JP2552021Y2 - 浴 槽 - Google Patents

浴 槽

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JP2552021Y2
JP2552021Y2 JP1328193U JP1328193U JP2552021Y2 JP 2552021 Y2 JP2552021 Y2 JP 2552021Y2 JP 1328193 U JP1328193 U JP 1328193U JP 1328193 U JP1328193 U JP 1328193U JP 2552021 Y2 JP2552021 Y2 JP 2552021Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、家庭や浴場において、
入浴に使用する浴槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浴槽として、浴槽本体内に収容する入浴
用水の水面下に沈む位置に第1,第2の電極を配置し、
これら第1,第2の電極に電源回路を接続し、これら第
1,第2の電極を利用して入浴用水に通電することによ
り該入浴用水を改質するものが提案されている。
【0003】このような浴槽は、次のような効果を得る
ことができる。 (a)入浴用水に対する他の物質の溶解度が大きくな
る。 (b)このため、悪臭や水中の溶解物が該水中に吸収さ
れ、抗菌作用が高まるとともに、肌に対する刺激感を和
らげる。 (c)浴槽本体や湯釜内の汚れも、該入浴用水に溶け込
み易くなり、湯垢がこびり付かず、しかも洗い場に流す
ことによりタイルの目地の汚れも取れる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の浴槽では、入浴用水の改質を能率よく行えな
い問題点があった。
【0005】本考案の目的は、入浴用水の改質を能率よ
く行える浴槽を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
考案の構成を説明すると、次の通りである。
【0007】請求項1に記載の浴槽は、浴槽本体内に収
容する入浴用水の水面下に沈む位置に第1,第2,第3
の電極が配置され、前記第1,第2の電極として人体に
有益又は無害で且つ酸化還元電位を低下させる導電体か
らなる電極が用いられ、前記第3の電極は接地され、前
記第1,第2の電極にはこれらに交流を印加する電源回
路が接続されていることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の浴槽は、浴槽本体内に収
容する入浴用水の水面下に沈む位置に第1,第2,第
3,第4の電極が配置され、前記第1,第2の電極とし
て人体に有益又は無害で且つ酸化還元電位を低下させる
導電体からなる電極が用いられ、前記第1,第2の電極
には交流を印加し、前記第3,第4の電極は交互に低周
波周期、即ち、長周期で接地するとともに、非接地とな
る方の電極を正の電位に保持する電源回路が接続されて
いることことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1のように、第1,第2の電極として酸
化還元電位を低下させる導電体を用いると、入浴用水の
電気分解に該酸化還元電位を低下させる導電体から金属
イオン又は電気抵抗が小さい無機物が溶け出し、入浴用
水の導電性が増し、能率よく該入浴用水の酸化還元電位
を低下させることができる。
【0010】入浴用水の酸化還元電位は、通常、+20
0mVから+250mVであるが、これを+100mV
以下に下げることができる。
【0011】この処理により得られる入浴用水を沸かし
て入浴すると、例えば42℃が適温であった人が、それ
より高温の、例えば45℃の温度でも刺激を感じないで
入浴することができ、体を暖めることができる。
【0012】また、この処理により得られる入浴用水は
殺菌された水となる。この処理によれば、浴槽本体に対
するカルシウムの付着を防止できる。
【0013】人体に有益又は無害で且つ酸化還元電位を
低下させる導電体としては、例えばZn,Mg,Ge等
の金属、或いは炭等を用いる。Znのような金属を用い
ると、皮膚病の治療或いは予防をすることができる。
【0014】請求項2のように、第3,第4の電極を用
い、これらの電極を周期で交互に接地すると共に非接
地となる方の電極を正の電極に保持すると、水の電気分
解時に第3,第4の電極に付着物が付くのを防止でき
る。
【0015】
【実施例】以下、本考案の実施例を図を参照して詳細に
説明する。
【0016】図1及び図2は、本考案に係る浴槽の第1
実施例を示したものである。図において、1は入浴用水
