JP2000129736A - 水栓器具 - Google Patents
水栓器具Info
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- JP2000129736A JP2000129736A JP10308889A JP30888998A JP2000129736A JP 2000129736 A JP2000129736 A JP 2000129736A JP 10308889 A JP10308889 A JP 10308889A JP 30888998 A JP30888998 A JP 30888998A JP 2000129736 A JP2000129736 A JP 2000129736A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、壁板、床板等の外装部材からの突
出量を少なく、若しくは、無くすることで、取付け位置
の制約を受けることなく、室内空間の有効活用を図るこ
とができる水栓器具を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明に係る水栓器具は、外装部材20
裏面側の水道配管13が接続される水栓胴体1に、水道
配管13からの水を吐出する吐出口4と、該吐出口4の
吐出水量を調整するハンドル5とが設けられてなる水栓
器具において、開口部9aを有し且つ該開口部9aを前
記外装部材20表面側に位置させて該外装部材20内に
埋入可能なケーシング体9内に、前記水栓胴体1、前記
吐出口4、及び、前記ハンドル5が収容されてなること
を特徴とする。
出量を少なく、若しくは、無くすることで、取付け位置
の制約を受けることなく、室内空間の有効活用を図るこ
とができる水栓器具を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明に係る水栓器具は、外装部材20
裏面側の水道配管13が接続される水栓胴体1に、水道
配管13からの水を吐出する吐出口4と、該吐出口4の
吐出水量を調整するハンドル5とが設けられてなる水栓
器具において、開口部9aを有し且つ該開口部9aを前
記外装部材20表面側に位置させて該外装部材20内に
埋入可能なケーシング体9内に、前記水栓胴体1、前記
吐出口4、及び、前記ハンドル5が収容されてなること
を特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水栓器具に関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、水栓器具として種々のものが
提案されており、また、その取付け場所も壁板、床板、
洗面台、流し台等、様々である。そこで、その一例とし
て、壁板に取付ける水栓器具について図5に基づき説明
する。
提案されており、また、その取付け場所も壁板、床板、
洗面台、流し台等、様々である。そこで、その一例とし
て、壁板に取付ける水栓器具について図5に基づき説明
する。
【0003】この水栓器具30は、外装部材としての壁
板31に取付けられる水栓胴体32に、壁板31の裏面
側に配された水道配管33からの水を吐出する吐出口3
4と、該吐出口34の吐出水量を調整するハンドル35
とが取付けられた構成からなり、温水用水道配管33a
の温水が温水用ハンドル35aにより、そして、冷水用
水道配管33bの冷水が冷水用ハンドル35bにより、
それぞれ流量調整され、温水と冷水とが混合した状態で
吐出口34から吐出される、いわゆる2ハンドル式の混
合水栓器具に関わるものである。
板31に取付けられる水栓胴体32に、壁板31の裏面
側に配された水道配管33からの水を吐出する吐出口3
4と、該吐出口34の吐出水量を調整するハンドル35
とが取付けられた構成からなり、温水用水道配管33a
の温水が温水用ハンドル35aにより、そして、冷水用
水道配管33bの冷水が冷水用ハンドル35bにより、
それぞれ流量調整され、温水と冷水とが混合した状態で
吐出口34から吐出される、いわゆる2ハンドル式の混
合水栓器具に関わるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記水
栓器具30にあっては、ハンドル35、及び、水栓胴体
32が壁板31の表面側に突出した状態で取付けられる
