JP2552308Y2 - 密閉型回転式圧縮機の給油装置 - Google Patents

密閉型回転式圧縮機の給油装置

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JP2552308Y2
JP2552308Y2 JP1990072457U JP7245790U JP2552308Y2 JP 2552308 Y2 JP2552308 Y2 JP 2552308Y2 JP 1990072457 U JP1990072457 U JP 1990072457U JP 7245790 U JP7245790 U JP 7245790U JP 2552308 Y2 JP2552308 Y2 JP 2552308Y2
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rotary compressor
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保幸 鈴木
正良 原
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば空気調和機あるいは冷凍機等の機器
に使用する密閉型回転式圧縮機の給油装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の密閉型回転式圧縮機は特開昭59−1207
96号公報に横置形圧縮機として開示され、第3図に示す
ように構成されている。これを同図に基づいて説明する
と、同図において、符号1で示すものはその底部に油溜
め2を有し中心軸線が水平方向に延在する円筒形状の密
閉容器、3はこの密閉容器1内に設けられモータ4によ
って回転する主軸、5はこの主軸3に連結され流体を圧
縮する圧縮室6を有する圧縮機構(インターナル)であ
る。なお、この圧縮機構5には、上方に開口する油溜め
ポケット7およびこの油溜めポケット7内のオイルを各
軸受に給油する通路8が設けられている。また、9は前
記主軸3上に固着され前記油溜めポケット7にはねかけ
給油するスプラッシャ、10は前記密閉容器1の内外に開
口する吸入管、11は前記密閉容器1内に臨み前記圧縮室
6に連通する吐出管、12は前記密閉容器1の吸入空間お
よび前記圧縮機構5の吸入口に連通する連通管である。
このように構成された密閉型(回転式)圧縮機におい
ては、吸入管10から密閉容器1内に吸入された流体がモ
ータ4のエアギャップを第3図に実線矢印で示すように
通過して圧縮室6で漸次圧縮された後、吐出管11から密
閉容器1の外部に吐き出される。このとき、モータ4は
流体によって冷却される。
一方、油溜め2内の潤滑油は第3図に破線矢印で示す
ようにスプラッシャ9によってはねかけられて油溜めポ
ケット7,通路8を通過して各軸受に給油される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、この種の密閉型回転式圧縮機の給油装置に
おいては、各軸受に対する給油方式がスプラッシャ9に
よるはねかけ給油方式であるため、強制給油方式と比較
して給油量を十分に確保することができず、軸受給油上
の信頼性が低下するという問題があった。
そこで、主軸3の軸端に容積形のポンプを固定するこ
とが考えられるが、この場合主軸3の傾斜によって主軸
受が損傷したり,あるいはポンプ駆動軸の傾斜によって
ポンプ作動不良が発生したりすることから、組立時にポ
ンプの駆動軸と主軸3の軸心とを一致させる作業に細心
の注意を要し、圧縮機組立作業を困難なものにするとい
う問題があった。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、軸
受給油上の信頼性を高めることができると共に、圧縮機
の組立作業を簡単に行うことができる密閉型回転式圧縮
機の給油装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る密閉型回転式圧縮機の給油装置は、モー
タによって回転する主軸に各軸受に強制給油する容積形
のポンプを連結し、このポンプを支承するハウジングを
モータに並設し、このハウジングを、前記密閉容器に対
して固定された第1のハウジングと、この第1のハウジ
ングに前記主軸の径方向に可動となるように弾性体を介
して取り付けた第2のハウジングとによって構成し、こ
のうち第2のハウジングは、油溜め内に先端部が臨む管
体を有し、内部にはポンプが収納されているものであ
る。
〔作用〕
本考案においては、運転時に容積形のポンプによって
各摺動部分に強制給油することができ、組立時に第1の
ハウジングに対して第2のハウジングを主軸の径方向に
可動させて軸心位置を調整することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の構成等を図に示す実施例によって詳細
に説明する。
第1図は本考案に係る密閉型回転式圧縮機の給油装置
の要部を示す断面図、第2図は同じく本考案における給
油装置を密閉型回転式圧縮機に実施した例を示す断面図
で、同図において第3図と同一または同等の部材につい
ては同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。同図に
おいて、符号21で示すものはその底部に油溜め22を有す
る密閉容器としてのシェルで、シェル周壁を形成する円
筒体23およびこの円筒体23の開口部を閉塞する蓋体24か
らなり、このうち円筒体23の周壁と底部が交差する部位
にはコーナー部25が設けられている。そして、このシェ
ル21内には前記圧縮機構5が嵌合固定されている。26は
前記モータ4によって回転する主軸で、前記シェル21内
に設けられており、内部には軸線方向に延在する第1の
油通路27および径方向に開口する第2の通路28が形成さ
れている。29は径方向に開口する貫通孔30を有する筒状
のジョイントで、一端部が前記主軸26の先端部に前記第
1の油通路27に連通するように連結されており、他端部
には先端に開口する切欠き31が設けられている。32は例
えばトロコイド形式のポンプからなる容積形のオイルポ
ンプで、前記ジョイント29の先端部に接続されており、
ポンプ駆動軸33の上端中央部には前記切欠き31に嵌合す
る断面矩形状の突子34が設けられている。このオイルポ
ンプ32は、圧縮機運転時に第1の油通路27および前記第
2の油通路28等を介して各軸受(圧縮機構5の摺動部
分)に強制給油するように構成されている。35はポンプ
支承用のポンプハウジングで、前記モータ4のステータ
4aにねじ止めされた第1のハウジング36と、この第1の
ハウジング36に前記主軸26の径方向に可動自在に設けら
