JP2551056B2 - 電子楽器のパラメータ設定装置 - Google Patents

電子楽器のパラメータ設定装置

Info

Publication number
JP2551056B2
JP2551056B2 JP62295708A JP29570887A JP2551056B2 JP 2551056 B2 JP2551056 B2 JP 2551056B2 JP 62295708 A JP62295708 A JP 62295708A JP 29570887 A JP29570887 A JP 29570887A JP 2551056 B2 JP2551056 B2 JP 2551056B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parameter
setting
volume
operator
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62295708A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01136191A (ja
Inventor
正忠 和智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP62295708A priority Critical patent/JP2551056B2/ja
Publication of JPH01136191A publication Critical patent/JPH01136191A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2551056B2 publication Critical patent/JP2551056B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パラメータ記憶手段に記憶されて楽音を制
御し又は電子楽器の機能を制御するパラメータを所望の
値に設定する電子楽器のパラメータ設定装置に関する。
[従来技術] 従来、この種の装置は、例えば特開昭62−182798号公
報に示されるように、複数の異なるパラメータ値にそれ
ぞれ対応した複数のパラメータ設定スイッチと、アップ
及びダウンスイッチとを備え、前記パラメータ設定スイ
ッチの操作に応答してパラメータ記憶手段に記憶されて
いるパラメータ値を同操作子に対応したパラメータ値に
更新することにより該パラメータ値を大まかに設定変更
して、短時間でパラメータを大きく変更可能とし、かつ
前記アップ又はダウンスイッチの操作に応答してパラメ
ータ記憶手段に記憶されているパラメータ値を前記パラ
メータ設定操作子による更新パラメータ値の間隔より小
さな間隔で増加させ又は減少させることにより前記パラ
メータ値を微調整するようにして、パラメータ設定スイ
ッチを多数設けなくてもパラメータを細かく設定可能に
している。
また、この装置においては、前記アップ及びダウンス
イッチは前記複数のパラメータ設定スイッチからなる複
数組のパラメータ設定スイッチ群に共通に設けるように
し、前記パラメータを微調整する場合、アップ又はダウ
ンスイッチの操作直前に操作されたパラメータ設定スイ
ッチの属するパラメータ設定スイッチ群に対応したパラ
メータ値を前記アップ又はダウンスイッチの操作に応じ
て増加又は減少させるようにして、アップ及びダウンス
イッチの個数が少なくて済むようにしている。
[発明が解決しようとする問題点] しかるに、上記従来の装置にあっては、パラメータを
微調整するためには、パラメータ設定スイッチの他に少
なくとも二つのスイッチが必要となるので、これらのア
ップ及びダウンスイッチの配設のための空間が必要とな
るとともに、装置の製造コストが高くなるという問題が
ある。
また、パラメータを微調整する場合、アップ又はダウ
ンスイッチの操作直前に操作されたパラメータ設定スイ
ッチの属するパラメータ設定スイッチ群に対応したパラ
メータ値が変更されるようになっているので、誤ってパ
ラメータ設定スイッチを操作しないでアップ又はダウン
スイッチを操作してしまうと、意図しないパラメータが
変更されてしまうという問題がある。
本発明は上記問題に鑑み案出されたもので、その目的
は上記空間及び製造コストの問題を解決するとともに、
上述のように意図しないパラメータが変更されないよう
にした電子楽器のパラメータ設定装置を提供することに
ある。
