JPH09280346A - 自動変速機用オイルポンプ - Google Patents

自動変速機用オイルポンプ

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Publication number
JPH09280346A
JPH09280346A JP9081996A JP9081996A JPH09280346A JP H09280346 A JPH09280346 A JP H09280346A JP 9081996 A JP9081996 A JP 9081996A JP 9081996 A JP9081996 A JP 9081996A JP H09280346 A JPH09280346 A JP H09280346A
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JP
Japan
Prior art keywords
oil pump
shaft
fitted
case
automatic transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP9081996A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Sasaki
哲郎 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
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Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な強度及び耐久性を維持することができ
るとともに、装置全体の重量の軽減と、装置のコストダ
ウンを図ることができ、また長期間の使用により磨耗が
生じた場合には、容易に部品を交換することができ、し
かも交換に際しての部品費用が安価ですむようにする。 【解決手段】 オイルポンプ歯車5、6が嵌装されるス
テータシャフト28の一端を、トルクコンバータ2を覆
う保護ケース3の厚肉の端部3aに穿設した軸孔18に
嵌合して、冷しばめ等により固着するとともに、保護ケ
ース3の厚肉の端部3aの平面状の内面に、耐摩耗性板
19を挟んで、オイルポンプ歯車5、6を収容するオイ
ルポンプケース4を締着し、この耐摩耗性板19とオイ
ルポンプケース4との間にオイルポンプ空間27を形成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の駆動系に使
用する自動変速機用のオイルポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置としては、図3に示
すものがあげられる。この装置は、ステータシャフト(1
a)の一端に、大径のフランジ状の取付板(1b)が一体に設
けられ、トルクコンバータ(2)を覆う保護ケース(3)の
内側の端面にステータシャフト(1a)の取付板(1b)を挟ん
でオイルポンプケース(4)がボルト(20)により締着さ
れ、オイルポンプケース(4)と取付板(1b)とにより形成
される空間部に、オイルを自動変速機に供給する回転
体、すなわち互いに偏心して噛合する内歯歯車(5)との
外歯歯車(6)とを収容したものである。(15)は、オイル
ポンプケース(4)の内面に一体的に形成され、両歯車
(5)(6)の間に形成された三ヶ月形の空間内に突入する
三ヶ月形のクレセントである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来装置では、
ステータシャフトの取付板(1b)及びオイルポンプケース
(4)は、長期間の使用により両歯車(5)(6)との摺接面
に摩耗が生じることがあり、このような場合には、ボル
ト(20)を外して、それらを新しいものと交換しなければ
ならない。
【0004】しかし、取付板(1b)を交換するためには、
これがステータシャフト(1a)と一体であるために、ステ
ータシャフト(1a)の軸部が痛んでいない場合でも、ステ
ータシャフトごと交換しなければならず、交換に際して
の部品コストが高価となる。また、ステータシャフト(1
a)の製造も面倒である。
【0005】さらに、取付板(1b)がステータシャフト(1
a)と一体であることから、ステータシャフト(1a)に加わ
る力を取付板(1b)が受けるために、取付板(1b)に軸方向
の厚さを確保する必要があり、このことが、装置全体の
重量を増加させるとともに、装置のコストを高くする要
因ともなっていた。
【0006】両歯車(5)(6)に摺接する取付板(1b)に相
当する部分を、ステータシャフトから切り離した従来例
としては、例えば特開平6−221274号公報に開示
されているようなものがものがあるが、このものにおい
ても、ステータシャフトにフランジ状の取付板を設け
て、それを上記の保護ケース(3)に相当する部分にボル
ト締めするような構造となっているので、上述と同様
