JP2551437Y2 - カード収納箱 - Google Patents
カード収納箱Info
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- JP2551437Y2 JP2551437Y2 JP12508090U JP12508090U JP2551437Y2 JP 2551437 Y2 JP2551437 Y2 JP 2551437Y2 JP 12508090 U JP12508090 U JP 12508090U JP 12508090 U JP12508090 U JP 12508090U JP 2551437 Y2 JP2551437 Y2 JP 2551437Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- guide shaft
- carry
- storage box
- processing mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Vending Machines For Individual Products (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はプリペイドカードに代表されるカードやチケ
ット等を販売するカード販売機に使用されるカード搬出
装置のカード収納箱に関する。
ット等を販売するカード販売機に使用されるカード搬出
装置のカード収納箱に関する。
(従来技術) 近年、電話・交通機関や物品販売機等の用途にプリペ
イドカードに代表されるカードは自動販売機により販売
される事が多くなっている。そのためこの種の自動販売
機の構造は多種にわたるが、その一例を説明すると一定
の収納空間を有する収納壁内に多数のカードを積層状態
に収納し、料金投入に対して下端から販売機外へ一枚ず
つ繰り出すように構成したものがある。
イドカードに代表されるカードは自動販売機により販売
される事が多くなっている。そのためこの種の自動販売
機の構造は多種にわたるが、その一例を説明すると一定
の収納空間を有する収納壁内に多数のカードを積層状態
に収納し、料金投入に対して下端から販売機外へ一枚ず
つ繰り出すように構成したものがある。
このような構成にあっては、販売中にはカードが不足
にならないようにカードの補充を行う必要があり、頻繁
に行うのは人手の面からみても好ましくない。またカー
ドには金額的に高価なものがあり、販売終了時間等の保
管方法に注意を払う必要があり、管理の面でもで好まし
くない。そこで従来は、複数枚のカードを積層状態に収
納した「カードホッパ」もしくは「カードカセット」等
と呼ばれるカード収納箱を販売機に内蔵されるカード処
理機構に着脱自在にした構成のものが使用されつつあ
る。
にならないようにカードの補充を行う必要があり、頻繁
に行うのは人手の面からみても好ましくない。またカー
ドには金額的に高価なものがあり、販売終了時間等の保
管方法に注意を払う必要があり、管理の面でもで好まし
くない。そこで従来は、複数枚のカードを積層状態に収
納した「カードホッパ」もしくは「カードカセット」等
と呼ばれるカード収納箱を販売機に内蔵されるカード処
理機構に着脱自在にした構成のものが使用されつつあ
る。
前記カード収納箱を使用すれば、その数をカード処理
機構の数より少し多く用意しておくと、カードの補充の
際に、既にカードが収納されたカード収納箱と入れ換え
るだけでよく、カード補充の時間における販売機の休止
時間を短くすることができ、作業を効率的に行うことが
できる。また、カード販売の終了時等にはカード収納箱
のみを金庫などに保管することが可能となるので、カー
ドの管理も効率よく行えるようになる。
機構の数より少し多く用意しておくと、カードの補充の
際に、既にカードが収納されたカード収納箱と入れ換え
るだけでよく、カード補充の時間における販売機の休止
時間を短くすることができ、作業を効率的に行うことが
できる。また、カード販売の終了時等にはカード収納箱
のみを金庫などに保管することが可能となるので、カー
