JP3000730B2 - 光ファイバのコア用組成物及び光ファイバ - Google Patents

光ファイバのコア用組成物及び光ファイバ

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック光ファイ
バのコア材用として用いられるオルガノポリシロキサン
組成物及び該組成物の硬化物をコアとするプラスチック
光ファイバに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】周知の
ように、光ファイバには、石英ガラスや多成分ガラスを
芯(コア)成分や鞘(クラッド)成分とするガラス系光
ファイバのほかに、芯成分、鞘成分ともにプラスチック
からなるプラスチック光ファイバがある。このプラスチ
ック光ファイバはガラス系光ファイバに比べ、伝送損失
が大きく、長距離通信には適さないという欠点はある
が、ガラス系光ファイバに比べて開口数を大きくしやす
く、取扱が容易で、安価であるという利点を持ってい
る。
【0003】従来、プラスチック光ファイバは、通常、
光の透過性が良い有機重合体から成る芯と、芯成分より
も屈折率が小さく、透明性の良い有機重合体から成る鞘
とから構成されている。この場合、芯物質として適当な
光透過性の良い有機重合体としては、例えばポリメタク
リル酸メチル、ポリスチレン、ポリカーボネート等が知
られている。
【0004】更に近年、芯物質としてオルガノポリシロ
キサン弾性体を用いることが特開昭60−43613号
公報に提案されており、これを芯物質としたプラスチッ
ク光ファイバは、ポリメタクリル酸メチル等を芯成分と
するものに比べ、可とう性に富み、耐熱性にも優れてい
るという利点を有している。
【0005】しかしながら、オルガノポリシロキサン
は、プラスチック光ファイバの芯成分として適用した場
合、高湿度の条件下に置いておくと短時間で光伝送損失
が大きくなるという欠点があり、この欠点の解決が望ま
れていた。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
高湿度の条件下に置いておいても光伝送損失が小さいオ
ルガノポリシロキサン硬化物を与える光ファイバのコア
用組成物及び該硬化物をコアとする光ファイバを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、 (イ)分子中に下記単位(1)を有すると共に、けい素
原子に直結したアルケニル基をけい素原子1個当り0.
05個以上有するアルケニル基含有オルガノポリシロキ
サン、 (ロ)下記式(2)及び(3)で示されるオルガノハイ
ドロジェンポリシロキサンから選ばれる1種又は2種以
上:(イ)成分中のアルケニル基(A)と(ロ)成分中
のけい素原子に直結した水素原子(B)との割合(A/
B)がモル比で10/1〜1/10となる量、 (ハ)白金系触媒:触媒量であって、(イ)成分及び
(ロ)成分の合計量に対して白金として5ppm以下と
なる量を含有したオルガノポリシロキサン組成物が光フ
ァイバのコア用組成物として非常に有効であり、該組成
物の硬化物をコアに適用した光ファイバは、高温及び高
湿度の条件下に長時間曝されても光透過率が低下せず、
光伝送損失が小さいことを見い出した。
【0008】
【化3】
【0009】即ち、上記オルガノポリシロキサン組成物
は、耐湿性を高めるために、硬化前のオルガノポリシロ
キサン構造に三次元構成単位である上記R1SiO1.5
位を含有させて架橋密度を高め、更に、親水性基である
エーテル結合を有する上記式(2)で示されるオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサン又は親水性基であるエス
テル結合を有する上記式(3)で示されるオルガノハイ
ドロジェンポリシロキサンを架橋剤として用いることに
より、湿度の変化に対して高光透過率を安定して維持す
るものである。
【0010】従って、本発明は上記(イ)成分のオルガ
ノポリシロキサン、上記量の(ロ)成分のオルガノハイ
ドロジェンポリシロキサン及び上記量の(ハ)成分の白
金系触媒とを含有する光ファイバのコア用組成物及び該
組成物の硬化物をコアとする光ファイバを提供する。
【0011】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の光ファイバのコア用オルガノポリシロキサン組成物
を構成する(イ)成分のオルガノポリシロキサンは、架
橋密度を高めるために、下記三次元構成単位(1)を有
し、かつけい素原子に直結したアルケニル基を有するも
のである。
【0012】
【化4】
【0013】ここで、上記三次元構成単位(1)におい
て、R1は炭素数1〜10、好ましくは炭素数1〜8の
置換又は非置換の一価炭化水素基であり、具体的に例示
すると、メチル基,エチル基,プロピル基等のアルキル
基、ビニル基,アリル基,ヘキセニル基等のアルケニル
基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル
基,トリル基,キシリル基等のアリール基、ベンジル