ため、例えば、該水栓器具30を洗濯機の取水源として
利用する場合、乾燥機等の設置時に、水栓器具30が邪
魔になり、乾燥機等を壁板31に接近させて設置するこ
とができず、室内空間の有効活用が図れないという問題
がある。
栓器具30にあっては、ハンドル35、及び、水栓胴体
32が壁板31の表面側に突出した状態で取付けられる
ため、例えば、該水栓器具30を洗濯機の取水源として
利用する場合、乾燥機等の設置時に、水栓器具30が邪
魔になり、乾燥機等を壁板31に接近させて設置するこ
とができず、室内空間の有効活用が図れないという問題
がある。
【0005】また、水栓器具30を床板に取付ける場
合、ハンドル35、及び、水栓胴体32が床板から上方
に突出することとなり、この水栓器具30の取付け位置
が、洗濯機、タンス、流し台、冷蔵庫等の家財道具が設
置される位置以外であって、且つ、人が該水栓器具30
に引っ掛かって転倒するおそれのない位置に制限される
ため、上述の壁板31と比べると、水栓器具30の取付
け位置の自由度が低くなるという問題がある。
合、ハンドル35、及び、水栓胴体32が床板から上方
に突出することとなり、この水栓器具30の取付け位置
が、洗濯機、タンス、流し台、冷蔵庫等の家財道具が設
置される位置以外であって、且つ、人が該水栓器具30
に引っ掛かって転倒するおそれのない位置に制限される
ため、上述の壁板31と比べると、水栓器具30の取付
け位置の自由度が低くなるという問題がある。
【0006】そこで、本発明は上記の如き問題点に鑑み
てなされたもので、壁板、床板等の外装部材からの突出
量を少なく、若しくは、無くすることで、取付け位置の
制約を受けることなく、室内空間の有効活用を図ること
ができる水栓器具を提供することを課題とする。
てなされたもので、壁板、床板等の外装部材からの突出
量を少なく、若しくは、無くすることで、取付け位置の
制約を受けることなく、室内空間の有効活用を図ること
ができる水栓器具を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る水栓器具は、外装部材20裏面側の水
道配管13が接続される水栓胴体1に、水道配管13か
らの水を吐出する吐出口4と、該吐出口4の吐出水量を
調整するハンドル5とが設けられてなる水栓器具におい
て、開口部9aを有し且つ該開口部9aを前記外装部材
20表面側に位置させて該外装部材20内に埋入可能な
ケーシング体9内に、前記水栓胴体1、前記吐出口4、
及び、前記ハンドル5が収容されてなることを特徴とす
る。
に、本発明に係る水栓器具は、外装部材20裏面側の水
道配管13が接続される水栓胴体1に、水道配管13か
らの水を吐出する吐出口4と、該吐出口4の吐出水量を
調整するハンドル5とが設けられてなる水栓器具におい
て、開口部9aを有し且つ該開口部9aを前記外装部材
20表面側に位置させて該外装部材20内に埋入可能な
ケーシング体9内に、前記水栓胴体1、前記吐出口4、
及び、前記ハンドル5が収容されてなることを特徴とす
る。
【0008】上記構成からなる水栓器具によれば、ケー
シング体9を外装部材20に埋入することで、水栓胴体
1、吐出口4、及び、ハンドル5が外装部材20の表面
側に突出することはなく、外装部材20の裏面側に隠さ
れた状態となる。そして、外装部材20表面側に開口す
る開口部9aからケーシング体9内に手を挿入し、ハン
ドル5の操作を行い、吐出口4から取水する。尚、「収
容」とは、水栓胴体1、吐出口4、ハンドル5がケーシ
ング体9内に完全に収容される場合の他、水栓胴体1、
吐出口4、ハンドル5の一部がケーシング体9から外部
に臨出する場合をも含む概念である。従って、例えば、
水栓胴体1と、ケーシング体9の外部に位置する水道配
管13とを接続するため、水栓胴体1の接続部を、ケー
シング体9から臨出させるものであってもよい。
シング体9を外装部材20に埋入することで、水栓胴体
1、吐出口4、及び、ハンドル5が外装部材20の表面
側に突出することはなく、外装部材20の裏面側に隠さ
れた状態となる。そして、外装部材20表面側に開口す
る開口部9aからケーシング体9内に手を挿入し、ハン
ドル5の操作を行い、吐出口4から取水する。尚、「収
容」とは、水栓胴体1、吐出口4、ハンドル5がケーシ
ング体9内に完全に収容される場合の他、水栓胴体1、
吐出口4、ハンドル5の一部がケーシング体9から外部
