JP2551381Y2 - 減圧弁 - Google Patents

減圧弁

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JP2551381Y2
JP2551381Y2 JP1990050880U JP5088090U JP2551381Y2 JP 2551381 Y2 JP2551381 Y2 JP 2551381Y2 JP 1990050880 U JP1990050880 U JP 1990050880U JP 5088090 U JP5088090 U JP 5088090U JP 2551381 Y2 JP2551381 Y2 JP 2551381Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は流体配管系に取り付けて一次側の流体圧力を
減じて、二次側の流体圧力を所定の設定圧力に保つ減圧
弁に関するものである。
〈従来の技術〉 減圧弁には直動式とパイロット式があり、例えばパイ
ロット式減圧弁には実公昭45-32717号公報に示すような
ものがある。これは一次側に通じる一次側通路とピスト
ンの上方空間に通じる導入通路の間にパイロット弁を配
置し、一面に圧力設定ばねの弾性力を、他面に二次側圧
力を作用させたダイヤフラムの撓み量で前記パイロット
弁を開閉し、一次側流体圧力をピストン上面に作用せし
めてピストンを駆動させ、ピストンに連結した主弁体を
開閉するようにしたものである。
〈考案が解決しようとする課題〉 一般的に減圧弁は通気初期の立ち上げ時に二次側圧力
が設定圧力に達するまでに時間を要するという問題があ
る。つまり減圧弁の二次側に設置された蒸気使用装置の
温度及び圧力が上昇して通常運転に入るまでに時間を要
するのである。これは減圧弁の基本的な構造に関わるも
のであり、つまり減圧弁の停止時に、主弁が主弁ばねに
付勢されて弁口を閉弁し、一次側配管中の流体の流れが
阻止されて蒸気が減圧弁に流入してこないからである。
通気初期にはパイロット弁は圧力設定ばねの付勢力によ
り開弁しているが、一次側の圧力がまだ充分に上昇して
いない為にピストンを押し下げる力は発生しないことも
原因になっている。
この問題を解決する為には減圧弁と並列にバイパス弁
を設けることが一般的であるが、これは経費がかかり、
また多くの配管工事が必要になる。
従って本考案の技術的課題は、新規に弁を設置するこ
となくバイパス弁機能を減圧弁自体に持たせることであ
る。
〈課題を解決する為の手段〉 上記の技術的課題を解決するために講じた本考案の技
術的手段は、一次側に接続される入口と一次側よりも低
圧の二次側に接続される出口の間に設けられ中央に主弁
口を形成する主弁座部材と、閉弁作用ばねで付勢され前
記主弁口を開閉するように設けられた主弁体と、ダイヤ
フラムの変位でパイロット弁を開閉することによりピス
トンを介して主弁体を開弁方向に付勢する駆動部とを具
備する減圧弁に於て、前記主弁座部材とは別に入口と出
口を連通する副弁座部材を配置し、通気初期の立ち上げ
時に外部から操作することにより副弁座部材に形成され
た副弁口を開弁せしめる副弁体を設けたものである。
〈作用〉 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。減圧弁
の通気初期の立上がり時には外部から副弁体を操作する
ことにより副弁座部材から離座せしめて副弁口を開弁せ
しめ、一次側の流体を二次側へ通過せしめて立ち上がり
時間を早くする。そして十分に流体が流れ系全体の温度
が上昇すれば副弁口を閉弁せしめ、通常の作動を行う。
〈実施例〉 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する。
(第1図参照) 本体2で入口4,主弁口6,副弁口8、出口10を形成し、
入口4は一次側の高圧流体源に出口8は二次側低圧域に
接続する。主弁口6は主弁座部材12により形成され、主
弁体14を主弁座部材12の入口側端にコイルばね16で弾性
的に付勢して配置し、主弁軸14aを底部材18の摺動孔18a
に挿入する。
副弁口8は副弁座部材20により形成され入口側端に配
置された副弁体22で開閉を行う。ハンドル30を有する弁
軸28をボンネット24に螺合せしめ、その弁軸28の上端に
前記副弁体22を回転自在に取り付ける。また、弁軸28は