基,フェニルエチル基等のアラルキル基、テトラクロロ
フェニル基,クロロフェニル基,クロロメチル基,ペン
タフルオロブチル基,トリフルオロプロピル基等のハロ
ゲン置換一価炭化水素基などが挙げられるが、これらの
中でもメチル基,フェニル基,ビニル基が好ましく、こ
れらの置換基の割合は特に制限されない。
【0014】なお、この三次元構成単位(1)は、
(イ)成分のオルガノポリシロキサン中30〜80モル
%、特に40〜70モル%の割合で含有することが好ま
しい。この3次元構成単位(1)以外の他の構成単位と
しては、R1 2SiO,R1 3SiO0.5,HO0.5,SiO
2などが挙げられる。
【0015】また、この(イ)成分のオルガノポリシロ
キサンは、後述する(ロ)成分のオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサンのけい素原子に直結した水素原子と、
(ハ)成分の白金系触媒の存在下で付加架橋反応により
硬化するものであり、このため1分子中にけい素原子に
直結したビニル基,アリル基,アクリル基等のアルケニ
ル基をけい素原子1個当り0.05個以上、好ましくは
0.15個以上有することが必要である。このけい素原
子に直結したアルケニル基の数がけい素原子1個当り
0.05個未満の場合、硬化速度が遅くなったり、ある
いは硬化物が得られなくなる。
【0016】上記三次元構成単位(1)及びアルケニル
基を有する(イ)成分のオルガノポリシロキサンとして
は、具体的に下記平均組成式で示されるものが例示され
る。なお、Meはメチル基、Viはビニル基、Phはフ
ェニル基を示す。〔MeSiO 1.5a〔MeViSi
O〕b、〔PhSiO 1.5a〔MeViSiO〕b、〔P
hSiO 1.5a〔MeSiO 1.5b〔MeViSiO〕
c、〔PhSiO 1.5a〔ViSiO 1.5b〔Me2Si
O〕c、〔PhSiO 1.5a〔MeViSiO〕b〔Me
PhSiO c、〔PhSiO 1.5a〔MeViSi
O〕b〔Me3SiO 0.5c〔SiO 2d、〔PhSiO
1.5a〔MeViSiO〕b〔ViMe2SiO 0.5
c〔SiO 2d、〔MeSiO 1.5a〔MeViSi
O〕b〔HO 0.5c、〔PhSiO 1.5a〔MeViS
iO〕b〔HO 0.5c、〔PhSiO 1.5a〔MeSi
1.5b〔MeViSiO〕c〔HO 0.5d、〔PhS
iO 1.5a〔ViSiO 1.5b〔Me2SiO〕c〔HO
0.5d、〔PhSiO 1.5a〔MeViSiO〕b〔M
PhSiO c〔HO 0.5d、〔PhSiO 1.5
a〔MeViSiO〕b〔Me3SiO 0.5c〔HO 0.5
d〔SiO 2e、〔PhSiO 1.5a〔MeViSi
O〕b〔ViMe2SiO 0.5c〔HO 0.5d〔Si
2e(但し、a〜eはそれぞれ1未満の正数であり、
かつ各式におけるこれらの添数字の合計は1である。)
【0017】これらのオルガノポリシロキサンは、上記
式におけるそれぞれの構成単位に対応するオルガノハロ
シラン、オルガノアルコキシシランを共加水分解する公
知方法によって得ることができる。
【0018】次に、本発明の光ファイバのコア用組成物
を構成する(ロ)成分は、下記式(2)及び(3)で示
されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンから選ば
れる1種又は2種以上を使用する。
【0019】
【化5】
【0020】これらのオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンは、上記(イ)成分のオルガノポリシロキサン中
のアルケニル基と付加架橋反応して硬化物を与えるため
のけい素原子に直結した水素原子を有すると共に、硬化
物の耐湿性を高めるためのエーテル結合又はエステル結
合を有する置換基を持つ成分である。この場合、(イ)
成分のオルガノポリシロキサン中のアルケニル基(A)
と(ロ)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサン
中のけい素原子に直結した水素原子(B)との割合は、
硬化の目的を達成すれば良く、A/Bはモル比で10/
1〜1/10であり、特に5/1〜1/5とすることが
望ましい。
【0021】上記式(2)、式(3)において、R2
炭素数1〜10、好ましくは炭素数1〜8の置換又は非
置換一価炭化水素基として、具体的には上記R1と同様
の基を例示することができるが、これらの中でメチル
基、エチル基、プロピル基、フェニル基が好ましい。こ
れらの式(2)及び式(3)で示されるオルガノハイド
ロジェンポリシロキサンとして具体的には次に示すもの
が例示される。
【0022】
【化6】
【0023】
【化7】
【0024】本発明においては、上記(ロ)成分と共
に、(イ)成分のアルケニル基と付加架橋反応して硬化
物を与えるためのけい素原子に直結した水素原子を2個
以上有する他のオルガノハイドロジェンポリシロキサン
を、本発明の目的を損なわない範囲で併用してもよい。
【0025】本発明のコア用オルガノポリシロキサン組
成物を構成する(ハ)成分の白金系触媒は、(イ)成分
