JP2551820Y2 - 自動水栓 - Google Patents

自動水栓

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JP2551820Y2
JP2551820Y2 JP3374891U JP3374891U JP2551820Y2 JP 2551820 Y2 JP2551820 Y2 JP 2551820Y2 JP 3374891 U JP3374891 U JP 3374891U JP 3374891 U JP3374891 U JP 3374891U JP 2551820 Y2 JP2551820 Y2 JP 2551820Y2
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行宏 室屋
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、台所のシンクの給水,
給湯設備として用いる自動水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】台所用の自動水栓として従来から各種の
ものが利用されている。この自動水栓は、センサや電磁
弁を組み込み、たとえばセンサが人の手を感知して洗い
物作業する間継続して吐水し、手を感知しなくなったと
きに自動的に止水するようなシステムとしたものであ
る。
【0003】自動水栓はその開閉弁等を電磁弁とし、家
庭用電源又は電池等を利用して自動的に吐水及び止水を
行わせる。このため、停電や電池切れ等の際には吐水が
できないことになり、このような事態に備えて手動操作
もできるようにすることが必要である。この手動操作す
るものとしては、たとえば実開平1−124868号公
報に記載されたものがある。
【0004】自動吐水及び止水に加えて手動操作もでき
るようにした自動水栓は、その内部流路の中途に手動ハ
ンドルによって開閉する弁を設け、必要に応じてこの手
動ハンドルを操作することで吐水及び止水を行う。そし
て、この手動ハンドルは、先の公報の例では自動水栓の
本体の側部に設けられ、通常の水栓と同様な外見を呈し
ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】自動水栓の本来の目的
は、人が手を使ってハンドル等を操作しないで洗い物作
業等が簡単に行え、ハンドルに手を触れずに衛生的に作
業できるようにするということである。このため、手動
ハンドルはあくまでも補助のものであることから、手動
ハンドルは自動水栓の本体の正面等に設けるよりも側部
に避けた位置に備えるほうが好ましい。そして、手動ハ
ンドルはどうしても自動水栓の本体から突き出るので、
洗い物作業で品物が引っ掛かったりしないようにするた
めには、手動ハンドルを本体の裏側に設けること等が考
えられる。
【0006】このように手動ハンドルを裏に組み込んで
も、これを実際に使うことはかなり稀なので、使い勝手
にさほど影響を与えることはない。しかし、手動ハンド
ルは本体の裏に隠れるため、これを操作するときは手を
本体の裏側に差し込んで回すので、操作にはし難さが残
る。したがって、自動吐水や止水ができる場合では、手
動ハンドルが洗い物作業の邪魔にならないことから便利
であるが、停電等の際に手動ハンドルを回すには手間が
かかるという問題がある。
【0007】本考案において解決すべき課題は、自動水
栓の本体の裏側に手動操作用のハンドルを設けた場合で
もこれを簡単に操作できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、本体に内蔵し
た電磁弁によって内部流路の開閉を自動的に行う自動水
栓であって、前記本体の内部流路に前記電磁弁とは別に
手動用の弁機構を設け、該弁機構を開閉動作させる手動
ハンドルを前記本体の背部に回転操作可能に設け、前記
手動ハンドルはその外周に回転操作用の用具を係合可能
な掛り部を設けていることを特徴とする。
【0009】
【作用】自動水栓の本体の背部に設けた手動ハンドルに
は、回転操作用の用具を掛けるための掛り部を設けてい
るので、たとえば割箸等をこの掛り部に掛けて手動ハン
ドルを回すことができる。このため、手を深く自動水栓
の本体の裏にまで入り込ませなくても手動ハンドルを回
すことができ、手動ハンドルが本体の裏に隠れる配置で
あっても使い勝手に支障を与えることがなくなる。
【0010】
【実施例】図1は本考案の自動水栓の斜視図、図2は自
動水栓の本体の内部構造を示すための切欠正面図、図3
は自動水栓の本体の側面縦断面図である。
【0011】図において、自動水栓は本体1に接続した
