JP2550885Y2 - ボックス用継枠 - Google Patents

ボックス用継枠

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JP2550885Y2
JP2550885Y2 JP5251492U JP5251492U JP2550885Y2 JP 2550885 Y2 JP2550885 Y2 JP 2550885Y2 JP 5251492 U JP5251492 U JP 5251492U JP 5251492 U JP5251492 U JP 5251492U JP 2550885 Y2 JP2550885 Y2 JP 2550885Y2
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JP
Japan
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joint frame
box
coating cover
opening
peripheral surface
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JP5251492U
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JPH0617323U (ja
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馨 津田
博美 木下
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ボックス用継枠に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のボックス用継枠には、実公昭45
−17959号公報に示されるものがある。このもの
は、矩形に巻いた多数の銅線を重合し亜鉛で固め接着し
て成る継枠に切目が構成されると共に塗代カバーへの取
付片を有する薄いアルミニウム板よりなるバンドを巻
き、又は矩形をした鉄板製の継枠に多数の切目を形成す
ると共に塗代カバーへの取付片を設けたものである。
【0003】他のボックス用継枠としては、実公平01
−35524号公報に示されるものがある。このもの
は、ボックス本体に対応する継枠をL形に二分割してそ
の両端部に互いに係合し合う係合部を設けると共に、そ
の内側の所定の位置に締付け螺子挿通部を設けた構成の
多数個の分割継枠片を切目を介して一体に重合させた分
割継枠体を樹脂成形し、この分割継枠体を組み付けるこ
とにより継枠を形成したものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
前者のものは、切目において切断することによって所要
の高さの継枠を得ることができ、しかも、切断が簡単容
易になるという利点があるが、継枠を成形するためには
金型が複雑化して製作コストが嵩むという問題があっ
た。また、後者のものは、前者の利点を生かした上で金
型を簡略化して製作コストを低減させるという利点があ
るが、分割継枠体を組み付けるという面倒な作業を行わ
なければならなかった。
【0005】本考案は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、成形用金型を簡略化し、
かつ、分割継枠体を組み付けるというような面倒な作業
を省略することができるようなボックス用継枠を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のボックス用継枠は、埋め込みボックスを構
成するボックス本体と塗代カバーの間に介装される筒状
で樹脂製のボックス用継枠であって、その外周面を開口
方向に対し所定ピッチの略階段状に形成してなる。
【0007】また、本考案のボックス用継枠は、ボック
ス本体と塗代カバーで構成される埋め込みボックスに取
着される筒状で樹脂製のボックス用継枠であって、その
外周面を開口方向に対して所定ピッチの略階段状に形成
しかつ筒状の内壁面で形成する空間の断面が塗代カバー
の開口部より大きく形成してなる。
【0008】また、本考案のボックス用継枠は、ボック
ス本体と塗代カバーで構成されしかも塗代カバーは開口
部口縁に取着部を有している埋め込みボックスに取着さ
れる筒状で樹脂製のボックス用継枠であって、その外周
面を開口方向に対して所定ピッチの略階段状に形成しか
つ開口面を塗代カバーの開口部と対応する大きさに形成
してなり、塗代カバーの取着部に取着されてなる。
【0009】
【作用】この構成によれば、簡略な金型で継枠を樹脂成
形することができて、かつ、その継枠は分割継枠体とし
てではなく完全な継枠として樹脂成形される。
【0010】
【実施例】以下、本考案の第1実施例を図1乃至図3に
基づいて説明する。
【0011】ボックス用継枠1 (以下、継枠と称する)
は、埋め込みボックスのボックス本体4 と塗代カバー7
の間に介装して使用するもので、両側に開口面をもつ角
筒型の形状をしている。内周面にはボックス本体4 及び
塗代カバー7 の螺子孔6a,9と対応する位置に螺子挿通部
2 が設けられている。外周面3 は開口方向に所定ピッ
チ、例えば5ミリ間隔程度の段差の略階段状を成してい
る。これは、逆勾配の部分がないので、二方向に動く金
型によって樹脂成型されるものである。
【0012】ボックス本体4 は、コンセント等を収納す
るものであって、一面が開口した箱状をなし、側面には
複数の配線口5,5,…を有しており、開口縁には内方に突
設した舌片6 に雌螺子を刻設した螺子孔6aが設けられて
いる。
【0013】塗代カバー7 は、ボックス本体4 の開口縁
に螺子S によって取り付けられるもので、平板な角板の
中央に突出した開口部8 を有する形状を成し、ボックス
本体4 の螺子孔6aに対応する位置に螺子S が挿通する螺
子孔9 が設けられている。
【0014】次に、継枠1 の使用方法について説明す
る。図2は、まず塗代カバー7 が螺着されたボックス本
体4 のみをコンクリート10に埋設した状態である。この
場合、塗代カバー7 の上面がコンクリート表面10a より
も深い所に位置しており、塗代カバー7 の上方はコンク
リートで塞がれているので、このままでは使用できない
状態である。そこで、継枠1 をボックス本体4 と塗代カ
バー7 の間に介装させて、埋め込みボックスの状態を補
正するものである。図3は、コンクリート10を部分的に
除去し、継枠1 を用いて埋め込みボックスの状態を補正
した状態である。すなわち、塗代カバー7 の上面とコン
クリート表面10a が略面一になるように継枠1 を所要の
長さに切断して用いている。継枠1 を切断する際、その
外周面3 が所定ピッチの略階段状であることにより切断
の目安がつけやすくかつ切断工具は外周面3 に対して垂
直にあたるので、簡単容易に切断作業が行える。そし
て、ボックス本体4 と塗代カバー7 を螺着している螺子
S を外して、再び塗代カバー7の螺子孔9 から継枠1 の
螺子挿通部2 に通してボックス本体4 の螺子孔6aと螺合
することによって塗代カバー7 と継枠1 とがボックス本
体4 に取り付けられる。継枠1 を取り付けるためにコン
クリート10が削られた部分はモルタル11によって補修す
る。これにより、塗代カバー7 の上面とコンクリート表
面10a が略面一に位置する。
【0015】図4は、本考案の第2実施例を示すもので
ある。このものは、埋め込みボックスを意図的にコンク
リート10に深く埋設させて、塗代カバー7 からコンクリ
ート表面10a までの間にスペースを取りたいとき等に使
用する。この場合の継枠1 は、その内周面で形成する空
間の断面が塗代カバー7 の開口部よりも大きく形成され
ている必要がある。そして、塗代カバー7 の開口部8 が
継枠1 の開口面の内方に位置するように継枠1 を埋め込
みボックスに取り付ける。すなわち、継枠1 の上面とコ
ンクリート表面10a が略面一になるように継枠1 を所要
の長さに切断して用いている。そして、螺子S を継枠1
の螺子挿通部2 から塗代カバー7 の螺子孔9 に通してボ
ックス本体4 の螺子孔6aと螺合することによって継枠1
と塗代カバー7 とがボックス本体4 に取り付けられるも
のである。これにより、継枠1 の上面とコンクリート表
面10a が面一に位置する。
【0016】また、第2実施例を一部変形して、継枠1
を所謂塗代カバー用継枠として使用することができる。
すなわち、塗代カバー7 の突出した開口部8 には舌片8a
が設けられており、その舌片8aは螺子孔8bを有してい
る。そして継枠1 は、その開口面と塗代カバー7 の開口
部8 が略一致するような大きさに形成されており、内周
面には塗代カバー7 の舌片8aに設けられた螺子孔8bと対
応するように螺子挿通部2 を備えている。この継枠1
は、塗代カバー7 と螺子S によって螺合される。
【0017】なお、上述の実施例では、継枠の形状は、
埋め込みボックスの形状に合わせて角筒型としている
が、例えば丸筒型や多角筒型等にしてもよく、形状は特
に限定されない。また、ボックス本体とカバーと継枠の
取り付けは螺子で行っているが、場合によっては螺子以
外の取り付け方、例えばそれぞれに係合部を設けて係合
による接続等を行うこともあり得る。よって螺子挿通部
も必ずしも必要なものではない。
【0018】
【考案の効果】請求項1記載のボックス用継枠は、外周
面を略階段状にしたことにより、簡略化された金型で継
枠を樹脂成形することができ、それによって製作コスト
が低減される。また、分割継枠体ではなく完全な継枠と
して樹脂成形されるので、組付作業も省略することがで
きる。
【0019】請求項2記載のボックス用継枠は、上記の
効果を奏する上に、埋め込みボックスを埋設するときに
塗代カバーとコンクリート表面の間にスペースを作りた
い場合でも使用可能である。
【0020】請求項3記載のボックス用継枠は、上記の
効果を奏する上に、塗代カバーとだけ接続関係をもつの
で、継枠を取り付ける必要が生じた場合にボックス本体
と塗代カバーを分解せずにすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す分解斜視図である。
【図2】その埋め込みボックスのみを埋設した段階でか
つコンクリートを切り欠いた状態の側面図である。
【図3】その完成状態でかつコンクリートを切り欠いた
状態の側面図である。
【図4】本考案の第2実施例の完成状態を示すもので、
コンクリートを切り欠いた状態の側面図である。
【符号の説明】
1 ボックス用継枠 3 外周面 4 ボックス本体 7 塗代カバー 8 開口部 8a 舌片 8b 螺子孔

