JPH024399A

JPH024399A - カプセル・コースタ

Info

Publication number: JPH024399A
Application number: JP14647788A
Authority: JP
Inventors: Tomiji Suzuki; 富司鈴木
Original assignee: Mitsubishi Corp
Current assignee: Mitsubishi Corp
Priority date: 1988-06-13
Filing date: 1988-06-13
Publication date: 1990-01-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、大規模な遊園地に設置される遊戯具として利
用する。本発明は乗客が搭乗しレールに沿って高速度で
走行するコースタに関する。

〔概要〕

本発明は、トンネル部分を含むコースタにおいて、トンネル内で乗客が搭乗したカプセルを停止させ、停止
中のカプセルに傾きやさまざまな方向の加速度を与え、
この傾きや加速度に合わせてカプセル内に連動する映像
を表示することにより、カプセルに搭乗した乗客にカプ
セルがひきつづき動いているように錯覚させて、楽しみ
を増大させるようにしたものである。

〔従来の技術〕

従来、高速で移動するジェット・コースタがトンネル部
分通過するときに、周囲に映像を表示して幻想的な感覚
を増大させるものが知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、このようなジェット・コースタは広大な面積と
空間を必要とし、その演出内容を変更しようとすると大
規模な改造を必要とするから、どうしても固定的な内容
にならざるを得ない欠点があった。

また、シミレーションにより乗客に錯覚を起こさせる技
術はこの種の装置において広く知られているが、乗客が
シミレーションによる世界にスムーズに移行することは
なかなか困難である。

本発明はこれを改良するもので、装置規模を比較的小さ
くして、しかも、乗客がシミレーションによることを意
識することがないように動作するカプセル・コースタを
提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、内部に複数の乗客用座席が設けられたカプセ
ルと、このカプセルが走行するレールとを備え、レール
はトンネルで覆われたトンネル部分を含むカプセル・コ
ースタにおいて、トンネル部分の内部には、レールを走
行してきたカプセルを一時停止させて載置する台座を設
け、この台座に載置されたカプセルを傾けあるいはこの
カプセルにさまざまな方向に変動する加速度を与える機
械手段と、この機械手段を制御する運動制御装置とを備
え、カプセル内には、少なくとも座席に着席した乗客の
正面に設けた画面に再生映像が表示されるビデオ再生装
置を備え、画面に表示される映像は運動側Ｗ装置と連動
し機械手段によりカプセルに加えられる傾きあるいは加
速度に対応する動的な映像を含むことを特徴とする。

ビデオ再生装置は音響を伴う装置であり、その音響には
レール走行音を含むことができる。

連動制御手段は、運動制御装置の制御情報が記録された
記録媒体と、この制御情報を画面に表示する映像に並行
して読出す手段とを含み、画面に表示する映像はカプセ
ルに搭乗した乗客がそのカプセルの走行とともに変化し
て見える景色に連続する映像を含むことができる。

トンネル部分の内部には、カプセルに搭乗した乗客から
見える位置に映像を表示する手段を備え、この手段によ
り表示される映像はカプセル内に設けたビデオ再生装置
と連動する映像であることが好ましい。

〔作用〕

トンネル部分に突入するまでに、カプセルにはさまざま
な変化があり、乗客は錯覚に陥りやすい状態にある。こ
の状態に連続して、トンネル内でカプセルの走行を現実
には停止させるが、乗客に表示する映像は連続して走行
する状態を錯覚させる映像であり、停止させたカプセル
に対しても、傾きやさまざまな方向の加速度を与えて、
実際に走行しているように錯覚させることができる。音
響によりさらにその感覚は刀アルになる。

〔実施例〕

つぎに本発明の実施例を図面を参照して説明する。第１
図は本発明一実施例の構成説明図であり、第２図はその
トンネル部分の内部説明図である。

これらの図において、カプセル・コースタは複数の座席
ＩＡが設けられたカプセル１と、このカプセル１を通常
走行制御装置３により制御される走行手段３Ａにより走
行させるレール２とを備え、このレール２は人口４Ａお
よび出口４Ｂで仕切られるトンネルで覆われたトンネル
部分に敷設されている。カプセル１はプラットホーム５
Ａから乗客を乗車させ、発車スイッチ６Ａによりチェノ
およびリンクなどから構成される走行手段３Ａにより走
行を開始し、入口４Ａからトンネル部分内を一周し、出
口４Ｂを出てから減速され、停車スイッチ６Ｂにより所
定の位置に停止させられたのち、プラットホーム５Ｂに
乗客を降すようになっている。