ドの管理も効率よく行えるようになる。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記したカード収納箱には次のような課題が
あった。前記カード収納箱によるカードの繰り出しは、
積層されたカードの最下端のものをカード処理機構によ
り順次一枚ずつ分離するものであるが、カードの枚数が
少なくなると、カードが浮き上がり状態になることがあ
る。この状態ではカード処理機構の分離ローラがスリッ
プしてしまい確実な繰り出しができなくなってしまう。
このために、カード収納箱内部に装填されるカードの最
上部に板状あるいは適当な形状の錘片を載せることが行
われている。しかし、前記のものは単にカードの上に錘
片を載せる形態のものであるから、安定した押さえ作用
をカードに発揮することができず、例えばカード処理機
構からの着脱・運搬時に錘片の移動によってカード出口
よりカードが脱落したり、さらに錘片がカードへ接触す
る部分を傷めたりしまう恐れがあった。また、カード収
納箱が錘片により必然的に重くなった。
あった。前記カード収納箱によるカードの繰り出しは、
積層されたカードの最下端のものをカード処理機構によ
り順次一枚ずつ分離するものであるが、カードの枚数が
少なくなると、カードが浮き上がり状態になることがあ
る。この状態ではカード処理機構の分離ローラがスリッ
プしてしまい確実な繰り出しができなくなってしまう。
このために、カード収納箱内部に装填されるカードの最
上部に板状あるいは適当な形状の錘片を載せることが行
われている。しかし、前記のものは単にカードの上に錘
片を載せる形態のものであるから、安定した押さえ作用
をカードに発揮することができず、例えばカード処理機
構からの着脱・運搬時に錘片の移動によってカード出口
よりカードが脱落したり、さらに錘片がカードへ接触す
る部分を傷めたりしまう恐れがあった。また、カード収
納箱が錘片により必然的に重くなった。
本考案の目的は前記のような課題を解決すべくなされ
たものであり、収納箱内に束積状態に収納したカードに
安定した押さえ作用を与え、カードの繰り出しを確実に
行うことが可能であり、着脱・運搬時にもカード処理機
構からカードが脱落することがないように構成したカー
ド収納箱を提供することにある。
たものであり、収納箱内に束積状態に収納したカードに
安定した押さえ作用を与え、カードの繰り出しを確実に
行うことが可能であり、着脱・運搬時にもカード処理機
構からカードが脱落することがないように構成したカー
ド収納箱を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案は、束積収納された
カードから一枚ずつ分離する分離用のローラを有するカ
ード処理機構に着脱自在なカード収納箱において、前記
カード収納箱の束積収納壁に形成されたカード出口と、
前記カード出口に近接しかつカードの搬出方向に垂設さ
れた搬出案内軸と、前記カード処理機構に係着したとき
にはカードが分離し、前記カード処理機構から離脱した
ときにはカード当接しかつカード搬出方向側のカード端
部を収納壁に近接し得るよう前記カード出口から離れ該
当接が前記搬出案内軸より上部で併設するカード押さえ
と、前記カード束を前記搬出案内軸と前記カード押さえ
とに接する方向に付勢され移動可能とする挟持板と、前
記挟持板を付勢し付勢方向と逆にスペーサを介し本体と
接合する板ばねとを備え、前記カード処理機構に係着し
たときには前記分離用のローラの底面と前記搬出案内軸
とに規制され、前記カード出口からカードを搬出可能と
し、前記カード処理機構から離脱したときには前記カー
ド押さえと前記搬出案内軸とに規制され、前記カード出
口からカードを搬出不能とすることを特徴とするカード
収納箱を提供している。
カードから一枚ずつ分離する分離用のローラを有するカ
ード処理機構に着脱自在なカード収納箱において、前記
カード収納箱の束積収納壁に形成されたカード出口と、
前記カード出口に近接しかつカードの搬出方向に垂設さ
れた搬出案内軸と、前記カード処理機構に係着したとき
にはカードが分離し、前記カード処理機構から離脱した
ときにはカード当接しかつカード搬出方向側のカード端
部を収納壁に近接し得るよう前記カード出口から離れ該
当接が前記搬出案内軸より上部で併設するカード押さえ
