JP2005224789A - 風呂湯処理装置及び該装置を使用した風呂湯循環システム。 - Google Patents

風呂湯処理装置及び該装置を使用した風呂湯循環システム。 Download PDF

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英雄 早川
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Abstract

【目的】 風呂場の雑菌処理問題と装置の設置場所の問題を解決することを目的とする。
【解決手段】 (a)浄化前の風呂湯を導入する導入配管(14)及び浄化後の風呂湯を流出さ
せる流出配管(15)とを備えた水浄化用の容器(10)と、(b)前記容器(10)内に収納された1
乃至複数対の交流印加電極(31)(33)と、前記交流印加電極(31)(33)の間に配置された接地電極(32)と、(d)前記容器(10)と電極(31)〜(33)との間に配置された絶縁材(50)とで構成されたことを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、装置形状がコンパクトにまとめられ、しかも雑菌処理に優れた風呂湯処理装置及び本風呂湯処理装置を使用した家庭用24時間風呂或いは都心型温泉のような大型浴槽に適温の湯を供給するための風呂湯循環システムに関する。
わが国は高温多湿の風土であり、且つ無類の清潔好きの性格のためか、日本人は世界でも類を見ないほどの風呂好きな国民であり、しかも火山国であるため多数の温泉場があり、湯治と称して各地の温泉場に通っている。一般的に、泉源に近く湧湯量が豊富で、湯を再利用しないでそのまま放出してしまうような温泉場はテレビでしばしば放映されるほどの非常な人気であるが、人里離れた山奥にしか存在しないため、手軽に利用することができない。
そこで、このような温泉ブームに便乗する形で温泉場から湧出水を購入し、これをボイラーで加熱して浴槽に供給するような温泉水再利用型の大型浴場や地中深くボウリングして温泉を湧出させ、これを泉源とし、この湧出水を適温に加熱し、温泉として提供する都心型の大型浴場が林立するようになってきた。
また、家庭でも24時間風呂のようないつでも入浴することができるような便利な風呂が提案され、大きなブームとなった。
前述のように湯を1回しか使用しないような山奥の温泉場では、常に新鮮な湯が供給されるため何ら問題が発生することはないが、温泉湯再利用型のような温泉場や24時間風呂のようなものの場合、大腸菌やレジオネラ菌を始めとする雑菌類が風呂場、特に浴槽内に繁殖し、健康を求めて入湯した人に感染し、下痢や腹痛、肺炎などは勿論、甚だしい場合には死に至らしめることがあった。特に、風呂場のような適度な温度で高多湿に保たれている環境下にあっては、これら雑菌が非常に繁殖しやすい環境にあり、従来から問題となっていた。
そこでこのような感染事故を防ぐため、次亜塩素酸や過マンガン酸カリウムのような強力な殺菌剤(酸化剤)を法定濃度で湯船に投入するということが行われているが、その影響のためどうしても「塩素臭い」、「目がチカチカして痛い」という問題があり、およそ天然の温泉とはかけ離れた環境で入湯せざるを得ないというのが現状である。特に、レジオネラ菌による感染被害は深刻で、閉鎖に追い込まれるような大型浴場も頻出している。
雑菌による感染被害を防ぐためには前述のような殺菌剤を大量に使用しなければならず、そのようにすれば入浴環境が劣悪となって評判が低下し、来場者数が激減して経営が立ち行かなくなるという問題もあり、大型浴場の存続に大きな影を投げかけているのが現状である。また、24時間風呂も前述の雑菌問題が解決できず、現在ではブームも下火になってしまっている。特に、レジオネラ菌は浴槽や洗い場の隅にたまりやすいヌルヌルした脂質に下に生息し、浴槽や洗い場の清掃が不十分であると繁殖しやすく、長時間営業が行われる都心型大型浴場や基本的に清掃を行わない24時間風呂にとって大きな問題となっている。