中のけい素結合アルケニル基と(ロ)成分のオルガノハ
イドロジェンポリシロキサン中のけい素結合水素原子と
の付加反応による架橋結合の生成を促進して硬化に要す
る時間を短縮するための触媒である。この白金系触媒と
しては、例えば白金黒、塩化白金酸などが挙げられる
が、オルガノポリシロキサンに溶解させるため、例えば
塩化白金酸のアルコール変性溶液、塩化白金酸のシリコ
ーン変性溶液などの溶液とすることが好ましい。
【0026】また、(ハ)成分の白金系触媒の量は触媒
量であるが、光ファイバに使用する場合、白金が光伝送
損失に影響を与えることから、白金の量は少ない方が良
く、具体的には(イ)成分及び(ロ)成分の合計量に対
して白金として5ppm以下、特に1ppm以下とする
ことが好ましい。
【0027】本発明の光ファイバのコア用オルガノポリ
シロキサン組成物は、上述した(イ)成分、(ロ)成
分、及び(ハ)成分を含有してなるものであるが、これ
らの成分を混合して組成物とした場合、(ハ)成分の白
金系触媒の触媒作用により、(イ)成分と(ロ)成分と
の付加反応が常温付近においても進行し、また、加熱下
においてはこの付加反応の進行が早いため、作業面から
反応抑制剤を添加しても良い。この反応抑制剤として
は、例えばアセチレンアルコール類のほか、3−メチル
−3−ブチン−2−オール,2−メチル−1−ペンチル
−3−オール,3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−
オール,2,5−ジメチル−3−ヘキシン−2,5−ジ
オール,3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジ
オール,2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−
4,7−ジオールなどが挙げられる。この反応抑制剤の
添加量は特に制限はなく、作業条件に合わせて適宜選択
すれば良い。
【0028】本発明のコア用組成物は、上記成分を単に
混合し、チューブ等に圧入するなど、公知の方法により
ファイバ状に成形した後、加熱、硬化して光ファイバの
コアを製造することができる。この場合、硬化条件は通
常100〜150℃で3時間以上加熱することが好まし
い。
【0029】なお、本発明の光ファイバはコアとして適
用するものであるが、クラッド(鞘)成分としては公知
のプラスチックにより構成することができる。このクラ
ッド成分の具体的に好ましい材料として、例えばポリテ
トラフルオロエチレン,テトラフルオロエチレン/パー
フルオロアルキルビニルエーテル共重合体,テトラフル
オロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体,ポ
リクロロトリフルオロエチレン,テトラフルオロエチレ
ン/エチレン共重合体,ポリビニルフルオライド,ポリ
ビニリデンフルオライド,テトラフルオロエチレン/ビ
ニリデンフルオライド共重合体等の含フッ素ポリマーや
ポリアミド樹脂,ポリイミド樹脂,ポリアミドイミド樹
脂,エポキシ樹脂,ポリ塩化ビニル樹脂,ポリエステル
樹脂等を挙げることができる。
【0030】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、以下の例において部はいずれも重量
部であり、Phはフェニル基、Viはビニル基、Meは
メチル基を示す。
【0031】〔実施例1〕下記組成式(4) 〔PhSiO 1.50.55〔ViMeSiO〕0.30〔Me2SiO〕0.15 …(4) で示されるビニル基含有オルガノポリシロキサン100
部と下記式(2−1)で示されるけい素原子に結合した
水素原子とエーテル結合を有するオルガノハイドロジェ
ンポリシロキサン34.7部を混合し、この混合物の重
量を基準として塩化白金酸のオクチルアルコール変性溶
液を白金として1ppmとなるように添加してオルガノ
ポリシロキサン組成物を調製した。
【0032】
【化8】
【0033】〔実施例2〕実施例1で使用した組成式
(4)で示されるビニル基含有オルガノポリシロキサン
100部と下記式(2−2)で示されるけい素に結合し
た水素原子とエーテル結合を有するオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサン37.3部を混合し、この混合物の
重量を基準として塩化白金酸のオクチルアルコール変性
溶液を白金として1ppmとなるように添加してオルガ
ノポリシロキサン組成物を調製した。
【0034】
【化9】
【0035】〔実施例3〕実施例1で使用した組成式
(4)で示されるビニル基含有オルガノポリシロキサン
100部と下記式(2−3)で示されるけい素に結合し
た水素原子とエーテル結合を有するオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサン32.8部を混合し、この混合物の
重量を基準として塩化白金酸のオクチルアルコール変性
溶液を白金として1ppmとなるように添加してオルガ
ノポリシロキサン組成物を調製した。
【0036】
【化10】