と、前記カード束を前記搬出案内軸と前記カード押さえ
とに接する方向に付勢され移動可能とする挟持板と、前
記挟持板を付勢し付勢方向と逆にスペーサを介し本体と
接合する板ばねとを備え、前記カード処理機構に係着し
たときには前記分離用のローラの底面と前記搬出案内軸
とに規制され、前記カード出口からカードを搬出可能と
し、前記カード処理機構から離脱したときには前記カー
ド押さえと前記搬出案内軸とに規制され、前記カード出
口からカードを搬出不能とすることを特徴とするカード
収納箱を提供している。
(作用) 上記のように構成したことにより各構成は次にように
作用する。カード収納箱本体に束積収納されたカード
は、板ばねによる付勢を受けた挟持板により搬出案内軸
側にほぼ一定な力で加圧されるので余分な動きを規制し
た状態で搬出案内軸との間に挟持でき、浮き上がりを防
止することができる。また、カード処理機構に装着され
ているか否かに関わらず、束積収納されたカードの加圧
が確実に行われ、カードの繰り出しも確実に行われる。
なお、カードの繰り出し時には、前記搬出案内軸にカー
ド処理機構からのカードの分離を補助する働きをも持
つ。
作用する。カード収納箱本体に束積収納されたカード
は、板ばねによる付勢を受けた挟持板により搬出案内軸
側にほぼ一定な力で加圧されるので余分な動きを規制し
た状態で搬出案内軸との間に挟持でき、浮き上がりを防
止することができる。また、カード処理機構に装着され
ているか否かに関わらず、束積収納されたカードの加圧
が確実に行われ、カードの繰り出しも確実に行われる。
なお、カードの繰り出し時には、前記搬出案内軸にカー
ド処理機構からのカードの分離を補助する働きをも持
つ。
次に、カード押さえには、カード処理機構へ係着され
ていない場合、前記搬出案内軸と同様にカード束を挟持
板との間に更に確実に挟持する。また、前記搬出案内軸
との配設の位置関係によりカード束が水平に対し傾斜を
なし、振動等によりカードが移動しても本体の内壁に当
接することになるので、本体の運搬途中等にカード出口
よりカードが脱落してしまうことがなくなる。
ていない場合、前記搬出案内軸と同様にカード束を挟持
板との間に更に確実に挟持する。また、前記搬出案内軸
との配設の位置関係によりカード束が水平に対し傾斜を
なし、振動等によりカードが移動しても本体の内壁に当
接することになるので、本体の運搬途中等にカード出口
よりカードが脱落してしまうことがなくなる。
その上、板ばねによる付勢を利用してカードをカード
収納箱に収納しているため、本体とカード処理機構との
装着の位置関係は従来のようにカード面を略水平方向に
為すよう装着する方法以外に、カード処理機構に本体内
のカード面が斜めや略垂直になる位置関係による装着も
可能となる。
収納箱に収納しているため、本体とカード処理機構との
装着の位置関係は従来のようにカード面を略水平方向に
為すよう装着する方法以外に、カード処理機構に本体内
のカード面が斜めや略垂直になる位置関係による装着も
可能となる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図から第3図は本考案による一実施例を示す説明
図であり、第1図は本考案のカード収納箱の第2図にお
けるA−A線断面図で、第2図は本考案のカード収納箱
の平面図で、第3図は本体内部にカード束を収納した状
態を示す断面図である。
図であり、第1図は本考案のカード収納箱の第2図にお
けるA−A線断面図で、第2図は本考案のカード収納箱
の平面図で、第3図は本体内部にカード束を収納した状
態を示す断面図である。
1は本考案のカード収納箱の本体で、2はカード収納
箱1の側壁に設けられたカード出口で、3は後記する挟
持板との間にカードを随時・挟持し、カードの搬出時に
おいてはカードの搬出を補助する搬出案内軸でカード出
口1に近接して設けられている。4は前記搬出案内軸3
と共に後に述べる挟持板5との間のカードの挟持を補助
する蓋の働きをも有しているカード押さえで、5はカー
ド束を前記搬出案内軸3に接する方向に加圧するための
後記する板ばねを片平面に接合し、他平面においてカー
ド束を挟持・加圧する挟持板で、7は前記挟持板5を付