そこで、特許72615308号のような水処理装置が提案された。即ち、この発明は交流電流を印加した印加電極と接地電極との間に直流電流を流し、この直流電流による水(飲料水は勿論、工業用汚水や風呂湯も含む)の電気分解を利用して水質の改善がなされるようになった。しかしながら、印加電極が印加電極を収容する金属製容器本体に近接している場合、印加電極に印加される交流電流に起因する電蝕により金属製容器本体が急速に穿孔されて水が漏れ出すという事故が発生した。この電蝕を防止するためには、電極と金属製容器本体との間隙をできるだけ大きくとる必要があり、そのために容器本体の直径が過大なものとなり、設置場所に困るという問題があった。特に、大型浴場の場合、処理する湯量も大きくなるので、前記雑菌処理と共にこのような設置場所問題も大きな問題であった。
特許72615308号 段落番号0028
そこでこのような雑菌問題に加えて設置場所の問題も同時に解決すべくなされたものが本発明であり、本発明では設置場所も小さくてすみ、薬品の使用を最小限とし、雑菌処理も含めた風呂湯の浄化を行うことができる画期的な風呂湯処理装置と当該風呂湯処理装置を利用した風呂湯循環システムを提供することをその技術課題とする。
「請求項1」は、本発明にかかる風呂湯処理装置で、
「(a) 浄化前の風呂湯を導入する導入配管(14)及び浄化後の風呂湯を流出させる流出配
管(15)とを備えた水浄化用の容器(10)と、
(b) 前記容器(10)内に収納された1乃至複数対の交流印加電極(31)(33)と、
(c) 前記交流印加電極(31)(33)の間に配置された接地電極(32)と、
(d) 前記容器(10)と電極群(31)〜(33)との間に前記電極群(31)〜(33)を取り囲むよう
に配置された絶縁材(50)とで構成されていることを特徴とする。
「請求項2」は前記請求項1に記載の風呂湯処理装置を適用した風呂湯循環システムの第1例で、
「(a) 浴槽(70)と、
(b) ボイラー(60)と、
(c) 前記浴槽(70)とボイラー(60)とを結ぶ往復循環配管(51)(52)と、
(d) 前記ボイラー(60)から浴槽(70)へ熱湯を還流させる復路循環配管(52)に設置され
た請求項1に記載の風呂湯処理装置」とで構成されたことを特徴とする。
「請求項3」は前記請求項1に記載の風呂湯処理装置を適用した風呂湯循環システムの第2例で、
「(a) 浴槽(70)と、
(b) ボイラー(60)と、
(c) 前記浴槽(70)とボイラー(60)との間に設置され、ボイラー(60)からの熱湯と浴槽(70)からの湯との熱交換を行う熱交換器(80)と、
(d) 前記浴槽(70)と熱交換器(80)との間に設置され、浴槽(70)の湯が循環する復路循
環配管(52)と、
(e) 前記熱交換器(80)から浴槽(70)へ熱湯を還流させる復路循環配管(52)に設置され
た請求項1に記載の風呂湯処理装置」とで構成されたことを特徴とする。
本発明の風呂湯処理装置によれば、容器(10)内を流れる湯は、非接地電極である交流印加電極(31)(33)及びに接地電極(32)に接触して電気分解され、当該湯の酸化還元電位が低下する。そして前記電気分解により発生した活性酸素と活性水素の一部が湯中に溶存酸素や溶存水素となって湯中に溶け込む。活性溶存酸素や活性溶存水素を含む湯は復路循環配管(52)から湯船(70)に直接流入して湯船(70)内を循環し、湯中の溶存酸素は湯中の有機物(雑菌を含む)を酸化反応させてこれらを無害化する。
一方、湯中の活性水素は浴槽(70)の表面や隅(特に、湯が循環しない底部の角隅)に付着形成されているネバネバ・ヌルヌルした有機付着物(蛋白脂質)を分解し、浴槽(70)を清浄にする。そしてこのネバネバした有機付着物が分解・除去されると、前記有機付着物内や有機付着物の裏側に潜んでいた雑菌(特に、レジオネラ菌)は前記活性溶存酸素により分解されて死滅する。