[問題点を解決するための手段] 上記問題を解決して本発明の目的を達成するために、
本発明の構成上の特徴は、パラメータ記憶手段(RAM4
3)に記憶されて楽音を制御し又は電子楽器の機能を制
御するパラメータを所望の値に設定する電子楽器のパラ
メータ設定装置において、複数の異なるパラメータ値に
それぞれ対応した複数のパラメータ設定スイッチ(音量
設定操作子21a〜21e,22a〜22e)と、モード設定スイッ
チ(モード設定操作子24及び操作子スイッチ回路25)を
有し該モード設定スイッチの操作に応じて前記複数のパ
ラメータ設定スイッチによるパラメータ値の設定モード
を第1又は第2モードに指定するモード指定手段(モー
ド設定操作子24、操作子スイッチ回路25、マイクロコン
ピュータ部40によるステップ201,301の処理)と、前記
モード指定手段により指定される設定モードが第1モー
ドにあるとき前記複数のパラメータ設定スイッチの各操
作に応答して前記パラメータ記憶手段に記憶されている
パラメータ値を該操作されたパラメータ設定スイッチに
対応したパラメータ値に更新し、かつ前記設定モードが
第2モードにあるとき前記複数のパラメータ設定スイッ
チのうちの予め決めたあるもの(音量設定操作子21e,22
e)の操作に応答して前記パラメータ記憶手段に記憶さ
れているパラメータ値を前記パラメータ設定スイッチに
それぞれ対応したパラメータ値より小さな間隔で増加さ
せるとともに前記複数のパラメータ設定スイッチのうち
の予め決めた他のもの(音量操作子21a,22a)の操作に
応答して前記パラメータ記憶手段に記憶されているパラ
メータ値を前記パラメータ設定スイッチにそれぞれ対応
したパラメータ値より小さな間隔で減少させるパラメー
タ値変更手段(マイクロコンピュータ部40によるステッ
プ101,202,207,302,307の処理)とを設けたことにあ
る。
[発明の作用] 上記のように構成した本発明においては、モード設定
スイッチの操作に応じたモード指定手段の作用によって
パラメータ値の設定モードが第1モードに設定されてい
る状態で、パラメータ設定スイッチのいずれかが操作さ
れると、パラメータ記憶手段に記憶されているパラメー
タ値が該操作されたパラメータ設定スイッチに対応した
パラメータ値に更新される。また、前記設定モードが第
2モードに設定されている状態で、複数のパラメータ設
定スイッチのうちの予め決めたあるものが操作される
と、パラメータ記憶手段に記憶されているパラメータ値
は微小量ずつ増加され、かつ複数のパラメータ設定スイ
ッチのうちの予め決めた他のものが操作されると、パラ
メータ記憶手段に記憶されているパラメータ値は微小量
ずつ減少する。その結果、パラメータ記憶手段に記憶さ
れているパラメータ値は複数のパラメータ設定スイッチ
とモード設定スイッチの組み合わせ操作に応じて大きく
及び細かく変更設定される。
[発明の効果] 上記作用説明からも理解できるように、本発明によれ
ば、複数のパラメータ設定スイッチをモード指定手段に
より指定されるモードに応じてパラメータ記憶手段に記
憶されているパラメータ値を大きく設定変更しかつ微小
量ずつ設定変更する操作スイッチとして兼用するように
するとともに、該モードは単一のモード設定スイッチに
より第1モード及び第2モードに変更可能であるので、
複数のパラメータ設定スイッチに一つのスイッチを付加
するのみでパラメータを上記従来の装置と同様に設定で
きるようになる。その結果、スイッチの数を上記従来の
装置に比べて減少させることができ、スイッチを配設す
るパネル上に空間的なゆとりができるとともに、当該装
置の製造コストが安くなる。
また、本発明によれば、モード指定手段を複数のモー
ド設定スイッチからなる複数組のモード設定スイッチ群
に共通に設けるようにしても、パラメータ記憶手段に記
憶されているパラメータ値を微小量ずつ増加させ又は減
少させる場合には、必ずパラメータ設定スイッチが利用
されるので、パラメータの変更とその操作とが対応する
ために意図しないパラメータが変更されることがなくな
る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。第
1図は本発明に係る電子楽器を概略的に示しており、こ
の電子楽器は鍵盤部10、操作パネル部20、楽音形成回路
部30及びマイクロコンピュータ部40からなる。
鍵盤部10は上鍵盤11、下鍵盤12及びペダル鍵盤13から
なる。各鍵盤11,12,13は発生すべき楽音の音高を指定す
る複数の鍵をそれぞれ備えており、各鍵の押鍵は鍵スイ
