JP2552175Y2 - 往復走行コースタ - Google Patents

往復走行コースタ

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JP2552175Y2
JP2552175Y2 JP1993051158U JP5115893U JP2552175Y2 JP 2552175 Y2 JP2552175 Y2 JP 2552175Y2 JP 1993051158 U JP1993051158 U JP 1993051158U JP 5115893 U JP5115893 U JP 5115893U JP 2552175 Y2 JP2552175 Y2 JP 2552175Y2
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tunnel
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track
coaster
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三郎 山田
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Senyo Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は往復走行コースタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、軌道に沿って往復走行するコース
タは、単に、地上を走行するだけのものであった。
【0003】
【考案を解決しようとする課題】そのため、乗客は、現
実の風景、空間の体験しかできず、スリルが不足する。
そこで、本考案は斬新なスリルを乗客に与えることがで
きる往復走行コースタを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、有端状の軌道に沿って天井を有しない車
両が往復走行するコースタに於て、該軌道の一部に上記
軌道を包囲したトンネル部を付設すると共に、該トンネ
ル部内部をいずれの方向に車両が走行して通過するかを
検出する車両の走行方向検出器を設置し、この検出器か
らの信号にて上記トンネル部内部に付設したディスプレ
イを、走行方向によって相違するように制御する制御手
段を備え、さらに、該制御手段によって車両の走行方向
毎にON・OFF制御されて上記トンネル部内のディス
プレイを照射する照明を設けたものである。
【0005】また、有端状の軌道に沿って天井を有しな
い車両が往復走行するコースタに於て、該軌道の一部に
上記軌道を包囲したトンネル部を付設すると共に、該ト
ンネル部内部をいずれの方向に車両が走行して通過する
かを検出する車両の走行方向検出器を設置し、この検出
器からの信号にて上記トンネル部内部に付設したディス
プレイを、走行方向によって相違するように制御する制
御手段を備え、さらに、該制御手段によって車両の走行
方向毎に上記ディスプレイを機械的に交換するように構
成したものである。
【0006】
【作用】車両が軌道に沿って往復走行してトンネル部を
通過する際、その前進時と後進時に於て、ディスプレイ
が制御手段によって変化するので、車両の乗客に、スピ
ード感のみならず、予期せぬ新鮮なスリルを与えること
ができ、かつ、あたかも現実と異なる風景、空間を走行
しているような錯覚を与えることができる。
【0007】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本考案の
コースタを詳説する。
【0008】本考案の平面図である図1と、その側面図
である図2に於て、1は、天井を有しない車両2が往復
走行可能となるように敷設された有端状の軌道であっ
て、この軌道1は、前方斜面部3と、水平に対して大き
な角度の急斜面部4及びそれよりも小さな角度の緩斜面
部5を有する後方斜面部6と、該両者3,6を連結する
中間部7とからなり、全体が平面視略J字形に配設され
る。
【0009】ところで、上述の説明において前方とは発
進の方向を指すものとし、図では左方向が前方となって
いる。また、図例では軌道1の一部がカーブしている
が、直線状であってもよい。
【0010】しかして、該中間部7は、中段部8,再加
速斜面部9及びトンネル部10から成り、後方斜面部6
に中段部8が連設され、該中段部8とトンネル部10と
は再加速斜面部9にて連結されている。
【0011】この軌道1は、円形や角形その他種々の横
断面の部材を一本又はそれ以上の本数で構成してなり、
多数の支持脚11…にて軌道1は支持されているが、山
や丘や谷等の自然の地形を利用するも望ましい。
【0012】車両2は軌道1に沿って走行するが、車両
2が軌道1から脱落しないように、車輪21…(図3参
照)を軌道1の上下から挟持状として転動させている。
なお、車両2は複数列結列車状としても単数でも自由で
ある。
【0013】このような軌道1の中段部8にプラットホ
ーム12が設けられ、乗客22…(図3参照)は該プラ
ットホーム12にて、停止中の車両2に乗り降りするこ
とができる。
【0014】この車両2に乗り込んだ乗客22…は、肩
や腰をロックして外へ放り出されないように安全装置を
もって座席に固縛状とされる。
【0015】その後、車両2は、プラットホーム12か
ら後方斜面部6にかけて設けられた引揚機構13によっ
て後方へ矢印Aの如く、緩斜面部5の発進位置まで引き
揚げられて、所定の位置エネルギが付与される。
【0016】なお、引揚機構13は、図例では、複数の
鎖車14…、引揚チェーン15、駆動装置16にて構成
されるが、これのみに限定されるものではない。
【0017】次に、発進位置まで引き揚げられた車両2
は、引揚チェーン15の一部と車両2とを連結係止して
いた図示省略の係脱機構を離脱することにより、自重に
て自走発進を開始し、急斜面部4にて急激に第1回の加
速がなされつつ、後方斜面部6を矢印Bのように降下
し、プラットホーム12を矢印Cのように通過する。
【0018】さらに、中段部8を通過した車両2は、再
加速斜面部9にて矢印Dのように第2回の加速が行われ
て降下し、十分なる高速となって、矢印Eのように前進
してトンネル部10を通過し、矢印Fの如く前方斜面部
3の上端部近傍まで登りつめる。
【0019】その後、前方斜面部3の上端部近傍まで登