ただ、風呂湯処理に交流印加電極(31)(33)を使用するが、容器(10)内で前記電極(31)(33)の極性が高速で切り替わるため、電極ブロック(30)と容器(10)との間の隙間が狭いとその影響を受けて容器(10)が電蝕により穿孔される。しかしながら本発明では、容器(10)と、電極(31)〜(33)を有する電極ブロック(30)との間に電極ブロック(30)全体を取り囲むように絶縁材(50)が配置されているので、この絶縁材(50)により容器(10)が電極ブロック(30)に対して絶縁され、容器(10)の電蝕が効果的に防止される。その結果、電極ブロック(30)と容器(10)との間の隙間を小さくすることができ、装置全体を小型にすることができる。
以上のように本発明では、電気分解作用により湯の還元電位を大幅に低下させて次亜塩素酸や過マンガン酸カリウムのような強力な酸化剤に使用を最小限に留めて(或いは当該
薬剤を用いることなく)、湯を長期間にわたって法定水質基準より優れた清浄度に保つこ
とができるようになった。これに加えて、塩素臭の解消や浴槽(70)中の細菌(レジオネラ
菌や大腸菌を含む毒性雑菌)に死滅なども認められた。また、湯の電気分解に交流を使用することにより、0電位である接地電極(32)を中心にその両側の交流印加電極(31)(33)の極性が高速で切り替わり、一方の交流印加電極(31)と接地電極(32)、接地電極(32)と他方の交流印加電極(33)との間でハイサイクルにて電位差が発生し、その結果、電極(31)〜(33)の表面への分解物質の付着が抑制されつつ長期間にわたって電気分解を続けることが可能となるし、この電気分解作用による湯の還元電位を大幅に低下させることにより、湯を天然温泉と同等或いはそれ以上のリラックス作用を入浴者に与えることが出来る。更に、絶縁材(50)の存在により容器(10)[金属容器、特に、ステン
レス容器や導電性を有するある種の樹脂]の電蝕による孔蝕などが効果的に防止され、そ
の結果、装置全体を小型にすることができる。
以下、本発明を図示実施例に従って詳述する。風呂湯浄化用容器(10)は、円筒状の胴体部(11)、胴体部(11)に続く半球状の底部(13)および上蓋(12)とで構成されている。胴体部(11)の上面開口外周にはフランジ(11a)が設けられており、前記フランジ(11a)に上蓋(12)の外周部分がボルト止めにより固着されている。そして、胴体部(11)の上部側面には内部に連通する導入配管(14)が、その反対側の下部側面には内部に連通する流出配管(15)がそれぞれ設けられている。風呂湯浄化用容器(10)は特に限定されるものではないが、樹脂、陶器、金属(ステンレスを含む)など用途に最適のものが使用される。ここでは一応ステンレスを用いたものをその代表例として説明する。
胴体部(11)に続く底部(13)の中央最下部にはドレン配管(17)が設置されており、前記ドレン配管(17)にはドレン弁(17a)が設置されている。容器(10)内の中段には胴体部(11)内
を横切って交差するように電極支持枠(19)が配置され、その端部が容器(10)の内周面に溶接により固定されている。更に容器(10)の底部(13)は支持脚(16)上に固定されている。
電極ブロック(30)は、容器(10)より1回り小さい直径の上下一対の樹脂リング(35)(36)と、1乃至複数対の交流印加電極(31)(33)と、前記交流印加電極(31)(33)の間に配設された接地電極(32)並びにこれらの電極(31)〜(33)を樹脂リング(35)(36)に固定する固定部材(37)(38)とで構成されている。本実施例では2対の交流印加電極(31)(33)を有し、その間に接地電極(32)が配設されている。そして、それぞれが絶縁管(34d)、絶縁部材(34e)(34f)と締結部材(34b)(34c)とによって互いに絶縁状態にてセパレートされて固定され、同種電極同士(31)(31)・(32)(32)(32)・(33)(33)が短絡部材(31b)(32b)(33b)・(31c)(32c)(33c)でそれぞれ個別に短絡されている。
ここでは、三枚の接地電極(32)同士が短絡部材(32b)(32c)である金属締結部材(材質は
チタン)にて短絡接続されており、この短絡部材(32b)(32c)が他の電極(31)(33)に接触し