ッチ回路14内に各鍵にそれぞれ対応して設けた複数の鍵
スイッチにより検出されるようになっている。鍵スイッ
チ回路14はバス50に接続されており、前記鍵スイッチに
より検出された押鍵検出信号がバス50を介してマイクロ
コンピュータ部40に供給されるようになっている。
操作パネル部20には複数組の操作子群が配設されてい
る。これらの操作子群はそれぞれ発生楽音のピッチ、音
色、音量、発生楽音に対する効果の付与及び電子楽器の
各種機能を制御する操作子群であるが、説明の簡略化の
ため本件実施例においては、上鍵盤11の音量に関する上
鍵盤音量操作子群21及び下鍵盤12の音量に関する下鍵盤
音量操作子群22について詳しく説明し、その他の操作子
群23については詳しい説明を省略する。上鍵盤音量操作
子群21及び下鍵盤音量操作子群22は、第2図に示すよう
に、それぞれ複数例えば5個の音量設定操作子21a〜21
e,22a〜22eからなり、これらの操作子21a〜21e,22a〜22
eは音量レベルを表す音量データ「0」〜「16」を均等
に分割したプリセット値「0」,「4」,「8」,「1
2」,「16」にそれぞれ対応している。これらの上鍵盤
音量操作子群21及び下鍵盤音量操作子群22の間にはモー
ド設定操作子24が配設されており、同操作子24は各音量
設定操作子21a〜21e,22a〜22eによる音量の設定モード
を指示する。これらの上鍵盤音量操作子群21、下鍵盤音
量操作子群22、その他の操作子群23及びモード設定操作
子群24を構成する各操作子の操作は操作子スイッチ回路
25により検出されるようになっている。操作子スイッチ
回路25は前記各操作子に対応した複数の操作子スイッチ
からなり、各操作子の操作を検出してバス50を介して操
作子検出信号をマイクロコンピュータ部40に供給する。
また、上鍵盤音量操作子群21及び下鍵盤音量操作子群
22をそれぞれ構成する各音量設定操作子21a〜21e,22a〜
22eの側方には各操作子21a〜21e,22a〜22eに対応した表
示素子26a〜26e,27a〜27eが配設されている。表示素子2
6a〜26e,27a〜27eは表示制御回路28により制御されて上
鍵盤音量操作子群21及び下鍵盤音量操作子群22により設
定されている音量レベルを点灯表示するもので、音量デ
ータ値「0」,「4」,「8」,「12」,「16」にそれ
ぞれ対応している。表示制御回路28はバス50に接続さ
れ、マイクロコンピュータ部40からバス50を介して供給
される制御データに応じて表示素子26a〜26e,27a〜27e
の前記点灯を制御する。
楽音形成回路部30はバス50に接続され、鍵盤部10及び
操作パネル20の操作に応じてマイクロコンピュータ部40
からバス50を介して供給される制御データに応じた楽音
信号を形成して出力する。この楽音形成回路部30にはア
ンプ31を介してスピーカ32が接続されている。
マイクロコンピュータ部40はそれぞれバス50に接続さ
れたROM41、CPU42及びRAM43からなる。ROM41は例えば第
3図乃至第5図のフローチャートに対応したプログラム
及び楽音発生制御に必要な定数データを記憶している。
CPU42は前記プログラムを実行して、鍵盤部10及び操作
パネル部20の操作に応じた楽音形成回路部30における楽
音信号の形成を制御する。RAM43は前記プログラムの実
行に必要な変数データを一時的に記憶する。
以下、上記のように構成した実施例の動作を説明す
る。
まず、鍵盤部10及び操作パネル部20における操作に応
じた当該電子楽器の全体動作を概略的に説明する。CPU4
2は、周知のプログラム(図示しない)の実行により、
鍵盤部10における押鍵に応じた押鍵検出信号を鍵スイッ
チ回路14からバス50を介して入力するとともに、操作パ
ネル部20における各種操作に応じた操作子検出信号を操
作子スイッチ回路25からバス50を介して入力し、これら
の検出信号に応じて楽音の発生を制御するための制御デ
ータを形成して、該データをバス50を介して楽音形成回
路部30に供給する。楽音形成回路部30は、前記供給制御
データに基づき、鍵盤部10において押鍵された鍵音高で
あるとともに操作パネル部20によりピッチ、音色、音量
等の楽音要素が制御された楽音信号を形成し、該信号を
アンプ31を介してスピーカ32に出力する。その結果、ス
ピーカ32は該供給された楽音信号に対応した楽音を発音
するので、スピーカ32からは鍵盤部10及び操作パネル部
20の操作に応じた楽音が得られる。
