
との間には、余分な二重フイルム板4の払い落し装置2
4とこれと協動する除電ブロー18とが設けられている
ため、一枚の二重フイルム板4のみを正確に次工程に移
送することが出来ると共に、次工程以降の作業途上にお
いて二重フイルム板4に帯電するのを防止することが出
来る。
【0021】図6、図8及び図9において、符号10は
乗り移り装置を示し、前記被貼着材移送装置8によって
乗り移り装置10の直上に移送された二重フイルム板4
は真空吸着パッド19が下降して乗り移り装置10のテ
ーブル板9上に載置され、ここで真空吸着パッド19の
吸引作用が解除されるとともに、該テーブル板9面全域
にわたって設けられる吸引小孔33からの吸引力によっ
て二重フイルム板4はテーブル板面に強力に吸着され
る。従ってこのテーブル板は本考案の剥離台9を構成す
ることになる。
【0022】図6〜図10は、主に本考案の対称とする
剥離装置11を示す。その装置本体36は、図6、特に
図7に示されるようにボールねじ機構37とこれを駆動
するモータ38、伝動ベルト39及びガイド部材40と
からなる前述の直線駆動部材14によって直線駆動する
が、該装置本体37にはその前進方向に向いて剥離ガイ
ド枠41が取り付けられている。該ガイド枠41は先端
部から後端部にかけて上向き傾斜状に設けられると共
に、先端部にはナイフエッジ状の反転枠42が独立して
設けられ、該反転枠42は昇降シリンダ43に支持され
て鎖線位置まで下降出来るようになっている。なお、4
4は反転枠42の前後方向調整ねじ、45は緩衝ばねで
ある。剥離装置11の後部には回巻状の剥離テープ46
を軸支しこれを順次繰り出す繰り出し軸47が取り付け
られると共に、前方に向かって順に、繰り出しローラ4
8、これに対向する押さえローラ49、ダンサーローラ
50、ガイドローラ51,52、及び剥離ガイド枠41
の上端部に隣接して引張ローラ53とこれに対向する一
対の押さえローラ54,55が設けられている。一方、
図7に示すように前記モータ38を設置する機枠56に
はその上面部に前記ガイド部材40に並行してラック部
材57が設けられ、これに装置本体36に軸支したピニ
オン58を噛み合わせると共に、同じく装置本体36に
軸支した別のピニオン59に前記ピニオン58を噛み合
わせ、更に後者のピニオン軸60は切替えクラッチ61
とブレーキ機構62を内蔵した軸受機構たる同調駆動手
段63に支持されており、更に該ピニオン軸60は伝動
ベルト64によって前記引張ローラ53に伝動連結され
ている。なお又、前記機枠56の中空部を利用してこれ
にモータ65及び伝動ベルト66によって駆動される巻
取り軸67が軸架されている。そして繰り出し軸47に
支持された剥離テープ46は繰り出しローラ48、ダン
サーローラ50、及びガイドローラ51,52を経由し
て、剥離ガイド枠41先端部の反転枠42まで展張さ
せ、しかるのち該反転枠42のナイフエッジ42aから
反転して剥離ガイド枠42を通り、その上端部の引張ロ
ーラ53、押さえローラ55、複数のガイドローラ6
7,68,69を経由して巻取りローラ軸67にその係
止具70により係止される。そして又剥離装置11の前
進時には前記引張ローラ53の駆動源であるピニオン軸
60の軸受機構を兼ねた同調駆動手段63のクラッチ6
1を切り且つブレーキ62をかけた状態にしておく。前
記直線駆動部材14に駆動されて剥離装置11が前述の
乗り移り装置10の直上位置まで前進移動するに伴って
繰り出しローラ47,48より剥離テープ46が順次繰
り出されると共に、反転枠42より剥離ガイド枠41側
の剥離テープ46は引張ローラ53によってブレーキ6
2がかかっているため、引き戻されることなく且つ弛む
ことなく常時緊張力がかかっている。
【0023】一方、前作業工程を経ることによって乗り
移り装置10のテーブル板9には前述のように被貼着材
移送装置8によって送りこまれた二重フイルム板4が吸
着載置されており、従って乗り移り装置10の直上位置
で、剥離装置11の反転枠42を昇降シリンダ43によ
って下降させ、そのナイフエッジ42aを二重フイルム
板4上に接触させることによって、該ナイフエッジ42
aを経由する剥離テープ46の接着面が二重フイルム板
4の上側フイルム板4aに接触して剥離テープ46と上
側フイルム4aとが一体に接着される。しかる後に剥離
装置11を後退移動させることになるが、この時には前
記同調駆動手段63のクラッチ61を入れ且つブレーキ
62を解除した状態にしておくことによって、剥離装置
11の後退時にラック57、ピニオン58,59及び伝
動ベルト64に伝動されて引張ローラ53は剥離装置1
1の後退速度に同調して回転する。従って剥離装置11
の後退に伴って剥離テープ46は引張ローラ53に引っ
