JP2003184139A - 水 栓 - Google Patents

水 栓

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JP2003184139A
JP2003184139A JP2001383629A JP2001383629A JP2003184139A JP 2003184139 A JP2003184139 A JP 2003184139A JP 2001383629 A JP2001383629 A JP 2001383629A JP 2001383629 A JP2001383629 A JP 2001383629A JP 2003184139 A JP2003184139 A JP 2003184139A
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Japan
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shelf
faucet
water
valve
discharge port
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JP2001383629A
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Hideyuki Matsui
英之 松井
Takao Ikenaga
隆夫 池永
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室等の側壁から突出する水栓であって、近
傍空間の有効利用が計られた水栓を提供する。 【解決手段】 給水配管への取付部と、吐出口と、取付
部と吐出口との間に配設された複数の機能部材と、機能
部材間を連結するパイプとを備え、機能部材とパイプと
が略同一平面上に配置され、更に機能部材とパイプとを
収容する棚を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水栓に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】化粧室、浴室等の側壁から突出する水栓
の近傍空間は、一般に水栓操作のためにのみ利用されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】化粧室、浴室等の側壁
から突出する水栓の近傍空間を水栓操作のためにのみ利
用すると、化粧室、浴室等の内部空間の有効利用を阻害
することになる。本発明は上記問題に鑑みてなされたも
のであり、浴室等の側壁から突出する水栓であって、近
傍空間の有効利用が計られた水栓を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、給水配管への取付部と、吐出口
と、取付部と吐出口との間に配設された複数の機能部材
と、機能部材間を連結するパイプとを備え、機能部材と
パイプとが略同一平面上に配置され、更に機能部材とパ
イプとを収容する棚を備えることを特徴とする水栓を提
供する。本発明に係る水栓においては、給水配管への取
付部と吐出口との間に配設される複数の機能部材と機能
部材間を連結するパイプとが棚内に収容されているの
で、水栓近傍空間を棚に洗面道具、化粧品等を載置する
ための空間として有効利用できる。給水配管への取付部
と吐出口との間に配設される複数の機能部材と機能部材
間を連結するパイプとが略同一平面上に配置されている
ので、棚の厚みを低減して棚の占有空間を低減でき、水
栓近傍空間の有効利用を促進でき、且つ水栓が使用者に
与える圧迫感を低減できる。
【0005】本発明の好ましい態様においては、棚が着
脱可能な上半部分と下半部分とにより構成されている。
棚を上下に2分割可能とすることにより、機能部材の保
守が容易になる。前後、左右には分割しないので、棚の
下面には継ぎ目は存在しない。清掃が困難な棚の下面
に、ゴミが溜まり易い棚の継ぎ目を設けないことによ
り、水栓の清掃性が向上する。
【0006】本発明の好ましい態様においては、棚の下
半部分の機能部材に対峙する部位が局部的に下方へ膨出
している。棚の下半部分の機能部材に対峙する部位を局
部的に下方へ膨出させることにより、棚の見掛け上の厚
み増加を抑制でき、水栓が使用者に与える圧迫感を軽減
できる。
【0007】本発明の好ましい態様においては、吐出口
が棚前端面近傍に配設され、機能部材は棚前端面から離
隔して配設されている。吐出口を棚前端面近傍に配設し
て使用者が視認可能とすることにより、水栓の使い勝手
が向上する。機能部材を棚前端面から離隔して配設し、
機能部材に対峙する棚下面の膨出部を使用者の視界から
遮断することにより、水栓が使用者に与える圧迫感を軽
減できる。
【0008】本発明の好ましい態様においては、機能部
