JP2552489Y2 - 推進工法用管 - Google Patents

推進工法用管

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JP2552489Y2
JP2552489Y2 JP8046792U JP8046792U JP2552489Y2 JP 2552489 Y2 JP2552489 Y2 JP 2552489Y2 JP 8046792 U JP8046792 U JP 8046792U JP 8046792 U JP8046792 U JP 8046792U JP 2552489 Y2 JP2552489 Y2 JP 2552489Y2
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JP
Japan
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pipe
cover sheet
synthetic resin
propulsion method
tube
Prior art date
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JP8046792U
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JPH0646095U (ja
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健司 中井
芳和 丸下
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Joints With Sleeves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一端に差し口が設けら
れ、他端に拡径した受け口を有する受挿タイプの推進工
法用管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一端に差し口が設けられ、他端に
拡径した受け口を有する受挿タイプの推進工法用管につ
いては、拡径した受け口が土中での推進に大きな抵抗と
なるため種々の工夫がなされている。
【0003】例えば、実開平1−93286号公報に
は、図10に示すように、管1の受け口11の最大外径
とほぼ等しい外径を有する外面滑らかな表層管2を管1
の外周上に外挿し、管1の外周と表層管2との間の空隙
に充填材3を充填固定したものが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、管1の受け口11の最大外径とほぼ等しい外径を
有する外面滑らかな表層管2を管1の外周上に外挿し、
管1の外周と表層管2との間の空隙に充填材3を充填固
定するものにおいては、その製造過程において、先ず、
管1に表層管2を外挿した後の双方の管1、2の芯出
し、双方の管1、2の固定、双方の管1、2の間隙への
充填材3の挿入充填等の作業が容易でない。特に、双方
の管1、2の間隙への充填材3の挿入充填は、閉鎖空間
内への充填であって内部の空気を追い出しつつ行う必要
があることから、この作業は煩瑣なものである。又、双
方の管1、2の間隙への充填材3の挿入後、充填材3の
硬化までに相当の時間を要し、充填材3の硬化までは双
方の管1、2を直立させておく必要があり、手間のかか
るものであり、コスト高のものであった。
【0005】従来の推進工法においては、推進距離が短
い場合や、既設の管路が老朽化したときにこれを取り除
いて新管路に置き換える非開削管路更新工法の場合に
は、推力は小さいので、管の最外周部は受け口の突出に
伴う推進抵抗の増大を吸収し、円滑な表面で抵抗を減少
する作用のみを果たせばよいことであるから、従来品は
品質過剰の感を免れないものであった。
【0006】本考案は、従来品の上記の問題点に着目し
てなされたものであって、その目的とするところは、上
記の問題点を解消し、製造容易であり、コストも安い推
進工法用管を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案推進工法用管は、一端に差し口が設けられ、
他端に拡径した受け口を有する受挿タイプの推進工法用
管において、受け口の最大外径と、受け口及び差し口以
外の管の本体部の外径との差の大きさと略等しい厚みを
有するカバーシートが、受け口及び差し口以外の管の本
体部の外周上に巻き付け接着固定され、カバーシートは
合成樹脂表面シートと合成樹脂発泡体芯材から構成され
ていることを特徴とするものである。
【0008】本考案においては、カバーシートを管の外
周に巻き付けるのは、使用現場において実施してもよ
く、或いは、予め、工場においてカバーシートを管の外
周に巻き付けておき、それを使用現場まで輸送して使用
してもよい。
【0009】
【作用】本考案推進工法用管においては、合成樹脂表面
シートと合成樹脂発泡体芯材から構成されているカバー
シートを受け口部及び差し口以外の管の本体部の外周上
に巻き付け接着固定するだけで製造することができるの
で、製造容易であり、コストも安い。
【0010】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1(a)は本考案推進工法用管の一例を示
す上半部切欠正面図、(b)はその側面図であり、図1
(a)(b)において、1は管であり、管1の一端には
内外径とも管1の内外径よりも大きな短管をゴムリング
13を介して取り付けることにより管1の一端に受け口
11が設けられ、管1の他端には差し口12が設けら
れ、差し口12の先端角部は面取りされている。管1は
FRP製の内外層の間にモルタル層を設けた3層構造の
材料で構成されている。
【0011】2はカバーシートであり、カバーシート2
は管1の受け口11及び差し口12以外の管1の本体部
の外周上に巻き付けられた上、接着剤により接着固定さ
れている。
【0012】カバーシート2は合成樹脂表面シート21
と合成樹脂発泡体芯材22から構成されており、その厚
さは受け口11の最大外径と、受け口11及び差し口1
2以外の管1の本体部の外径との差の大きさと略等しい
厚さとなされている。
【0013】合成樹脂表面シート21は、塩化ビニル樹
脂、ポリエチレン等の合成樹脂からなる単一もしくは、
その表面にFRP層を設けた複合の表面滑らかなシート
であり、厚さは0.5ミリ程度である。
