JP2552044Y2 - バレル蓋の開閉機構 - Google Patents

バレル蓋の開閉機構

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JP2552044Y2
JP2552044Y2 JP1991016246U JP1624691U JP2552044Y2 JP 2552044 Y2 JP2552044 Y2 JP 2552044Y2 JP 1991016246 U JP1991016246 U JP 1991016246U JP 1624691 U JP1624691 U JP 1624691U JP 2552044 Y2 JP2552044 Y2 JP 2552044Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は小物被処理物の表面処理
を行うバレルにおける被処理物の自動給排を可能とする
バレル蓋の開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小物被処理物を多量に同時処理するため
のバレルによる自動処理は既にめっき処理、化成処理あ
るいは薬剤塗布処理等において行われている。この場
合、脱脂槽、酸洗槽、水洗槽、めっき槽あるいは化成槽
さらには塗布槽等の連設された処理槽の両側に沿って架
台を構築し、この架台上に敷設したレールに昇降機能を
備える搬送装置を跨設し、被処理物を収納したバレル
を、この搬送装置に担持させ、順次これらの槽内に浸漬
しながら回転させ、処理を行っている。また処理を終了
したバレルは、前記搬送装置からバレル移動台車に移さ
れ、このバレル移動台車上で被処理物の自動排出が行わ
れ、また場所を移動して被処理物の自動供給が行われて
いる。
【0003】このようなバレルによる自動処理として
は、被処理物の自動給排を可能とするバレルが必要であ
り、通常、水平多角形バレルの外周壁の一部を開口部と
し、蓋を設けずに、被処理物の処理時には、開口部を上
方に向けて約120°の角度範囲で揺動させて行うシー
ソー型のバレル、また、例えば、図4に示した断面が渦
巻状で、蓋を設けない蝸牛型のバレル49のように、一
方向即ち図示X方向の回転では内部の被処理物が排出さ
れることなく処理され、反対方向の回転で被処理物が開
口50から排出される方式のバレル、さらにまた、図5
に示したように多角形バレル51の周面の一部を開口5
2とし、この開口52には片側蝶番方式の内開き式の蓋
板53を施し、一方向即ち図示Y方向の回転には内部の
被処理物の回転処理が行われるが、反対方向の回転で
は、被処理物が排出されるというバレルが使用されてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記シ
ーソー型バレルは、回転ではなく、揺動するものである
ため、運動量も少なく、処理できる被処理物量が限ら
れ、また前記蝸牛型においても、開口からの溢出を避け
るため、供給できる被処理物の量が比較的少量に抑えら
れ、さらに、前記の内開き型の蓋板を施す回転バレルの
場合については、前記の蓋なしの場合に比較し、供給量
を増やすことができるが、量を増やし過ぎると、被処理
物が蓋板に挟まれて蓋板が閉まらなくなることがあり、
供給量は全容量の約50%が限度であった。このよう
に、従来は、バレルの被処理物の収容能力が少ないの
で、例えば、プレス加工の前処理としての化成処理を含
むステアリン酸亜鉛等潤滑剤の塗布処理あるいはバリ取
り研磨処理等各種表面処理において、内容物の収容能力
を高めて作業性を改善しようとする場合には問題があっ
た。
【0005】従って、本考案の目的は、被処理物の増量
が可能となり、回転バレルによる被処理物の表面処理作
業能率を向上できると共に、回転バレルにおける被処理
物の自動供給及び排出が可能な回転バレル蓋の開閉装置
の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本考案は、水平角柱形に形成されて回転駆動され
る回転バレルと、この回転バレルを枠体上に懸架すると
ともにその下部に設けた車輪によって移動可能なバレル
移動台車とを備えて被処理物の自動給排を行うためのバ
レル蓋の開閉機構であって、前記回転バレルには、その
外周壁の一部に開口部を形成するとともにこの開口部の
三方の周縁に当該回転バレルの周方向から蓋板を摺動的