に、ステータシャフトの加工が面倒で、部品コストが高
価となり、しかも十分な強度を持たせるためには、取付
板の厚さを大としなければならず、軽量化に反する等の
問題点がある。
【0007】本発明は、このような従来装置の問題点を
解決するため、十分な強度及び耐久性を維持することが
できるとともに、装置全体の重量の軽減と、装置のコス
トダウンを図ることができ、また、長期間の使用により
摩耗が生じた場合には、容易に部品を交換することがで
き、しかも交換に際しての部品費用が安価ですむように
した自動変速機用オイルポンプを提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) トルクコンバータの軸部に嵌装された回転体の回
転によってオイルを自動変速機に供給する自動変速機用
オイルポンプにおいて、前記回転体が嵌装されるステー
タシャフトの一端を、前記トルクコンバータを覆う保護
ケースの厚肉の端部に穿設された軸孔に嵌合して固着す
るとともに、前記保護ケースの厚肉の端部の平面状の内
面に、耐摩耗性板を挟んで、前記回転体を収容するオイ
ルポンプケースを締着して、この耐摩耗性板とオイルポ
ンプケースとの間にオイルポンプ空間を形成したこと。
【0009】(2) 上記(1)項において、ステータシャ
フトの一端を、保護ケースの厚肉の端部に穿設された軸
孔に、冷やしばめにより嵌合固着する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1及び図2
に例示する。図1は、自動変速機のトルクコンバータ部
及び内歯歯車式のオイルポンプ部の断面図、図2は、オ
イルポンプ部の軸線に直角な面で切った断面図である。
【0011】エンジンクランクシャフト(図示せず)に
連結された入力軸(7)は、トルクコンバータ(2)のドラ
イブカバー(8)と、このドライブカバー(8)に取り付け
られたポンプボス(9)とに一体にボルト(10)(11)により
連結されている。
【0012】トルクコンバータ(2)は、ドライブカバー
(8)に連結されたポンプ羽根車(12)、タービン羽根車(1
3)及びステータ(14)を備える周知の形式もので、その詳
細な構造については、本発明に直接関係しないので説明
を省略する。
【0013】トルクコンバータ(2)の軸部の前述のポン
プボス(9)の外周には、オイルポンプ(16)が位置してい
る。すなわち、上述のトルクコンバータ(2)とこのオイ
ルポンプ(16)とを大きく覆い、入力軸(7)とは反対側に
おいて閉じるカップ状の保護ケース(3)の端部(3a)は、
内部に油路(17)を形成した厚肉の部分であり、その中心
に軸孔(18)が形成されている。
【0014】この保護ケース(3)の軸孔(18)には、入力
軸(7)の方向に長く延びるステータシャフト(28)の端部
が嵌合され固着されている。この固着は、好適には冷や
しばめによるものとし、ステータシャフト(28)は、厚肉
の端部(3a)に、深く嵌合されて、強力に支持されてい
る。
【0015】保護ケース(3)の端部(3a)の内面側は平面
状となっており、ここに円板状の耐摩耗性板(19)が配設
され、内部に2個の回転体、すなわち内歯歯車(5)と外
歯歯車(6)(図2も参照)を収めたオイルポンプケース
(4)がボルト(20)により、耐摩耗性板(19)とともに厚肉
の端部(3a)に締着されている。外歯歯車(6)は、前述の
ポンプボス(9)に固定されている。
【0016】オイルポンプケース(4)には、図1に示す
ように両歯車(5)(6)の間に突き出す三日月形断面のク
レセント(15)が形成されている。また、符号(21)は耐摩
耗性板(19)に設けたオイルの入口、符号(22)はオイルポ
ンプケース(4)に設けたオイルの出口を示す。
【0017】また、符号(23)は出力軸、符号(24)、(2
5)、(26)は軸受を示す。
【0018】上述の自動変速機におけるオイルポンプ(1
6)の作動を説明すると次の通りである。すなわち、図示
してないエンジンの駆動により、入力軸(7)、従ってド
ライブカバー(8)、ポンプボス(9)が回転し、このポン
プボス(9)に固着した外歯歯車(6)及びそれに噛合する
内歯歯車(5)が回転する。これにより、オイルが入口(2
1)からポンプ空間(27)に吸引され、ついで各歯車(5)
(6)の歯の間に挟まれたオイルが、クレセント(15)を通
過することにより、出口(22)側に圧送され、出口(22)か
ら自動変速機へと排出される。
【0019】ステータシャフト(28)は最初の組立時に保
護ケース(3)の軸孔(18)に冷やしばめにより一体化され
るが、そのほかの部分、ことにオイルポンプ(16)は、必
要に応じて分解し、部品交換を行うことができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、回転体が
嵌設されるステータシャフトの一端は、トルクコンバー
タを覆う保護ケースの厚肉の端部に穿設された軸孔に嵌
合して固着されるので、傾き等が生じることなく強力に
支持され、ステータからステータシャフトに加わる力等