次に、本発明の特徴に係る部分の動作を第3図乃至第
5図のフローチャートを参照しながら説明する。
今、上鍵盤音量操作子群21内の音量設定操作子21bの
操作が操作子スイッチ回路25により検出されると、CPU4
2は該検出に応答して第3図のステップ100にて「VSW2オ
ンイベント」プログラムの実行を開始し、ステップ101
にて上鍵盤音量データUVLDTをプリセット値「4」に設
定し、ステップ102にて該データUVLDT(=「4」)に対
応する表示素子すなわち表示素子26bを点灯制御するデ
ータを表示制御回路28に出力する。これにより、表示制
御回路28は表示素子26bの点灯を制御し、同素子26bが点
灯する。なお、この場合、他の表示素子26a、26c〜26e
は消灯する。次に、CPU42はステップ103にて前記「4」
に設定された上鍵盤音量データUVLDTを楽音形成回路部3
0に出力し、ステップ104にて該「VSW2オンイベント」プ
ログラムの実行を終了する。これにより、楽音形成回路
部30は上鍵盤11に関して音量レベルが「4」に制御され
た楽音信号を形成出力するようになる。
また、上鍵盤音量操作子群21内の音量設定操作子21c
又は音量設定操作子21dが操作されると、上記と同様に
して上鍵盤音量データUVLDTが「8」又は「12」に設定
されると同時に、該データUVLDTの値が表示素子26c又は
表示素子26dにより点灯表示される。かかる場合、図示
してないが、上記「VSW2オンイベント」プログラム(第
3図)のステップ101の処理を音量データUVLDTが
「8」,「12」に設定されるように変更し、かつステッ
プ102の処理を表示素子26c,26dが点灯制御されるように
変更した「VSW3オンイベント」プログラム及び「VSW4オ
ンイベント」プログラムが、音量設定操作子26c,26dの
操作に応答して実行される。
一方、上鍵盤音量操作子群21内の音量設定操作子21a
の操作が操作子スイッチ回路25により検出されると、CP
U42は該検出に応答して第4図のステップ200にて「VSW1
オンイベント」プログラムの実行を開始し、ステップ20
1にてモード設定操作子24が押圧操作されているか否か
を判定する。かかる判定においては、モード設定操作子
24が押圧操作されていなければ、CPU42は同ステップ201
にて「NO」と判定し、ステップ202にて上鍵盤音量デー
タUVLDTを「0」に設定し、ステップ203にて該データUV
LDT(=「0」)に対応した表示素子すなわち表示素子2
6aを点灯制御する制御データを表示制御回路28に出力す
る。これにより、表示制御回路28は表示素子26aの点灯
を制御し、同素子26aが点灯する。なお、この場合、他
の表示素子26b〜26eは消灯する。次に、CPU42はステッ
プ204にて前記「0」に設定された上鍵盤音量データUVL
DTを楽音形成回路部30に出力し、ステップ205にて該「V
SW1オンイベント」プログラムの実行を終了する。これ
により、楽音形成回路部30は上鍵盤11に関して音量レベ
ルが「0」に制御された楽音信号を形成出力するように
なる。
また、前記場合と同様にモード設定操作子24が操作さ
れない状態で、上鍵盤音量操作子群21内の音量設定操作
子21eの操作が操作子スイッチ回路25により検出される
と、CPU42は該検出に応答して第5図のステップ300にて
「VSW5オンイベント」プログラムの実行を開始する。か
かる場合も、モード設定操作子24が押圧操作されていな
いので、CPU42はステップ301にて「NO」と判定し、ステ
ップ302にて上鍵盤音量データUVLDTを「16」に設定し、
ステップ303にて該データUVLDT(=「16」)に対応した
表示素子すなわち表示素子26eを点灯制御する制御デー
タを表示制御回路28に出力し、ステップ304にて前記「1
6」に設定された上鍵盤音量データUVLDTを楽音形成回路
部30に出力し、ステップ305にて該「VSW1オンイベン
ト」プログラムの実行を終了する。これにより、表示素
子26eが点灯するとともに、楽音形成回路部30は上鍵盤1
1に関して音量レベルが「16」に制御された楽音信号を
形成出力するようになる。
上述のように、上鍵盤音量操作子群21内の音量操作子
21b〜21dが操作された場合及びモード設定操作子24が操
作されない状態(第1モード)で音量設定操作子21a,21
eが操作された場合には、上鍵盤音量データUVLDTは操作
された音量設定操作子21a〜21eに対応したプリセット値
に設定されるとともに、該プリセット値に対応した表示