2を収容する浴槽本体、3A,3B,3Cは入浴用水2
の水面下に沈む位置になるようにして浴槽本体1の内表
面に支持されている第1,第2,第3の電極である。第
1,第2の電極3A,3Bとしては、人体に有益又は無
害で且つ酸化還元電位を低下させる導電体からなる電極
が用いられている。このような人体に有益又は無害で且
つ酸化還元電位を低下させる導電体としては、例えばZ
n,Mg,Ge等の金属或いは炭等を用いることができ
る。第3の電極3Cは接地されている。30は入浴用水
2を加熱する湯釜である。
【0017】4は、例えば10V〜50Vの直流電源、
5A,5Bは直流電源4に可変抵抗6を介してそれぞれ
接続されていて、該直流電源4からの直流電圧を高周波
の交流に変換して第1,第2の電極3A,3Bに交互に
与える第1,第2の高周波スイッチである。これら第
1,第2の高周波スイッチ5A,5Bは、トランジスタ
7A,8Aと7B,8Bとにより構成されている。9は
第1,第2の電極3A,3B間に接続されているコンデ
ンサである。
【0018】10は第1,第2の高周波スイッチ5A,
5Bに抵抗11A,11Bを介して高周波の切替指令を
与えるフリップフロップ回路よりなる高周波切替指令回
路、12は高周波切替指令回路10に20kHz〜10
0kHzの高周波信号を与える高周波発振器である。こ
れら4〜12の構成要素により第1,第2の電極3A,
3Bに高周波の交流を交互に与える電源回路13が構成
されている。
【0019】次に、このような浴槽による入浴用水の改
質方法について説明する。入浴用水2を入れた浴槽本体
1内の第1,第2の電極3A,3Bに、例えば10V〜
15Vの電圧で20kHz〜100kHzの高周波の交
流を第1,第2の高周波スイッチ5A,5Bの作用で交
互に印加する。このような高周波の交流は、高周波発振
器12の高周波信号を高周波切替指令回路10に与え、
該高周波切替指令回路10から高周波の切替指令を第
1,第2の高周波スイッチ5A,5Bに与え、これら第
1,第2の高周波スイッチ5A,5Bを高周期でオン、
オフし、直流電源4からの出力を第1,第2の電極3
A,3Bに交互に与えることにより形成する。
【0020】このように第1,第2の電極3A,3Bに
高周波の交流を印加すると、第1の電極3Aから第3の
電極3C、第2の電極3Bから第3の電極3Cと交互に
流れる。
【0021】これにより入浴用水2が電気分解され、該
入浴用水2中に気泡が発生し、電子が第3の電極3Cを
経て接地側に流れ、入浴用水2の酸化還元電位が低下
し、還元電位となる。
【0022】特にこの場合、第1,第2の電極3A,3
Bとして人体に有益又は無害で且つ酸化還元電位を低下
させる導電体からなる電極を用いているので、この導電
体から金属イオン又は電気抵抗が小さい無機物が溶け出
し、入浴用水2の酸化還元電位を、例えば+250mV
から+100mV以下に低下させることができる。これ
ら酸化還元電位を低下させる導電体からなる電極3A,
3Bは、水の電気分解時に溶解して酸化還元電位を下げ
るように作用する。
【0023】還元電位の入浴用水2は、皮膚の表面から
活性酸素を奪い、皮膚を正常細胞に戻す。
【0024】Zn等の導電体からなる第1,第2の電極
3A,3Bを用いて入浴用水2の処理を行うと、該入浴
用水2中には人体に有益な金属イオンを溶け込ませるこ
とができ、病気の治療或いは予防を図ることができる。
例えば、Zn,Geは皮膚病の治療、アトピー性皮膚炎
の治療に有効であると、言われている。
【0025】浴槽本体1内の入浴用水2中に医王石を入
れて前述したように入浴用水2を還元電位にしたとこ
ろ、各種のミネラル成分が入浴用水2中に溶け出て温泉
効果が得られることがわかった。
【0026】第一表は、ガット水(おいしい水と言われ
ている富山県婦負郡八尾町の石清水)と、ガット水を本
発明の手段で還元電位(+100mV)に電気分解した
水と、ガット水中に医王石を入れて本発明の手段で還元
電位(+100mV)に電気処理した水との成分の分析
結果を示す。
【0027】 また、上述の実施例は、入浴用水2があまり動かない場
合に有用なものであるが、図3に示すようにポンプ40
にて浴槽本体1及び湯釜30内の入浴用水2を循環させ
る浴槽においては、その循環流路41内に第1,第2,
第3の電極3A,3B,3Cを配置することができる。
【0028】図4は、本考案で用いる浴槽の第2実施例
を示したものである。なお、前述した第1実施例と対応
する部分には同一符号を付けて示している。
【0029】図において、3Dは第4の電極であって、
第1〜第3の電極3A〜3Cとともに浴槽本体1の内面
に図示のように対向配置されている。この場合、第1,
第2電極3A,3Bも第1実施例と同様に人体に有益又
は無害で且つ酸化還元電位を低下させる導電体で形成さ