に挿脱可能とする断面コ字状の開口枠を形成し、前記バ
レル移動台車には、前記回転バレルを回転させるため
の、ブレーキモータを備えるモータ装置と、前記回転バ
レルの側面に固着されたマグネットの磁気を磁気センサ
にて検出して作動し前記ブレーキモータの回転を停止す
るための近接スイッチと、前記ブレーキモータの停止に
より回転バレルの回転が停止した際に、当該回転バレル
の側面に固着された受け金具の凹部に円錐形状の尖塔軸
を押圧して停止位置の正確な位置決めを行うとともに当
該回転バレルが回転しないように固定する固定用エアシ
リンダーとを有する回転位置決め装置と、この回転位置
決め装置にて位置決めされた回転バレルの前記開口枠に
蓋板を挿入する際及び当該開口枠から蓋板を後退させて
離脱させる際に、蓋板を載置する蓋保持台を前記回転バ
レルの開口部近傍に位置せしめるとともに、回転バレル
を回転させる際には前記蓋保持台を当該回転バレルより
離間せしめる蓋保持部材と、前記回転バレル近傍に蓋保
持台が位置せしめられた際に、この蓋保持台に載置され
た蓋板を当該蓋板に突設された把手を掛合して前記開口
枠に前進させて挿入し、当該蓋板の前端部にその一端が
固着されるとともにその他端に屈折部が形成された掛止
バネの他端を前記開口枠に掛止して当該蓋板が開口枠か
ら抜け落ちるのを防止し、また、前記把手を掛合して当
該蓋板を後退させ、前記開口枠から離脱させて前記蓋保
持台に載置するアクチュエータとを備えたバレル蓋の開
閉機構開閉機構であって、自動外開き方式による蓋板の
開閉機構なので、機構上、被処理物の増量を妨げる要因
がなく、自動処理ラインに組み込んで自動供給排出が可
能であると共に、被処理物の処理量を増大できる。
【0007】
【実施例】図1は本考案のバレル蓋の開閉機構を施した
バレル移動台車の斜視図、図2は図1の開閉機構を適用
するバレル装置の斜視図で、図3は図1の開閉機構の使
用状況を説明する一部破断側面図である。
【0008】バレル装置1は、図2に示されたように、
角柱状容器をなす水平態のバレル本体2と、このバレル
本体2を回転可能に保持するバレルハンガー3とからな
り、さらに、このバレル装置1はキャリア装置4によっ
て昇降可能に保持され、被処理物の給排場所と処理槽間
を搬送されるようにされている。このようなキャリア装
置4は公知である。
【0009】バレルハンガー3は、2本の平行な回転シ
ャフト5と固定シャフト6の両端側に連結された左右1
対のハンガーフレーム7A,7Bからなり、このハンガ
ーフレーム7A,7Bの上部には、前記キャリア装置4
の昇降アーム8先端の保持部9に形状を合わせたアング
ル鋼部材による受け部10A,10Bが形成され、キャ
リア装置4による保持及びその離脱が自在になってい
る。
【0010】ハンガーフレーム7A,7Bの下部に形成
したブラケット11A,11Bには、両側部に大径のス
プロケットホイール12A,12Bを1体に固定したバ
レル本体2の心軸を、軸受13を介して、回転自在に軸
支させている。
【0011】また、軸受材を介してハンガーフレーム7
A,7Bを貫挿した形の回転シャフト5の両端部の一方
には平歯車14を、そして、他方にはスプロケットホイ
ール15を軸着してある。また、ハンガーフレーム7
A,7Bの内側に位置する回転シャフト5部分には左右
1対のスプロケットホイール16を軸着し、この1対の
スプロケットホイール16と前記バレル本体2のスプロ
ケットホイール12A,12B間にローラチェーン17
A,17Bを施してあり、回転シャフト5の前記平歯車
14またはスプロケットホイール15の何れかに回転力
を与えることにより、バレル本体2が回転するようにし
てある。この平歯車14及びスプロケットホイール15
は、回転バレル処理において、処理槽における回転処理
及び処理槽外部における液切り回転の伝動のために使用
されるものである。
【0012】前記ハンガーフレーム7A,7Bを連結す
る固定シャフト6は、その両端部をハンガーフレーム7
A,7Bの外部に適当な長さに突出させて支杆18と
し、また、同時にハンガーフレーム7A,7Bの外部
に、回転シャフト5を間にして、この支杆18と平行且
つ同じ長さの支杆19を固着してあり、バレル装置1
は、これらの支杆18,19によって、後記のように、
バレル移動台車の枠体上に懸架できるようにしてある。
【0013】このバレル本体2においては、8角をなす
周面の1つを被処理物を給排するための開口20(図3