吐水管2及びこの吐水管2の先端に設けた吐水ヘッド3
を外郭部材として備えている。
【0012】本体1の下端に設けたスリーブ1aに給水
管4及び給湯管5を差し込み、これらの管4,5の上端
を本体1の内部に設けた給水室1c及び給湯室1bに接
続している。本体1の右端には温度調整ハンドル6が設
けられ、これによって給水温度の設定及び自動調整を行
なうための温度制御弁7が本体1の内部に組み込まれ
る。
【0013】温度制御弁7は給水室1c及び給湯室1b
に連通するチャンバ7aの中に制御弁体7bをその軸線
方向に移動可能に組み込むと共に通過する湯の温度に感
応して制御弁体7bをシフトする感温体7cを備えたも
のである。また、制御弁体7bはチャンバ7a内の水弁
座7d及び湯弁座7eを一軸上で開閉してそれぞれの弁
開度を設定して水と湯の比を設定して温度調整を行な
う。
【0014】温度制御弁7の下流には、温度調整された
混合水が流入する混合室8を設ける。そして、混合室8
と吐水管2との間には供給チャンバ9が形成され、混合
室8からこの供給チャンバ9への流路を開閉する電磁弁
10が本体1に組み込まれる。電磁弁10はダイヤフラ
ム10aを弁体として備え、混合室8側に形成した開閉
弁座8aをこのダイヤフラム10aによって開閉する。
また、この電磁弁10は本体1の左側に出し入れ自在な
カートリッジ式の乾電池10bを電源として動作し、吐
水ヘッド3からの様々な吐水パターンを本体1に内蔵し
た制御部11によって制御する。なお、乾電池10bを
電源とするのに代えて、図1の一点鎖線で示すように、
一般家庭用の電源にコード10cを接続して使うように
してもよい。
【0015】本体1の背部には、電磁弁10の故障や電池
切れ又は停電の場合に手動で使うための手動ハンドル1
2が設けられる。この手動ハンドル12は、図3のよう
に本体1の背部からスピンドル13を背部側の混合室8
に回転自在に差し込み、その先端の弁体13aを混合室
8と供給チャンバ9との間の隔壁に開けた連絡孔8bに
開閉可能としたものである。この連絡孔8bは開閉弁座
8aよりも下流側に位置し、図示の状態では、連絡孔8
bは弁体13aによって閉じているので、混合室8の水
又は湯は電磁弁10のダイヤフラム10aが開けば、供
給チャンバ9へ流れて吐水ヘッド3へ供給される。そし
て、もし電磁弁10が作動できないときは、手動ハンド
ル12を回転させて図3において左側へスピンドル13
を動かすと、弁体13aが連絡孔8bから外れ、混合室
8と供給チャンバ9とが直結される。このため、電池切
れ等で電磁弁10が作動しなくなっても、手動ハンドル
12を利用すれば、吐水ヘッド3からの水又は湯の吐出
が行える。
【0016】図4は手動ハンドル12の詳細を示すもの
であって、同図の(a)は縦断面図、同図の(b)は同
図(a)のA−A線矢視断面図である。また、図5に手
動ハンドル12を背面側から見た斜視図を示す。
【0017】手動ハンドル12は碗状であり、その内部
には十字状のリブ12aを形成すると共にスピンドル1
3の取付け孔12bを中心に設けている。手動ハンドル
12の外周面には、操作するときに指を掛けるのに利用
する突起12cを突き出して設け、スリット12dを回
転操作用の用具が係合可能な掛り部として形成してい
る。スリット12dは合計4箇所に設けられ、図5に示
すように、割箸やその他の用具等を差し込める程度の大
きさとしておく。
【0018】吐水ヘッド3は、人の手を感知する光電式
のセンサを備え、このセンサからの信号により電磁弁1
0を開閉させて吐水及び止水可能としたものである。な
お、自動吐水及び止水だけでなく、本体1に設けた各種
のスイッチ20,21やフットスイッチ22によって様
々なパターンの吐水を得ることもできる。
【0019】以上の構成において、停電や電池切れが生
じていないときには、センサや各スイッチの操作によっ
て電磁弁10を開閉動作させることによって、混合室8
から混合水がこの電磁弁10を経由して供給チャンバ9
に送られる。したがって、手動ハンドル12に連結した
弁体13aによって連絡孔8bを閉じておけば、混合水
は電磁弁10の作動に従って、吐水管2に供給されて吐
水ヘッド3から吐水される。また、止水も電磁弁10の
閉弁によって自動的に行われる。
【0020】電池切れ又は停電を生じたときには、電磁
弁10は作動できず、ダイヤフラム10aは開閉弁座8
aに着座したままで混合室8と供給チャンバ9とは遮断
されている。このとき、手動ハンドル12を回転させて
スプリング13を図3において左側へ動かすと弁体13
aが連絡孔8bを開く。したがって、混合室8の中の混
合水は電磁弁10を経由することなく直接供給チャンバ