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 埋め込みボックスを構成するボックス本
    体と塗代カバーの間に介装される筒状で樹脂製のボック
    ス用継枠であって、その外周面を開口方向に対し所定ピ
    ッチの略階段状に形成してなることを特徴とするボック
    ス用継枠。
  2. 【請求項2】 ボックス本体と塗代カバーで構成される
    埋め込みボックスに取着される筒状で樹脂製のボックス
    用継枠であって、その外周面を開口方向に対して所定ピ
    ッチの略階段状に形成しかつ筒状の内周面で形成する空
    間の断面が塗代カバーの開口部より大きく形成してなる
    ことを特徴とするボックス用継枠。
  3. 【請求項3】 ボックス本体と塗代カバーで構成されし
    かも塗代カバーは開口部口縁に取着部を有している埋め
    込みボックスに取着される筒状で樹脂製のボックス用継
    枠であって、その外周面を開口方向に対して所定ピッチ
    の略階段状に形成しかつ開口面を塗代カバーの開口部と
    対応する大きさに形成してなり、塗代カバーの取着部に
    取着されてなることを特徴とするボックス用継枠。
JP5251492U 1992-07-27 1992-07-27 ボックス用継枠 Expired - Lifetime JP2550885Y2 (ja)

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JPH0617323U JPH0617323U (ja) 1994-03-04
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