素子26a〜26eが点灯する。
一方、モード設定操作子24が押圧操作された状態で、
上鍵盤音量操作子群21内の音量設定操作子21aの操作が
操作子スイッチ回路25により検出されると、上記場合と
同様、CPU42は該検出に応答して第4図のステップ200に
て「VSW1オンイベント」プログラムの実行を開始する。
かかる場合には、モード設定操作子24が押圧操作されて
いるので、CPU42はステップ201にて「YES」と判定し、
ステップ206にて上鍵盤音量データUVLDTが「0」より大
きいか否かを判定する。上鍵盤音量データUVLDTが
「0」より大きければ、CPU42は同ステップ206にて「YE
S」と判定し、ステップ207にて上鍵盤音量データUVLDT
から「1」を減算し、上記ステップ203,204にて該
「1」だけ減少された上鍵盤音量データUVLDTに応じて
表示素子26a〜26eの点灯を制御するとともに、楽音形成
回路部30にて形成される上鍵盤11に関する楽音信号の音
量レベルを前記減算した上鍵盤音量データUVLDTに制御
して、ステップ205にて該「VSW1オンイベント」プログ
ラムの実行を終了する。この場合、前記減算の結果、上
鍵盤音量データUVLDTが「0」,「4」,「8」,「1
2」,「16」になれば、該値「0」〜「16」に対応した
表示素子26a〜26eだけが点灯されるが、上鍵盤音量デー
タUVLDTが「0」,「4」,「8」,「12」,「16」の
間の値になれば、該データUVLDTの両側の値(例えば
「0」と「4」又は「8」と「12」)に対応した表示素
子(例えば表示素子26a,26b又は表示素子26c,26d)の両
方が同時に点灯制御される。
また、前記ステップ206の判定において、上鍵盤音量
データUVLDTが「0」以下であれば、CPU42は同ステップ
206にて「NO」と判定して、ステップ205にて該「VSW1オ
ンイベント」プログラムの実行を終了する。これによ
り、上鍵盤音量データUVLDTが「0」より小さくなるこ
とはない。
また、モード設定操作子24が押圧操作された状態で、
上鍵盤音量操作子群21内の音量設定操作子21eの操作が
操作子スイッチ回路25により検出されると、上記場合と
同様、CPU42は該検出に応答して第5図の「VSW5オンイ
ベント」プログラムを実行する。かかる場合、上鍵盤音
量データUVLDTが「16」未満であれば、ステップ306の
「YES」との判定の基に、ステップ307の加算演算によっ
て上鍵盤音量データUVLDTが「1」だけ加算される。ま
た、上鍵盤音量データUVLDTが「16」以上であれば、ス
テップ306にて「NO」と判定され、該音量データUVLDTは
「16」に維持されたまま、ステップ304にて当該「VSW5
オンイベント」プログラムの実行終了される。
上述のように、モード設定操作子24が操作されている
状態(第2モード)で、上鍵盤音量操作子群21内の音量
設定操作子21a,21eが操作された場合には、上鍵盤音量
データUVLDTは該操作毎に「1」ずつ減少又は増加す
る。
また、下鍵盤音量操作子群22が操作された場合には、
上記上鍵盤音量操作子群21が操作された場合と同様、下
鍵盤12用のプログラム(図示しない)が実行されて、下
鍵盤音量操作子群22及びモード設定操作子24の操作に応
じて、楽音形成回路部30にて形成される下鍵盤12用の楽
音信号の音量レベルが制御されるとともに、該レベルが
表示素子27a〜27eにより点灯表示される。かかる場合、
下鍵盤12用のプログラムは上記第3図乃至第5図のプロ
グラムに対応するとともに、音量制御データとしては上
鍵盤音量データUVLDTに代えて下鍵盤音量データLVLDTが
利用され、かつ音量レベルの表示に関しては表示素子26
a〜26eを制御する代わりに表示素子27a〜27eを制御す
る。
上記動作説明からも理解できる通り、上記実施例によ
れば、モード設定操作子24を操作しない状態で上鍵盤音
量操作子群21又は下鍵盤音量操作子群22を操作すれば、
両操作子群21,22は上鍵盤音量データUVLDT及び下鍵盤音
量データLVLDTを「0」,「4」,「8」,「12」,「1
6」に離散的に変更する操作子として機能し、モード設
定操作子24を操作しながら上鍵盤音量操作子群21内の音
量設定操作子21a,21e又は下鍵盤音量操作子群22内の音
量設定操作子22a,22eを操作すれば、両操作子群21,22内
の音量設定操作子21a,21e,22a,22eは上鍵盤音量データU
VLDT及び下鍵盤音量データLVLDTを「1」ずつ増減させ
