JPS632066Y2 - - Google Patents

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JPS632066Y2
JPS632066Y2 JP1982059883U JP5988382U JPS632066Y2 JP S632066 Y2 JPS632066 Y2 JP S632066Y2 JP 1982059883 U JP1982059883 U JP 1982059883U JP 5988382 U JP5988382 U JP 5988382U JP S632066 Y2 JPS632066 Y2 JP S632066Y2
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JP
Japan
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somersault
vehicle
platform
rail
passengers
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Application number
JP1982059883U
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English (en)
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JPS58162885U (ja
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は宙返りコースタに関する。
最近、全国の大きな遊園地等には宙返りコース
タが流行し、多数設置されるようになつた。とこ
ろで、従来の該宙返りコースタは、第1図に例示
する如く、全体が平面的に見れば略直線状の有端
の軌条aが敷設されている。従つてその全長Lは
極めて長大であつて、現在全国の未設置の遊園地
や博覧会場の内、比較的狭小な面積しかとれない
場所には、設置が不可能であるという問題があつ
た。また、この種の有端軌条の宙返りコースタは
回転が良く短時間に多数の乗客を楽しませること
が出来るため、大都市の近くに設けることが有利
である。しかし、大都市の近くに設ける場合に、
上述のように設置面積が狭小であつて実現が困難
になつている。
さらに、宙返りコースタは、過去の宙返りのな
いコースタに比較して、非常に新しいスリルを乗
客に与えることが可能とはなつたが、何度か経験
してしまえば、初めてのとき程には興奮を覚えな
くなつてしまうという問題もある。
本考案はこのような問題を同時に解決すること
を目的とする。そこで本考案の特徴とする処は、
ねじり状の宙返り部を有する中間谷部と、該中間
谷部よりも後方を高位置となるように傾斜させて
形成した後方斜面部と、該中間谷部よりも前方を
高位置となるように傾斜させて形成した前方斜面
部と、からなる軌条を、前後方向に往復走行する
乗物を備えると共に、該軌条の宙返り部と後方斜
面部との間の低位置に、プラツトホームを付設し
た宙返りコースタにおいて、上記前方斜面部が平
面的に見れば、上記後方斜面部の延長線上から左
又は右に、略直角の角度でもつて、振られて敷設
され、遊園地等のコーナー部に設置されている点
にある。
以下、図示の実施例に基づき本考案を詳説す
る。
第2図と第3図において、1は軌条であり、乗
物2はこの軌条1に沿つて走行するが、宙返りを
しても乗物2が軌条1から脱落しないように、乗
物2の車輪3…は軌条1の上下から挾持状として
転動し、さらに乗物2が左右横振れをするのを防
止するように車輪3…の内の適数個は軌条1に対
し横方向にも転動しつつ当接させてある。該軌条
1は円形や角形やI型その他の種々の横断面形状
の部材を、1本又は2本以上でもつて構成する。
また乗物2は図のように複数連結列車状として
も、又は単数とするも、自由である。
しかして、軌条1は、第2図で明らかな如く、
中間谷部4よりも後方及び前方を高位置としかつ
中間谷部4側に下傾状の後方斜面部5及び前方斜
面部6を形成した有端のものである。ここで前方
とは乗物2の発進する方向であつて、矢印Bが前
方である。そして乗客は発進方向(前方)に顔が
向くように乗物2に乗る方式、又は逆方向に乗る
方式、若しくはそれらの混合方式とするも自由で
ある。
また、中間谷部4にはねじり状の宙返り部7が
形成されている。この宙返り部7は約360度の宙
返りをなすようにねじられ、さらに、前方斜面部
6が平面的に見れば、後方斜面部5の延長線Nか
ら左又は右に略直角の角度θだけ振るように、平
面的にもねじられている。このように平面的に見
て前方斜面部6が上記延長線Nから左右に外れた
位置に来るように左右に振つて敷設されている。
しかして、8はプラツトホームであつて乗客が
乗物2に乗降する場所である。該プラツトホーム
8は、宙返り部7と後方斜面部5との間の低位置
に設けられる。乗客は、(詳細図示省略したが)
比較的に低い階段を歩いて該プラツトホーム8に
登り降りし、又は地面と略同一高さとして直接に
乗り降り出来る。そして、9は、乗物2を後方に
引揚げるための引揚機構であり、プラツトホーム
8乃至後方斜面部5に設けられており、具体的に
は、プラツトホーム8の前方端8a近傍に設けら
れた駆動鎖車10と、該鎖車10を回転駆動する
図示省略の電動モータと減速機等から成る駆動装
置と、後方斜面部5の上方端11近傍の遊転鎖車
112と、両鎖車10,12間にループ状に掛合
された引揚チエーン13等から、引揚機構9が構
成され、第2図のプラツトホーム8から実線位置
まで乗物2を、後方つまり図の左方に引揚げるも
のである。なお引揚チエーン13の一部と乗物2
とは、係脱自在に連結されて引揚げられ、後方斜
面部5を自重で走行降下するときには連結が離脱
される掛止装置が乗物2とチエーン13との間に
介装されている。なお駆動装置及び駆動鎖車10
を図例以外の位置に配設するも自由であり、引揚
チエーン13の代りにケーブルやロープを用いた
り、ラツクとピニオンギヤにより構成するも自由
である。また図示省略したが軌条は地面15に立
設された複数本の支持脚部材にて支持され、又は