材の手動操作部が棚前端面と略面一に配設されている。
機能部材の手動操作部を棚前端面と略面一に配設すれ
ば、手動操作部の視認が容易になって水栓の操作性が向
上し、且つ操作部の室内側への突出が回避されて水栓が
使用者に与える圧迫感が軽減される。
【0009】本発明の好ましい態様においては、ホース
を介して吐出口に接続されたスパウト兼用のシャワーノ
ズルが、棚前端面に近接して平行に延在する状態で着脱
可能に棚に取り付けられている。スパウト兼用のシャワ
ーノズルを着脱可能に棚に取り付けることにより、水栓
をシャワーノズルとしても使用でき、水栓の利便性が向
上する。スパウト兼用のシャワーノズルを、棚前端面に
近接して平行に延在する状態で着脱可能に棚に取り付け
ることにより、棚に取り付けられた状態のスパウト兼用
のシャワーノズルを棚の一部として利用でき、水栓の利
便性が向上する。
【0010】本発明の好ましい態様においては、スパウ
ト兼用のシャワーノズルは、上下方向に揺動可能に棚に
取り付けられた支持腕に着脱可能に取り付けられてい
る。支持腕を上方へ揺動させれば、スパウト兼用のシャ
ワーノズルを手に持つことなくシャワーノズルとして使
用でき、水栓の利便性が向上する。
【0011】本発明の好ましい態様においては、機能部
材を電気的に制御する制御装置が棚内に収容されてい
る。機能部材を電気的に制御することにより、水栓の使
い勝手が向上する。
【0012】本発明の好ましい態様においては、水栓は
浄水器を内蔵し、当該浄水器は棚内に収容されている。
浄水器を内蔵することにより、水栓の利便性が向上す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例に係る水栓を
図1〜8に基づいて説明する。図1に示すように、水栓
Aは、浴室、化粧室等の側壁に埋め込まれた図示しない
給水配管に接続された給水脚1aと、浴室、化粧室等の
側壁に埋め込まれた図示しない給湯配管に接続された給
湯脚1bとを備えている。給水脚1a、給湯脚1bは、
室側壁から室内側へ突出している。給水脚1a、給湯脚
1bに止水弁2a、2bが接続されている。止水弁2
a、2bは、給水配管、給湯配管から水栓Aに供給され
る湯水の水圧が高い場合に水栓Aへの湯水の供給量を適
正値に調整するために、また水栓Aの保守時に水栓Aへ
の湯水の供給を止めるために配設されている。
【0014】図2に示すように、止水弁2aは円筒状の
弁ガイド2aを備えている。弁ガイド2aの側面に
開口2aが形成されている。開口2aを取り巻くパ
ッキン2aが、弁ガイド2aに嵌合固定されてい
る。円筒状の弁体2aが弁ガイド2aに摺動回転可
能に嵌入している。弁体2aの側面に、弁ガイド2a
の開口2aに重畳可能な開口2aが形成されてい
る。弁ガイド2aの一端にスピンドル2aが摺動回
転可能に挿入されている。スピンドル2aの一端は弁
体2aの一端に嵌入固定されている。弁体2aとス
ピンドル2aとが組み付けられた弁ガイド2aが、
図1に示すように、円筒状のケース2aに収容されて
いる。ケース2aの側面に開口2aに対峙して開口
が形成されており、当該開口は給水脚1aに接続してい
る。ケース2aの開放端はパイプ3aに接続してい
る。弁ガイド2a外へ延びるスピンドル2aの他端
に、調整ハンドル2a′が取り付けられている。
【0015】調整ハンドル2a′を介してスピンドル2
が回動駆動され、スピンドル2a により弁体2a
が回動駆動され、開口2aと開口2aとの重畳の
度合いが調整されて、ケース2aの側面に形成された
開口、開口2a、開口2aを通り、ケース2a
弁ガイド2a、弁体2aの開放端へ抜ける、図2で
二重矢印で示す水流の止水、流量調整が行われる。
【0016】止水弁2bも止水弁2aと同様の構造を有
している。止水弁2bの下流端はパイプ3bに接続して
いる。止水弁2bに調整ハンドル2b′が取り付けられ
ている。図1に示すように、止水弁2a、2bから延び
るパイプ3a、3bは、温調流調弁4に接続している。
【0017】図3〜6に示すように、温調流調弁4は円
筒状の弁ガイド41を備えている。弁ガイド41の側面
に開口41a、41b、41cが形成されている。開口
41a、41bを取り巻くパッキン42が、弁ガイド4
1に嵌合固定されている。円筒状の弁体43が弁ガイド
41に摺動可能に嵌入している。弁ガイド41の開口4
1a、41b、41cに重畳可能な開口43a、43
b、43cが弁体43の側面に形成されている。
【0018】弁ガイド41の一端にスピンドル44が摺
動回転可能に挿入されている。スピンドル44の一端に
形成されたキー44aが、弁体43の一端に形成された
軸方向に延在するキー溝43dに係合している。弁ガイ
ド41の他端に、雄ねじ45aを有するスピンドル45
が摺動回転可能に挿入されている。雌ねじ46aを有す