れている。14A,14Bは第3,第4の電極3C,3
Dを交互に周期で接地するための低周波スイッチ、1
5は高周波発振器13の、例えば20kHz〜100k
Hzの高周波信号を、例えば1/214に分周して低周
波切換指令を抵抗16A,16Bを介して低周波スイッ
チ14A,14Bに与える低周波切換指令回路である。
17A,17Bはトランジスタよりなる低周波スイッチ
14A,14Bのコレコタを直流電源のプラス側に接続
してスイッチオフ時に第3又は第4の電極3C,3Dを
正電位に保持させる抵抗である。
【0030】本実施例では、第1,第2の電極3A,3
Bに第1実施例と同様に、例えば10V〜15Vの電圧
で20kHz〜100kHzの高周波交流を第1,第2
の高周波スイッチ5A,5Bの作用で交互に印加する。
【0031】一方、低周波スイッチ14A,14Bに
は、低周波切換指令回路15で低周波信号を与え、これ
ら低周波スイッチ14A,14Bを低周波周期、即ち、
長周期で交互にオンとし、これにより第3,第4の電極
3C,3Dを交互に接地する。オフとなった方の電極3
C又は3Dは、抵抗17A又は17Bを介して正の電位
に保持する。
【0032】このようにすると、高周波の交流が交互に
印加されている第1,第2間の電極3A,3Bから直流
が第3又は第4の電極3C,3Dに直流電流が交互に流
れることになる。
【0033】また、非接地となる方の第3又は第4の電
極3C,3Dを正の電位に保持すると、電極面に対する
カルシウム等のごみの付着を防止することができ、メン
テナンスが容易となる。
【0034】なお、第1,第2の電極3A,3B間に印
加する電圧を矩形波にすると、より一層効率よく酸化還
元電位を下げることができる。
【0035】また、第1,第2実施例においては、入浴
用水2中に、例えば塩や重曹等を入れることもできる。
このようにすると、より入浴効果を向上させることがで
きる。
【0036】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る浴槽に
よれば、下記のような効果を得ることができる。
【0037】請求項1の考案では、第1,第2の電極を
人体に有益又は無害で且つ酸化還元電位を低下させる導
電体で形成したので、これら電極を用いての入浴用水の
電気分解時に該酸化還元電位を低下させる導電体から金
属イオン又は電気抵抗が小さい無機物が溶け出し、入浴
用水の導電度が増し、能率よく該入浴用水の酸化還元電
位を低下させることができる。
【0038】特に、酸化還元電位を低下させる導電体と
して人体に有益な金属を用いた場合には、入浴用水中に
人体に有益な金属イオンが溶け込んで、病気の治療或い
は予防に有効である。
【0039】また、この電気処理をした入浴用水によれ
ば、人体に刺激を感じないで、より高い温度で入浴する
ことができ、体を暖めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例における浴槽の縦断面図で
ある。
【図2】本考案の第1実施例で用いている電源回路の結
線図である。
【図3】第1実施例の変形例を示す要部縦断面図であ
る。
【図4】本考案の第2実施例で用いている電源回路の結
線図である。
【符号の説明】
1 浴槽本体 2 入浴用水 3A〜3D 第1〜第4の電極 4 直流電源 5A,5B 第1,第2の高周波スイッチ 9 コンデンサ 10 高周波切換指令回路 12 高周波発振器 13 電源回路 14A,14B 低周波スイッチ 15 低周波切換指令回路 17A,17B 抵抗

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽本体内に収容する入浴用水の水面下
    に沈む位置に第1,第2,第3の電極が配置され、前記
    第1,第2の電極として人体に有益又は無害で且つ酸化
    還元電位を低下させる導電体からなる電極が用いられ、
    前記第3の電極は接地され、前記第1,第2の電極には
    交流を印加する電源回路が接続されていることを特徴と
    する浴槽。
  2. 【請求項2】 浴槽本体内に収容する入浴用水の水面下
    に沈む位置に第1,第2,第3,第4の電極が配置さ
    れ、前記第1,第2の電極として人体に有益又は無害で
    且つ酸化還元電位を低下させる導電体からなる電極が用
    いられ、前記第1,第2の電極には交流を印加し、前記
    第3,第4の電極は交互に周期で接地するとともに、
    非接地となる方の電極を正の電位に保持する電源回路が
    接続されていることを特徴とする浴槽。
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