に臨出する場合をも含む概念である。従って、例えば、
水栓胴体1と、ケーシング体9の外部に位置する水道配
管13とを接続するため、水栓胴体1の接続部を、ケー
シング体9から臨出させるものであってもよい。
【0009】また、本発明に係る水栓器具は、請求項2
記載の如く、前記ケーシング体9に、前記開口部9aを
開閉自在な蓋体10が取付けられてなる構成を採用する
ことができる。かかる構成からなる請求項2記載の水栓
器具によれば、未使用状態においては、水栓胴体1、吐
出口4、及び、ハンドル5が人目に触れことのないよ
う、開口部9aを閉塞することで、外観の美観性及び外
装部材20との連続平面性を確保するものであり、使用
に際しては、開口部9aを開放した状態で、吐出口4か
ら取水することとなる。
記載の如く、前記ケーシング体9に、前記開口部9aを
開閉自在な蓋体10が取付けられてなる構成を採用する
ことができる。かかる構成からなる請求項2記載の水栓
器具によれば、未使用状態においては、水栓胴体1、吐
出口4、及び、ハンドル5が人目に触れことのないよ
う、開口部9aを閉塞することで、外観の美観性及び外
装部材20との連続平面性を確保するものであり、使用
に際しては、開口部9aを開放した状態で、吐出口4か
ら取水することとなる。
【0010】さらに、本発明に係る水栓器具は、請求項
3記載の如く、前記蓋体10であって、前記吐出口4と
対峙する位置に、挿通孔10bが形成され、該蓋体10
を閉じた状態で、吐出口4から取水可能に構成を採用す
ることができる。かかる構成からなる請求項3記載の水
栓器具によれば、蓋体10を閉じた状態で、挿通孔10
bを介して、吐出口4から取水するものである。
3記載の如く、前記蓋体10であって、前記吐出口4と
対峙する位置に、挿通孔10bが形成され、該蓋体10
を閉じた状態で、吐出口4から取水可能に構成を採用す
ることができる。かかる構成からなる請求項3記載の水
栓器具によれば、蓋体10を閉じた状態で、挿通孔10
bを介して、吐出口4から取水するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
温水と冷水との混合式水栓器具について図1乃至図3に
基づき説明する。
温水と冷水との混合式水栓器具について図1乃至図3に
基づき説明する。
【0012】1は、水栓胴体であり、外装部材としての
床板20の裏面側に配された水道配管13を接続する接
続部2が設けられると共に、水道配管13からの水が導
通可能な空洞部3を内部に有した鋳造品である。
床板20の裏面側に配された水道配管13を接続する接
続部2が設けられると共に、水道配管13からの水が導
通可能な空洞部3を内部に有した鋳造品である。
【0013】前記接続部2は、温水用水道配管13a及
び冷水用水道配管13bのそれぞれに対応すべく、温水
用接続部2a及び冷水用接続部2bからなり、水栓胴体
1内で、温水と冷水とが混合されることとなる。
び冷水用水道配管13bのそれぞれに対応すべく、温水
用接続部2a及び冷水用接続部2bからなり、水栓胴体
1内で、温水と冷水とが混合されることとなる。
【0014】また、前記水栓胴体1の略中央部には、筒
状、且つ、略くの字に屈曲させられた吐出口4が突設さ
れてなり、吐出口4の内部と空洞部3とが連通すること
で、水栓胴体1内の水が、吐出口4を介して外部に吐出
可能となっている。
状、且つ、略くの字に屈曲させられた吐出口4が突設さ
れてなり、吐出口4の内部と空洞部3とが連通すること
で、水栓胴体1内の水が、吐出口4を介して外部に吐出
可能となっている。
【0015】そして、前記水栓胴体1の二箇所位置に
は、温水及び冷水のそれぞれの流量を調整すべく、図示
しない栓機構が設けられ、該栓機構に取付けられた温水
用ハンドル5aと冷水用ハンドル5bの二つのハンドル
5により開閉栓が行われる。
は、温水及び冷水のそれぞれの流量を調整すべく、図示
しない栓機構が設けられ、該栓機構に取付けられた温水
用ハンドル5aと冷水用ハンドル5bの二つのハンドル
5により開閉栓が行われる。
【0016】即ち、突出したスピンドル6の回転によっ
て開閉栓可能となる前記栓機構に対し、該スピンドル6
の端部に形成されたセレーション6aにハンドル5を外
嵌し、該ハンドル5を挟むようにしてスピンドル6内に
刻設された雌ねじに止めねじ7を螺入させてハンドル5