ここに本発明の特徴とするところは、第１図において、
トンネル部分の内部には、レール２より分岐器？Ａ、７
Ｂでそれぞれ分岐されたレール２Ａ、２Ｂ、２Ｃ上を走
行してきたカプセル１を一時停止させて載置する台座８
Ａ、、８Ｂ、８Ｃを設け、さらに第２図に示すように台
座８Ａにカプセルｌの車輪ＩＤをクランプ手段９Ａ、９
Ｂで保持したのち、カプセルＩを傾けるかまたはさまざ
まの方向に加速度を与えるように、ばね装置１０に支持
された台座８Ａを動揺させる機械手段である油圧シリン
ダＩＩＡ、ＩＩＢと、この油圧シリンダ１１Ａ１１１Ｂ
の動作を制御する運動制御装置１２とを備え、カプセル
１内の座席ＩＡに着席した乗客の正面に設けた画面ＩＢ
に再生映像を表示する車内ビデオ再生装置ＩＣと、この
台座８Ａ上にあるカプセル１の窓を通じて乗客の目視で
きる部分に設けられた壁面画面１３Ａに再生映像を表示
する複数の車外ビデオ再生装置１３とを備えたことにあ
る。

また台座８Ａ〜８Ｃ上には、その構成は上記走行手段３
Ａとほぼ同様のものであり、クランプ手段９Ａ、９Ｂが
カプセルｌの車輪１０を解放して台座上を走行自在の状
態にあるとき、これに作動してカプセルｌを台座の長手
軸の正逆方向に急激に移動するよう特殊走行制御装置１
４で制御される走行手１１１４　Ａを備える。レール２
および各台座の要所に、その位置におけるカプセル１の
有無を検出する多数の位置センサ１５が設けられる。

さらに車内ビデオ再生装置ＩＣおよび車外ビデオ再生装
置１３の映像は、油圧シリンダを制御する運動制御装置
１２および走行手段１４Ａを制御する特殊走行制御装置
１４と連動して、カプセル１に加えられた傾きあるいは
加速度に対応する動的な映像を含む。

映像と運動制御装置などとの連動手段は第３図に示すよ
うに、メモ１Ｊ１６Ａ、１６Ｂ、タイマ１６Ｃを備えた
プロセッサ１６である。

インタフェース１６Ｄを介して、発車スイッチ６Ａ、停
止スイッチ６Ｂ、多数の位置センサ１５の出力がプロセ
ッサ１６に人力される。

プロセッサ１６は、メモ’Ｊ１６Ｂに格納された綜合プ
ログラムをタイマ１６Ｃにより、メモ！Ｊ１６Ａに格納
された運転プログラム、車内画像プログラム、車外画像
プセグラムをそれぞれ参照することにより、上記位置セ
ンサ１５の各入力に対応し、通常走行制御装置３、クラ
ンプ手段９Ａ、９Ｂ、特殊走行制御装置１４、運動制御
装置１２をそれぞれプログラム制御する。

通常走行制御装置３は、カプセル１がレール２上を一巡
する制御を行い、この間に台座８Ａないし８Ｃのいずれ
かの上にゆっくり停止させ、クランプ手段９Ａ、９Ｂに
よりその車輪ＩＤが保持される。運動制御装置１２はク
ランプ手段９Ａ、９Ｂで保持されているカプセル１に、
ピッチング、口＋　ＩＪソングヨーイングの三軸まわり
の加速度を各油圧シリンダの動作を制御することによっ
て与える。これらの加速度の大小は油圧シリンダの動作
速度によって加減される。

特殊走行制御装置１４は、走行手段１４Ａを介してクラ
ンプ手段９Ａ、９Ｂが車輪ＩＤが解放された状態にある
カプセル１をその台座上の正方向または逆方向に移動さ
せる。

この綜合プログラムは位置センサのそれぞれを基準とし
てタイマ１６Ｃによって与えられる時間軸に沿って制御
される。−刃車内ビデオ再生装置ＩＣと車外ビデオ再生
装置１３とは、メモリ１６Ａに収納されたそれぞれの画
像プログラムを参照して、タイマ１６Ｃにより綜合プロ
グラムにしたがって画像の再生とカプセルの運動とを同
期させる。

第４図にひとつの綜合プログラムにしたがって発生する
カプセルの運転および運動と車内ビデオ再生装置および
車外ビデオ再生装置の映像との模擬例のタイムチャート
を示す。