れた第2のハウジング37とからなり、前記モータ34に並
設されている。このうち第2のハウジング37は、前記ジ
ョイント29の一部が臨む段状孔38を有する筒体37aと、
この筒体37aの軸線方向に設けられ前記油溜め22内に油
吸入管39の先端部が臨む油吸入孔40を有する保持体37b
と、この保持体37bと前記筒体37aとの間に設けられ前記
油吸入孔40に対応する油吐出口41を有する環状体37cと
によって形成されている。そして、このハウジング37の
環状体37c内には前記オイルポンプ32が収納されてい
る。また、42は前記第1のハウジング36に対し前記第2
のハウジング37を前記主軸26の径方向に可動させるため
の弾性体である。なお、図中破線矢印は潤滑油の供給方
向を示す。
このように構成された密閉型回転式圧縮機の給油装置
においては、圧縮機運転時にオイルポンプ32によって強
制給油することができるから、各摺動部分に対する潤滑
油の給油量を十分に確保することができる。
また、本実施例においては、圧縮機組立時に主軸26
(ジョイント29)の軸心と第2のハウジング37の軸心を
一致させるに際し、弾性体42を弾性変形させることによ
って、第1のハウジング36に対して第2のハウジング37
を主軸26の径方向に可動させて第2のハウジング37の軸
心位置を調整することができるから、組立誤差を吸収す
ることができる。
さらに、本実施例においては、圧縮機運転時に主軸26
の傾斜回転によってジョイント29のポンプ側端部が振れ
回ることがあっても、弾性体42が弾性変形することによ
って、この振れ回り動作に第2のハウジング37を追従さ
せることができるから、ジョイント29および第2のハウ
ジング37に過大な荷重が作用せず、安定したポンプ駆動
力を得ることができる。
また、本実施例においては、シェル21の中心軸線が水
平方向に延在する横置形圧縮機に適用する例を示した
が、本考案はこれに限定適用されず、シェルの中心軸線
が鉛直方向に延在する縦置形圧縮機にも適用可能であ
る。
因に、本実施例においては、モータ4によって主軸26
が第1図に矢印Aで示す方向に回転すると、ジョイント
29が同方向に回転してオイルポンプ32が駆動し、各摺動
部分(各軸受)に強制給油される。このとき、同図に破
線矢印で示すように油吸入管39から第2のハウジング37
内に吸入された油溜め22内の潤滑油は、ジョイント29お
よび主軸26内を順次通過する。
また、本実施例における第2のハウジング37の可動範
囲は弾性体42によって決定されるが、ジョイント29の振
れ回りに対して余裕をもって設定することが望ましい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、モータによって
回転する主軸に各軸受に強制給油する容積形のポンプを
連結し、このポンプを支承するハウジングをモータに並
設し、このハウジングを、密閉容器に対して固定された
第1のハウジングと、この第1のハウジングに前記主軸
の径方向に可動となるように弾性体を介して取り付けた
第2のハウジングとによって構成し、このうち第2のハ
ウジングは、油溜め内に先端部が臨む管体を有し、内部
にはポンプが収納されているので、圧縮機組立時にオイ
ルポンプによって強制給油することができる。したがっ
て、各摺動部分に対する潤滑油の給油量を十分に確保す
ることができるから、軸受給油上の信頼性を高めること
ができる。また、圧縮機組立時に主軸の軸心と第2のハ
ウジングの軸心を一致させるに際し、弾性体を弾性変形
させることによって、第1のハウジングに対して第2の
ハウジングを主軸の径方向に可動させて第2のハウジン
グの軸心位置を調整することができるから、組立誤差を
吸収することができ、圧縮機の組立作業を簡単に行うこ
ともできる。さらに、圧縮機運転時に主軸の傾斜回転に
よって主軸のポンプ側端部が振れ回ることがあっても、
弾性体が弾性変形することによって、この振れ回り動作
に第2のハウジングを追従させることができるから、第
2のハウジング等に過大な荷重が作用せず、安定したポ
ンプ駆動力を得ることができるといった利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る密閉型回転式圧縮機の給油装置の
要部を示す断面図、第2図は同じく本考案における給油
装置を密閉型回転式圧縮機に実施した例を示す断面図、
第3図は従来の密閉型回転式圧縮機の給油装置を示す断
面図である。 4……モータ、5……圧縮機構、21……シェル、22……
油溜め、26……主軸、32……オイルポンプ、36……第1
のハウジング、37……第2のハウジング、39……油吸入
管、42……弾性体。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】その底部に油溜めを有する密閉容器と、こ
    の密閉容器内に設けられモータによって回転する主軸
    と、この主軸に連結され流体を圧縮する圧縮機構とを備
    えた密閉型回転式圧縮機の給油装置において、前記主軸
    に各軸受に強制給油する容積形のポンプを連結し、この
    ポンプを収納するハウジングを前記モータに並設し、こ
    のハウジングを、前記密閉容器に対して固定された第1
    のハウジングと、この第1のハウジングに前記主軸の径
    方向に可動となるように弾性体を介して取り付けた第2
    のハウジングとによって構成し、このうち第2のハウジ
    ングは、前記油溜め内に先端部が臨む管体を有し、内部
    には前記ポンプが収納されていることを特徴とする密閉
    型回転式圧縮機の給油装置。
JP1990072457U 1990-07-06 1990-07-06 密閉型回転式圧縮機の給油装置 Expired - Lifetime JP2552308Y2 (ja)

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JPH0430286U JPH0430286U (ja) 1992-03-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2674113B2 (ja) * 1988-07-13 1997-11-12 三菱電機株式会社 横置形スクロール圧縮機
JPH0264280A (ja) * 1988-08-31 1990-03-05 Toshiba Corp スクロール圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0430286U (ja) 1992-03-11

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