をスピンドル6に固定してなり、ハンドル5を回転する
ことで開閉栓を行うものである。
て開閉栓可能となる前記栓機構に対し、該スピンドル6
の端部に形成されたセレーション6aにハンドル5を外
嵌し、該ハンドル5を挟むようにしてスピンドル6内に
刻設された雌ねじに止めねじ7を螺入させてハンドル5
をスピンドル6に固定してなり、ハンドル5を回転する
ことで開閉栓を行うものである。
【0017】従って、ハンドル5の回転操作を行うこと
により、吐出口4から吐出される温水及び冷水の混合比
を変更することができ、また、閉栓して吐出口4からの
吐出を停止することができる。
により、吐出口4から吐出される温水及び冷水の混合比
を変更することができ、また、閉栓して吐出口4からの
吐出を停止することができる。
【0018】また、前記水栓胴体1、吐出口4、ハンド
ル5等は、一面が開口されて開口部9aが形成された略
立方体形状をなすケーシング体9内に収容されており、
ケーシング体9内の所定位置に固定されている。
ル5等は、一面が開口されて開口部9aが形成された略
立方体形状をなすケーシング体9内に収容されており、
ケーシング体9内の所定位置に固定されている。
【0019】そして、前記ケーシング体9内で、吐出口
4の先端、及び、ハンドル5は、開口部9aの近傍に位
置しており、ケーシング体9の外部から、吐出口4の先
端、及び、ハンドル5を容易に接触できるようにしてい
る。
4の先端、及び、ハンドル5は、開口部9aの近傍に位
置しており、ケーシング体9の外部から、吐出口4の先
端、及び、ハンドル5を容易に接触できるようにしてい
る。
【0020】一方、前記接続部2の先端は、ケーシング
体9の一側面の近傍に位置しており、しかも、ケーシン
グ体9の一側面であって、接続部2の先端と対峙する位
置には、挿通孔9bが穿設されている。この挿通孔9b
は、接続部2と水道配管13とを接続すべく、水道配管
13をケーシング体9内に挿入するために設けられてな
り、接続態様に許容範囲を持たせるべく、水道配管13
の径より大きな径で穿設されている。
体9の一側面の近傍に位置しており、しかも、ケーシン
グ体9の一側面であって、接続部2の先端と対峙する位
置には、挿通孔9bが穿設されている。この挿通孔9b
は、接続部2と水道配管13とを接続すべく、水道配管
13をケーシング体9内に挿入するために設けられてな
り、接続態様に許容範囲を持たせるべく、水道配管13
の径より大きな径で穿設されている。
【0021】また、前記ケーシング体9には、開口部9
aを開閉自在とする蓋体10が取付けられており、本実
施形態においては、観音開きとなる二枚の蓋体10、1
0が取付けられている。
aを開閉自在とする蓋体10が取付けられており、本実
施形態においては、観音開きとなる二枚の蓋体10、1
0が取付けられている。
【0022】そして、かかる二枚の蓋体10、10の接
合部に跨がって、指を挿入可能な孔10aが形成されて
おり、該孔10aに指を挿入することで、蓋体10、1
0を容易に開放し得るよう構成されている。
合部に跨がって、指を挿入可能な孔10aが形成されて
おり、該孔10aに指を挿入することで、蓋体10、1
0を容易に開放し得るよう構成されている。
【0023】また、前記蓋体10、10であって、前記
吐出口4の先端と対峙する位置には、蓋体10、10を
閉じた状態で、吐出口4から取水可能とすべく、挿通孔
10bが形成されている。
吐出口4の先端と対峙する位置には、蓋体10、10を
閉じた状態で、吐出口4から取水可能とすべく、挿通孔
10bが形成されている。
【0024】さらに、前記ケーシング体9の開口部9a
の端縁外周面に、環状突起11が形成されることで、ケ
ーシング体9の側面から環状突起11が突出した状態と
なる。従って、床板20に形成された略四角形状の取付
穴20aにケーシング体9を嵌入すれば、環状突起11
が取付穴20aの端縁に係止された状態で、ケーシング
体9が床板20に埋入された状態となる。
の端縁外周面に、環状突起11が形成されることで、ケ
ーシング体9の側面から環状突起11が突出した状態と
なる。従って、床板20に形成された略四角形状の取付
穴20aにケーシング体9を嵌入すれば、環状突起11
が取付穴20aの端縁に係止された状態で、ケーシング
体9が床板20に埋入された状態となる。
【0025】しかも、前記環状突起11の適宜位置に