に対して十分に耐えることができる。
【0021】また、保護ケース内のステータシャフトが
突出する端面には、耐摩耗性板がくるので、保護ケース
自体が摩耗することはなく、従来装置と同様の耐久性が
確保できる。
【0022】耐摩耗性板にはステータシャフトに加わる
力が働かないため、耐摩耗性板の厚さは摩耗に耐えるだ
けの薄いものでよく、従来装置と比較して装置全体の重
量の軽減が図れる。
【0023】さらに、耐摩耗性板の厚さの削減ととも
に、ステータシャフト自体も鋳物などの成型品からの加
工から、パイプ材からの加工へと変更できるため、装置
のコストダウンを図ることができる。
【0024】オイルポンプの構成部品に、長期間の使用
により摩耗が生じた場合、従来装置と同様に部品交換が
でき、しかも耐摩耗性板は、ステータシャフトと関係な
くそれだけを交換することができるので、交換に際して
の部品費用が安価ですむ。
【0025】請求項2記載の発明のように、ステータシ
ャフトの保護ケースへの固着を冷やしばめによると、ス
テータシャフトにフランジなどのボルト締結部分を形成
する必要がなく、しかも強固に固着させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】従来装置の縦断面図である。
【符号の説明】
(1a)ステータシャフト (1b)取付板 (2)トルクコンバータ (3)保護ケース (3a)肉厚の端部 (4)オイルポンプケース (5)内歯歯車(回転体) (6)外歯歯車(回転体) (7)入力軸 (8)ドライブカバー (9)ポンプボス (10)(11)ボルト (12)ポンプ羽根車 (13)タービン羽根車 (14)ステータ (15)クレセント (16)オイルポンプ (17)油路 (18)軸孔 (19)耐摩耗性板 (20)ボルト (21)オイルの入口 (22)オイルの出口 (23)出力軸 (24)(25)(26)軸受 (27)オイルポンプ空間 (28)ステータシャフト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルクコンバータの軸部に嵌装された回
    転体の回転によってオイルを自動変速機に供給する自動
    変速機用オイルポンプにおいて、 前記回転体が嵌装されるステータシャフトの一端を、前
    記トルクコンバータを覆う保護ケースの厚肉の端部に穿
    設された軸孔に嵌合して固着するとともに、前記保護ケ
    ースの厚肉の端部の平面状の内面に、耐摩耗性板を挟ん
    で、前記回転体を収容するオイルポンプケースを締着し
    て、この耐摩耗性板とオイルポンプケースとの間にオイ
    ルポンプ空間を形成したことを特徴とする自動変速機用
    オイルポンプ。
  2. 【請求項2】ステータシャフトの一端を、保護ケースの
    厚肉の端部に穿設された軸孔に、冷やしばめにより嵌合
    固着したことを特徴とする請求項1記載の自動変速機用
    オイルポンプ。
JP9081996A 1996-04-12 1996-04-12 自動変速機用オイルポンプ Pending JPH09280346A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9081996A JPH09280346A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 自動変速機用オイルポンプ

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JP9081996A JPH09280346A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 自動変速機用オイルポンプ

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JPH09280346A true JPH09280346A (ja) 1997-10-28

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JP9081996A Pending JPH09280346A (ja) 1996-04-12 1996-04-12 自動変速機用オイルポンプ

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JP (1) JPH09280346A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019190469A (ja) * 2018-04-18 2019-10-31 スズキ株式会社 自動変速機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019190469A (ja) * 2018-04-18 2019-10-31 スズキ株式会社 自動変速機

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