JPH0264280A - スクロール圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明はスクロール圧縮機に係り、特にクランク軸端へ
の給油ポンプの取りけけを容易とし、且つ、圧縮機を小
型化することを可能とした横形のスクロール圧縮機に関
する。

（従来の技術） 横形のスクロール圧縮機は、第４図に示すように、ケー
スｌ内に設けたステータ２およびロータ３からなる電動
部４と、固定スクロール５および旋回スクロール６から
なるスクロール圧縮部７とを、水平なクランク軸８で連
結してなっており、クランク軸８の一方に電動部４のロ
ータ３が、他方に圧縮部７の旋回スクロール６が設けら
れ、クランク軸８のロータ３側の軸端９に給油ポンプｌ
Ｏが取り付けられている。

給油ポンプ１０は、クランク軸８の軸端９に取り付けら
れたポンプケース１１と、これに回転自在に装着された
油導入管１２との間に、トロコイドポンプｔｌ！１Ｍを
構成するアウターロータ１３およびインナーロータ１４
を設けてなっている。これらロータ１３および１４と軸
端９の端面との間には、サイドプレート１５および波ワ
ツシヤ１６が介装される。油導入管１２は、ポンプケー
ス１１外で下方に折曲して、圧［１のテース１内下部に
収容された油１７中に浸漬されており、その下端をケー
ス１に設けられたストッパ１８に当接して回転を阻止さ
れている。

給油ボン１１０は、ボン１ゲース１１の自転とアウター
ロータ１３およびインナーロータ１４の相対回転とによ
り、油導入管１２の下端の開口１９より油１７を吸い上
げ、圧縮機の必要箇所に供給する。

なお、ロータ３のエンド２ｏの一方側には、クランク軸
８への偏芯負荷とバランスをとるためのバランスウェイ
ト２１が、キャストによって一体に設けられている。

（発明が解決しようとする課題） ところで、クランクｌＩ［Ｉ　８の軸端９への給油ポン
プ１０の取り付けは、軸端９の外面に被嵌したポンプケ
ース１１を、クランク軸８と直角方向の止めボルトまた
はピン２２で軸端９の外面に固定することにより行って
いる。従って、給油ボン１１０を取り付けるのに、ステ
ータ２のエンド２３の内側でのクランク軸８と直角方向
がら止めボルトまたはピン２２の締め付けを行わなけれ
ばならないので、給油ポンプ１０の取り付けが容易でな
い、また、クランク軸８の軸端９も突出量を大きくして
、ステータ２のコイルエンド２３の端部付近まで延出さ
せなければならないので、供給ボシプ１０自体もステー
タ２のコイルエンド２３がら突出し、そのために圧Ｗｉ
機のケース１が長くなって、圧縮機が大型化する。

本発明の目的は、上述の現状に鑑み、クランク軸端への
給油ポンプの取り付けを容易とし、且つ、圧１ｍＮを小
型化することを可能としたスクロール圧ｍ機を提供する
ことにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、水平なクランク軸の一方に電動部のロータを
、他方に圧縮部の旋回スクロールを設け、そのロータ側
のクランク軸端にトロコイドボングＲ相からなる給油ポ
ンプを取り付けたスクロール圧縮機において、上記給油
ポンプのポンプケースを上記ロータのエンドリングに固
定すると共に、上記ポンプケースにバランスウェイトを
形成したことを特徴とする。

（作用） 給油ポンプをロータ側のクランク軸端に取り付けるのに
、クランク軸端の外面に被嵌したポンプケースをロータ
のエンドリングに固定するので、そのための止めボルト
またはピンの締付けを、クランク軸と同方向からｆｊ業
性良く行える。従って、ポンプケースを容易に固定して
給油ポンプを取り叶けることかでき、また、ロータ側の
クランク軸の軸端の突出量を小さくできる。このとき、
ロータのエンドリングにクランク軸のためのバランスウ
ェイトが設けられていると、ロータ側めクランク軸端の
突出量を小さくしたときに、そのバランスウェイトがポ
ンプケースに対して邪魔になるが、ポンプケースにバラ
ンスウェイトを形成するので、問題はない。またクラン
ク軸端の突出量を小さくできるので、給油ポンプ自体を
ステータのコイルエンドから大きく突出させずに済み、
従って圧縮機を小型化できる。

（実施例） 以下、本発明の実施例について説明する。

第１図は本発明のスクロール圧縮機の実施例の要部を示
す断面図である。

圧縮機は、第１図に示すように、図示しないケース内に
設けられたステータ２５お・よびロータ２６からなる電
動部２７と、図示しない固定スクロールおよび旋回スク
ロールからなるスクロール圧縮部とを水トなクランク軸
２８で連結してなっており、クランク軸２８の一方に電
動部２７のロータ２７が、他方に圧縮部の旋回スクロー
ルが設けられ、クランク軸２８のロータ２６側の軸端２
９に給油ポンプ３０が取り付けられている。

給油ポンプ３０は、クランク軸２８の軸端２９に取り付
けられたポンプケース３１と、これに回転自在に装着さ
れた油導入管３２との間に、トロコイドポンプ機構を構
成するアウターロータ３３およびインナーロータ３４を
設けてなっている。これらロータ３３および３４と軸端
２９の端面との間には、サイドプレート３５および波ワ
ッシャ３６が介装される。油導入管３２は、ポンプケー
ス３１外で下方に折曲して、圧縮機のケース内下部に収
容された油３７中に浸漬されており、その下端を圧縮機
のケースに設けられたストッパ３８に当接して回転を阻
止されている。