一部は直接に地面15にて支持されている。
しかして、この宙返りコースタは、第3図の仮
想線のように、遊園地、博覧会場、観光牧場等の
コーナー部に設置される。
以上のように構成された宙返りコースタの作動
と使用方法等について説明すると、まず乗客は低
位置のプラツトホーム8に停止中の乗物2に乗込
み、乗客の肩や腰をロツクして宙返りしても乗物
2から外へ放り出されないようにされた安全装置
にて座席に固縛状とされる。その後引揚チエーン
13等から成る引揚機構9によつて矢印Aの如く
乗物2は後方斜面部5の所定位置まで引揚げられ
て、所定の位置エネルギーが与えられる。第2図
は乗物2が該所定位置まで引揚げた状態を示す。
その後、前記係止装置を解脱して、引揚機構9
から乗物2を放下すれば、後方斜面部5を矢印B
のように発進し、前進し、宙返り部7にて宙返り
を、矢印Cの如く行ない、さらに矢印Dの如く前
方斜面部6の途中まで登りつめる。このときの高
さは、前述の位置エネルギーから、走行摩擦抵抗
や空気抵抗その他の機械的損失分を差引いた分だ
け、低くなつてしまうが、なお十分に矢印E,F
で示す如く、後進し、宙返り部7で後方宙返りを
適数回行なうだけの位置エネルギーを確保してい
る。
このように矢印Fの如く後方宙返りをしてか
ら、プラツトホーム8を通過して後方斜面部5を
矢印Gのように再度登るが、当初の高さよりもか
なり低い位置までである。その後矢印Hのように
十分に遅い速度で前進し、プラツトホーム8で制
動装置を掛けて停止する。乗客は低位置のプラツ
トホーム8に降りることが出来る。
従つて、乗客は最初に斜面部5を後方に引揚げ
られて、適度の恐怖感をたかめられる。そして矢
印Cのようは前宙返りだけでなく、矢印Fのよう
な後宙返りの非常なスリルを楽しむことが出来る
のである。さらに、矢印Hのように最後に後方斜
面部5を前進するときには速度は低減しているか
ら、プラツトホーム8又は乗物2に設けられる制
動装置は著しく小型化が出来るのである。
なお、乗物2が斜面部5の高位置から発進する
方向に対し、乗客全員が背を向ける方向に座つた
場合、又は乗客の一部のみがそのように座つた場
合には、矢印B及びCの発進滑降と初回宙返りが
スリル満点である。また発進方向に顔が向く方向
として乗物2に乗つた場合には、引揚機構9によ
り後方斜面部5に、乗客の背の方向に引揚げられ
るから、乗客はぞくぞくするスリルへの期待感が
たかめられる。このようにスリルへの趣が夫々異
なるものであるから、乗物2の発進方向に対し乗
客の顔又は背のいずれが向こうとも自由に選択出
来る。
以上述べたように、プラツトホーム8は中間谷
部4に設けられて低位置であるから、乗客は乗り
降りが容易であり、エレベータ等の昇降設備を別
途備える必要もない(低い階段程度で済む)。さ
らに、引揚機構9は引揚チエーンやケーブル等で
簡易に製作出来かつ安価であると共に、一度に大
きな速度エネルギーを付与すべく定トルククラツ
チや流体継手及びフライホイールのような従来の
大型の複雑な発進装置が省略出来て、故障の発生
率が著しく低減され安全性は大きい。
次に、第4図と第5図に示す他の実施例では、
宙返り部7は略鉛直面内の約360度の宙返りとし、
中間谷部4の前端近傍から前方斜面部6にわたつ
て、平面的に左右に振つている。また、この場
合、角度θは上記実施例のものに比べてより一層
直角に近い値に設定されている。
本考案は以上詳述したように、前方斜面部6が
平面的に見れば、後方斜面部5の延長線N上から
左又は右に、略直角の角度θでもつて振られて敷
設され、遊園地等のコーナー部に設置されたか
ら、従来の(第1図のような)上下方向の加速以
外に、さらにこの宙返り部7の近傍に於て左右方
向の新たなスリルが加重されて、スリルを求める
乗客を大いに楽しませることが出来る。また、大
きな設置面積を必要とせず、大都市近くの狭小な
遊園地や、特殊な地形の場所のコーナー部に、巧
妙に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の平面図である。第2図は本考
案の一実施例を示す側面図、第3図は同平面図、
第4図は他の実施例の側面図、第5図は同平面図
である。 1……軌条、2……乗物、4……中間谷部、5
……後方斜面部、6……前方斜面部、7……宙返
り部、8……プラツトホーム、N……延長線、θ
……角度。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ねじり状の宙返り部7を有する中間谷部4と、
    該中間谷部4よりも後方を高位置となるように傾
    斜させて形成した後方斜面部5と、該中間谷部4
    よりも前方を高位置となるように傾斜させて形成
    した前方斜面部6と、からなる軌条1を、前後方
    向に往復走行する乗物2を備えると共に、該軌条
    1の宙返り部7と後方斜面部5との間の低位置
    に、プラツトホーム8を付設した宙返りコースタ
    において、 上記前方斜面部6が平面的に見れば、上記後方
    斜面部5の延長線N上から左又は右に、略直角の
    角度θでもつて、振られて敷設され、遊園地等の
    コーナー部に設置されたことを特徴とする宙返り
    コースタ。
JP1982059883U 1982-04-23 1982-04-23 宙返りコ−スタ Granted JPS58162885U (ja)

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JPS58162885U JPS58162885U (ja) 1983-10-29
JPS632066Y2 true JPS632066Y2 (ja) 1988-01-19

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ID=30070162

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JP1982059883U Granted JPS58162885U (ja) 1982-04-23 1982-04-23 宙返りコ−スタ

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