勢する板ばねでU字形状であり、6は一端を前記板ばね
7に他端を本体1の底部に接合するスペーサである。
箱1の側壁に設けられたカード出口で、3は後記する挟
持板との間にカードを随時・挟持し、カードの搬出時に
おいてはカードの搬出を補助する搬出案内軸でカード出
口1に近接して設けられている。4は前記搬出案内軸3
と共に後に述べる挟持板5との間のカードの挟持を補助
する蓋の働きをも有しているカード押さえで、5はカー
ド束を前記搬出案内軸3に接する方向に加圧するための
後記する板ばねを片平面に接合し、他平面においてカー
ド束を挟持・加圧する挟持板で、7は前記挟持板5を付
勢する板ばねでU字形状であり、6は一端を前記板ばね
7に他端を本体1の底部に接合するスペーサである。
前記カード押さえ4は全体をコの字状とした比較的弾
力性を有する金属線で、第2図に示されるようにコの字
状の角部にフック部(9a、9b)を有している。一方本体
1には、第1図に示されるように前記フック部9a・9bに
対応する位置に切欠8を設け互いに嵌着するよう構成さ
れている。前記切欠8は前記搬出案内軸3よりも浅く設
けられ、これにより本体1内に実際にカード束がセット
された場合カード束は第1図に於いて左方をトにした傾
斜を有して収納される。
力性を有する金属線で、第2図に示されるようにコの字
状の角部にフック部(9a、9b)を有している。一方本体
1には、第1図に示されるように前記フック部9a・9bに
対応する位置に切欠8を設け互いに嵌着するよう構成さ
れている。前記切欠8は前記搬出案内軸3よりも浅く設
けられ、これにより本体1内に実際にカード束がセット
された場合カード束は第1図に於いて左方をトにした傾
斜を有して収納される。
前記挟持板5は前記板ばね7に取りつけられるが、本
実施例においては板ばね7を皿ネジにて止めている。こ
れは前記挟持板5の表面よりネジ山等が突出しているこ
とに起因する障害、即ちカードに傷が付いたり、スムー
ズなカードの搬出を損なう等の障害を防止するためであ
る。従ってこの目的に適した他の締付部材(皿リベット
等)による代替も可能である。
実施例においては板ばね7を皿ネジにて止めている。こ
れは前記挟持板5の表面よりネジ山等が突出しているこ
とに起因する障害、即ちカードに傷が付いたり、スムー
ズなカードの搬出を損なう等の障害を防止するためであ
る。従ってこの目的に適した他の締付部材(皿リベット
等)による代替も可能である。
前記板ばね7には、ばね鋼板(JIS記号SUS631CSP等)
の使用が適している。鋼板は本体1を係着するカード処
理機構のカード搬出仕様による所の分離ローラへの付勢
力の大きさにより幅・厚さ・枚数等が決定される、更に
全長は本体1への収納枚数(最大枚数)により決定され
る。本実施例では2枚の鋼板を使用している。
の使用が適している。鋼板は本体1を係着するカード処
理機構のカード搬出仕様による所の分離ローラへの付勢
力の大きさにより幅・厚さ・枚数等が決定される、更に
全長は本体1への収納枚数(最大枚数)により決定され
る。本実施例では2枚の鋼板を使用している。
次にカードの収納のしかたを第3図に基づき説明す
る。まず、カード押さえ4のフック部(9a、9b)を本体
1の切欠8から外し、前記カード押さえ4を同図左上方
に移動させる(4a)。そして挟持板5と搬出案内軸3と
の間にカード束10を挟持させる(5a)。その上で該カー
ド押さえ4のフック部(9a、9b)をそれぞれ本体1の切
欠8に再び嵌着する。以上により前記搬出案内軸3とカ
ード押さえ4とに当接するカードは、板ばね7に付勢さ
れた挟持板5により加圧され第3図において左下がりの
傾斜を有した状態に収納される。このような状態に維持
・加圧されたカードは、運搬中や本体の着脱時における
移動し得る状態においても最上部のものを含め本体1の
内壁に当接し、カード出口2より脱落してしまうことが
ない。尚、二点鎖線で表された挟持板5bと板ばね7bはカ
ードの最大収納状態における位置・変形形状を示してい
る。この時スペーサ6は前記板ばね7が完全に本体の底
部まで押し潰されて復元力を失うのを防止する働きをし
ている。
る。まず、カード押さえ4のフック部(9a、9b)を本体