給油ポンプ３０は、ポンプケース３１の自転とアウター
ロータ３３およびインナーロータ３４の相対回転とによ
り、油導入管３２の下端の開口３９より油３７を吸い上
げ、圧縮機の必要箇所に供給する。

なお、油導入管３２はトロコイドボング機椙に回転自在
に支持されているが、圧縮機の始動時および運転時に、
摩擦によりクランク軸２８の回転と同方向に絶えず回転
しようとして挙動し、このなめに異常音を発生ずる。そ
こで、第２図に示すように、ストッパ３８を永久磁石で
作り、油導入管３２を鋼などの磁性材料で作って、油導
入管３２の下端をストッパ３８に吸着し、固定させるこ
とが良い。この場合、ストッパ３８に油３７中の鉄粉か
吸着するので、その吸着した鉄粉を油導入管３２に吸い
込ませないために、油導入管３２の開口３９は、ストッ
パ３８と反対側に向けておく、あるいは、第３図に示す
ように、ストッパ３８を磁性材料で作り、油導入管３２
に、治具４０で永久磁石からなる係止ブロック４１を収
り付けることにより、磁石４１を介して油導・入管３２
の下端をストッパ３８に吸着、固定しても良い、この場
合も、係止ブロック４１に吸着した鉄粉を油導入管３２
に吸い込ませないために、その開口３９は係止ブロック
４１と反対側に向ける。

第２図および第３図に示したいずれの場合も、油導入管
３２の下端がストッパ３８に確実に固定されるので、油
導入管３２の挙動を抑えて異常音が発生するのを防止で
きる。また油３７中の鉄粉か除去されるので、圧縮機の
信頼性を向上することができる。

本発明では、給油ポンプ３０のポンプケース３１をロー
タ２６のエンドリング４２に固定すると共に、ポンプケ
ース３１にクランク軸２８のためのバランスウェイト４
５を形成している。

クランク軸２８の軸端２９にはポンプケース３１が被嵌
され、そのケース３１の先端部の一方側には、クランク
軸２８と直角方向のフランジ４３が形成され、このフラ
ンジ４３を介してクランク軸２８と同方向の止めボルト
４４で、ポンプケース３１がロータ２６のエンドリング
４２に固定される。これによれば、止めボルト４４の締
付けをクランク軸２８と同方向から作業性良くできるの
で、ポンプケース３１をロータ２６のエンドリング４２
に容易に固定して、ポンプ３０をクランク軸２８の軸端
２９に取り付けることができる。

また、軸端２９は突出量を小さくできるので、ステータ
２５のコイルエンド４６とロータ２６のエンドリング４
２の中間位置まで後退される。

なお、ポンプケース３１の固定を止めボルト４４によら
ずに、ロータ２６のエンドリング４２にキャストによる
取り付はピンを設けて、その取り付はビンをかしめるこ
とにより、フランジ４３を介してポンプケース３１をロ
ータ２６のエンドリング４２に固定しても良い、同様に
、ポンプケース３１をロータ２６のエンドリング４２に
容易に固定して、給油ポンプ３０をクランク軸２８の軸
端２９に収り付けることができる。

ポンプケース３１の先端部の他方側には、クランク軸２
８と直角方向の肉厚のフランジからなる、クランク軸２
８のためのバランスウェイト４５が形成される。従って
ロータ２６のエンドリング４２にはバランスウェイトが
設けられない。

このために、クランク軸２８の軸端２９を上述したよう
に後退させても、ポンプケース３１の取り付けが邪魔さ
れることがない。

バランスウェイト４５は、その肉ＪＦｌｔを変化するこ
とにより、スクロール圧縮機の機種に応じて必要とされ
る重量に調整される。このように、ポンプケース３１に
７ランジからなるバランスエイト４５を形成すると、そ
の肉厚りを変えることで重量調整ができるので、従来の
キャストによりロータのエンドリングに一体に設ける場
合に比べ重量調整が容易であり、また安価であるという
メリットらある。

以上のように本発明では、給油ポンプ３０のポンプケー
ス３１をロータ２６のエンドリング４２に固定すると共
に、ポンプケース３１にクランク軸２８のためのバラン
スウェイト４５を形成するので、給油ポンプ３０をクラ
ンク軸２８の軸端１２９に容易に取り付けることができ
ると共に、軸端２９の突出量が小さくなることから、ス
テータ２５のコイルエンド４６からポンプ３０自体が大
きく突出せず、圧ｍａｔのケースの長さが小さくなって
、圧ａｍが小型化する。

［発明の効果］ 本発明によれば、スクロール圧縮機の給油ポンプをクラ
ンク軸端に容易に取り付けることができ、また圧縮機を
小形化することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のスクロール圧縮機の実施例の要部を示
す断面図、第２図は本発明の圧縮機における給油ポンプ
の油導入管の固定の一態様を示す断面図、第３図は同じ
く別の態様を示す断面図、第４図は従来のスクロール圧
縮機を示す断面図である。 図中、２９はクランク軸端、３０は給油ボン１．３１は
ポンプケース、４２はロータのエンドリング、４５はバ
ランスウェイトである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．水平なクランク軸の一方に電動部のロータを、他方
   に圧縮部の旋回スクロールを設け、そのロータ側のクラ
   ンク軸端にトロコイドポンプ機構からなる給油ポンプを
   取り付けたスクロール圧縮機において、上記給油ポンプ
   のポンプケースを上記ロータのエンドリングに固定する
   と共に、上記ポンプケースにバランスウェイトを形成し
   たことを特徴とするスクロール圧縮機。