る移動体46がスピンドル45に螺合している。移動体
46に形成されたキー46bが、弁ガイド41の内面に
形成された軸方向に延在するキー溝41dに係合してい
る。弁体43の他端に形成された環状リブ43eが、移
動体46の外面に形成された周溝46cに係合してい
る。軸方向に延在するスリット46dが形成された移動
体46を、径方向に押し縮めて弁体43に挿入し、周溝
46cを環状リブ43eに対峙させた後、元の形状へ復
元させて、環状リブ43eと周溝46cとを係合させて
いる。
【0019】パッキン42、弁体43、スピンドル4
4、45、移動体46が組み付けられた弁ガイド41
が、ケース47に収容されている。弁ガイド41の開口
41a、41b、41cに対峙する開口47a、47
b、47cがケース47の側面に形成されている。図1
から分かるように、開口47a、47bはパイプ3a、
3bに接続している。開口47cはパイプ5に接続して
いる。図1に示すように、弁ガイド41外へ延びるスピ
ンドル44の他端に、ロッド4a′が取り付けられ、ロ
ッド4a′に流量調節ハンドル4aが取り付けられてい
る。弁ガイド41外へ延びるスピンドル45の端部に、
ロッド4b′が取り付けられ、ロッド4b′に温度調節
ハンドル4bが取り付けられている。
【0020】流量調節ハンドル4aとロッド4a′とを
介してスピンドル44が回転駆動され、スピンドル44
に相対回転不能に係合する弁体43が回動駆動され、開
口43a、43bと開口41a、41bとの重畳の度合
いが調整されて、パイプ3a、3bから開口47a、4
7bと開口41a、41bと開口43a、43bとを通
って弁体43へ流入し、開口43cと開口41cと開口
47cとを通って弁体43からパイプ5へ流出する水と
湯の合計流量が調節される。開口43a、43bと開口
41a、41bとの重畳の度合いが零に調整されると、
水栓Aからの吐水が停止する。
【0021】温度調節ハンドル4bとロッド4b′とを
介してスピンドル45が回転駆動され、スピンドル45
に螺合すると共に弁ガイド41に相対回転不能に係合す
る移動体46が軸方向に駆動され、移動体46に軸方向
相対移動不能に係合する弁体43が軸方向に駆動され、
開口43aと開口41aの重畳面積と、開口43bと開
口41bの重畳面積との比が調整されて、開口47aと
開口41aと開口43aとを通って弁体43へ流入する
水の流量と、開口47bと開口41bと開口43bとを
通って弁体43へ流入する湯の流量との比が調整され、
開口43cと開口41cと開口47cとを通って弁体4
3からパイプ5へ流出する水の温度が調節される。
【0022】図1、7、8に示すように、温調流調弁4
から延びるパイプ5の先端に吐出口6が取り付けられて
いる。止水弁2a、2b、パイプ3a、3b、温調流調
弁4、ロッド4a′、4b′、パイプ5の温調流調弁4
に近接する部位は、略同一平面上に配設されている。
【0023】止水弁2a、2b、パイプ3a、3b、温
調流調弁4、ロッド4a′、4b′、パイプ5の温調流
調弁4に近接する部位は、複数のネジ7により着脱可能
に組み付けられた上半部分8aと下半部分8bとを有す
る平板状の棚8内に収容されている。上半部分8aの天
井壁8a′は平坦であり、下半部分8bの底壁8b′
は、止水弁2a、2b、温調流調弁4、ロッド4a′、
4b′等の水栓Aの機能部材に対峙する部位が局部的に
下方へ膨出し、他の部位は平坦である。止水弁の調整ハ
ンドル2a′、2bは、下半部分8bの底壁8b′に形
成された開口から下方へ突出している。ロッド4a′、
4b′は、上半部分8aの側壁に形成された図示しない
開口から側方へ突出している。
【0024】吐出口6は、棚8の前端面8′近傍に配設
され、下半部分8b′に形成された開口から下方へ突出
している。止水弁2a、2b、温調流調弁4、ロッド4
a′、4b′等の水栓Aの機能部材は、棚8の前端面
8′から後方へ離隔して配設されている。流量調節ハン
ドル4a、温度調節ハンドル4bは、棚8の前端面8′
と略面一に配設されている。棚8の後端面8″は、室側
壁に当接している。
【0025】水栓Aの使用者は、必要に応じて棚8の下
方から止水弁の調整ハンドル2a′、2b′を前後に揺
動操作して、給水配管、給湯配管から水栓Aへの水及び
/又は湯の供給量を適正化し、棚8の前方から流量調節
ハンドル4a、温度調節ハンドル4bを上下に揺動操作
して、吐水と止水とを行い、また吐出する水の流量と水
温とを所望値に調整する。所望流量、所望温度の水が、
吐出口6から下方へ吐出する。
【0026】水栓Aにおいては、給水脚1a、給湯脚1
bと吐出口6との間に配設される止水弁2a、2b、温
調流調弁4、ロッド4a′、4b′等の機能部材と、機
能部材間を連結するパイプ3a、3b、5の一部とが平
板状の棚8内に収容されているので、水栓A近傍空間
を、棚8に洗面道具、化粧道具等を載置するための空間