1の切欠8から外し、前記カード押さえ4を同図左上方
に移動させる(4a)。そして挟持板5と搬出案内軸3と
の間にカード束10を挟持させる(5a)。その上で該カー
ド押さえ4のフック部(9a、9b)をそれぞれ本体1の切
欠8に再び嵌着する。以上により前記搬出案内軸3とカ
ード押さえ4とに当接するカードは、板ばね7に付勢さ
れた挟持板5により加圧され第3図において左下がりの
傾斜を有した状態に収納される。このような状態に維持
・加圧されたカードは、運搬中や本体の着脱時における
移動し得る状態においても最上部のものを含め本体1の
内壁に当接し、カード出口2より脱落してしまうことが
ない。尚、二点鎖線で表された挟持板5bと板ばね7bはカ
ードの最大収納状態における位置・変形形状を示してい
る。この時スペーサ6は前記板ばね7が完全に本体の底
部まで押し潰されて復元力を失うのを防止する働きをし
ている。
次に第4図に基づき本考案のカード収納箱を使用した
カード繰出装置の動作を説明する。第4図は本考案の一
実施例を係着したカード繰出装置を示す一部省略断面図
である。
カード繰出装置の動作を説明する。第4図は本考案の一
実施例を係着したカード繰出装置を示す一部省略断面図
である。
二点鎖線で示された部分20はカード処理機構であり、
カード収納箱内のカードを分離搬送する分離ローラ21、
前記分離ローラ21より搬送されたカードを例えばカード
販売機の搬出口(図示せず)まで搬出する搬出ローラ22
及び23、前記各ローラを駆動するモータやソレノイドを
組み合わせた駆動機構(図示せず)、また本考案のカー
ド収納箱を着脱可能とする機構(図示せず)等から構成
される。これらの各構成は周知のものであるので詳細な
説明は省略する。
カード収納箱内のカードを分離搬送する分離ローラ21、
前記分離ローラ21より搬送されたカードを例えばカード
販売機の搬出口(図示せず)まで搬出する搬出ローラ22
及び23、前記各ローラを駆動するモータやソレノイドを
組み合わせた駆動機構(図示せず)、また本考案のカー
ド収納箱を着脱可能とする機構(図示せず)等から構成
される。これらの各構成は周知のものであるので詳細な
説明は省略する。
更に第4図に基づいてカードの搬出動作における各構
成の働きを説明する。
成の働きを説明する。
第3図に基づいて説明したように、カード処理機構20
への係着がなされていない本体1のカード束10は、板ば
ね7により付勢された挟持板5と共に左下がりの傾斜を
有して挟持されている。これをカード処理機構20とカー
ド収納箱1とを着脱可能とする機構(図示せず)によ
り、前記分離ローラ21が収納されたカード束10の中央よ
りカード押さえ4側に寄った部分に当接するように係着
する。これによって分離ローラ21が該カード押さえ4よ
りカードを分離し、前記搬出案内軸3を支点とし前述の
説明による傾斜と逆方向の、即ち第4図において右下が
りの傾斜を為す。そのためカードはいままでのカード押
さえ4が当接していた時のように本体1の内壁には当接
しなくなりカード出口2より搬出可能となる。また、こ
の場合に於いては挟持・加圧状態を維持する作用要素が
カード押さえ4から分離ローラ21に移行はするが、カー
ドへの安定した押さえ作用を維持できる点には何等変わ
りはなく、故にカードの繰り出しを確実に行うことが可
能となる。搬出可能となったカードは制御部(図示せ
ず)の信号により該分離ローラ1が駆動回転し、カード
11は搬送されて搬出ローラ22、23を介し、さらにカード
販売機の搬出口まで搬出され動作を終了する。
への係着がなされていない本体1のカード束10は、板ば
ね7により付勢された挟持板5と共に左下がりの傾斜を
有して挟持されている。これをカード処理機構20とカー
ド収納箱1とを着脱可能とする機構(図示せず)によ
り、前記分離ローラ21が収納されたカード束10の中央よ
りカード押さえ4側に寄った部分に当接するように係着
する。これによって分離ローラ21が該カード押さえ4よ
りカードを分離し、前記搬出案内軸3を支点とし前述の
説明による傾斜と逆方向の、即ち第4図において右下が
りの傾斜を為す。そのためカードはいままでのカード押
さえ4が当接していた時のように本体1の内壁には当接