は、木ねじ等の固定手段を挿通可能な座付き孔11a、
…が穿設されており、該座付き孔11a、…に挿通され
た木ねじが床板20に螺入することで、ケーシング体9
は床板20に固定される。
は、木ねじ等の固定手段を挿通可能な座付き孔11a、
…が穿設されており、該座付き孔11a、…に挿通され
た木ねじが床板20に螺入することで、ケーシング体9
は床板20に固定される。
【0026】本実施形態に係る水栓器具は、以上の構成
からなるものであり、ケーシング体9内のハンドル5を
回転操作することで、水の吐出を行うものである。
からなるものであり、ケーシング体9内のハンドル5を
回転操作することで、水の吐出を行うものである。
【0027】そして、以上の水栓器具によれば、水栓胴
体1は、ケーシング体9内に隠れて、人目に触れること
がないため、鋳肌のままであってもよく、メッキ等の表
面処理を施していた従来の水栓器具に比して、製造コス
トを低減することができるという利点を有する。
体1は、ケーシング体9内に隠れて、人目に触れること
がないため、鋳肌のままであってもよく、メッキ等の表
面処理を施していた従来の水栓器具に比して、製造コス
トを低減することができるという利点を有する。
【0028】また、前記水栓胴体1、吐出口4、ハンド
ル5をケーシング体9内に収容すると共に、水栓胴体1
をケーシング体9内で固定することにより、水栓器具を
一体化することができ、床板20への取付、取外しを極
めて簡単に行うことができるという利点を有する。
ル5をケーシング体9内に収容すると共に、水栓胴体1
をケーシング体9内で固定することにより、水栓器具を
一体化することができ、床板20への取付、取外しを極
めて簡単に行うことができるという利点を有する。
【0029】さらに、床板20の表面側に位置するケー
シング体9の開口部9aを閉塞可能な蓋体10が設けら
れることで、蓋体10と床板20とが略連続した平面状
となるため、この上に、洗濯機、タンス、流し台、冷蔵
庫等の家財道具を設置することが可能であり、また、人
が水栓胴体1等に引っ掛かって、転倒するおそれもな
い。従って、水栓器具を床板の任意の位置に取付けるこ
とができ、取付け位置の自由度が向上するという利点を
有する。しかも、水栓胴体1、吐出口4、及び、ハンド
ル5が一目に触れことがなくなるため、外観の美観性に
優れるという効果をも奏する。
シング体9の開口部9aを閉塞可能な蓋体10が設けら
れることで、蓋体10と床板20とが略連続した平面状
となるため、この上に、洗濯機、タンス、流し台、冷蔵
庫等の家財道具を設置することが可能であり、また、人
が水栓胴体1等に引っ掛かって、転倒するおそれもな
い。従って、水栓器具を床板の任意の位置に取付けるこ
とができ、取付け位置の自由度が向上するという利点を
有する。しかも、水栓胴体1、吐出口4、及び、ハンド
ル5が一目に触れことがなくなるため、外観の美観性に
優れるという効果をも奏する。
【0030】また、蓋体10が閉じた状態で、吐出口4
からの取水が可能となる挿通孔10bは、観音開きする
二枚の蓋体10、10に跨がって形成されているため、
蓋体10、10を閉じた状態で、取水用のホース等を挿
通孔10bに挿通して、吐出口4に接続する方法は勿論
のこと、蓋体10、10を開いた状態で、吐出口4に取
水用のホース等を接続した後、蓋体10、10を閉じる
方法を採ることもできるという利点を有する。
からの取水が可能となる挿通孔10bは、観音開きする
二枚の蓋体10、10に跨がって形成されているため、
蓋体10、10を閉じた状態で、取水用のホース等を挿
通孔10bに挿通して、吐出口4に接続する方法は勿論
のこと、蓋体10、10を開いた状態で、吐出口4に取
水用のホース等を接続した後、蓋体10、10を閉じる
方法を採ることもできるという利点を有する。
【0031】尚、本発明に係る水栓器具は、上記実施形
態に限定されるものではない。即ち、上記実施形態にお
いては、2ハンドル式の混合水栓器具について説明した
が、冷水のみ、若しくは、温水のみを扱う場合には、1
ハンドル式の水栓器具であってもよい。
態に限定されるものではない。即ち、上記実施形態にお
いては、2ハンドル式の混合水栓器具について説明した
が、冷水のみ、若しくは、温水のみを扱う場合には、1
ハンドル式の水栓器具であってもよい。
【0032】また、吐出水量の調整を行うハンドルも、