る操作子として機能するので、変更可能な音量データ値
に対応した多数の音量設定操作子又は音量設定操作子と
は独立な増減用の二つの操作子を用いなくても、少ない
数の音量設定操作子21a〜21e,22a〜22eと一つのモード
設定操作子24とを用いるのみで音量データを細かく設定
できる。
また、上記実施例によれば、モード設定操作子24を上
鍵盤音量操作子群21及び下鍵盤音量操作子群22に共通に
用いるようにしても、各音量データUVLDT,LVLDTの変更
(各音量データUVLDT,LVLDTの離散的な変更及び「1」
ずつの増減が両変更)が、必ず上鍵盤音量操作子群21及
び下鍵盤音量操作子群22の操作に依存するようにしたの
で、各音量データUVLDT,LVLDTの変更と操作が直接的に
結びつき、該データUVLDT,LVLDTが演奏者の意に反して
変更されることがなくなる。
なお、上記実施例は次のように変形しても実施できる
ものである。
(1)上記実施例においては、上鍵盤音量データUVLDT
及び下鍵盤音量データLVLDTを「1」ずつ増減する操作
子として最大及び最小音量レベルに対応した音量設定操
作子21a,21e,22a,22eを利用するようにしたが、他の音
量設定操作子例えば音量設定操作子21b,21d,22b,22dを
利用するようにしてもよい。
また、前記のように各音量データUVLDT,LVLDTを
「1」ずつ増減する音量設定操作子を固定的に定めなく
ても、現在設定されている各音量データUVLDT,LVLDTよ
り大きな値に対応した音量設定操作子がモード設定操作
子24と同時に操作された場合には各音量データUVLDT,LV
LDTが「1」ずつ増加され、また現在設定されている各
音量データUVLDT,LVLDTより小さな値に対応した音量設
定操作子がモード設定操作子24と同時に操作された場合
には各音量データUVLDT,LVLDTが「1」ずつ減少される
ようにしてもよい。かかる場合、上記実施例のROM41に
第6図のフローチャートに対応したプログラムを記憶さ
せておく。
このような構成により、上鍵盤音量操作子群21内のい
ずれかの音量設定操作子21a〜21eが操作されると、CPU4
2は第6図のステップ400にて「VSWオンイベント」プロ
グラムの実行を開始し、ステップ401にて上記実施例の
場合と同様にしてモード設定操作子24が押圧操作中であ
るか否かを判定する。今、モード設定操作子24が操作さ
れていなければ、同ステップ401にて「NO」と判定さ
れ、CPU42はステップ402にて上鍵盤音量データUVLDTを
操作された音量設定操作子21a〜21eに対応したプリセッ
ト値VLn(「0」,「4」,「8」,「12」,「16」)
に設定し、ステップ403,404にて上記実施例の場合と同
様にして前記設定した上鍵盤音量データUVLDTに基づき
表示素子26a〜26eの点灯を制御するととも、楽音形成回
路部30にて形成される上鍵盤11用の楽音信号の音量レベ
ルを制御して、ステップ405にて該「VSWオンイベント」
プログラムの実行を終了する。
一方、音量設定操作子21a〜21eのいずれかの操作と同
時にモード設定操作子24が操作されていれば、前記ステ
ップ401における判定においては「YES」と判定され、プ
ログラムはステップ406の判定処理ルーチンへ進められ
る。この判定処理ルーチンは現在設定されている上鍵盤
音量データUVLDTと操作された音量設定操作子21a〜21e
に対応したプリセット値VLn(「0」,「4」,
「8」,「12」,「16」)とを比較するもので、プリセ
ット値VLnが上鍵盤音量データUVLDTより小さければステ
ップ407にて同音量データUVLDTが「1」だけ減少され、
プリセット値VLnが上鍵盤音量データUVLDTより大きけれ
ばステップ408にて同音量データUVLDTが「1」だけ増加
されて、プログラムは前記ステップ403,404,405に進め
られて該「VSWオンイベント」プログラムの実行が終了
される。また、プリセット値VLnと上鍵盤音量データUVL
DTとが等しければ、同音量データUVLDTは変更されない
でプログラムはステップ405に進められて該「VSWオンイ
ベント」プログラムの実行が終了される。
これにより、この変形例においても、上記実施例の場
合と同様に、モード設定操作子24を操作しない状態で上
鍵盤音量操作子群21を操作すれば、上鍵盤音量データUV
LDTが「0」,「4」,「8」,「12」,「16」に離散
的に変更され、かつモード設定操作子24を操作しながら
