JP2551897Y2 - ずり積込機 - Google Patents

ずり積込機

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Publication number
JP2551897Y2
JP2551897Y2 JP1995010054U JP1005495U JP2551897Y2 JP 2551897 Y2 JP2551897 Y2 JP 2551897Y2 JP 1995010054 U JP1995010054 U JP 1995010054U JP 1005495 U JP1005495 U JP 1005495U JP 2551897 Y2 JP2551897 Y2 JP 2551897Y2
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JP
Japan
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vehicle body
backhoe
vehicle
crawler
conveyor
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1995010054U
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English (en)
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JPH08546U (ja
Inventor
恒久 松田
正則 吉野
正也 西村
Original Assignee
日本鉱機株式会社
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Publication date
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Publication of JPH08546U publication Critical patent/JPH08546U/ja
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、トンネル切羽や砕
石現場等から出るずりを搬出車両へ積み込む際に使用さ
れるずり積込機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】トンネルの切羽や砕石現場からのずりの
搬出に当たっては、例えば図3のようなずり積込機を使
用してずりの集積と搬出車両への積み込みとを行ってい
る。これは、クローラ2により自走可能に構成された車
体1にバックホー7とチェーンコンベア5とを備えたも
ので、チェーンコンベア5は車体1の中心を傾斜状態で
貫通し、その先端には前方に向かって開口するホッパー
6が設けられている。また、バックホー7のブーム9の
旋回軸8はチェーンコンベア5の上方において車体1の
中心線上に支持されている。さらに車体1の上にはオペ
レータの操作席13とバックホー7やクローラ2の駆動
のためのパワーユニット14とが設けられる。
【0003】チェーンコンベア5は車体1の後部に備え
た高さ調整ジャッキ15により後端の高さの調整が可能
で、またホッパー6の側板6Aの角度も調整することが
できる。
【0004】ずりはバックホー7によりホッパー6の内
側にかき寄せられ、チェーンコンベア5により積込機の
後方に待機しているダンプトラック16に積み込まれて
搬出される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この積込機
の場合には、チェーンコンベア5がクローラ2に狭まれ
た車体1の中心部を貫通しているため、チェーンコンベ
ア5の幅に制限があり、またバックホー7の旋回軸8が
チェーンコンベア5の上方に位置しているため、高さに
も制限がある。このため、ずりが例えば発破工法により
掘削された岩石等のように形が大きい場合には、岩石を
チェーンコンベア5の断面内に収まるよう、ホッパー6
に集積する前に予め小さく砕いておくという余計な作業
を必要としていた。
【0006】本考案は、以上の問題点を解決すべく、寸
法の大きなずりの積み込みを可能とする大断面のチェー
ンコンベアを備えたずり積込機を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、クローラによ
り走行する車体と、車体に左右に旋回可能に支持された
バックホーと、車体の前方に向けて開口するホッパーに
連続して車体後方へ延びるコンベアとを備えたずり積込
機において、前記コンベアを一方のクローラの前部の上
方に張り出して配設する一方、バックホーの旋回軸をこ
のコンベアの側方の車体の操作席前方に設けるととも
に、バックホーのブームをクランク状に折させてバケ
ットを車体の中心線上に配置させた。
【0008】
【作用】バックホーのブームをクランク状に屈折させて
バケットを車体の中心線上に配置させたので、クランク
状に屈折したブームを車体と平行になるように操作する
ことで、アームとバケットを車体の中心線上に位置させ
ることが容易に出来、この位置を基準にバケットを旋回
させれば、バケットに掛かる力を車体の中心線上に及ぼ
させることが容易となり、作業中の車体の安定性を向上
させることができる。また、バックホーの旋回軸を操作
席前方に設けたため、バックホーの動きを操作席で見る
ことが容易となり作業性が向上するとともに、車体全体
の幅を狭くできるので、狭い場所での作業が容易とな
る。さらに、バックホーの旋回軸をコンベア側方に設け
たためコンベアの幅を広げることができると共に、コン
ベアの上方もさえぎられず、大きな岩石を砕かずにその
まま搬出車両まで搬送することができる。
【0009】
【実施形態】図1及び図2に本考案の実施の形態を示
す。
【0010】図1において、1はクローラ2により自走
可能に構成された積込機の車体である。クローラ2の前
部を支持するスプロケット3は後部を支持するスプロケ
ット4より小径に形成され、これによりクローラ2は車
体の中間部から前方に向かって上面を前傾させた形で配
設される。
【0011】チェーンコンベア5は図2に示されるよう
に、一方のクローラ2のこの前傾部2Aの上方に前部を
張り出すようにして車体1上に搭載される。チェーンコ
ンベア5は後部が車体1の真後ろに位置するよう、車体
1と斜交する向きに配設される。また、車体1の後部に
備えた高さ調整ジャッキ15の駆動により、一定範囲で