回転式に限定されず、レバータイプの揺動式であっても
よい。
回転式に限定されず、レバータイプの揺動式であっても
よい。
【0033】さらに、水栓胴体1、吐出口4等の形状等
は、上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲での設計変更が可能であり、これに応じて、ケ
ーシング体9の形状等も設計変更可能である。そして、
ケーシング体9に対する水栓胴体1の固定態様も限定さ
れない。
は、上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲での設計変更が可能であり、これに応じて、ケ
ーシング体9の形状等も設計変更可能である。そして、
ケーシング体9に対する水栓胴体1の固定態様も限定さ
れない。
【0034】また、前記ケーシング体9を取付ける位
置、即ち、対象となる外装部材は、床板20に限定され
ず、壁板、洗面台、流し台等であってもよい。
置、即ち、対象となる外装部材は、床板20に限定され
ず、壁板、洗面台、流し台等であってもよい。
【0035】さらに、前記ケーシング体9の環状突起1
1も上記実施形態に限定されず、外装部材との連続平面
性をより高めるために、図4に示す如く、肉厚の薄い環
状突起11を形成するものであってもよい。
1も上記実施形態に限定されず、外装部材との連続平面
性をより高めるために、図4に示す如く、肉厚の薄い環
状突起11を形成するものであってもよい。
【0036】
【発明の効果】叙上の如く、本発明に係る水栓器具は、
外装部材内に埋入可能なケーシング体内に、水栓胴体、
吐出口、及び、ハンドルが収容されているため、外装部
材からの突出量を少なくすることで、家財道具との干渉
を心配することなく、しかも、人が引っ掛かって転倒す
るおそれもなく、任意の位置に取付けることができて、
室内空間の有効活用を図ることができる。
外装部材内に埋入可能なケーシング体内に、水栓胴体、
吐出口、及び、ハンドルが収容されているため、外装部
材からの突出量を少なくすることで、家財道具との干渉
を心配することなく、しかも、人が引っ掛かって転倒す
るおそれもなく、任意の位置に取付けることができて、
室内空間の有効活用を図ることができる。
【0037】しかも、水栓胴体、吐出口、ハンドルをケ
ーシング体内に収容すると共に、水栓胴体をケーシング
体内で固定することで、水栓器具を一体化することがで
き、外装部材への取付、取外し作業を極めて簡単に行う
ことができる。
ーシング体内に収容すると共に、水栓胴体をケーシング
体内で固定することで、水栓器具を一体化することがで
き、外装部材への取付、取外し作業を極めて簡単に行う
ことができる。
【0038】また、本発明に係る水栓器具は、請求項2
記載の如く、外装部材の表面側に位置する開口部を開閉
自在な蓋体が設けられているため、蓋体を閉じた状態に
あっては、外装部材との連続平面性を確保することがで
きると共に、水栓胴体、吐出口、及び、ハンドルが人目
に触れることがなく、外観の美観性を確保することがで
きる。
記載の如く、外装部材の表面側に位置する開口部を開閉
自在な蓋体が設けられているため、蓋体を閉じた状態に
あっては、外装部材との連続平面性を確保することがで
きると共に、水栓胴体、吐出口、及び、ハンドルが人目
に触れることがなく、外観の美観性を確保することがで
きる。
【0039】さらに、本発明に係る水栓器具は、請求項
3記載の如く、吐出口と対峙する位置に挿通孔が形成さ
れているため、蓋体を閉じた状態であっても外部から取
水することができる。
3記載の如く、吐出口と対峙する位置に挿通孔が形成さ
れているため、蓋体を閉じた状態であっても外部から取
水することができる。
【図1】本発明の一実施形態を示す水栓器具であって、
蓋体を開いた状態の斜視図。
蓋体を開いた状態の斜視図。
【図2】同実施形態の水栓器具であって、蓋体を閉じた
状態の斜視図。
状態の斜視図。
【図3】同実施形態の水栓器具の断面側面図。
【図4】他実施形態の水栓器具のケーシング体の断面側
面図。
面図。
【図5】従来の水栓器具及びその周辺の分解斜視図。
1…水栓胴体、2…接続部、2a…温水用接続部、2b
…冷水用接続部、4…吐出口、5…ハンドル、5a…温
水用ハンドル、5b…冷水用ハンドル、6…スピンド
ル、6a…セレーション、7…止めねじ、9…ケーシン
グ体、9a…開口部、9b…挿通孔、10…蓋体、10