しなくなりカード出口2より搬出可能となる。また、こ
の場合に於いては挟持・加圧状態を維持する作用要素が
カード押さえ4から分離ローラ21に移行はするが、カー
ドへの安定した押さえ作用を維持できる点には何等変わ
りはなく、故にカードの繰り出しを確実に行うことが可
能となる。搬出可能となったカードは制御部(図示せ
ず)の信号により該分離ローラ1が駆動回転し、カード
11は搬送されて搬出ローラ22、23を介し、さらにカード
販売機の搬出口まで搬出され動作を終了する。
以上説明したような実施例によれば、前記搬出案内軸
3に当接するカードは板ばね7に付勢された挟持板5と
共に収納されているが、このようにカード処理機構にカ
ード面を略水平方向に為すよう取つける方法以外に、カ
ード面が斜めや略垂直になるような様々な取付姿勢状態
でカード収納箱をカード処理機構に係着することができ
る。
3に当接するカードは板ばね7に付勢された挟持板5と
共に収納されているが、このようにカード処理機構にカ
ード面を略水平方向に為すよう取つける方法以外に、カ
ード面が斜めや略垂直になるような様々な取付姿勢状態
でカード収納箱をカード処理機構に係着することができ
る。
尚、前記カード出口2は第2図において左側(短辺)
に設けてあるが、上部(長手方向)に設けても本考案は
実施可能である。この場合は搬出案内軸をカード出口2
に近接させ、両短辺の対向壁に橋架するようにし、前記
カード押さえを前記搬出案内軸よりカード出口より離れ
た位置に併設し、かつ、前記搬出案内軸のカード当接部
分よりカード処理機構の分離用の分離ローラ側にその当
接部分を有する位置に配置することにより実現できる。
に設けてあるが、上部(長手方向)に設けても本考案は
実施可能である。この場合は搬出案内軸をカード出口2
に近接させ、両短辺の対向壁に橋架するようにし、前記
カード押さえを前記搬出案内軸よりカード出口より離れ
た位置に併設し、かつ、前記搬出案内軸のカード当接部
分よりカード処理機構の分離用の分離ローラ側にその当
接部分を有する位置に配置することにより実現できる。
また、前記搬出案内軸3もカードを保持し、搬出を補
助するため、カードの当接部に傷等をつけない材質や形
状であれば前記各図のようなものに限定されず、例えば
全体を円筒状とする合成樹脂性の材質によるものや、ゴ
ム性の材質によるものでも実施される。
助するため、カードの当接部に傷等をつけない材質や形
状であれば前記各図のようなものに限定されず、例えば
全体を円筒状とする合成樹脂性の材質によるものや、ゴ
ム性の材質によるものでも実施される。
更に、カード押さえも前記搬出案内軸3のカードの当
接部分よりも分離ローラ側に当接部分を有する位置に配
置され、かつ、カードに前記分離ローラの当接する部位
を有し、カードの当接部に変質等を起こさないものであ
れば材質や形状は限定されるものではない。
接部分よりも分離ローラ側に当接部分を有する位置に配
置され、かつ、カードに前記分離ローラの当接する部位
を有し、カードの当接部に変質等を起こさないものであ
れば材質や形状は限定されるものではない。
(考案の効果) 本考案は上記したような簡単な構成により、挟持・収
納されたカードは、本体内に束積状態に収納したカード
に安定した押さえ作用を与えことができ、カードの繰り
出しを確実に行うことができる。また、カード処理機構
から着脱・運搬時における乱暴な取扱や振動によって
も、カード出口より脱落することがなくなる。更にカー
ド収納箱の取りつけ方向に汎用性を有するカード収納箱
を提供することができる。
納されたカードは、本体内に束積状態に収納したカード
に安定した押さえ作用を与えことができ、カードの繰り
出しを確実に行うことができる。また、カード処理機構
から着脱・運搬時における乱暴な取扱や振動によって
も、カード出口より脱落することがなくなる。更にカー
ド収納箱の取りつけ方向に汎用性を有するカード収納箱
を提供することができる。
第1図から第3図は本考案による一実施例を示す説明図
であり、第1図は本考案のカード収納箱の第2図におけ
るA−A線断面図で、第2図は本考案のカード収納箱の
平面図で、第3図は本体内部にカード束を収納した状態
を示す断面図である。第4図は本考案の一実施例を係着