上下方向の傾斜角度を調節できるようになっている。
【0012】チェーンコンベア5の先端には左右方向へ
の展開角度を調節可能に構成した側板6Aと地面に接す
るエプロン6Bからなる前記従来例とほぼ同様の構造を
備えたホッパー6が設けられる。
【0013】また、チェーンコンベア5の側方の車体1
の上にバックホー7の旋回軸8が設けられる。旋回軸8
は車体1の中心線からオフセットされた位置に設けられ
るが、旋回軸8に支持されるバックホー7のブーム9
は、先端に連結するアーム10並びにバケット11を車
体1の中心線上に配置できるよう、クランク状に屈折し
た形状を備える。なお、ブーム9は車体1との間に介装
したブーム旋回ジャッキ12の駆動により旋回する。
【0014】旋回軸8の後方にはオペレータの操作席1
3が設けられ、搭乗席13の後方にパワーユニット14
が搭載される。なお、操作席13とパワーユニット14
はいずれもチェーンコンベア5の上方を遮らないよう、
チェーンコンベア5の側方に配設される。
【0015】次に作用を説明する。
【0016】ずりの積み込み作業は、前記従来例と同様
に操作席13に搭乗したオペレータがバックホー7を操
作しながら行う。バックホー7の旋回軸8は車体1の中
心線からオフセットされた位置に設けられているが、ク
ランク状に屈折したブーム9を車体1と平行になるよう
に操作することで、アーム10とバケット11とを車体
1の中心線上に容易に位置させることができる。このた
め、この位置を基準にしてブーム旋回ジャッキ12を駆
動してブーム9を適宜旋回させることにより、バックホ
ー7による掘削やずりのかき寄せ作業は特別の困難を感
じることなく進められる。
【0017】バックホー7によりホッパー6に集積され
たずりはチェーンコンベア5によって後方へと運ばれ
る。チェーンコンベア5は一方のクローラ2の前傾部2
Aの上方に張り出す形で配設されているため幅が広く、
また旋回軸8や搭乗席13等を側方に設けたことにより
上方を遮る物もないので、大きな岩石等も砕かずに搬送
することができる。また、チェーンコンベア5の後部は
車体1の真後ろに位置しているため、ダンプトラック等
の搬出車両との位置合わせも容易である。
【0018】以上のように、本考案のずり積込機は、
ックホーのブームをクランク状に屈折させてバケットを
車体の中心線上に配置させたので、クランク状に屈折し
たブームを車体と平行になるように操作することで、ア
ームとバケットを車体の中心線上に位置させることが容
易に出来、この位置を基準にバケットを旋回させれば、
バケットに掛かる力を車体の中心線上に及ぼさせること
が容易となり、作業中の車体の安定性を向上させること
ができる。また、バックホーの旋回軸を操作席前方に設
けたため、バックホーの動きを操作席で見ることが容易
となり作業性が向上するとともに、車体全体の幅を狭く
できるので、狭い場所での作業が容易となる。さらに、
バックホーの旋回軸をコンベア側方に設けたためコンベ
アの幅を広げることができると共に、コンベアの上方も
さえぎられず、大きな岩石を砕かずにそのまま搬出車両
まで搬送することができる。したがって、寸法の大きな
岩石等を含むずりの積み込み作業の作業効率を向上させ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示すずり積込機の側面図
である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】従来例を示す作業中のずり積込機の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 車体 2 クローラ 3,4 スプロケット 5 チェーンコンベア 6 ホッパー 7 バックホー 8 旋回軸 9 ブーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−64464(JP,U) 実開 昭55−4106(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クローラにより走行する車体と、車体に
    に旋回可能に支持されたバックホーと、車体の前方に
    向けて開口するホッパーに連続して車体後方へ延びるコ
    ンベアとを備えたずり積込機において、前記コンベアを
    一方のクローラの前部の上方に張り出して配設する一
    方、バックホーの旋回軸をこのコンベアの側方の車体の
    操作席前方に設けるとともに、バックホーのブームをク
    ランク状に折させてバケットを車体の中心線上に配置
    させたことを特徴とするずり積込機。
JP1995010054U 1995-09-25 1995-09-25 ずり積込機 Expired - Lifetime JP2551897Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1995010054U JP2551897Y2 (ja) 1995-09-25 1995-09-25 ずり積込機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995010054U JP2551897Y2 (ja) 1995-09-25 1995-09-25 ずり積込機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08546U JPH08546U (ja) 1996-03-26
JP2551897Y2 true JP2551897Y2 (ja) 1997-10-27

Family

ID=11739687

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5364919A (en) * 1976-11-22 1978-06-09 Nagoya Mozaiku Kougiyou Kk Reinforced wall surface material
JPS54145809A (en) * 1978-03-29 1979-11-14 Gen Electric Gas turbine power plant and operation method

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08546U (ja) 1996-03-26

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