9に流れ込み、吐水ヘッド3から吐水される。
【0021】この手動ハンドル12の操作では、その外
周面に設けた突起12cに指を掛けて回せるほか、スリ
ット12dの中に割箸やその他の細い用具を差し込むこ
とによっても回転操作できる。割箸等をスリット12d
に差し込むと、その先端がリブ12aの中央側に突き当
り割箸の中途部分がスリット12dの内壁に当たるの
で、これを利用することによって手動ハンドル12を回
すことができる。このため、本体1の背部に壁やカウン
ターのバックガードがあって、これらと手動ハンドル1
2との間の隙間が小さい場合でも、割箸等をこの隙間に
通すようにしてスリット12dに差し込める。したがっ
て、手を狭い隙間に入れる必要がなく、簡単に手動ハン
ドル12を回すことができ、手動ハンドル12が本体1
の裏にあっても使い勝手に影響を与えることがない。ま
た、割箸をスリット12dに差し込むと、この割箸の長
さによって手動ハンドル12を回そうとするモーメント
も大きくなる。したがって、手動ハンドル12に手を掛
けるよりも軽い力で操作でき、手動ハンドル12が本体
1の裏側にあっても楽に取り扱うことができる。
【0022】このように、本体1の裏側に手動ハンドル
12を設けていても、使い勝手に支障を与えることはな
い。そして、手動ハンドル12は本体1の正面や側面か
ら突き出ずに隠れているので、たとえば食器等を洗って
いるときにこれが手動ハンドル12に触れることがな
く、誤って手動ハンドル12が回ってしまうようなこと
もない。
【0023】
【考案の効果】本考案では、手動操作用の手動ハンドル
に回転操作用の用具を掛けるための掛り部を設けている
ので、手動ハンドルが自動水栓の本体の裏側にあって
も、用具を掛り部に差し込めば簡単にこれを操作でき
る。このため、手を本体の裏側に深く差し込んだりして
取り扱う必要がなく、使い勝手に支障を与えることがな
い。また、手動ハンドルは本体の正面や側面から突き出
ないので、食器等を洗っているときにこれが手動ハンド
ルに当たることがなく、誤って手動ハンドルを回してし
まうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の自動水栓の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】自動水栓の内部構造を示すための要部の切欠正
面図である。
【図3】手動ハンドルの配置を示す自動水栓の本体の側
面断面図である。
【図4】手動ハンドルの詳細を示す図であって、同図の
(a)はその縦断面図、同図の(b)は同図(a)のA
−A線矢視断面図である。
【図5】手動ハンドルをその背面側から見た斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 吐水管 3 吐水ヘッド 4 給水管 5 給湯管 6 温度調整ハンドル 7 温度制御弁 8 混合室 9 供給チャンバ 10 電磁弁 11 制御部 12 手動ハンドル 12d スリット(掛り部) 13 スピンドル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に内蔵した電磁弁によって内部流路
    の開閉を自動的に行う自動水栓であって、前記本体の内
    部流路に前記電磁弁とは別に手動用の弁機構を設け、該
    弁機構を開閉動作させる手動ハンドルを前記本体の背部
    に回転操作可能に設け、前記手動ハンドルはその外周に
    回転操作用の用具を係合可能な掛り部を設けていること
    を特徴とする自動水栓。
JP3374891U 1991-05-14 1991-05-14 自動水栓 Expired - Fee Related JP2551820Y2 (ja)

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JP2011080585A (ja) * 2000-11-20 2011-04-21 Sloan Valve Co 少なくとも2つのバルブを操作するための装置及び方法
CN105864492A (zh) * 2016-05-31 2016-08-17 厦门方特卫浴有限公司 感应水龙头

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US9038665B2 (en) * 2013-04-09 2015-05-26 Yuan-Mei Corp. Irrigation system oriented valve system

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