りつめた車両2は、この高さの位置エネルギにより矢印
Gのように前方斜面部3を折返し、矢印Hのように後進
してトンネル部10を通過し、矢印Iのように再加速斜
面部9を登りつめる。このとき車両2は走行摩擦等によ
りかなり減速されており、低速で矢印J方向にプラット
ホーム12に帰還した車両12は、図示省略の制動装置
が作用して停止する。
【0020】しかして、図1,図2及び図3に示すよう
に、軌道1の一部に設けられた地下式のトンネル部10
の内部には、ディスプレイ17が付設され、制御手段1
8によって、車両2がトンネル部10を通過する毎にデ
ィスプレイ17が相違するように、自動的に制御され
る。
【0021】ディスプレイ17としては、種々の風景、
空間等、例えば図例では、溶岩の形を模した物や、その
絵等を、トンネル部10の内壁19に全面的あるいは部
分的に付設して成り、これに対応して照明20が付設さ
れる。
【0022】この照明20…は、制御手段18によって
車両2の走行方向毎にON・OFF制御されてトンネル
部10内のディスプレイ17を照射するものであり、例
えば、車両2の矢印E方向への前進時には、照明20…
を点灯して、トンネル部10内でもディスプレイ17が
乗客22…に見えるように照らし、あたかも溶岩中を走
行しているような疑似体験を乗客に与え、かつ、車両2
の矢印H方向への後進時には、照明20…を消灯して、
暗闇の中を走行するように、自動的に制御される。この
とき、後進時にディスプレイ17が変化している意外性
を乗客22…に与えることができると共に、乗客22…
に実際の風やスピード感を与えることができる。
【0023】あるいは逆に、車両2の後進時に照明20
…を点灯し、車両2の前進時に照明20…を消灯するよ
うに制御してもよい。
【0024】そして、トンネル部10内部をいずれの方
向に車両2が走行して通過するかは、トンネル部10に
設置された走行方向検出器23にて検出され、この検出
器23からの信号にて制御手段18が、車両2の走行方
向によって択一的に照明20…を点灯・消灯させてディ
スプレイ17を相違させるように、制御する。
【0025】また、図示省略するが、上述の実施例と異
なり、照明20によらずに、制御手段18によって車両
2の走行方向毎にトンネル部10のディスプレイ17を
機械的に交換するように構成しても良い。例えば、車両
2の前進時には溶岩のディスプレイ17であり、車両2
の通過後に溶岩のディスプレイ17を機械的に反転させ
て氷やつららのディスプレイに変化させ、車両2の後進
によって乗客に氷の洞窟を走っているような疑似体験を
与える。
【0026】あるいは、ディスプレイを、映像スクリー
ンとして、上記溶岩等の各種風景、空間を映し出すよう
に構成し、制御手段18にて、車両2のトンネル部10
の通過毎にディスプレイ17(即ち映像)が相違するよ
うに、制御するも自由である。
【0027】なお、本考案は上述の実施例に限定され
ず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
る。
【0028】例えば、図例では、トンネル部10がカー
ブして、遠心力や方向変化のスリル感をも付与するよう
になっているが、直線状であってもよい。また、トンネ
ル部10を、地上に於て、軌道1の一部を包囲する構造
のものとするも望ましい。
【0029】さらに、適当な部位、例えばプラットホー
ム12よりも前方の中段部8に、ねじり状の宙返り部を
設けるも好ましく(図示省略)、乗客22…に一層のス
リルを与えることができる。
【0030】また、乗客22…が車両2の座席に座る方
向は前方向きでも後方向きでも、その混合であっても自
由である。
【0031】
【考案の効果】本考案は上述の如く構成されているの
で、次に記載するような著大な効果を奏する。
【0032】(請求項1によれば)車両2のトンネル部
10への前進時と後進時とで、ディスプレイ17を相違
(変化)させることができるので、例えば、溶岩のディ
スプ レイ17を設けると共に、前進時に照明20を点灯
し後進時に消灯するように設定すれば、トンネル部10
の溶岩の洞窟を前進で通過した後、後進で不意に暗闇
(トンネル部10)を通過するので、乗客22…に予期
せぬ新鮮なスリルや意外性を与えることができる。しか
も、車両2が高速で走行するときの実際の風や加速感が
ディスプレイ17と融合して、直接的なスピード感、恐
怖感等の斬新なスリルを乗客22…に与えることができ
る。
【0033】さらに、照明20の点灯・消灯によりディ
スプレイ17を変化させるので簡単であり、低コストに
てディスプレイ17の製作ができる。
【0034】(請求項2によれば)車両2のトンネル部
10への前進時と後進時とで、ディスプレイ17を相違
(変化)させることができるので、例えば、車両2の前
進時には溶岩のディスプレイ17であり、車両2の通過
後に溶岩のディスプレイ17を機械的に反転させて氷や
つららのディスプレイに変化させ、車両2の後進によっ
て乗客に氷の洞窟を走っているような疑似体験を与える
ことができるので、乗客22…に予期せぬ新鮮なスリル
や意外性を与えることができる。しかも、車両2が高速
で走行するときの実際の風や加速感がディスプレイ17
と融合して、直接的なスピード感、恐怖感等の斬新なス
リルを乗客22…に与えることができる。
【0035】さらに、車両2の前進時と後進時とで、大
幅なディスプレイ17の変化(交換)が可能であり、乗
客22…に予期せぬ新鮮なスリルや意外性を効果的に与
え、楽しませることができる。
【0036】(請求項1又は2によれば)制御手段18
により、車両での走行方向等に基づいて自動的にディス
プレイ17を、人為的なミスなしに確実に、相違させる
ことができ、省人化をも図り得る。さらに、車両2が往
復走行することによって、一つのトンネル部10を利用
して相違(変化)する複数のディスプレイ17を製作す
ることができる。つまり、トンネル部10の製作は一つ
で済むので、コストの 低減を行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す全体平面図である。
【図2】一部破断の全体側面図である。
【図3】トンネル部内部のディスプレイを例示する要部
側面図である。
【符号の説明】
1 軌道 2 車両 10 トンネル部 17 ディスプレイ 18 制御手段20 照明 23 走行方向検出器