上鍵盤音量操作子群21を操作すれば、上鍵盤音量データ
UVLDTは「0」〜「16」の間で「1」ずつ増減されるの
で、上記実施例と同様な効果が達成される。
また、この変形例においても、下鍵盤音量操作子群22
に関しては、第6図のプログラムに対応した下鍵盤12用
のプログラムが実行されて、下鍵盤音量データLVLDTが
変更制御される。
(2)上記実施例においては、上鍵盤音量操作子群21又
は下鍵盤音量操作子群22を代表させて楽音の音量を制御
する場合についてのみ詳述したが、その他の操作子群23
内に含まれて楽音のピッチ、音色、楽音に付与する効
果、及び当該電子楽器に内蔵されたオートリズム、自動
伴奏装置等における各種機能を制御する操作子群も上記
両操作子群21,22の場合と同様に構成するとよい。かか
る場合、モード設定操作子は二組の操作子群に共通に設
けなくても、一組の操作子群毎に設けてもよい。また、
三組以上の操作子群に対して共通に一つのみ設けるよう
にしてもよい。
さらに、モード設定操作子24を専用に設けなくても、
操作子群の近傍にある他の機能を制御するための操作子
で代用するようにしてもよい。この場合、前記操作子群
と前記代用した操作子との同時操作時には、前記代用し
た操作子による他の機能の制御をキャンセルするように
するとよい。
(3)上記実施例においては、モード設定操作子24を上
鍵盤音量操作子群21又は下鍵盤音量操作子群22と同時に
操作したときのみ、両音量操作子群21,22を上鍵盤音量
データUVLDT又は下鍵盤音量データLVLDTを「1」ずつ増
減する微調整モードにするようにしたが、モード設定操
作子24を押圧する毎に、両音量操作子群21,22内の各音
量設定操作子21a〜21e,22a〜22eの操作に対応して上鍵
盤音量データUVLDT又は下鍵盤音量データLVLDTを即座に
各音量設定操作子21a〜21e,22a〜22eに対応する値にプ
リセットする通常設定モードと前記微調整モードを切り
換えるようにしてもよい。また、モード設定操作子24と
して例えば機械式にロックされるタイプの操作子を用い
て、該操作子24の状態に応じて前記通常設定モードと前
記微調整モードが切り換えられるようにしてもよい。
(4)上記実施例においては、マイクロコンピュータ部
40におけるプログラム処理により本発明を実現するよう
にしたが、本発明は専用のハード回路を用いても実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るパラメータ設定装置を
適用した電子楽器の全体ブロック図、第2図は第1図の
上鍵盤及び下鍵盤用音量操作子群の詳細を示す配置図、
第3図乃至第5図は第1図のマイクロコンピュータ部に
て実行されるプログラムの一例に対応したフローチャー
ト、第6図は本発明の変形例に係るパラメータ設定装置
にて実行されるプログラムの一例に対応したフローチャ
ートである。 符号の説明 10……鍵盤部、14……鍵スイッチ回路、20……操作パネ
ル部、21……上鍵盤音量操作子群、21a〜21e……音量設
定操作子、22……下鍵盤音量操作子群、22a〜22e……音
量設定操作子、24……モード設定操作子、25……操作子
スイッチ回路、26a〜26e,27a〜27e……表示素子、28…
…表示制御回路、30……楽音形成回路部、40……マイク
ロコンピュータ部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パラメータ記憶手段に記憶されて楽音を制
    御し又は電子楽器の機能を制御するパラメータを所望の
    値に設定する電子楽器のパラメータ設定装置において、 複数の異なるパラメータ値にそれぞれ対応した複数のパ
    ラメータ設定スイッチと、 モード設定スイッチを有し該モード設定スイッチの操作
    に応じて前記複数のパラメータ設定スイッチによるパラ
    メータ値の設定モードを第1又は第2モードに指定する
    モード指定手段と、 前記モード指定手段により指定される設定モードが第1
    モードにあるとき前記複数のパラメータ設定スイッチの
    各操作に応答して前記パラメータ記憶手段に記憶されて
    いるパラメータ値を該操作されたパラメータ設定スイッ
    チに対応したパラメータ値に更新し、かつ前記設定モー
    ドが第2モードにあるとき前記複数のパラメータ設定ス
    イッチのうちの予め決めたあるものの操作に応答して前
    記パラメータ記憶手段に記憶されているパラメータ値を