として有効利用できる。水栓Aにおいては、給水脚1
a、給湯脚1bと吐出口6との間に配設される止水弁2
a、2b、温調流調弁4、ロッド4a′、4b′等の機
能部材と、機能部材間を連結するパイプ3a、3b、5
の一部とが略同一平面上に配置されているので、棚8の
厚みを低減して棚8の占有空間を低減でき、水栓A近傍
空間の有効利用を促進でき、且つ水栓Aの使用者に与え
る圧迫感を低減できる。
【0027】棚8を上下に2分割可能とすることによ
り、止水弁2a、2b、温調流調弁4、ロッド4a′、
4b′等の機能部材の保守が容易になる。
【0028】棚の下半部分の底壁8b′の、止水弁2
a、2b、温調流調弁4、ロッド4a′、4b′等の機
能部材に対峙する部位を局部的に下方へ膨出させ、他の
部位を平坦に延在させることにより、棚8の見掛け上の
厚み増加を抑制でき、水栓Aの使用者に与える圧迫感を
軽減できる。
【0029】吐出口6を棚8の前端面8′近傍に配設し
て、水栓Aの使用者が視認可能とすることにより、水栓
Aの使い勝手が向上する。止水弁2a、2b、温調流調
弁4、ロッド4a′、4b′等の機能部材を棚前端面
8′から離隔して配設し、機能部材に対峙する底壁8
b′の膨出部を水栓Aの使用者の視界から遮断すること
により、水栓Aの使用者に与える圧迫感を軽減できる。
【0030】機能部材の手動操作部の一部を構成する流
量調節ハンドル4a、温度調節ハンドル4bを、棚前端
面8′と略面一に配設することにより、流量調節ハンド
ル4a、温度調節ハンドル4bの視認が容易になって水
栓Aの操作性が向上し、且つ流量調節ハンドル4a、温
度調節ハンドル4bの室内側への突出が回避されて、水
栓Aの使用者に与える圧迫感が軽減される。
【0031】本発明の第2実施例を図9に基づいて説明
する。本実施例に係る水栓Bは、ホース9を介して吐出
口6に接続されたスパウト兼用のシャワーノズル10を
備えている。支持腕11が、上下方向に揺動可能に棚8
の側面に取り付けられている。スパウト兼用のシャワー
ノズル10は、棚前端面8′に近接して平行に延在する
状態で、支持腕11に着脱可能に取り付けられ、ひいて
は棚8に着脱可能に取り付けられている。上記を除き、
水栓Bの構造は、水栓Aの構造と同様である。
【0032】水栓Bの使用者は、スパウト兼用のシャワ
ーノズル10を支持腕11に取り付けたまま使用するこ
とにより、スパウト兼用のシャワーノズル10を単なる
スパウトとして使用でき、スパウト兼用のシャワーノズ
ル10を支持腕11から取り外して使用することによ
り、スパウト兼用のシャワーノズル10をシャワーノズ
ルとして使用できる。この結果、水栓Bの利便性が向上
する。スパウト兼用のシャワーノズル10を、棚前端面
8′に近接して平行に延在する状態で着脱可能に棚8に
取り付けることにより、棚8に取り付けられた状態のス
パウト兼用のシャワーノズル10を棚8の一部として利
用でき、水栓Bの利便性が向上する。支持腕11を上方
へ揺動させれば、スパウト兼用のシャワーノズル10
を、手に持つことなくシャワーノズルとして使用でき、
水栓Bの利便性が向上する。
【0033】本発明の第3実施例を、図10、11に基
づいて説明する。本実施例に係る水栓Cは、手動操作の
止水弁2a、2bに代えて、止水用の電磁弁12a、1
2bを備え、止水弁の調整ハンドル2a′、2b′に代
えて、電磁弁12a、12bの制御装置13を備えてい
る。制御装置13は棚8内に収容されている。水栓C
は、温調流調弁4に代えて温調弁4′を備え、ロッド4
a′、流量調節ハンドル4aに代えて、制御装置13に
接続された手感知センサー14を備えている。電磁弁1
2a、12b、手感知センサー14の駆動電力は、アダ
プター15を介して家庭用電源から供給される。上記を
除き、水栓Cの構造は水栓Aの構造と同様である。
【0034】水栓Cの使用者が、手感知センサー14上
に手をかざすと、手感知センサー14が手の存在を検知
し、手感知センサー14の検知信号に基づいて電磁弁1
2a、12bが開き、予め設定された適正流量の水と湯
とが水栓Cへ流入する。使用者は、温度調節ハンドル4
bを操作して吐出水の温度を所望値に調整する。吐出口
6から所望温度の水が吐出する。機能部材の一部である
止水弁を構成する電磁弁12a、12bを電気的に制御
することにより、水栓Cの使い勝手が向上する。
【0035】水栓Aにおいて、止水弁2a、2bを除去
しても良い。水栓A、B、Cにおいて、パイプ5の途上
に浄水器を配設し、当該浄水器を棚8内に収容しても良
い。水栓A、B、Cが浄水器を内蔵することにより、水
栓A、B、Cの利便性が向上する。
【0036】
【発明の効果】上記説明から分かるように、本発明に係
る水栓においては、給水配管への取付部と吐出口との間
に配設される複数の機能部材と機能部材間を連結するパ
イプとが平板状の棚内に収容されているので、水栓近傍