【0014】合成樹脂発泡体芯材22は、ポリウレタ
ン、ポリエチレン等の1.5乃至5倍程度の比較的低発
泡倍率の発泡体からなる。合成樹脂発泡体芯材22の発
泡倍率は過度に低いと重量が大となり、取扱が容易でな
く、コスト高になり、過度に高いと剛性が低くなり、使
用中、小石等との衝突により凹み推進抵抗が増加する恐
れがある。
【0015】図2は、カバーシート2の展開した状態を
示す正面図であり、管1の外周上に巻き付け易いよう
に、合成樹脂発泡体芯材22に多数の亀裂221が設け
られている。
【0016】図3(a)〜(d)には、カバーシートの
他の例が示されており、図3(a)に示すカバーシート
においては、合成樹脂発泡体芯材22に設ける亀裂のピ
ッチを図2に示す合成樹脂発泡体芯材22の亀裂221
のピッチよりも粗くしたものであり、図3(b)に示す
カバーシートにおいては、合成樹脂表面シート21を2
層にしたものであり、図3(c)に示すカバーシートに
おいては、合成樹脂発泡体芯材22に亀裂を設けないも
のであり、図3(d)に示すカバーシートにおいては、
図3(c)に示すカバーシートを若干湾曲させたもので
ある。
【0017】図4には、図2に示すカバーシート2を使
用して本考案推進工法用管を製造する態様を示し、
(a)は平面図、(b)は側面図である。本考案推進工
法用管を製造するには、図4に示すように、管1の外周
もしくはカバーシート2の合成樹脂発泡体芯材22の表
面に接着剤を塗布し、位置決めを行い、カバーシート2
の上を管1を転がして管1の外周上に巻き付け接着固定
する。
【0018】図5には、2枚のカバーシート2、2を使
用して本考案推進工法用管を製造する態様を示し、先
ず、管1の下半部に1枚のカバーシート2を巻き付け接
着固定した後、管1の上半部に他の1枚のカバーシート
2を巻き付け接着固定する。
【0019】図6には、帯状のカバーシート2、2を使
用して本考案推進工法用管を製造する態様を示し、
(a)は長尺帯状のカバーシート2を管1の外周上に螺
旋状に巻き付けて接着固定する態様を示している。
(b)は短尺の帯状のカバーシート2を管1の外周上に
周方向に巻き付けて接着固定する態様を示している。
【0020】図7は、湾曲されたカバーシートを使用し
て本考案推進工法用管を製造する態様を示し、(a)
は、2枚の湾曲されたカバーシートを管1の外周上に巻
き付けて接着固定する態様を示す。(b)においては、
2枚の湾曲されたカバーシートとして合成樹脂表面シー
ト21と合成樹脂発泡体芯材22とを別々に用意し、管
1の外周上に先ず合成樹脂発泡体芯材22を巻き付け接
着固定し、次いで、その上に合成樹脂表面シート21を
接着固定する態様を示す。(c)は、4枚の湾曲された
カバーシートを管1の外周上に螺旋状に巻き付けて接着
固定する態様を示している。
【0021】図8は、帯状のカバーシートの更に異なる
例を示す断面図であり、図8に示す帯状のカバーシート
2は、合成樹脂表面シート21には複数個の脚部21
1、211、・・が設けられ、複数個の脚部211、2
11、・・の間に合成樹脂発泡体芯材22、22、・・
が充填されたものである。
【0022】図9は、図8に示す長尺帯状のカバーシー
ト2を管1の外周上に螺旋状に巻き付けて接着固定する
ことにより本考案推進工法用管を製造する態様を示して
いる。図8に示す帯状のカバーシート2を使用する場合
は、合成樹脂表面シート21の複数個の脚部211、2
11、・・の先端が管1の外周面に接触して補強される
ので、複数個の脚部211、211、・・の間に充填さ
れる合成樹脂発泡体芯材22、22、・・は強度の弱い
ものでもよい。
【0023】
【考案の効果】本考案推進工法用管においては、合成樹
脂表面シートと合成樹脂発泡体芯材から構成されている
カバーシートを受け口部の拡径範囲及び差し口を除いた
管外周上に巻き付け接着固定するだけで製造することが
できるので、製造容易であり、コストも安く、実用価値
が大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案推進工法用管の一例を示す上半
部切欠正面図。(b)はその側面図。
【図2】カバーシート2の展開した状態を示す正面図。
【図3】(a)〜(d)は、カバーシートの異なる例を
示す正面図。
【図4】(a)は、図2に示すカバーシートを使用して
本考案推進工法用管を製造する態様を示す平面図、
(b)は側面図。
【図5】2枚のカバーシート2、2を使用して本考案推
進工法用管を製造する態様を示す側面図。
【図6】帯状のカバーシートを使用して本考案推進工法
用管を製造する態様を示す正面図。
【図7】湾曲されたカバーシートを使用して本考案推進
工法用管を製造する態様を示す断面図。
【図8】カバーシートの異なる例を示す断面図。
【図9】図8に示す帯状カバーシートを使用して本考案
推進工法用管を製造する態様を示す斜視図。
【図10】従来品を示す上半部切欠正面図。
【符号の説明】
1 管 11 受け口 12 差し口 2 カバーシート 21 合成樹脂表面シート 22 合成樹脂発泡体芯材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に差し口が設けられ、他端に拡径し
    た受け口を有する受挿タイプの推進工法用管において、
    受け口の最大外径と、受け口及び差し口以外の管の本体
    部の外径との差の大きさと略等しい厚みを有するカバー
    シートが、受け口及び差し口以外の管の本体部の外周上
    に巻き付け接着固定され、カバーシートは合成樹脂表面
    シートと合成樹脂発泡体芯材から構成されていることを
    特徴とする推進工法用管。
JP8046792U 1992-11-20 1992-11-20 推進工法用管 Expired - Lifetime JP2552489Y2 (ja)

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JP8046792U JP2552489Y2 (ja) 1992-11-20 1992-11-20 推進工法用管

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JPH0646095U JPH0646095U (ja) 1994-06-24
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