JP2551213B2 - 光ファイバ用コア材及び光ファイバ - Google Patents

光ファイバ用コア材及び光ファイバ

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JP2551213B2 JP2200757A JP20075790A JP2551213B2 JP 2551213 B2 JP2551213 B2 JP 2551213B2 JP 2200757 A JP2200757 A JP 2200757A JP 20075790 A JP20075790 A JP 20075790A JP 2551213 B2 JP2551213 B2 JP 2551213B2
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Hitachi Cable Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリシルエチレンアリーレン重合体を含有
する光ファイバ用コア材及び該重合体をコア材とするプ
ラスチック光ファイバに関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
周知のように、光ファイバには、石英ガラスや多成分
ガラスを芯(コア)成分や鞘(クラッド)成分とするガ
ラス系光ファイバのほかに、芯成分、鞘成分とともにプ
ラスチックからなるプラスチック光ファイバがある。こ
のプラスチック光ファイバはガラス系光ファイバに比
べ、伝送損失が大きく、長距離通信には適さないという
欠点はあるが、ガラス系光ファイバに比べて開口数を大
きくしやすく、取扱が容易で、安価であるという利点を
もっている。
従来、プラスチック光ファイバは、通常の、項の透過
性が良い有機重合体からなる芯と、芯成分よりも屈折率
が小さく、透明性のよい有機重合体からなる鞘とから構
成されている。この場合、芯物質として適当な光透過性
の良い有機重合体としては、例えばポリメタクリル酸メ
チル、ポリスチレン等が知られている。更に近年、芯物
質としてオルガノポリシロキサン弾性体を用いることが
特開昭60−43613号公報に提案されており、これを芯物
質としたプラスチック光ファイバは、ポリメタクリル酸
メチル等を芯成分とするものに比べ価とう性に富み、耐
熱性にも優れているという利点を有している。
しかしながら、オルガノポリシロキサン弾性体をコア
として適用した場合、弾性体であるために光ファイバに
外部から圧力が加わるとコアが変形し、光伝送損失が増
大するという欠点があり、この欠点の解決が望まれてい
た。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、外部圧力に
よる光伝送損失の増加が少ない光ファイバ用コア材及び
該コア材をコア成分とする光ファイバを提供することを
目的とする。
課題を解決するための手段及び作用 本発明者は上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた
結果、下記一般式〔I〕 又は下記一般式〔II〕 (但し、式中R1,R2,R3,R4はそれぞれ一価の炭化水素基
であり、P,Qはそれぞれ2価の芳香族炭化水素基であ
る。) で示される反復単位を含む有機ケイ素重合体又は共重合
体が通常のオルガノポリシロキサン弾性体に比べて常温
下で非常に硬く、光ファイバのコア材として非常に有効
であり、該ポリシルエチレンアリーレン重合体をコアに
適用した光ファイバは、外部から圧力が加わってもコア
が変形せず、光伝送損失が小さいことを見い出し、本発
明をなすに至った。
以下、本発明につき更に詳述する。
本発明の光ファイバ用コア材は、下記一般式〔I〕 又は下記一般式〔II〕 (但し、式中R1,R2,R3,R4はそれぞれ一価の炭化水素基
であり、P,Qはそれぞれ2価の芳香族炭化水素基であ
る。) で示される反復単位を含む有機ケイ素重合体又は共重合
体から形成される。
ここで、上記〔I〕,〔II〕式中の置換基R1,R2,R3,R
4はそれぞれ炭素数1〜10、好ましくは1〜6の一価の
炭化水素基であり、例えばメチル基,エチル基,プロピ
ル基等のアルキル基、フェニル基,トリル基,キシリル
基等のアリール基、ベンジル基,フェニルエチル基等の
アラルキル基などが挙げられるが、特にメチル基、フェ
ニル基であることが好ましい。
また、置換基P,Qはそれぞれ炭素数6〜20、好ましく
は6〜15の2価の芳香族炭化水素基であり、具体的には
下記の基が例示される。
このような上記〔I〕,〔II〕式で示される反復単位
からなる有機ケイ素重合体としては、具体的に下記
(A)〜(I)式の化合物を挙げることができる。
(nは正の整数、好ましくは10〜1000である。) 更にまた、有機ケイ素重合体として下記(J)式 で示される単位を含有する架橋した重合体を使用するこ
ともできる。
上述した(A)〜(I)式の有機ケイ素重合体は、下
記式〔III〕 又は下記式〔IV〕 で示されるビニル基含有有機ケイ素化合物と下記式
〔V〕 で示される有機ケイ素化合物とを白金系触媒の存在下で
ヒドロシリル化反応させることにより合成することがで
きる。
また、上述した式(J)の架橋した有機ケイ素重合体