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有端状の軌道1に沿って天井を有しない
    車両2が往復走行するコースタに於て、該軌道1の一部
    に上記軌道1を包囲したトンネル部10を付設すると共
    に、該トンネル部10内部をいずれの方向に車両2が走
    行して通過するかを検出する車両2の走行方向検出器2
    3を設置し、この検出器23からの信号にて上記トンネ
    ル部10内部に付設したディスプレイ17を、走行方向
    によって相違するように制御する制御手段18を備え、
    さらに、該制御手段18によって車両2の走行方向毎に
    ON・OFF制御されて上記トンネル部10内のディス
    プレイ17を照射する照明20を設けたことを特徴とす
    る往復走行コースタ。
  2. 【請求項2】 有端状の軌道1に沿って天井を有しない
    車両2が往復走行するコースタに於て、該軌道1の一部
    に上記軌道1を包囲したトンネル部10を付設すると共
    に、該トンネル部10内部をいずれの方向に車両2が走
    行して通過するかを検出する車両2の走行方向検出器2
    3を設置し、この検出器23からの信号にて上記トンネ
    ル部10内部に付設したディスプレイ17を、走行方向
    によって相違するように制御する制御手段18を備え
    さらに、該制御手段18によって車両2の走行方向毎に
    上記ディスプレイ17を機械的に交換するように構成し
    ことを特徴とする往復走行コースタ。
JP1993051158U 1993-08-25 1993-08-25 往復走行コースタ Expired - Lifetime JP2552175Y2 (ja)

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JPH0715092U JPH0715092U (ja) 1995-03-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH024399A (ja) * 1988-06-13 1990-01-09 Mitsubishi Corp カプセル・コースタ
JPH0215230A (ja) * 1988-07-04 1990-01-18 Canon Inc 画像形成装置

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