本模擬例では、宇宙船が宇宙航行中、小惑星圏内を推進
中、小惑星に衝撃され一時航行不能となり、これを二度
にわたり宇宙遊泳して修理して帰還するというシナリオ
に対する綜合プログラムであり、衝撃音や架空のコック
ピット内のパイロットの交換音声を挿入することにより
、乗客に錯覚式を与える。

本発明は、この綜合プログラムは常時複数のものを用意
して、開演当日の天候や時刻によって適当なシナリオの
ものを乗客に提供する。

また台座上にカプセルが存在する時間は、綜合プログラ
ムのシナリオによって異なるが、数分ていどである。こ
のため、複数のカプセルを用意して、逐次発進させ、分
岐器？Ａ、７Ｂによりそれぞれ異った台座に収容し、そ
れぞれのプログラムを実施し、終了したカプセルごとに
プラットホームに送り、乗客を降車させる。この分岐器
７Ａない７Ｄの転轍動作は上記綜合プログラムにしたが
って、プロセッサにより制御される。

このようにして、多数の乗客を単位時間内に興業的に取
扱うことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、カプセルはトン
ネル部分で一時停止し、台座上を順行または逆行して走
行するものであるので、この停止時分を長くし、その開
力・ブセルを動かすことによって、レールの総延長が短
かくなっても、長時間カプセルが移動したよう感じさせ
る。したがって、小さい敷地内に巨大なレール支持物を
設けることなく複雑多様な楽しみを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の構成説明図。第２図は上記実施例のトンネル部分の内部説明図。第３図は上記実施例の制御ブロック構成図。第４図は模擬運行タイムチャート。 ■・・・カプセル、ＩＡ・・・座席、ＩＢ、１３Ａ・・
・画面、ＩＣ・・・車内ビデオ再生装置、ＩＤ・・・車
輪、２．２Ａ〜２Ｃ，２Ｄ・・・レール、３・・・通常
走行制御装置、３Ａ、１４Ａ・・・走行手段、４Ａ、４
Ｂ・・・トンネル部分の入口、出口、５Ａ、５Ｂ・・・
プラットフォーム、６Ａ・・・発車スイッチ、６Ｂ・・
・停止スイッチ、７Ａ〜７Ｄ・・・分岐器、８Ａ〜８Ｃ
・・・台座、９Ａ、９Ｂ・・・クランプ手段、１０・・
・ばね装置、ＩＩＡ、ＩＩＢ・・・油圧シリンダ、１２
・・・運動制御装置、１３・・・車外ビデオ再生装置、
１４・・・特殊走行制御装置、１５・・・位置センサ、
１６・・・プロセッサ、１６Ａ、１６Ｂ・・・メモリ、
１６・・・タイマ、１６Ｄ・・・インタフェース。特許出願人三菱商事株式会社　、２代理人　弁理士　井　出　直　孝メ：−：・！゛オ

Claims

【特許請求の範囲】１、内部に複数の乗客用座席が設けられたカプセルと、
このカプセルが走行するレールとを備え、前記レールは
トンネルで覆われたトンネル部分を含むカプセル・コー
スタにおいて、前記トンネル部分の内部には、前記レールを走行してき
たカプセルを一時停止させて載置する台座を設け、この台座に載置された前記カプセルを傾けあるいはこの
カプセルにさまざまな方向に変動する加速度を与える機
械手段と、この機械手段を制御する運動制御装置とを備
え、前記カプセル内には、少なくとも前記座席に着席した乗
客の正面に設けた画面に再生映像が表示されるビデオ再
生装置を備え、前記画面に表示される映像は前記運動制御装置と連動し
前記機械手段によりカプセルに加えられる傾きあるいは
加速度に対応する動的な映像を含むことを特徴とするカプセル・コースタ。２、前記ビデオ再生装置は音響を伴う装置であり、その
音響にはレール走行音を含む請求項１記載のカプセル・
コースタ。３、請求項１記載のカプセル・コースタにおいて、前記
連動制御手段は、運動制御装置の制御情報が記録された
記録媒体と、この制御情報を前記画面に表示する映像に
並行して読出す手段とを含み、前記画面に表示する映像
はカプセルに搭乗した乗客がそのカプセルの走行ととも
に変化して見える景色に連続する映像を含むことを特徴とするカプセル・コースタ。４、請求項３記載のカプセル・コースタにおいて、前記
トンネル部分の内部には、前記カプセルに搭乗した乗客
から見える位置に映像を表示する手段を備え、この手段により表示される映像は前記カプセル内に設け
たビデオ再生装置と連動する映像であることを特徴とす
るカプセル・コースタ。