参照)とし、その三方の周縁を開口枠21に形成してあ
る。この開口枠21は、断面コ字形に形成し、前記開口
20を閉鎖する蓋板22を、その端縁部を挿嵌した状態
で保持できるようにしてある。
【0014】この蓋板22には、帯条を屈折体に形成し
た複数の掛止バネ23の基端部を固着し、この掛止バネ
23の先端側即ち遊端側の屈折部23a(図3参照)を
前記開口枠21に掛止することによって、蓋板22が開
口枠21から自然力で抜け落ちるのを防止できるように
してある。また、この蓋板22の開放方向側端部には蓋
板22の挿脱操作のための把手24を突設してある。
【0015】さらに、バレル本体2の片側スプロケット
ホイール12Aの表面の所定位置にはマグネット25
を、また、両側スプロケットホイール12A,12Bの
表面の所定の対称位置には1対に逆円錐形状の凹みを有
する受け金具26をそれぞれバレル本体2の回転に支障
のない厚みで、固着してある。マグネット25は、バレ
ル本体2を所定の回転位置に停止させるための、後記す
る近接スイッチ用の磁気センサに対応するマグネットで
あり、前記受け金具26は、後記する固定用尖頭軸を受
け入れてバレル本体2の停止位置を修正して固定するた
めの受け具である。
【0016】図1に示すバレル移動台車27は、前記キ
ャリア装置4からバレル装置1を受け取り、処理済の被
処理物をバレル本体2から排出し、場所を移動して新し
い被処理物をバレル本体2に供給した後、再びバレル装
置1をキャリア装置4に供するための台車である。
【0017】バレル移動台車27は、主として条鋼材に
より構成した枠体28に車輪29を施し、走行用モータ
30により、図示しないレール上を走行するようにし、
前記枠体28にバレル本体2の蓋板22を開閉する機構
を組み付けてある。
【0018】まず、枠体28の上部対向横架材28a,
28bの上の所定位置には、V字形のバレル受け金具3
1が2対溶着されるが、このバレル受け金具31は前記
バレル装置1をそのハンガーフレームの支杆18,19
で受け入れて、バレル装置1を所定位置に懸吊的に安置
できるものである。
【0019】このバレル装置1を安置したとき、前記回
転シャフト5端部の平歯車14が噛合できる位置に、平
歯車32を、スプロケットホイール33と1体に重合し
た状態に、枠体28にブラケットを介して取り付けてあ
り、この重合されたスプロケットホイール33とローラ
チェーン34で連絡するバレル回転用ブレーキモータ3
5を枠体28下部に配置してある。即ち、バレル移動台
車27は、バレル装置1を受け入れた状態で、バレル本
体2を自在に回転させることができる。
【0020】また、この回転するバレル本体2を所定の
回転位置に停止させる停止位置決め機構として、枠体2
8側にブラケットを介して磁気センサによる近接スイッ
チ36を取り付け、前記バレル本体2のマグネット25
を検知してバレル回転用ブレーキモータ35の回転駆動
を停められるようにしてある。
【0021】さらにまた、この近接スイッチ36による
停止位置決め機構において、バレル本体2の回転停止位
置にずれを生じた場合の位置修正を兼ねる固定機構とし
て、停止状態のバレル本体2の両側面におけるスプロケ
ットホイール12A,12B面の前記受け金具26に対
向して両側1対の固定用エアシリンダ37を枠体28の
所定位置に正確に固定してあり、そのピストンロッド
は、先端を前記受け金具26の凹面に当接できる円錐形
状の尖頭軸38に形成してある。即ち、この固定用エア
シリンダ37を作動させることにより、前記尖頭軸38
は、受け金具26に押圧状態で当接し、バレル本体2を
正確に位置修正して固定することができる。
【0022】本考案のバレル蓋の開閉機構においては、
バレル本体2の蓋板22を載置保持できる蓋保持台39
を開口20の近傍に配置してある。この蓋保持台39は
両側と蓋開放側の三方を若干高い周壁部に形成し、蓋板
22を保持できるようにしてあり、図3に示したよう
に、裏面の略中央部に保持台用エアシリンダ40のピス
トンロッド41の先端を枢支させると共に、蓋保持台3
9の開放側の端部部分の裏面にヒンジ部42を形成し
て、枠体28間に横架した支持横杆43を支点として上
方に揺動可能、即ち蓋保持台39をバレル本体2に接近
させて開口20に平行配置したり、また離間させたりす
ることができるようにしてある。
【0023】一方、所定の回転位置に停止しているバレ