空間を棚に洗面道具や化粧品を載置する空間として有効
利用できる。給水配管への取付部と吐出口との間に配設
される複数の機能部材と機能部材間を連結するパイプと
が略同一平面上に配置されているので、棚の厚みを低減
して棚の占有空間を低減でき、水栓近傍空間の有効利用
を促進でき、且つ水栓が使用者に与える圧迫感を低減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る水栓の分解斜視図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例に係る水栓が備える止水弁
の構造図である。(a)は斜視図であり、(b)は縦断
面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る水栓が備える温調流
調弁の縦断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る水栓が備える温調流
調弁の分解斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る水栓が備える温調流
調弁の半割り状態での分解斜視図である。
【図6】本発明の第1実施例に係る水栓が備える温調流
調弁の構成部品の斜視図である。
【図7】本発明の第1実施例に係る水栓の下方から見た
斜視図である。
【図8】本発明の第1実施例に係る水栓の上方から見た
斜視図である。
【図9】本発明の第2実施例に係る水栓の上方から見た
斜視図である。
【図10】本発明の第3実施例に係る水栓の分解斜視図
である。
【図11】本発明の第3実施例に係る水栓の上方から見
た斜視図である。
【符号の説明】
A、B、C 水栓 1a 給水脚 1b 給湯脚 2a、2b 止水弁 3a、3b、5 パイプ 4 温調流調弁 4a′、4b′ ロッド 4a 流量調節ハンドル 4b 温度調節ハンドル 6 吐出口 7 ネジ 8 棚 9 ホース 10 スパウト兼用のシャワーノズル 11 支持腕 12a、12b 電磁弁 13 制御装置 14 手感知センサー 15 アダプター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D032 FA00 FA02 FA11 2D060 BA01 BA03 BB01 BC01 BC11 BC30 BE09 BF01 BF07 BF09 CD09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水配管への取付部と、吐出口と、取付
    部と吐出口との間に配設された複数の機能部材と、機能
    部材間を連結するパイプとを備え、機能部材とパイプと
    が略同一平面上に配置され、更に機能部材とパイプとを
    収容する棚を備えることを特徴とする水栓。
  2. 【請求項2】 棚が着脱可能な上半部分と下半部分とに
    より構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    水栓。
  3. 【請求項3】 棚の下半部分の機能部材に対峙する部位
    が局部的に下方へ膨出していることを特徴とする請求項
    2に記載の水栓。
  4. 【請求項4】 吐出口が棚前端面近傍に配設され、機能
    部材は棚前端面から離隔して配設されていることを特徴
    とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の水栓。
  5. 【請求項5】 機能部材の手動操作部が棚前端面と略面
    一に配設されていることを特徴とする請求項1乃至4の
    何れか1項に記載の水栓。
  6. 【請求項6】 ホースを介して吐出口に接続されたスパ
    ウト兼用のシャワーノズルが、棚前端面に近接して平行
    に延在する状態で着脱可能に棚に取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の水栓。
  7. 【請求項7】 スパウト兼用のシャワーノズルは、上下
    方向に揺動可能に棚に取り付けられた支持腕に着脱可能
    に取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載
    の水栓。
  8. 【請求項8】 機能部材を電気的に制御する制御装置が
    棚内に収容されていることを特徴とする請求項1乃至7
    の何れか1項に記載の水栓。
  9. 【請求項9】 浄水器を内蔵し、当該浄水器は棚内に収
    容されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか
    1項に記載の水栓。
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