張られて後方に巻き取られることになり、この巻取り方
向への剥離テープ46の際にこれに一体に接着される上
側フイルム板4aが二重フイルム板4の下側フイルム板
4bから両者の互いの貼着力に抗して剥ぎ取られ、剥離
テープ46とともに剥離カイド枠4に案内されて後方に
移動し、引張ローラ53と押さえローラ55との間を通
って且つカイドローラ67〜69を経由して巻取り軸6
7に上側フイルム板4aが巻き取られることになる。剥
離テープ46は幅が15〜20ミリメートルでよいが、
これに剥ぎ取られる上側フイルム板4aの幅はかなり広
いため、両者を案内する剥離ガイド枠41は、図10に
示すようにその先端部から後端部にかけて略U字状にか
つ後端部に向かうほど幅狭に形成され、上側フイルム板
4aが剥離ガイド枠41に沿って上方に引っ張られるに
したがって上側フイルム板4aを順次幅狭に折り畳んだ
状態で巻き取るようになっている。以上の工程を経るこ
とによって図11のBに示すように上面側に貼着層3の
残存した下側フイルム板4bが形成される。しかるのち
この剥離工程に続いて下側フイルム4bを別のフイル
ム、例えば下側フイルム4bを液晶板とすれば偏光板を
貼着層を介して貼着することになる。
【0024】
【考案の効果】本考案によれば、上側フイルムと下側フ
イルムが貼着層を介して貼着されてなる二重フイルムか
ら上側フイルムだけを極めて正確に剥離することがで
き、而も剥離テープは連続的に供給されて効率よく剥離
作業を行うことができる。
【0025】しかも剥離テープによる剥離作業は剥離テ
ープの接着力と反転枠のナイフエッジの剥離作用との協
動作用によって行われるから剥離テープそのものは幅狭
のものでよく、従って嵩張ることがないと共に、上側フ
イルムは剥離テープとともに巻取り軸に一体的に巻き取
られることになるから、はぎ取られた上側フイルムが散
らばることがなく、それだけ後の処分が容易である。
【0026】請求項2によれば、上側フイルムが剥離テ
ープにはぎ取られて両者一体的に巻取り軸に巻き取られ
る際に、幅広な上側フイルムは幅狭に折り畳まれながら
巻き取られることになるからこの面からも上側フイルム
を嵩高になることなく回収処分することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る装置の全体正面図である。
【図2】 同側面図である。
【図3】 同平面図である。
【図4】 同要部である被貼着材移送装置と積載台を示
す正面図である。
【図5】 同要部拡大図である。
【図6】 同要部の剥離装置の正面図である。
【図7】 同側面図である。
【図8】 同作動状態を示す正面図である。
【図9】 同作動状態の要部を示す正面図である。
【図10】 同作動状態の要部を示す斜視図である。
【図11】 二重フイルムの断面とその剥離状態を示す
図である。
【図12】 従来技術により製造される積層フイルムの
一例を示す図である。
【符号の説明】
3…貼着層、4a…上側フイルム板、4b…下側フイル
ム板、4…二重フイルム板、9…剥離台(テーブル
板)、11…剥離装置、36…装置本体、41…剥離ガ
イド枠、42…ナイフエッジ状反転枠、46…剥離テー
プ、47…繰り出し軸、53…引張ローラ、63…同調
駆動手段、67…巻取り軸。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側フイルム板と下側フイルム板とを貼
    着層によって貼着してなる二重フイルム板の上側フイル
    ム板を下側フイルム板から剥離するための装置であっ
    て、装置本体は、二重フイルム板を吸着支持する剥離台
    に対し遠近直線方向に往復駆動するよう設けられ、該装
    置本体にはその往動方向先端部にナイフエッジ状の反転
    枠を上下動自在に設けると共に、該反転枠に隣接して剥
    離ガイド枠を設け、また装置本体に剥離テープを軸架し
    てこれを反転枠側に繰り出すための繰り出し軸を設け、
    且つ反転枠を経由反転した剥離テープを引張してこれを
    巻取り軸側に送り出す引張ローラを軸架し、更に装置本
    体の往動時には引張ローラにブレーキを掛けて引張ロー
    ラの回転を阻止すると共に、装置本体の復動時には該本
    体の復動速度に同調して引張ローラを回転駆動せしめる
    ための同調駆動手段を設けてなる二重フイルムの剥離装
    置。
  2. 【請求項2】 前記剥離ガイド枠は反転枠側の先端部か
    らこれより遠ざかる後端側にかけて略U字状に且つ後端
    側に向かうほど幅狭になるように形成されてなる請求項
    1記載の二重フイルムの剥離装置。
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