ル本体2の蓋板22を開口枠21に挿脱して開閉する蓋
開閉用エアシリンダ44を、枠体28にその基端部を枢
支させて取り付けると共に、この蓋開閉用エアシリンダ
44のボディ部には、この蓋開閉用エアシリンダ44を
蓋開閉高さに保持し又は上方に揺動できるシリンダ保持
用エアシリンダ45のピストンロッド46の先端部を枢
支させてある。
【0024】前記蓋開閉用エアシリンダ44のピストン
ロッド47の先端には下方を開口側としたコ字形のフッ
ク部48を固定してある。このフック部48は前記蓋板
22の把手24に掛合させて蓋開閉用エアシリンダ44
を作動させることにより、蓋板22を開口枠21に対し
て前後進させ、蓋板22の挿脱即ち開閉を行うことがで
き、また、シリンダ保持用エアシリンダ45を作動させ
ることにより、蓋開閉用エアシリンダ44はそのフック
部48を上下させ、フック部48を蓋板22の把手24
に掛合させたり、逆に、離脱させたりすることができ
る。
【0025】なお、この開閉機構においては、蓋板22
の開閉時以外は、バレル本体2の回転が可能なように、
前記蓋保持台39及び、蓋開閉用エアシリンダ44のフ
ック部48は上方の離間した位置に保持しておく。
【0026】次に、本考案のバレル蓋の開閉機構の動作
即ち使用状況を図1及び図3によって説明する。
【0027】バレル装置1を、その支杆18,19でも
ってバレル移動台車27の枠体28上のバレル受け金具
31に懸吊させた後、バレル回転用ブレーキモータ35
を駆動させてバレル本体2を回転させる。近接スイッチ
36の磁気センサはバレル本体2のマグネット25によ
って磁気を検知してバレル回転用ブレーキモータ35を
停止させ、バレル本体2の回転を停める。
【0028】次いで、両側1対の固定用エアシリンダ3
7を作動させ、その尖頭軸38をバレル本体2の受け金
具26に押圧することにより、バレル本体2の位置ずれ
が修正されると共に、バレル本体2は所定位置に固定さ
れる。この状態で蓋板22を施した開口20は所定位置
となる。このとき、蓋保持台39と蓋開閉用エアシリン
ダ44のフック部48はバレル本体2に離間した図3の
仮想線位置にある。
【0029】保持台用エアシリンダ40により蓋保持台
39の台面を下げて、開口20の面に平行に合わせた
後、蓋開閉用エアシリンダ44を作動させてフック部4
8を所定長さにまで伸長させる。さらに、シリンダ保持
用エアシリンダ45によりフック部48を下せば、フッ
ク部48は図3に実線で示したように、蓋板22の把手
24に掛合するので、この状態で蓋開閉用エアシリンダ
44によりフック部48を後退させることにより、蓋板
22は掛止バネ23の掛止を解き、開口枠21から離脱
されて蓋保持台39上に載置される。
【0030】次いで、シリンダ保持用エアシリンダ45
によりフック部48を持ち上げると共に、保持台用エア
シリンダ40により蓋保持台39をバレル本体2から離
間させ、図3の仮想線位置とする。さらに、固定用エア
シリンダ37による尖頭軸38の拘束と近接スイッチ3
6の拘束を解いた上でバレル本体2を回転させ、バレル
本体2内の被処理物を排出する。
【0031】被処理物を排出した後、バレル本体2を再
び近接スイッチ36と固定用エアシリンダ37によって
固定した上で、バレル移動台車27を被処理物供給場所
まで移動させ、新しい被処理物をバレル本体2に供給す
る。
【0032】蓋板22の閉鎖時は、蓋保持台39の台面
を下げて開口面に合わせ、フック部48を下げて蓋保持
台39上の蓋板22の把手24に掛合する状態とし、次
いで蓋開閉用エアシリンダ44を作動させて蓋板22を
前進させると、蓋板22は摺動的に開口枠21内に挿嵌
され、掛止バネ23を先端開口枠21に掛止させた状態
で開口20を閉鎖する。
【0033】次にフック部48を上昇させると共に後退
させ、また蓋保持台39を上昇させてバレル本体2から
離間させ、図3の仮想線位置とし、近接スイッチ36と
固定用エアシリンダ37の拘束を解くことにより蓋板2
2の開閉動作を終了する。
【0034】以上のバレル本体の回転位置決め乃至位置
修正固定動作のほか、バレル移動台車上における本考案
による蓋開閉のための各種動作はシーケンス制御による
自動操作によって容易に行わせることができる。
【0035】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、従来の蓋内開き方式のものとは異なり、外開