は、上記反応に際して下記式〔VI〕 又は下記式〔VII〕 で示される有機ケイ素化合物を共存させることにより得
ることができる。
なお、上述した反応において、白金系触媒としては、
例えば白金、塩化白金酸などが使用できるが、特に上述
のヒドロシリル化反応系に溶解し得るものが好ましく、
塩化白金酸のアルコール変性溶液、塩化白金酸のシリコ
ーン変性溶液が好適に用いられる。なお、白金系触媒の
使用量は触媒量とすることができ、通常白金として原料
化合物全体の重量を基準として0.01〜100ppmであるが、
光ファイバに使用する際の光伝送素子に対する影響か
ら、0.01〜5ppmとすることが好適である。
而して、本発明の光ファイバは上記有機ケイ素重合体
又は共重合体をコア材とするものであるが、この光ファ
イバのクラッド(鞘)成分に特に制限はなく、公知のプ
ラスチックで構成することができる。クラッド成分とし
て具体的には、ポリテトラフルオロエチレン,テトラフ
ルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル
共重合体,テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプ
ロピレン共重合体,ポリクロロトリフルオロエチレン,
テトラフルオロエチレン/エチレン共重合体,ポリビニ
ルフルオライド,ポリビニリデンフルオライド共重合
体,ポリアミド樹脂,ポリアミドイミド樹脂,エポキシ
樹脂,ポリアルキルシロキサンゴム等が例示される。
本発明の光ファイバは、上述したヒドロシリル化反応
によって有機ケイ素重合体又は共重合体を合成し、この
有機ケイ素重合体又は共重合体を上記クラッド材の中空
糸の加熱紡糸と同時に加熱溶融した後、充填することに
より製造することができる。
また、上記クラッド材のチュー等に上記〔III〕〜〔V
II〕式の重合体の前駆体と白金系触媒の混合物を圧入
し、加熱重合することによっても製造することができ
る。
発明の効果 本発明のポリシルエチレンアリーレン重合体をコア材
に用いた光ファイバは、外部圧力が加わっても光伝送損
失が大きくならないもので、プラスチック光ファイバの
適用範囲を拡げるものである。
<実施例、比較例> 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではな
い。なお、以下の例において部はいずれも重量部であ
る。
〔実施例1〕 下記式(K) で示されるビニル基含有有機ケイ素化合物11.8部と下記
式(L) で示される有機ケイ素化合物15.9部を混合し、この混合
物の重量を基準として塩化白金酸のオクチルアルコール
変性溶液を白金として1ppmとなるように添加し、重合性
組成物を得た。
〔実施例2〕 下記式(M) で示されるビニル基含有有機ケイ素化合物18.5部と前記
(L)式の有機ケイ素化合物15.9部を混合し、この混合
物の重量を基準として塩化白金酸のオクチルアルコール
変性溶液を白金として1ppmとなるように添加し、重合性
組成物を得た。
〔実施例3〕 前記(K)式のビニル基含有有機ケイ素化合物11.8部
と下記式(N) で示される有機ケイ素化合物19.7部を混合し、この混合
物の重量を基準として塩化白金酸のオクチルアルコール
変性溶液を白金として1ppmとなるように添加し、重合性
組成物を得た。
〔実施例4〕 前記(M)式のビニル基含有有機ケイ素化合物18.5部
と前記(N)式の有機ケイ素化合物19.7部を混合し、こ
の混合物の重量を基準として塩化白金酸のオクチルアル
コール変性溶液を白金として1ppmとなるように添加し、
重合性組成物を得た。
〔比較例〕
両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖され、25℃
における粘度が60csであるジメチルポリシロキサン100
部と下記式(O) で示されるケイ素原子に結合した水素原子を含有するメ
チルハイドロジェンポリシロキサン14.3部を混合し、こ
の混合物の重量を基準として塩化白金酸のオクチルアル
コール変性溶液を白金として1ppmとなるように添加し、
オルガノポリシロキサン硬化性ゴム組成物を得た。
上記実施例1〜4及び比較例で得られた組成物を内径
1.5mm、外径2.2mmのフッ素樹脂製チューブに圧入し、80
℃で12時間、更には150℃で48時間加熱して重合,硬化
させ、光ファイバを作製した。
得られた光ファイバの中心50mmに第1表に示す加重に
よる圧縮外力を加え、加重による光量変化を測定した。
結果を第1表に示す。
第1表の結果より、本発明の有機ケイ素重合体からな
るコア(実施例1〜4)は、オルガノポリシロキサン組
成物からなるコア(比較例)に比べ、外部圧力による伝
送損失増加が少ないことが確認された。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式〔I〕 又は下記一般式〔II〕 (但し、式中R1,R2,R3,R4はそれぞれ一価の炭化水素基
    であり、P,Qはそれぞれ2価の芳香族炭化水素基であ
    る。) で示される反復単位を含むことを特徴とする光ファイバ
    用コア材。
  2. 【請求項2】請求項1のコア材をコア成分とする光ファ
    イバ。
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