グランドパッキン26、グランド座34を袋ナット32で締付
け固定することによりボンネット24との気密性を保持す
る。これらユニット化されたボンネット24は本体2にね
じ結合する。従ってハンドル30を左右に回転することに
より弁軸が上下に進退し副弁体22が副弁口8を開閉す
る。
ピストン36をシリンダ38内に摺動自在に配置し、ピス
トン棒36bを主弁口6を通して主弁体14の中央突起部に
当接せしめる。ピストン36の下面とピストン棒36bとを
ほぼ半球面で接続し、両面を連通するオリフィス36cを
開口する。入口4とピストン36の上部空間、即ちピスト
ン室36aを連通する一次圧通路40に付勢ばね42により閉
弁方向に付勢されたパイロット弁44を配置する。ダイヤ
フラム46をその外周縁をフランジ48,50の間に挟んで取
り付け、ダイヤフラム46の下方空間は二次圧検出通路52
を通して出口10に連通する。パイロット弁44の弁棒54の
頭部端面はダイヤフラム44の中央下面に当接し、ダイヤ
フラム44の撓み量がパイロット弁44を開弁せしめる。
ダイヤフラム46の上面にばね座56を介して、圧力設定
用のコイルばね58を当接せしめ、コイルばね58の上端は
スプリングケース62にねじ結合された調節ねじ60で付勢
される。
減圧弁としての作用は以下の通りである。調節ねじ60
を左右に回すと、圧力設定ばね58のダイヤフラム46を押
し下げる弾性力が変る。この圧力設定ばね58の弾性力を
基準値として、ダイヤフラム46はその下面に作用する二
次側圧力に応じて湾曲し、弁棒54を変位せしめてパイロ
ット弁44を開閉せしめる。この結果、一次側流体圧力が
ピストン室36aに導入され、ピストン36が駆動されて主
弁体14が変位せしめられ、入口4の流体が主弁口6を通
って出口10に流れる。そして二次側の流体圧力が低下す
ると主弁口6が開き、上昇すると閉じる様に自動的に作
動する。
次に副弁部の作用を説明する。第1図は副弁体22が副
弁口8を閉弁している状態を示す。運転初めの蒸気の通
気初めに立上げ時間を短縮する時にはハンドル30を操作
して副弁体22を副弁座8から離座せしめて副弁口8を開
弁せしめる。従って一次側に溜っている空気や低温ドレ
ンは副弁口8を通過して二次側へ流れ早期に通気するこ
とができる。つまり、これはバイパス弁の役割を果して
いる。
そして十分に流体が流れ系全体の温度が上昇すればハ
ンドル30を操作して副弁口8を閉弁せしめ、主弁口の開
閉で通常の減圧作動を行う。
常に二次側で蒸気の消費がある時には副弁口8をある
一定の開度に保持しておくことにより、減圧弁のサイズ
ダウンをすることができる。つまりこの時は圧力調整は
主弁口が6が行う。また、副弁口8から常時ある一定の
流量が流れることにより二次側圧力が安定しダイヤフラ
ム46が微振動しなくなるため、従来発生していた減圧弁
特有のチャタリング現象を防止することができる。
〈考案の効果〉 本考案の技術手段によれば運転初期の立ち上がり時間
を大きく短縮するすることができる為に、蒸気使用装置
の稼動率及び生産性が向上する。バイパス弁を新規に設
ける必要はなく経費、取り付け工事の面で大きな効果が
ある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の実施例の減圧弁の断面図である。 2:本体、4:入口、6:主弁口 8:副弁口、10:出口、14:主弁体 22:副弁体、30:ハンドル 36:ピストン、44:パイロット弁 46:ダイヤフラム、58:圧力設定ばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次側に接続される入口と一次側よりも低
    圧の二次側に接続される出口の間に設けられ中央に主弁
    口を形成する主弁座部材と、閉弁作用ばねで付勢され前
    記主弁口を開閉するように設けられた主弁体と、ダイヤ
    フラムの変位でパイロット弁を開閉することによりピス
    トンを介して主弁体を開弁方向に付勢する駆動部とを具
    備する減圧弁に於て、前記主弁座部材とは別に入口と出
    口を連通する副弁座部材を配置し、通気初期の立ち上げ
    時に外部から操作することにより副弁座部材に形成され
    た副弁口を開弁せしめる副弁体を設けたことを特徴とす
    る減圧弁。
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