ないようにこれら他の電極(31)(33)に形成された通孔に挿通された絶縁管(32d)で絶縁保
護されている。同様に対となっている交流印加電極(31)(31)・(33)(33)同士も短絡部材(31b)(31c)・(33b)(33c)によって短絡接続されており、この短絡部材(31b)(31c)が他の電極に接触しないように他の電極に形成された通孔に挿通された絶縁管(31d)(33d)で絶縁保護されている。
前記電極及び短絡部材は、電蝕を避けるため材質としてチタン(コストを考えなければ
白金でも可能)が使用されており、交流印加電極は単なる矩形平板状のものである
が、接地電極はメッシュあるいはパンチングメタルのような孔明き矩形平板状のものが使用されている。
前記3種類の電極(31)(32)(33)で構成された電極ブロック(30)の上下両端には、前述のようにたとえば四フッ化エチレン(商標名:テフロン)のような化学的安定性に優れた絶縁樹脂リング(35)(36)が装着されている。そして、前記電極(31)〜(33)の端部はこの絶縁リング(35)(36)に取り付けられた絶縁ブロック(37)(38)にそれぞれ固定されている。
接地電極(32)と一対の交流印加電極(31)(33)には導線(31a)〜(31c)が接続されており、上蓋(12)の中央に設けられた導出孔(20)から前記導線(31a)〜(31c)が外部に導出されている。この導線(31a)〜(31c)のうち、接地電極(32)に接続されている導線(32a)は地面に接地されており、交流印加電極(31)(33)に接続されている導線(31a)(33a)は公知の交流発生装置(90)に接続されている。
絶縁材(50)は、円筒状の樹脂部材(本実施例では塩化ビニル)で、前記電極ブロック(30)より1回り大きく、内部に電極ブロック(30)が収納される大きさとなっている。そして、その上部には矩形切欠(50a)が設けられており、導入配管(14)からの流入水の流れを阻害
しないようになっている。
図3〜6は本発明にかかる風呂湯処理装置の内部構造を示す図面で、容器(10)の電極支持枠(19)上に電極ブロック(30)が載置され、更にその外周全体を囲繞するように絶縁材(50)が配置される。そして、電極支持枠(19)が絶縁材(50)の底部に設けられた切欠(50c)に
嵌り込み、絶縁材(50)の固定が行われるようになっている。
(実施例1)図1は本発明にかかる風呂湯処理装置を家庭用24時間風呂に用いた例で、浴槽(70)とボイラー(60)とは往・復循環配管(51)(52)によって接続され、浴槽(70)内の湯が往路循環配管(51)を通ってボイラー(60)に送られ、ボイラー(60)で適温に熱せられた湯が復路循環配管(52)を通って浴槽(70)に戻る。本発明にかかる風呂湯処理装置はこの復路循環配管(52)に設置されており、適温に熱せられた復路循環配管(52b)から直接浴槽(70)に流入して湯の浄化処理を行う。
(実施例2)図2は本発明にかかる風呂湯処理装置を温泉場のような大型浴槽(70)に用いた例で、浴槽(70)の湯とボイラー(60)の熱湯とは熱交換器(80)によって熱交換が行われることになる。この場合も浴槽(70)と熱交換器(80)とは往・復循環配管(51)(52)によって接続され、浴槽(70)内の湯が往路循環配管(51)を通って熱交換器(80)に送られ、熱交換器(80)で適温に熱せられた湯が復路循環配管(52)を通って浴槽(70)に戻る。本発明にかかる風呂湯処理装置はこの復路循環配管(52)に設置されており、適温に熱せられた復路循環配管(52b)から直接浴槽(70)に流入して湯の浄化処理を行う。
次に、本発明にかかる風呂湯処理装置による浄化作用の概要について説明する。風呂湯は容器(10)の上部側面に設けた導入配管(14)を通って容器(10)内に流入し、絶縁材(50)の矩形切欠(50a)を介して電極ブロック(30)内に入り込み、電極ブロック(30)内にて非接地