a…孔、10b…挿通孔、11…環状突起、11a…座
付き孔、13…水道配管、13a…温水用水道配管、1
3b…冷水用水道配管、20…床板(外装部材)、20
a…取付穴
…冷水用接続部、4…吐出口、5…ハンドル、5a…温
水用ハンドル、5b…冷水用ハンドル、6…スピンド
ル、6a…セレーション、7…止めねじ、9…ケーシン
グ体、9a…開口部、9b…挿通孔、10…蓋体、10
a…孔、10b…挿通孔、11…環状突起、11a…座
付き孔、13…水道配管、13a…温水用水道配管、1
3b…冷水用水道配管、20…床板(外装部材)、20
a…取付穴
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月15日(1999.11.
15)
15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る水栓器具は、外装部材20裏面側の水
道配管13が接続される水栓胴体1に、水道配管13か
らの水を吐出する吐出口4と、回転によって水栓胴体1
の栓機構の開閉栓を行なうスピンドル6とが突設される
と共に、該スピンドル6に、ハンドル5が固定され、さ
らに、開口部9aを有し且つ該開口部9aを前記外装部
材20表面側に位置させて該外装部材20内に埋入可能
なケーシング体9内に、前記水栓胴体1、前記吐出口
4、及び、前記ハンドル5が収容されてなる水栓器具に
おいて、前記スピンドル6が、その軸長方向を外装部材
20の表裏方向に一致させて配置され、且つ、前記吐出
口4の先端、及び、前記ハンドル5が、ケーシング体9
の開口部9aの近傍に配置されることを特徴とする。
に、本発明に係る水栓器具は、外装部材20裏面側の水
道配管13が接続される水栓胴体1に、水道配管13か
らの水を吐出する吐出口4と、回転によって水栓胴体1
の栓機構の開閉栓を行なうスピンドル6とが突設される
と共に、該スピンドル6に、ハンドル5が固定され、さ
らに、開口部9aを有し且つ該開口部9aを前記外装部
材20表面側に位置させて該外装部材20内に埋入可能
なケーシング体9内に、前記水栓胴体1、前記吐出口
4、及び、前記ハンドル5が収容されてなる水栓器具に
おいて、前記スピンドル6が、その軸長方向を外装部材
20の表裏方向に一致させて配置され、且つ、前記吐出
口4の先端、及び、前記ハンドル5が、ケーシング体9
の開口部9aの近傍に配置されることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、本発明に係る水栓器具は、請求項2
記載の如く、前記ケーシング体9に、前記開口部9aを
開閉自在な蓋体が取付けられてなる構成を採用すること
ができる。かかる構成からなる請求項2記載の水栓器具
によれば、未使用状態においては、水栓胴体1、吐出口
4、及び、ハンドル5が人目に触れことのないよう、開
口部9aを閉塞することで、外観の美観性及び外装部材
20との連続平面性を確保するものであり、使用に際し
ては、開口部9aを開放した状態で、吐出口4から取水
することとなる。
記載の如く、前記ケーシング体9に、前記開口部9aを
開閉自在な蓋体が取付けられてなる構成を採用すること
ができる。かかる構成からなる請求項2記載の水栓器具
によれば、未使用状態においては、水栓胴体1、吐出口
4、及び、ハンドル5が人目に触れことのないよう、開
口部9aを閉塞することで、外観の美観性及び外装部材
20との連続平面性を確保するものであり、使用に際し
ては、開口部9aを開放した状態で、吐出口4から取水
することとなる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】さらに、本発明に係る水栓器具は、請求項
3記載の如く、前記蓋体が、観音開きする二枚の蓋体1
0,10からなり、前記吐出口4と対峙する位置であっ
て、二枚の蓋体10,10に跨がるようにして挿通孔1
0bが形成され、該蓋体10,10を閉じた状態で、吐
出口4から取水可能な構成を採用することができる。か
かる構成からなる請求項3記載の水栓器具によれば、蓋
体10を閉じた状態で、挿通孔10bを介して、吐出口
4から取水するものである。
3記載の如く、前記蓋体が、観音開きする二枚の蓋体1
0,10からなり、前記吐出口4と対峙する位置であっ
て、二枚の蓋体10,10に跨がるようにして挿通孔1