したカード繰出装置を示す一部省略断面図である。 1……本体、2……カード出口、3……搬出案内軸、4
……カード押さえ、5……挟持板、6……スペーサ、7
……板ばね、10……カード束、20……カード処理機構、
21……分離ローラ。
であり、第1図は本考案のカード収納箱の第2図におけ
るA−A線断面図で、第2図は本考案のカード収納箱の
平面図で、第3図は本体内部にカード束を収納した状態
を示す断面図である。第4図は本考案の一実施例を係着
したカード繰出装置を示す一部省略断面図である。 1……本体、2……カード出口、3……搬出案内軸、4
……カード押さえ、5……挟持板、6……スペーサ、7
……板ばね、10……カード束、20……カード処理機構、
21……分離ローラ。
Claims (1)
- 【請求項1】束積収納されたカードから一枚ずつ分離す
る分離用のローラを有するカード処理機構に着脱自在な
カード収納箱において、 前記カード収納箱の束積収納壁に形成されたカード出口
と、 前記カード出口に近接しかつカードの搬出方向に垂設さ
れた搬出案内軸と、 前記カード処理機構に係着したときにはカードが分離
し、前記カード処理機構から離脱したときにはカードが
当接しかつカード搬出方向側のカード端部を収納壁に近
接し得るよう前記カード出口から離れ該当接が前記搬出
案内軸より上部で併設するカード押さえと、 前記カード束を前記搬出案内軸と前記カード押さえとに
接する方向に付勢され移動可能とする挟持板と、 前記挟持板を付勢し付勢方向と逆にスペーサを介し本体
と接合する板ばねとを備え、 前記カード処理機構に係着したときには前記分離用のロ
ーラの底面と前記搬出案内軸とに規制され、前記カード
出口からカードを搬出可能とし、 前記カード処理機構から離脱したときには前記カード押
さえと前記搬出案内軸とに規制され、前記カード出口か
らカードを搬出不能とすることを特徴とするカード収納
箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12508090U JP2551437Y2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | カード収納箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12508090U JP2551437Y2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | カード収納箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0482784U JPH0482784U (ja) | 1992-07-17 |
JP2551437Y2 true JP2551437Y2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=31872700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12508090U Expired - Fee Related JP2551437Y2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | カード収納箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551437Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5176143B2 (ja) * | 2008-08-20 | 2013-04-03 | ネッツエスアイ東洋株式会社 | カードディスペンサ |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP12508090U patent/JP2551437Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0482784U (ja) | 1992-07-17 |
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