【0037】〔実施例4〕実施例1で使用した組成式
(4)で示されるビニル基含有オルガノポリシロキサン
100部と下記式(3−1)で示されるけい素に結合し
た水素原子とエステル結合を有するオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサン34.7部を混合し、この混合物の
重量を基準として塩化白金酸のオクチルアルコール変性
溶液を白金として1ppmとなるように添加してオルガ
ノポリシロキサン組成物を調製した。
【0038】
【化11】
【0039】〔実施例5〕実施例1で使用した組成式
(4)で示されるビニル基含有オルガノポリシロキサン
100部と下記式(3−2)で示されるけい素に結合し
た水素原子とエステル結合を有するオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサン37.3部を混合し、この混合物の
重量を基準として塩化白金酸のオクチルアルコール変性
溶液を白金として1ppmとなるように添加してオルガ
ノポリシロキサン組成物を調製した。
【0040】
【化12】
【0041】〔実施例6〕実施例1で使用した組成式
(4)で示されるビニル基含有オルガノポリシロキサン
100部と下記式(3−3)で示されるけい素に結合し
た水素原子とエステル結合を有するオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサン32.8部を混合し、この混合物の
重量を基準として塩化白金酸のオクチルアルコール変性
溶液を白金として1ppmとなるように添加してオルガ
ノポリシロキサン組成物を調製した。
【0042】
【化13】
【0043】〔比較例〕実施例1で使用した組成式
(4)で示されるビニル基含有オルガノポリシロキサン
100部と下記式(5)で示されるけい素に結合した水
素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
30.5部を混合し、この混合物の重量を基準として塩
化白金酸のオクチルアルコール変性溶液を白金として1
ppmとなるように添加してオルガノポリシロキサン組
成物を調製した。
【0044】
【化14】
【0045】上記実施例及び比較例で得られたオルガノ
ポリシロキサン組成物を内径1.5mm,外径2.2m
mのフッ素樹脂チューブに圧入し、100℃,6時間、
150℃,24時間加熱硬化し、光ファイバを作製し
た。
【0046】これらの光ファイバについて、下記の条件
で高温及び高湿度環境に曝し、その前後の光量変化を6
60nmの光で測定した。結果を次表に示す。条 件 耐熱性:光ファイバを150℃の環境下に100時間曝
した後、室温下に取り出し、2時間放置後、光量を測定
した。耐湿性:光ファイバを70℃,95RH%の環境
下に100時間曝した後、室温下に取り出し、2時間放
置後、光量を測定した。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明の組成物の硬化物をコアに用いた
シリコーン系プラスチック光ファイバは、高湿度下に曝
されても光伝送損失が大きくならず、湿度の変化に対し
高い光透過率を安定して維持できるため、本来の可とう
性、耐熱性と相まってプラスチック光ファイバの適用範
囲を拡げるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小堺 正平 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社 シリコーン電 子材料技術研究所内 (72)発明者 阿部 富也 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社電線研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 83/07 C08K 5/54 C08L 83/05 C08L 83/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)分子中に下記単位(1)を有する
    と共に、けい素原子に直結したアルケニル基をけい素原
    子1個当り0.05個以上有するアルケニル基含有オル
    ガノポリシロキサン、 【化1】 (ロ)下記式(2)及び(3)で示されるオルガノハイ
    ドロジェンポリシロキサンから選ばれる1種又は2種以
    上:(イ)成分中のアルケニル基(A)と(ロ)成分中
    のけい素原子に直結した水素原子(B)との割合(A/
    B)がモル比で10/1〜1/10となる量、 【化2】 (ハ)白金系触媒:触媒量であって、(イ)成分及び
    (ロ)成分の合計量に対して白金として5ppm以下と
    なる量を含有してなることを特徴とする光ファイバのコ
    ア用組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組成物の硬化物をコアと
    する光ファイバ。
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