0bが形成され、該蓋体10,10を閉じた状態で、吐
出口4から取水可能な構成を採用することができる。か
かる構成からなる請求項3記載の水栓器具によれば、蓋
体10を閉じた状態で、挿通孔10bを介して、吐出口
4から取水するものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】削除
Claims (3)
- 【請求項1】 外装部材(20)裏面側の水道配管(1
3)が接続される水栓胴体(1)に、水道配管(13)
からの水を吐出する吐出口(4)と、該吐出口(4)の
吐出水量を調整するハンドル(5)とが設けられてなる
水栓器具において、開口部(9a)を有し且つ該開口部
(9a)を前記外装部材(20)表面側に位置させて該
外装部材(20)内に埋入可能なケーシング体(9)内
に、前記水栓胴体(1)、前記吐出口(4)、及び、前
記ハンドル(5)が収容されてなることを特徴とする水
栓器具。 - 【請求項2】 前記ケーシング体(9)に、前記開口部
(9a)を開閉自在な蓋体(10)が取付けられてなる
請求項1記載の水栓器具。 - 【請求項3】 前記蓋体(10)であって、前記吐出口
(4)と対峙する位置に、挿通孔(10b)が形成さ
れ、該蓋体(10)を閉じた状態で、吐出口(4)から
取水可能に構成されてなる請求項2記載の水栓器具。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10308889A JP2000129736A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 水栓器具 |
KR10-1999-0034586A KR100499988B1 (ko) | 1998-08-24 | 1999-08-20 | 수도꼭지기구 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10308889A JP2000129736A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 水栓器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000129736A true JP2000129736A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=17986493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10308889A Pending JP2000129736A (ja) | 1998-08-24 | 1998-10-29 | 水栓器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000129736A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100499988B1 (ko) * | 1998-08-24 | 2005-07-07 | 가부시키가이샤 다부치 | 수도꼭지기구 |
KR100504159B1 (ko) * | 2002-03-25 | 2005-07-27 | 주식회사 피아이피 | 벽체 매립형 수전용함 |
CN100419173C (zh) * | 2006-08-17 | 2008-09-17 | 浙江沁园水处理科技股份有限公司 | 墙壁式水路快速联接器 |
-
1998
- 1998-10-29 JP JP10308889A patent/JP2000129736A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100499988B1 (ko) * | 1998-08-24 | 2005-07-07 | 가부시키가이샤 다부치 | 수도꼭지기구 |
KR100504159B1 (ko) * | 2002-03-25 | 2005-07-27 | 주식회사 피아이피 | 벽체 매립형 수전용함 |
CN100419173C (zh) * | 2006-08-17 | 2008-09-17 | 浙江沁园水处理科技股份有限公司 | 墙壁式水路快速联接器 |
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