    前記パラメータ設定スイッチにそれぞれ対応したパラメ
    ータ値より小さな間隔で増加させるとともに前記複数の
    パラメータ設定スイッチのうちの予め決めた他のものの
    操作に応答して前記パラメータ記憶手段に記憶されてい
    るパラメータ値を前記パラメータ設定スイッチにそれぞ
    れ対応したパラメータ値より小さな間隔で減少させるパ
    ラメータ値変更手段と を設けたことを特徴とする電子楽器のパラメータ設定装
    置。
JP62295708A 1987-11-24 1987-11-24 電子楽器のパラメータ設定装置 Expired - Fee Related JP2551056B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62295708A JP2551056B2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24 電子楽器のパラメータ設定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62295708A JP2551056B2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24 電子楽器のパラメータ設定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01136191A JPH01136191A (ja) 1989-05-29
JP2551056B2 true JP2551056B2 (ja) 1996-11-06

Family

ID=17824129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62295708A Expired - Fee Related JP2551056B2 (ja) 1987-11-24 1987-11-24 電子楽器のパラメータ設定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2551056B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4918789B2 (ja) * 2006-01-23 2012-04-18 ヤマハ株式会社 パラメータ設定装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01136191A (ja) 1989-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH01179996A (ja) 楽音制御用パラメータ発生装置
JP2023022574A (ja) 電子機器、電子機器の発音方法、及びプログラム
JP2551056B2 (ja) 電子楽器のパラメータ設定装置
JP2893974B2 (ja) 電子楽器
JP3596024B2 (ja) 電子楽器
JP3334781B2 (ja) 自動伴奏装置
JP2616589B2 (ja) 電子楽器
JP4457201B2 (ja) 電子楽器のロック装置
JP2697726B2 (ja) 電子機器のパラメータ設定装置
JP2697584B2 (ja) 電子機器のパラメータ設定装置
JPH01177594A (ja) リズム演奏装置
JPH0756563A (ja) 電子楽器
JP2847996B2 (ja) 電子楽器における電源供給装置
JP2786056B2 (ja) 電子楽器
JP3351570B2 (ja) 電子楽器のパラメータ設定装置
US6255578B1 (en) Tone color setting device of electronic musical instrument
JP3437243B2 (ja) 電子楽器の楽音特性変化処理装置
JPH0425896A (ja) 楽音制御装置
JPH07175480A (ja) 電子楽器のデータ設定装置
JPH08248957A (ja) 電子楽器の操作子
JPH09198042A (ja) 音楽機器の番号入力方法
JPH05181480A (ja) 電子楽器の操作子装置
JPH11119779A (ja) 音色編集装置
JPH06186974A (ja) メトロノーム機能付電子楽器
JPH0472238B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees