JP2551865B2 - 撚線装置 - Google Patents

撚線装置

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JP2551865B2
JP2551865B2 JP2326662A JP32666290A JP2551865B2 JP 2551865 B2 JP2551865 B2 JP 2551865B2 JP 2326662 A JP2326662 A JP 2326662A JP 32666290 A JP32666290 A JP 32666290A JP 2551865 B2 JP2551865 B2 JP 2551865B2
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JP
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mandrel
twisting
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strands
wire
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正人 稲原
寛 後明
恒夫 宮田
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は撚線装置に関する。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕
従来、撚線装置には、ポストフォーム方式、多段
ロール式プレフォーム方式、ドラムツイスト方式、
熱処理(ヒートセット)方式等の種々の装置があった。
即ち、の方式は、素線を撚合わせた撚線を矯正器を
通過させることにより、素線の剛性による形付不良並び
に撚線の捻回に起因する撚戻りを防止していた。従っ
て、中心にOPユニット(光ファイバユニット)が配設さ
れるOPGW(光ファイバ複合架空地線)の場合、曲げ加工
に限界があり、このような場合、初めに仮の芯線を使用
して上述の如く撚合わせた後、この仮の芯線とOPユニッ
トとを入替えていた。つまり、2工程が必要となり、装
置全体が複雑となると共に作業時間が大となる欠点があ
る。また、難着雪対策として表面に「難着雪用ヒレ」を
有するOPGWを形成する場合、該OPGWは断面が平滑な円形
でないためこの方式を適用することができなかった。
の方式では、素線の剛性が高い場合、適切な形付け
は不可能であった。
の方式では、素線に別途形付加工を行い、ドラムに
巻き取る際に該ドラム自体を回転させて撚り合わせてい
た。従って、この方式では、形付けと撚合わせの2工程
が必要となる欠点があった。
の方式では、形付けした素線あるいは撚線後の素線
を、加熱し応力除去するものであるので、熱劣化や熱影
響問題があり、さらには設備費が高価となる欠点があっ
た。
そこで、本発明では、1工程ですみ、しかも、素線が
浮き上がって外観が不良となったり、内部のOPユニット
が破損したりすることのない撚線装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために、本発明に係る撚線装置
は、OPユニットの外周に複数本の素線を撚合わせる撚線
装置に於て、上記素線が巻付状に誘導案内される螺旋状
形付溝を外周面に有するマンドレルと、撚り口と該素線
の送出ボビンとの間の目板に固着される取付片と該取付
片に揺動可能に取付けられて上記マンドレルの取付角度
の変更を可能として該マンドレルを着脱自在に挾持保持
する取付具本体とからなる取付具と、を備えたものであ
る。
〔作 用〕
素線がマンドレルを通過することにより、該素線には
螺旋ぐせが付くことになり、この螺旋ぐせが付いた素線
がOPユニットの外周に撚合わされ、素線が塑性加工の難
しい剛性の高い鋼線であっても確実に撚線を行うことが
できる。
また、マンドレルの目板に対する取付角度を調整(変
更)することができ、これにより、送出ボビンから送出
される素線の種々の角度に対応させることができる。さ
らに、マンドレルは取付具に対して着脱自在であるの
で、簡単にマンドレルを取り替えることができる。従っ
て、ピッチ及び/又は深さの相違する複数のマンドレル
を用意すれば、種々の径のOPユニットに対応することが
できる。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳説す
る。
第1図は本発明に係る撚線装置を示し、この装置は、
第6図に示すように、OPユニット(光ファイバユニッ
ト)1の外周に複数本の素線2が撚り合わされてなるOP
GW(光ファイバ複合架空地線)3を形成するものであ
り、この場合のOPユニット1は、外周面に光ファイバ4
…が嵌合する嵌合溝5…を有するスペーサ6と、該スペ
ーサ6及び光ファイバ4を被覆するアルミニウム等のパ
イプ材7と、からなり、素線2は、段面略扇形の鋼線8
と、該鋼線8を被覆するアルミニウム等からなる被覆層
9と、からなる。つまり、素線2は全体断面が略扇形と
される。
しかして、この装置は、第1図に示すように、OPユニ
ット1を送出する送出装置10と、素線2…を送出する送
出装置11と、OPユニット1及び素線2…が通過する撚り
口12と、撚合わせられてなるOPGW3を下流側へ引張る引
取装置13と、OPGW3を巻取る巻取装置14と、を備え、送
出装置10から送出されたOPユニット1は引取装置13にて
矢印の如く下流側へ引張られ、送出装置11を通過して撚
り口12に入り、また、送出装置11から送出される複数の
素線2…は、引取装置13にて下流側へ引張られ、OPユニ
ット1の軸心廻りに回転しつつ撚り口12に入り、OPユニ
ット1と素線2…とがこの撚り口12から下流側へ出た際
には第6図に示すようなOPGW3が形成され、順次、巻取
装置14の巻取ボビン15に巻取られている。
しかして、送出装置10は、回転自在なボビン16を有
し、該ボビン16にOPユニット1が巻設されている。
また、送出装置11は、上流側に立設される支持台17
と、下流側に立設される支持台18と、該支持台17,18間
に配設される回転体19と、を備え、該回転体19に複数個
の送出ボビン20…が付設されている。
即ち、回転体19は、OPユニット1が挿通する中空軸21
と、該軸21に外嵌される円盤状のデスク22…と、を備
え、該中空軸21の上流端が支持台17に回転自在に枢支さ
れ、中空軸21の下流端が回転板23に連設され、該回転板
23が軸受を介して支持台18に回転自在に枢支されてい
る。
そして、デスク22…に送出ボビ20が付設され、また、
デスク22…には、図示省略の複数の素線通過孔が設けら
れ、送出ボビン20からの素線2がこの通過孔を介して下
流側へ送出される。
しかして、撚り口12と送出ボビン20…との間には、マ
ンドレル24が配設され、該マンドレル24には、第3図に
示すように螺旋状形付溝25が形成されている。即ち、マ
ンドレル24は、耐摩耗性・耐熱性に優れしかも低摩擦で
ある合成樹脂又は金属からなる短円柱体に、上記螺旋状
形付溝25を凹設することにより形成される。なお、合成
樹脂としては、ポリアセタール(商品名:デルリン)、
モノマーキャスティングナイロン等が好ましい。
即ち、中空軸21には目板26が一体状に連設され、該目
板26に取付具27を介してマンドレル24が取付けられてい
る。ここで取付具27とは、第2図に示すように、目板26
にボルト・ナット等の固着具を介して取付けられる取付
片28と、該取付片28に揺動可能に取付けられる取付具本
体29と、からなり取付具本体29にマンドレル24が挾持さ
れている。即ち、取付具本体29は、取付片28に取付けら
れる第1部材30と、該第1部材30に着脱自在に取付けら
れる第2部材31と、からなり、第4図に示すように、第
1部材30は、取付片32と該取付片32に連設される半円弧
状部33と該半円弧状部33から外方へ突設される外鍔部3
4,34とからなり、第2部材31は、半円弧状部35と該半円
弧状部35から外方へ突設される外鍔部36,36とからな
る。そして、第1部材30と第2部材31とが重ね合わされ
て、その対向する外鍔部34,36がボルト・ナット等の固
着具37(第2図参照)にて相互に取付けられる。従っ
て、半円弧状部33,35により、嵌合孔38が形成され、該
嵌合孔38にマンドレル24が嵌着される。この場合、第5
図に示すように、素線2はこの取付具27に接触しないよ
うに設定する。また、取付具本体29は、第2図に示すよ
うに、ボルト・ナット等の固着具39にて取付片28に取付
けられるが、この場合、固着具39を緩めれば、この本体
29は矢印の如く揺動し、該固着具39を締め付ければ、該
本体29は固定される。つまり、本体29の取付片28に対す
る角度を変更することができ、マンドレル24の目板26に
対する取付角度を変更することができる。マンドレル24
の角度を変更することにより、該マンドレル24を、送出
ボビン20から送出される素線2の種々の角度に対応させ
ることができる。
また、この目板26には、貫通孔40…が貫設され、この
貫通孔40を通過した素線2がマンドレル24の螺旋状形付
溝25に嵌合する。
なお、引取装置13は、2個または1個(図示では2
個)のキャプスタン41,41を有し、該キャプスタン41,41
にOPGW3が複数回巻付けられ、該キャプスタン41,41の回
転によりOPGW3を矢印の如く引張るものであり、床面F
に略下半分が埋設状とされている。なお、上記引取装置
13として、回動する上下一対の無限軌道輪を備えた無限
軌道輪式引取機を用いても良い。
また、撚り口12は、基台42上に設けられるダイス43を
もって形成され、送出装置10のボビン16は支持台44に枢
支され、巻取装置14のボビン15は支持台45に枢支されて
いる。
しかして、上述の如く構成された撚線装置によれば、
送出装置10から送出されたOPユニット1は、支持台17、
中空軸21、及び回転板23を介し撚り口12に挿入される。
素線2…は、デスク22の素線通過孔、及び目板26の貫通
孔40を介してマンドレル24に達し、マンドレル24では、
その螺旋状形付溝25に巻付状に誘導案内され、マンドレ
ル24を通過した各素線2…は、第3図に示すように、螺
旋ぐせが付くことになる。そして、マンドレル24を通過
した素線2は回転板23の図示省略の貫通孔を介して撚り
口12に挿入される。この際、回転体19は、中空軸21の軸
心廻りに回転し、撚り口12から出てきたOPユニット1と
素線2…は、撚合わされて、第6図に示すようなOPGW3
となり、巻取装置14の巻取ボビン15に巻設される。
第7図は、難着雪対策として表面に難着雪用の突起46
を設けたOPGW3(内部のOPユニット1を省略してい
る。)を示し、この場合、マンドレル24の螺旋状形付溝
25の深さ寸法を、第8図に示すように、第5図に比べて
大として、該突起46が取付具27に接触しないように設定
する。
なお、本発明は上述の実施例に限定されず、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、
撚合わせる素線2の数は自由に設定でき、マンドレル24
の溝25の長さ、ピッチ及び深さ等も自由に変更できる
が、溝25のピッチは、目的とする撚線のピッチよりも小
さくするのが好ましい。けだし、大きければ、撚線後に
おいて素線2が中心のOPユニット1から浮き上がるから
である。また、マンドレル24の配設位置としては、撚り
口12と送出ボビン20との間であればよいので、最下流の
デスク22と撚り口12の中間部に設けずに、該デスク22寄
りに設けたり、撚り口12寄りに設けたりするも自由であ
る。さらに、OPユニット1としても図例のものに限ら
ず、種々のユニットを使用することができる。
〔発明の効果〕
本発明は上述の如く構成されているので、次に記載す
る効果を奏する マンドレル24は螺旋状形付溝25が外周面に形成され
てなるものであるので、マンドレル24自体の製造が容易
であって、しかも、難着雪対策としての突起を有する素
線2であっても、この突起に影響されることなく、この
素線2を螺旋状形付溝25にて螺旋ぐせを付けることがで
き、難着雪対策を施したOPGW3を簡単に形成することが
できる。
マンドレル24の目板26に対する取付角度の変更が可
能であるので、送出ボビン20から送出される素線2の種
々の角度に対応させることができ、素線2の螺旋ぐせ付
けを滑らかにかつ確実に行うことができる。
マンドレル24を取り替えることができ、ピッチ及び
/又は深さの相違する複数のマンドレルを用意すれば、
種々の径のOPユニットに対応することができる。
1工程で撚線することができ、作業時間を大幅に短
縮することができると共に、撚線後に、OPユニット1か
ら素線2が浮き上がることがなく、撚線外観が良好とな
り、しかも、装置全体として複雑にならず、低コストに
てこの装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す簡略正面図、第2図は
要部拡大正面図、第3図はマンドレルの拡大斜視図、第
4図は取付具の要部断面図、第5図はマンドレルと素線
の関係を示す拡大断面図、第6図はOPGWの拡大断面図、
第7図はOPユニットを省略した状態のOPGWの変形例の拡
大断面図、第8図はマンドレルと素線の関係を示す拡大
断面図である。 1……OPユニット、2……素線、13……撚り口、20……
送出ボビン、24……マンドレル、25……螺旋状形付溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−48740(JP,A) 特開 昭58−184030(JP,A) 特開 昭60−154832(JP,A) 実開 昭60−190441(JP,U) 特公 平3−71928(JP,B2) 特公 昭54−28495(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】OPユニットの外周に複数本の素線を撚合わ
    せる撚線装置に於て、 上記素線が巻付状に誘導案内される螺旋状形付溝を外周
    面に有するマンドレルと、撚り口と該素線の送出ボビン
    との間の目板に固着される取付片と該取付片に揺動可能
    に取付けられて上記マンドレルの取付角度の変更を可能
    として該マンドレルを着脱自在に挾持保持する取付具本
    体とからなる取付具と、を備えたことを特徴とする撚線
    装置。
JP2326662A 1990-11-27 1990-11-27 撚線装置 Expired - Lifetime JP2551865B2 (ja)

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JPH04197540A JPH04197540A (ja) 1992-07-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5117619B2 (ja) * 1971-10-25 1976-06-03
JPS58184030A (ja) * 1982-04-23 1983-10-27 Fujikura Ltd 異形断面素線を含む撚線の製造方法
JPS60190441U (ja) * 1984-05-29 1985-12-17 平尾 興司 形状記憶合金コイルばねの製造方法

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