電極(31)(33)及び接地電極(32)に接触する。前述のように風呂湯処理装置の非接地電極(31)(33)には交流電圧が印加されており、非接地電極(31)(33)と接地電極(32)との間で風呂湯を介して電流が流れ、非接地電極(31)(33)及び接地電極(32)と風呂湯との接触面において風呂湯の電気分解が行われる。
ここで、非接地電極(31)(33)の電位が接地電極(32)の電位より高い場合、非接地電極(31)(33)の極性が切り変わったとしても非接地電極(31)(33)から接地電極(32)へ直流電流が流れることになり、電気分解が継続して行われることになる。
風呂湯が電気分解されると風呂湯の酸化還元電位が+300mVから−200mV〜−300mVに低下して還元電位となり、電気分解で発生した水素と酸素に一部が風呂湯内に溶け、これによって湯中の溶存酸素と溶存水素が増加する。また、このとき電位分解の作用で風呂湯中の有機化合物のあるものはガス化して風呂湯から抜け、他のものは容器(10)の底に凝集・沈殿する。容器(10)の底の凝集・沈殿物はドレン配管(17)から取り出される。
前記溶存酸素と溶存水素は風呂湯の上部に偏在するが、容器(10)内の風呂湯は容器(10)内をある程度循環しているため、満遍なく混ざり合って全体に略均一な状態となって容器(10)の流出配管(15)から流出し、湯船(70)に直接流入する。そして、前述のように活性溶存酸素や活性溶存水素を含む湯は湯船(70)内に流入して循環し、溶存酸素は湯中の有機物(雑菌を含む)を酸化反応させてこれらを死滅・無害化し、活性水素は有機付着物(蛋白脂
質)を分解し、浴槽(70)を清浄にする。また、次亜塩素酸のような殺菌剤が湯に投じられ
ている場合、電気分解によって酸化還元電位の低下した湯はこれを緩和し、塩素臭を解消するし、温泉効果(電気分解によって酸化還元電位の低下した湯が持つ効果の1つ)により、入浴者にリラックス効果を与える。
本発明にかかる風呂湯処理装置は、小型の家庭用24時間風呂は勿論、大型の浴場施設にも適用することができ、この種の施設において従来から問題となっていた薬液の大量使用による入力環境の悪化を改善することができ、この種の設備において非常に有用な装置であるといえる。
本装置を家庭用24時間風呂に適用した場合の模式図 本装置を大型浴場に適用した場合の模式図 本装置の縦断面図 本装置の水平断面図 本発明に使用する電極ブロックを中心とする容器の断面図 図5の斜視図
符号の説明
(10) 容器(14) 導入配管
(15) 流出配管
(31) 交流印加電極
(32) 接地電極
(33) 交流印加電極
(50) 絶縁材
(51) 往路循環配管
(52) 復路循環配管
(60) ボイラー
(70) 浴槽
(80) 熱交換器

Claims (3)

  1. (a) 浄化前の風呂湯を導入する導入配管及び浄化後の風呂湯を流出させる流出配管とを
    備えた浄化用容器と
    (b) 前記容器内に収納された1乃至複数対の交流印加電極と、
    (c) 前記交流印加電極の間に配置された接地電極と、
    (d) 前記容器と電極群との間に前記電極群を取り囲むように配置されている絶縁材とで
    構成されていることを特徴とする風呂湯処理装置。
  2. (a) 浴槽と、
    (b) ボイラーと、
    (c) 前記浴槽とボイラーとを結ぶ往復循環配管と、
    (d) 前記ボイラーから浴槽へ熱湯を還流させる復路循環配管に設置された請求項1に記
    載の風呂湯処理装置とで構成されたことを特徴とする風呂湯循環システム。
  3. (a) 浴槽と、
    (b) ボイラーと、
    (c) 前記浴槽とボイラーとの間に設置され、ボイラーからの熱湯と浴槽からの湯との熱
    交換を行う熱交換器と、
    (d) 前記浴槽と熱交換器との間に設置され、浴槽の湯が循環する復路循環配管と、
    (e) 前記熱交換器から浴槽へ熱湯を還流させる復路循環配管に設置された請求項1に記
    載の風呂湯処理装置とで構成されたことを特徴とする風呂湯循環システム。
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