き方式による蓋板の開閉機構なので、バレルの収容能力
が増大でき、前記各種表面処理作業における作業能率が
向上する。
【0036】また、回転バレルにおける被処理物の自動
供給及び排出が可能で、作業が効率的に行えるので、回
転バレルを使用するワークのバリ取り処理、化成処理、
薬剤塗布処理等の各種表面処理作業を完全自動化するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバレル蓋の開閉機構を施したバレル移
動台車の斜視図である。
【図2】図1の開閉機構を適用するバレル装置の斜視図
である。
【図3】図1の開閉機構の使用状況を説明する一部破断
側面図である。
【図4】従来の蝸牛形バレルの略斜視図である。
【図5】従来の蓋内開き型バレルの略断面図である。
【符号の説明】
1 バレル装置 2 バレル本体 3 バレルハンガー 4 キャリア装置 5 回転シャフト 7A,7B ハンガーフレーム 12A,12B スプロケットホイール 14 平歯車 16 スプロケットホイール 18,19 支杆 20 開口 21 開口枠 22 蓋板 23 掛止バネ 24 把手 25 マグネット 26 受け金具 27 バレル移動台車 28 枠体 30 走行用モータ 31 バレル受け金具 32 平歯車 33 スプロケットホイール 35 バレル回転用ブレーキモータ 36 近接スイッチ 37 固定用エアシリンダ 38 尖頭軸 39 蓋保持台 40 保持台用エアシリンダ 42 ヒンジ部 43 支持横杆 44 蓋開閉用エアシリンダ 45 シリンダ保持用エアシリンダ 48 フック部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平角柱形に形成されて回転駆動される
    回転バレルと、この回転バレルを枠体上に懸架するとと
    もにその下部に設けた車輪によって移動可能なバレル移
    動台車とを備えて被処理物の自動給排を行うためのバレ
    ル蓋の開閉機構であって、 前記回転バレルには、 その外周壁の一部に開口部を形成するとともにこの開口
    部の三方の周縁に当該回転バレルの周方向から蓋板を摺
    動的に挿脱可能とする断面コ字状の開口枠を形成し、 前記バレル移動台車には、 前記回転バレルを回転させるための、ブレーキモータを
    備えるモータ装置と、 前記回転バレルの側面に固着されたマグネットの磁気を
    磁気センサにて検出して作動し前記ブレーキモータの回
    転を停止するための近接スイッチと、前記ブレーキモー
    タの停止により回転バレルの回転が停止した際に、当該
    回転バレルの側面に固着された受け金具の凹部に円錐形
    状の尖塔軸を押圧して停止位置の正確な位置決めを行う
    とともに当該回転バレルが回転しないように固定する固
    定用エアシリンダーとを有する回転位置決め装置と、 この回転位置決め装置にて位置決めされた回転バレルの
    前記開口枠に蓋板を挿入する際及び当該開口枠から蓋板
    を後退させて離脱させる際に、蓋板を載置する蓋保持台
    を前記回転バレルの開口部近傍に位置せしめるとともに
    回転バレルを回転させる際には前記蓋保持台を当該回転
    バレルより離間せしめる蓋保持部材と、 前記回転バレル近傍に蓋保持台が位置せしめられた際
    に、この蓋保持台に載置された蓋板を当該蓋板に突設さ
    れた把手を掛合して前記開口枠に前進させて挿入し、当
    該蓋板の前端部にその一端が固着されるとともにその他
    端に屈折部が形成された掛止バネの他端を前記開口枠に
    掛止して当該蓋板が開口枠から抜け落ちるのを防止し、
    また、前記把手を掛合して当該蓋板を後退させ、前記開
    口枠から離脱させて前記蓋保持台に載置するアクチュエ
    ータとを備えたことを特徴とするバレル蓋の開閉機構。
JP1991016246U 1991-03-19 1991-03-19 バレル蓋の開閉機構 Expired - Lifetime JP2552044Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101958904B1 (ko) * 2018-09-07 2019-03-18 (주)엠앤에스코리아 바렐도어 자동개폐장치

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